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学生ものの名作「同級生」のコピーが”まじめにゆっくり恋をしよう”でしたが、やっぱり、まじめにゆっくりは、とてつもない萌えとキュンを呼んで、甘酸っぱさ全開するのです!
題名のとおりのスロースターターは、展開もスローなら、その後もスローで、何気ない日常の中にある。いや、だからこそいいんですっ!!
表題の前に二人の出会いのお話『ハスキーボイス』『メモリーダイヤル』があります。
家の引っ越しで電車通学になったキヨが、毎朝、毎夕、電車で一緒になる公立高校の生徒。
車内には二人だけ。
別に話するでもないけど、毎日一緒なんでその様子は嫌でもきになるようになってしまう。
ある日、寝ていて乗り越したキヨを起こしてくれたのがきっかけで話をするようになる。
その他校の生徒・イノとは、約束したわけでもないけど電車が同じなんで、どちらかがいないととっても気になる。
ひょとして何かあった?気を悪くさせた?病気?
そして二人は携帯番号の交換をするのです。
この出会い編が実にいい!
こういうシチュってリアルでもあるかもしれない、ただそれが発展するかどうかは別にして。
妄想の範疇として実に理想的な、キュンをもよおす男子達なのです。
そして、そこから特別を意識し出すのが表題のお話なんです。
二人の接点はあくまでも電車、そしてメールのやりとり。
互いにどんな友達がいて、どんな学生生活を送っているのか具体的にも知らないし、ましてや、電車で一緒だけの仲だから、今度遊びにいこうぜ!っていう友人でもない。
こちらでは、イノの視点が主にメインでとっても解りやすい。
キヨの通う学校が共学だから、男子高のイノは友人たちとその文化祭に女子目当てで行くことになったと告げる。
思わず嬉しくて張り切るキヨ。
だけど、キヨはイノが女子が目当て?と違和感を覚え
イノはキヨがモテているのを見て複雑な気持ちに。
一体、これは、この気持ちはなんなんだろう?
キヨやイノが普通に生活する学生生活の中で、
落ち込んだり浮足だっていたり、グルグルしたり、へこんだり、
そんなささいな日常の、気持ちがゆっくりと育っていく様が、実に実にキュンキュンさせる要素なんだなーと改めて認識するのです。
イノは一見ポヤーンとした天然系で乙女?と思うような雰囲気をかもしているけど、でも学校生活の中ではちゃんと男子だし。
キヨは明るくて、何となく人気者っぽくて、モテそうなんだけど、本人無自覚のいかにも男子っぽい男子。
共に共通するのが、意外にも純情!?そして鈍い!?
惚れたはれた、愛してる、お前が命、大好きだー!
そんなコテコテ恋愛してる男子高生より、こんなごくごく普通の男子の、あ、これって好き?みたいな恋が大好きだ!
彼等が自分達の気持ちに気がついて、そして「好き」の意味を確認しあう、そのオロオロした様は、もうっ!萌え死にするかと思うほどに青かった。。。
好きです、大好きです、、、
「電車通学の気になるあの子」
あったなぁ~、私にもそんな頃がぁ!
お互いを認識して、意識して
少しずつ近づいていく様子がまさに青春です。
電車通学、他校生、学園祭… 青春だわ。
「金持ち君と貧乏君」と続けて読んだので
私の脳内は青春真っ盛りです…
面白かった!!青春!かわいい!
初コミックスとは思えないほど素晴らしい出来です。
少しずつ近づいてく距離感がいい。リアルな感じ。まだお互いをそんなに知らないから、ちょっとしたことでも嫌われたかな、ウザかったかな、とか気になっちゃう感じすごくよくわかります。
キャラクターもすっごくいいです。キヨもイノもどっちもすんごくかわいいんですよねー。脇キャラもいいし。
そんなキャラたちの表情がとても豊かで素敵です。嬉しそうな顔、切なそうな顔、恥ずかしそうな顔、どの表情もその子の気持ちがわかりやすく伝わってきて、こっちも同じ気持ちになれました。
高校生っていいな。キュンキュンします。
超オススメです(^▽^)
かわいらしいというかさわやかな高校生らしいお話でした。
高校が違う電車の中で一緒になるだけの2人。
それが少しずつ距離が近付いていって。
ゆっくりゆっくりと育まれていく感じがタイトルにぴったり。
それぞれに自分の気持ちをどう処理したらいいのやら…と悩み。
つい距離を取りそうになったり。
もっと近付きたいなと思ったり。
言動すべてがなんかかわいいんですよね。
すごく若さと一生懸命さを感じるというか。
甘酸っぱくてステキでした。
そして、巻末描き下ろしのキヨがなんか非常にかわいかったですww
でもって。
脇役スキーはやっぱり脇キャラが気になる。
小暮も久保も藤川も。
どの子もなんかなかなか気になるキャラでした。
個人的には小暮がトップかな。
この子と久保か藤川がくっつけばいいのにーと思ったのは内緒です!
読んでいて、気づいたらニヤニヤしている自分がいました!(笑)
なに、なんなのこの可愛い高校生カップルは~!という感じで、
「もうユーたち幸せになっちゃいなYO!」と変なハイテンションで応援したくなる
2人でした。
またブレザーと学ランというところも萌えでして!
ゆっくりゆーっくり、キヨとイノがお互いを意識していく描写が大変丁寧に描かれて
おり、甘酸っぱくて、胸きゅんで、やはりBLでしか堪能できない・味わえないもどかしさ、
ピュアさがあり、もうなんというか、キラキラしていました!
キヨの家が引っ越しをし、電車通学を始めたことから、毎日同じ時間に乗り合わせる
他校の男子生徒・イノと出会います。
最初はお互い会話するわけでもなく、どちらかが欠伸をしたら片方もつられるように欠伸をする。そんななんてことない関係。
そこからキヨが、『あれ、今日は友達といる』『え?こっち見た?』と少しずつ
相手の存在を意識するようになり、ある時、いつも降りる駅を寝過してしまったキヨを
イノが起こしてあげたことから、2人の距離は縮まります。
これがきっかけで、やっと自己紹介をし、別々に座っていた電車の席も隣に座るように
なり、2人は仲良くなります。
携帯のアドレスも軽く聞けない、毎朝電車で会う約束をしているわけではないけれど、
会わないと『もしかして避けられてる?』『変なこと言っちゃった?』とお互い悶々
考えちゃうという、まさに乙女!
男子って、こういうところが意外と女子よりも繊細だったりしますよね!
後半での、お互い顔を真っ赤にしながらもちゃもちゃ告白し合うシーンは
見てるこっちが照れちゃうぐらいで!
『言わないとキスしちゃうぞコラ』とちょっと調子に乗って言っちゃうキヨに激しく
悶え、それに『んじゃ言わない』と舌を出しちゃうプチ小悪魔っぽいイノに、
もうニヤニヤ具合が半端なかったです、自分。
「青春ってこういうことだよなー」と忘れかけていたピュアさを改めて再認識と
いうか、ドキドキさせてくれた作品でした!
描き下ろしも高校卒業後の2人が描かれており、ちょっと進んだ2人の関係を見せて
くれるのですが、また可愛いのですよ…!
きっとこれからも、ピュア度MAXであろうキヨとイノが大好きです!