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表題作ヘブンノウズ 足跡

渋澤征武,34歳,人気ミステリー作家
千野旭,21歳,イラストレーター

あらすじ

ベストセラー作家の渋澤征武にイラストの才能を見いだされた
千野旭は、幼い弟のミツルと一緒に渋澤邸で暮らすようになった。
渋澤は恋人をつくらない主義だと自ら宣言していたが、
旭は渋澤としたキスが忘れられずにいた。
あのキスはなんだったのか、何か意味はあったのか?
本当は自分の気持ちに気づいているのではないだろうか?
旭は渋澤が気にな ってしかたがなかった。
そんなある日、旭は渋澤たちと温泉に行くことになって!?

(出版社より)

作品情報

作品名
ヘブンノウズ 足跡
著者
英田サキ 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
ヘブンノウズ
発売日
ISBN
9784813012535
3.9

(71)

(24)

萌々

(25)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
276
評価数
71
平均
3.9 / 5
神率
33.8%

レビュー投稿数15

恋はまだ始まらない

悪い大人に魅入られてしまった旭くんですが、渋澤の方もまんざらではない模様です。
とは言っても、経験も豊富な大人ですし保護者としての立場も大切に思っている澁澤ですから、そう簡単に旭の誘惑には堕ちませんね。
恋をしないで体だけの関係になるから君に手を出せないなどとよくわからないことをいいます。
なんで恋しないのでしょう?過去に辛い恋があったのかな?などもやもやしながら二人の心模様は3巻に続きます。

そんな風に旭の揺れれる心情とは別に、今回の事件は、屋敷の同居人薫の過去の想い人だった女性に関わる物語です。
悲しいお話です。ろくでなしだった過去の自分を後悔しまだひきずったままの薫に寄り添って助けになりたいと思う旭が一生懸命で可愛かったです。
そんなに無防備に可愛いと悪い大人にぱっくり喰われちゃうますよ。

奈良さんの絵は裏社会の派手だったりうすら暗かったりするイラストでいつも萌えを演出してくださいますが、今回のホームパーティのほのぼのとしたイラストも暖かな家族の集いのようで良かったです。

1

あまり話は進んでいないですなあ。

BLで一番好きな表紙です。ああ、素敵。

内容も読みやすくてさらっと読めました。
今回は薫さんの過去の話。
何かすっかりめぞん一刻というか、わいわい集団ものになってますね(笑)
のんびりした話で、その場の空気を楽しむ話も好きなので、確かに何も進んでないですがこれはこれでいいかなあ。
何となくぶれるのは、澁澤が好き!といいながら、薫にぐらぐらしているからでしょうか?
澁澤も澁澤だし。
主人公の旭もちょっと微妙なところがあるから、旭に共感して読んでいないのですけれどそれでも矢張り速水と速水をセフレにしてる澁澤は微妙かなあ。

最も萌えキャラなのが、宇喜田さんなのでBL小説としてはどうだろう。
老年の執事に勝る萌えは少ない気がします。あああ、矢張りたまらない。
あと、もしかして英田さんエッチシーンは不得手ですか?
あまり色気を感じられないのですけれども。
そう思うのは私だけでしょうか?

でも話としては好きですし、あの洋館でわいわい暮らす雰囲気がたまらないので三巻、いってまいります!まとめて買うと本当続きがすぐ読めるので幸せです。

そうだ。表紙の絵解き?が大洋図書のサイトにございますので、是非!こういうの大好きです。
しかし、本当にこの絵好きです。たまらない。

0

謎は謎のまま、関係は少し進展?

シリーズ2作目。

今回は、謎解きやサスペンス色は薄め。
母親の子供への愛情や、温泉旅行、クリスマスや年末年始の心温まる風景など、
1巻以上に穏やかでのんびりした進行。
それでも、個性的なキャラクターや、薀蓄・文学作品の引用、ミツルのサンタさんへの「お願いごと」など、心に引っかかるものはあり、場面場面を楽しく読めました。

渋澤が恋をしない理由は何なのか?
旭を含め、無理な詮索はしない屋敷の人々は多くを語らない。
その優しさは心地よいけれど、ヒントなり伏線なりないと、読者としては焦れったいw

恐らく過去に何かあった渋澤は、旭に好意を持ちながらも恋人にはできない。
セフレでもいいからそばにいたい、と食い下がる旭に渋澤が根負けして、
ついに関係をもつ二人。最後まではいかないけど一応距離は縮まったのかな。ウブイけど積極的な受け、個人的には好きですw

旭に足枷をつけたくない渋澤。
自分の人生に、あるいは誰かの心に、何らかの足跡を残せたらと思う旭。
二人の想いが重なる日は来るのか?ということで次巻へ。
(煮え切らない渋澤よりも、優しくてハキハキしてる薫の方が魅力的だしキャラ立ってるなと思うのですが笑)旭の恋の成就を応援してます。

5

進展したのかなぁ?

シリーズ2作目、前作は神評価を付けた作品の続編だったのですが、
期待しすぎていたからなのか、今回の作品では前作程の感動は無かったですね。
それでも今回は進展があったと言えばあった、主役の二人が身体の関係を持つからね。

だけど、それもこれでいいのか?って思えるような中途半端な感じなのですよ。
受け様は知らないうちにどんどん攻め様に恋してる、攻め様の事が気になるし、
嫉妬を覚えてしまうことも多々ありなんです。
しかし、攻め様は、ホントに何を考えているのか非常に分かりにくい謎さんです。
愛するペットが自分以外に懐くのを嫉妬するような感じを受け様に持っているようだし、
受け様の気持ちを知っているし、愛しいと思ってはいるけれどその思いを受け入れる事は
出来ないと拒絶しているようにも思えるけど、受け様にセフレでもいいからなんて言われ
その言葉にのせられた訳でもないだろうに関係を持ってしまう。

攻め様の何が恋愛をする事を止めているのか、そんな片鱗が少し見えるかと思って
いたのですが、残念ながら謎は謎のままでしたね。
焦らされるって言う感じは無いのですが、今回はかなり淡々と日常が過ぎている、
そしてその日常に登場キャラそれぞれの姿を描いている。
今回1番メイン的なのが攻め様の友人の薫さんですね、薫さんの過去を知る内容です。
そして、やはり幽霊さんも登場していて、生死にかかわる出来事が描かれてる。

後は、受け様の弟くんが可愛いですよねぇ、少しずつ感情が出てくるようになった
前回以上の成長した姿、愛らしい子供らしさが感情を揺らすような内容で出てきます。
これだけで、今回は萌え度アップかも知れない。
次回の進展具合が非常に気になるストーリーでしたね。

2

_| ̄|○旭が大人の階段登ってる。

楽しすぎてすぐ読み終わってしまったです。

幽霊が見える偏屈でゲイな小説家、イケメンな占い師、やたら女癖の悪い大学生、可愛いゴールデンレトリーバー。ブサイクな猫、素敵な執事に寡黙な料理人。そんなメンバーの仲間入りをした旭とミツル。

ミツルは前作より感情豊になり、執事のおじいちゃまの冥土=死んだらのたとえ話で泣いてすがるなんて泣きそうになりました。
いいですよね。いろんな人が一つ屋根の下に一緒になってご飯食べたりテレビ見たりおしゃべりしたり楽しそうな光景が目に浮かびます。

ミツルがサンタクロースに願ったのは旭への願いだった。
小さなミツルが兄を思う気持ち、、、泣くー_| ̄|○
今回も幽霊でます。薫さん繋がりで薫さんの過去が語られまた魅力がぐっと増します。
渋澤のヤキモチ?保護者顔?旭が一喜一憂する姿が痛々しい_| ̄|○
恋人は作らない主義で子供なんか相手にしないと目もくれないようなこといって端々に旭を舞い上がらせることを言う渋澤、、、。
旭の子供ぽさが抜けないまま渋澤への気持ちが爆発して縋る姿は痛々しいくらいで、傷のついてもそばにいたいと言う旭はまだまだ幼く恋愛をしたことのない危なっかしさがあって萌えます(笑)

お尻使いますか?を二回言うとか笑かして頂きました。
薫の包容力ぱない。
渋澤がなぜ恋人を作らないのかまだまだ謎のまま終わります。
ラストの旭って魔性かっ!!

2

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