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表題作泣キ顔ミマン

中学時代の憧れの先輩で同僚教師 藤
新任の中学教師 二科

同時収録作品長い長い旅を経て、そして朝が来る

橘美水・愛人をしていた男の息子
寄太郎

その他の収録作品

  • 横顔キライ
  • 顔色カーマイン
  • 素顔テロリスト
  • デッドライン
  • 泣き顔ミマン その後

あらすじ

教員採用試験に合格し、某中学校に赴任することになった二科(にか)は、そこで中学時代の野球部の先輩・藤(ふじ)と再会する。当時、二科は野球部で先輩たちからひどいイジメに遭っていた。藤はイジメに参加することはなかったが、その頃のことを思い出したくない二科は藤を避けていた。幸い藤は二科のことを覚えていないようで、二人は徐々に自然に話せる関係になっていったが、ある些細な出来事により、二科は藤の本心を知り――!?
少しずつ近づく不器用な二人の恋愛を静かに描いた人気シリーズ待望のコミックス化!! 二人のその後の日常を描いた描き下ろし作品収録。

(出版社より)

作品情報

作品名
泣キ顔ミマン
著者
猫田リコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812477892
3.3

(24)

(5)

萌々

(8)

(4)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
74
評価数
24
平均
3.3 / 5
神率
20.8%

レビュー投稿数6

距離感空気感

◾︎藤(先輩)×仁科(にか 黒髪) 高校時代の先輩後輩 教師
距離感がたまらない。全部を全部言葉で一度に出すわけではなく、小出しにされるのがリアルです。人間そんな声に出してぶつけ合うことばかりでもない。

仁科が玄関のありとあらゆるモノと一緒に飛び出てくるシーン、藤の表情含めて大好き!仁科にちょっとは怒ってただろうに、飄々として、素っ気なかったりもした藤が家まで来てくれた喜びが堪らない!

嬉しいポイントが、3話目の藤目線!!受け主役の連載の間に攻め目線が入ってると、2人が思い合ってることが分かって一層美味しい!さらに、1年後の2人も!攻め視点があって数年後があるっていう各話の構成が好みドンピシャでした。

萌2〜神

0

猫田先生ワールド

猫田リコ先生のちょっと前の作品。
好きな作家さんなんですが、かなり独特な雰囲気だなあと読むたびに思います。過去作は特に。
中学時代の部活の先輩後輩が大人になってから教員として再会するというお話。
受けは昔部内でいじめられていたので、二人の間にはなんとなくわだかまりがあったのですが、なんやかんやでくっつきます。
一応やることやったりイチャイチャしてる描写はあるものの、個人的にはラブ度が低く感じました。
とにかく淡々としてる…。そしてキャラの心の動きがわかりづらい。
過去にこういうことがあって、実はお互い好きで…というのはちゃんと描かれているんですが、あんまり好きという感情が画面から伝わってこなかったです。これは猫田リコ先生の独特な作風ゆえだと思います。
次作の『目と目があったらサヨウナラ』以降はわかりやすさとラブ度がかなり上がったので好きな作品ばかりなんですが、この作品くらいまでのはクセが強すぎてあんまりかなぁ…。

0

消化しきれない部分もまだある。

いじめという単語が目に入ってしまい、読むことを避けてきた作品でした。

そんなことはすっかり忘れてつい
購入。

読み始めてそれに気がついたものの。想像していたいじめではなかったので、私のようにイジメって言葉でも苦手な人でも
読めるかもしれないなと
思います。

一年生でレギュラーだったため
嫉妬や妬みからの嫌がらせの類。
これも立派なイジメですし
嫌悪感なくして読めませんが
性的なイジメとかではなかったのでまだましでした。

そんな時代を知っている先輩との再会。
先輩が好きです。
急すぎないか?とは思ったりものの急にはじまった気持ちじゃないから急ではないのですよね。

キスされても意味がわからない

気持ちがわからない。

過去があるからの今という
のも、とても良かった。

0

麗人らしからぬ絵柄と思いきや

H描写がドギツイわけじゃないのに、何回もしていないのに
何故か色気がありました。
口元とか流し目がぐっとくる感じ。

実は猫田さん初読みです。
セリフがそんなにごちゃごちゃしていなくても伝わるものがあるって
やっぱり漫画家さんの力量といいますか。

藤先輩が徐々に独占欲小出し(丸出し?)していく様子が良かった!
男子生徒に二科が言い寄られてるところ、楽しめましたw
5話+描き下ろしで、非常にじっくり味わえます。
個人的な好みとしては、二科は髪を切らない方が良かったような…。

『長い長い旅を経て、そして朝が来る』
読み切りですが、余韻が残ります!
妾が普通七回忌に歓迎されるものなのか?とかツッコミどころ満載ですけど、
もういっそこの設定に飲みこまれてしまえーと心を決めると面白いです。

妾だった当時、寄太郎は一体何歳だったのか?とか
美水が例えば10歳の頃出会っていたとしても、7年(6年か)経ってて
16歳にしては落ち着きすぎじゃないか?って…。やっぱり気になりますけどねw
ショタは駄目な私だけど、育ってからの交わりだったので大丈夫。
むしろ大きくなった美水がツボでした♪泣き黒子あるし!!!
お互いあの頃から想いをよせていたなんて…。素敵です。

最後のオチも、「それで皆いいの!?」とびっくりですが
本妻(そして母でもある)が良いって言うならいいか!
先代が床下手だったのに対して
息子の美水がテクニシャンというのがまたいとおかし。
寄太郎がもっと大人っぽかったら神寄りの萌×2かもしれない。

猫田さん、今後もチェックします!






2

長い時を経て

初恋が成就する物語。

表題作は現代物。
中学の部活の先輩と、大人になってから同僚として再会する話。
再会する職場が、中学校。
二人は中学の教師になっていて、学生だった頃の思いを、中学校という場所で、嫌でも意識するわけで、、、。
この、中学生時代の二科がメチャメチャ色っぽくて、よく嫌がらせ程度ですんでいたな、と。
作品中でも、同僚先生や、生徒に迫られていたけど、よく今までそういうアプローチに気付かずにいたな、と。
「藤先輩しか好きじゃない」
この一言に尽きる、初恋をとうとう貫くお話でした。

同時収録の短編も、初恋を貫いて、とうとう自分の父親の愛人を自分の物にするお話だったけど、美水って、いったい幾つなん?

1

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