ひとの感情のスイッチの入りどころなんてわからない。ひとを好きになるスイッチも人それぞれ。

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表題作恋愛スイッチ

(攻め受け未定) 桐生 弘・企画営業部エース
(攻め受け未定) 塚本 氏・資料室という閑職に閑居

同時収録作品遅咲き中年男子・清水谷部長の場合

(攻め受け未定)春海 部長(本社国際事業部)
(攻め受け未定) 清水谷 部長(企画営業部)

同時収録作品無気力恋活男・井上氏の場合

中野 (大学生・居酒屋でバイト)
井上 義信(27歳・会社員)

その他の収録作品

  • 資料室の魔王・塚本氏の場合
  • 恋するロールキャベツ男・中野君の場合
  • ネバーランドカップル・中野君と井上氏の場合
  • ネバーランドカップル・中野君と井上氏のその後(描き下ろし)
  • 遅咲き中年男子・春海氏と清水谷部長のその後(描き下ろし)
  • おまけマンガ 2P「桐生 × 塚本」

あらすじ

★天然愛されキャラのエリート新人×閑職偏屈男
★草食系泣き虫肉食男子×無気力な恋活中リーマン
★辺境支社帰りの詩人部長×遅咲き中年乙女チック部長

それぞれの本気恋愛爆裂コメディキャラクターリレーオムニバス!
でりこの超人ラブポエムをぶちこめ!
後日談大量描き下ろし39ページ♥

(出版社より)

作品情報

作品名
恋愛スイッチ
著者
彩景でりこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
発売日
ISBN
9784799711439
3.4

(44)

(9)

萌々

(14)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
142
評価数
44
平均
3.4 / 5
神率
20.5%

レビュー投稿数17

それぞれの恋愛スイッチ

塚本と清水谷の関係と彼らに恋する若者に惹き付けられました。

塚本は閑職に回されたのは清水谷のせいなんですよね?でも清水谷は塚本に一目置いていて意識しまくりで。塚本を懐柔した桐生にもメラメラして。
しかも言葉使いが女言葉?なかなか屈折した想いを抱えていたんですね。

塚本たちは48才、桐生は入社半年。すごい年の差ですね!桐生がんばれ!

春海と清水谷。春海が新人時代に清水谷の部下だったんですね。その後海外に飛ばされ清水谷に近づく事だけを支えにとうとう部長になって本社に返り咲いて。変態さんで作者さんらしいキャラですね。
そして清水谷があっさり春海に落とされたようで。

それぞれ難ありな登場人物がそれぞれ好いてくれる人がいて良かったです。

0

くだくだしい台詞をダクダクと語るオジサンたちを笑おう!

でりこ先生だから、大いにエロを期待しちゃったんですが、そういうのでは無くて。大いに笑える方でした。笑えるんだけど、もの哀しいっていうのかしら。哀愁漂うおじさまたちをどうぞ笑い飛ばしてやって下さい、といった感じです。「正直さは時に猛毒だと知りたまえ。」とか。日常会話でおよそ使わないであろうかという言い回しや、もって回った遠回りな言い方で、いじいじとくだくだしく、時にはヒステリックに語るおじさまたち。いずれも哀愁漂うくたびれ感を感じ、そこがまたどういうわけか、若者達には色気と感じられるのか、半ば強引に翻弄されていく様子がとっても可笑しみをそそります。オフィスで、電車内で、大学構内で。少しずつ登場人物がリンクしながら綴られていくオムニバス。そういう意味での小気味良さ、オシャレです。ウィットに富んでいると言っても良い。そして、ちょっとみっともない。恋愛スイッチは誰にでも、老いてなお、急に押されることもあって。その鈍臭さを愛おしいと思う作者の温かな目線でもって語られて行きます。どのエピソードもきっと可愛く思えてくると思います。

0

笑える!

面白かったです。声あげて笑ってしまいました。

ギャグはギャグでも絵面で笑わせたり、ぶっとびシュール系ではなく、台詞を読んで理詰めな感じで笑わせる類なので(故に文章も多い)、何も考えずに頭を空っぽにして笑いたいというのには向いていないかな。
でもそこが何度読んでも飽きず、読むたびに笑えるところなんだと思います。そして、エロはないのでエロギャグ系でもありません。

常時目にお星さま入りのキラキラ新人×資料室に追いやられたくたびれ偏屈リーマン
電車内で出会った泣き虫オトメン×無気力かつクソ真面目かつヘタレなリーマン
辺境の地からようやく憧れ上司の元へ戻ってこれた部下×オネエ言葉の上司

それぞれ少しずつキャラ同士で繋がっています。オムニバス形式というのかな。
みんな変人ばかりなので、本人たちはいたって大真面目なのに思考回路も、行動もずれてて笑える。

個人的に好きだったのが、電車内で出会った泣き虫オトメン×無気力かつクソ真面目リーマン。
人に興味を抱けず、無気力に過ごしていたリーマンが電車内で見かけるゲイカップルの片割れが気になっていって…というやつで、無気力リーマンがクソ真面目&ヘタレすぎるが故にぐるぐる考えるんだけど、考えすぎるが故に着地した先がずれてて笑えます。

答姐の「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」で教えていただいたのが、こちらの作品です。
こういうギャグ系BLが好きなのでとっても楽しめました。教えてくださり本当にありがとうございました。

2

おじさん受け万歳

この作品は3つのCPに分かれてます。

社内人気ナンバーワンのエリート新人・桐生×閑職にまわされた陰気偏屈男・塚本
エロいシーンがないので、見ようによっては桐生が受けに見えなくもないですが、普段笑わない塚本が可愛い笑顔を見せたあの描写を見て、「やはり貴方が受けか」と思いました。
桐生が塚本に近づくキッカケは、桐生の上司・そして、塚本を閑職に追いやった張本人、清水谷の存在。
清水谷は恋愛的な意味でずっと、塚本を想っていたので、部下を使ってその気持ちを伝えることに。そしたら桐生がまさかの、塚本を好きになり、塚本も桐生を好きになる。
二人とも他の漫画では見ないキャラで、変人で、可愛いです。

海外異動帰りのデキるリーマン・春海×塚本に失恋直後の素直じゃない部長・清水谷
春海は清水谷の元部下です。春海は清水谷が大好きで大好きで仕方なかったけれど、5年前、異動を告げられ泣く泣く海外へ。帰ってきて、塚本と桐生の関係に嫉妬する清水谷の姿を偶々見られ、脅され?食事へ行ったりと、清水谷の本意じゃなくして展開されていくお話ですが、春海の清水谷厨は度を超えてるので、きっと幸せなカップルとなるでしょう…

超恋愛体質のゲイ・中野×空虚感を恋で埋めようとする恋活男子・井上
中野と井上の出会いは、電車の中。中野は当時、上記に出てきたエリート新人・桐生の弟に恋をしている。それは側から見ても一目瞭然で、井上は二人の関係を観察することがいつの間にか日課になってしまう。
そんな時、中野は桐生に失恋。そんな中野に、恋をしてしまう井上。恋を恋の感情と分からず、どうにかして中野を慰めようと声をかける井上から二人の関係は始まる。
偶然が偶然を呼ぶ感じがとても面白いです。
個人的に、井上が恋愛下手で、ツンデレの逆・つまり、ツンツンしたいくせに、頬を赤らめて中野の誘いに乗ってしまう井上が可愛くて好きです。

簡単な見た目紹介
桐生
社内人気ナンバーワンとだけあって、イケメン。目がキラキラしててイケメン。兎に角イケメン。
塚本
何処にでもいるようなおっさん。偏屈な性格のせいか、眉にシワが多め。滅多に笑わないので、笑った顔が超絶可愛い。
春海
一言で言うと残念なイケメン。顔はイケメンだけど、桐生より年は上なので、目元にシワがあったり…そしてお酒に弱い。そして生活力がない。更にストーカー気質あり。
清水谷
塚本と同期なので同じくらい老けてる。怖い印象も受けるらしいが、面倒見が良く家庭的で割烹着姿がとっても似合う。春海と並ぶからか、背が低い印象。
中野
髪の毛がチリチリパーマ。井上曰く「○毛」井上曰く「陰○がうつるので近づくな」打たれやすい性格だが、切り替わりが早い。井上が恋活で使った・春海が酔っ払った、居酒屋でバイトをしている。
井上
メガネリーマン。塚本・清水谷に比べ、老けてない。だが、大学生の中野に比べたら明らかな年上。恋愛下手な井上の可愛さに注目。
桐生(弟)
兎に角顔が可愛い。口調がきつく、サバサバした性格。中野の同級。

でりこ先生の世界が展開されていて、エロがなくても満足できます。思わず笑っちゃうシーンも多く、だからといってラブラブシーンが少ないわけでもない。濃厚なエロシーンを見飽きてさっぱり系を食したいと思われてる方にとてもオススメです。

2

繋がりが嬉しい、○毛くんw


エロまんを先に読んでいたので、え?と思っていたところがフラッシュバックし、あー!となった。
皆あの居酒屋行くのねww
そういう繋がりが気付くと面白いです、台詞とか。

それにしても初めて読んだ作品の影響もあってか、でりこさんでえろがない…!という驚き。長い台詞はでりこ節らしい。読むのは少し大変(笑)
でも、登場人物たちは繋がり含め人間らしいというか、だめっぷりが惜しげなく描かれていて愛しく思えそう。
○毛くんには笑いました、色々な意味で。

しかさえろは言わずもがなお上手なでりこさんなので、愛しいだけに見れたらよかったな〜という気も。
そこがちょっと惜しかったでしょうか。
もう少し彼らを追いたいです(*^^*)

1

キラ男☆

最初はまったく気付きませんでしたが……
表紙の右側の人の目がキラキラ、キラ男☆ですね(笑)

そしてっ!
左側の人……!ちょっとだけ、リヴァイ兵長に見えるw

陰毛の人……頭が陰毛みたいだって思いそうでも思っちゃいけない!
しかも、陰毛がうつる……とかあるのか?
なんか、照れ隠しなんだろうけど、めっちゃ面白い発想だよ!
井上さん!陰毛がお好きなんですね(笑)

シュールで面白いんですけどエロもあんまりなくて普通でした。
彩景でりこ先生、初読みです。
機会があれば違う作品も読もうかなぐらいですね。

評価とは関係ないですが……
この本、うちの犬に噛まれました(T-T)
穴はかろうじて開いてないですが、歯形が~(~O~;)

5

人それぞれに恋愛スイッチは違って…?

■【第1話 桐生と塚本】
営業でも人気のある若者・桐生としなびたオッサン塚本の組み合わせ。
最近は年下攻めいオッサン受けは珍しくなくなりましたがやっぱこういう組み合わせはよっぽど好きじゃないと描かないですよねぇてか安全パイを狙うなら避ける内容だからこそ描いて下さってありがとぅーす!と思いながら読んでしまいました。
年下攻めの純情と年上の余裕があったりなかったりな具合がいいんじゃないか!!となればがっつりイケるお話なんだと思います。
桐本は上司が送った調査員(?)だったのですが、ミイラ取りがミイラになったというか。
上司の思惑ははずれ、桐本と塚本のひょうたんからコマらぶになってしまったのでした♡

■【第2~4話 中野と井上】
どのお話も好きでしたが、やっぱり重い愛タイプ好きなので、このお話割と好きだったのですよ。
中野は重いタイプの恋愛をする人間で、そして井上は恋愛初心者なウブなタイプ。
中野がリードする形で話しは進みます。
井上のテレ顔は可愛いですな!ツンデレというかテレテレだな!
そういえば井上がデートに着ていく服を考えすぎて汚いスウェットで行ったのは???でした。
すいません、ここのギャグはナゾ過ぎて個人的には笑えんかったです(汗)
井上って綺麗なお顔立ちなのになんて残念な中身なんだろうねw
まぁそこが可愛いんですけどw
中野は誠実なタイプでいい攻めキャラだと思いました。
描き下ろしではネバーランドな二人がHをするぞー!とホテルに行っちゃうお話でした。
やっぱ中野と井上のカップリング好きだなぁ。

■【第5話 春海部長と清水谷部長】
1話の桐生を塚本の元に送り込んだ張本人・清水谷部長登場。
清水谷部長は表では塚本と犬猿の仲と見せかけているが実は塚本に長年横恋慕していたのであった。
しかしそんな清水谷部長に押せ押せアタックの春海部長。
やがてほだされた清水谷部長はなんだか可愛い人になっちゃってました。
激しいおっさんが可愛い人になってしまう素敵なお話しでしたw
そして描きおろしは春海部長んが可愛い人やったったい!

5

やっと読めた

月刊誌等を読む時、読みたい作品から読むため、全てを読まずして次の号が発売になる・・これは
よくあることなのですが

この作品、1回しか読んだ記憶がない・・でもとても読みたかった作品です

前置き長くてすみません
雑誌はかさむので、資源ごみにすぐ出してしまうため読み返しがない感じです

タイトル覚えていなかったのですが、書店でやっと巡り合えました

おじさま同士しのは、苦手なのでスルーですが

中野くんと井上さんの話大好きです。

井上さんのメールの文章みちみちびっちりと、顔文字・・・
打っているところを想像しても
送信ボタンを押すところを想像しても

とても切なくなった・・
もはや、母親の心境です。
うちのダメな子大丈夫かしら?に近い・・・

でも、メガネは一体どうするのかは気になりました

中野くん。井上さんをよろしく。

2

字の多さはコナン君並。

作家買いです。
この作家さんのねちねちとしたエロスとか方言ものとかが好きなのですが、
また新しい分野を開拓されたようですね!

推理漫画かよ!とツッコミを入れたくなるほどセリフが多くて
若干疲れました…(´∀`;)
エロは少なめ。

好み分かれる作品だと思います。

個性豊かなリーマンたちの恋のお話。
長所もあれば短所もあるのが人間だもの。誰からも好かれるキャラは皆無です。
でも、だれもが1つは持っている歪みというのも、個性ですからね。
なにが誰の恋愛スイッチになるのかはわからない、というテーマをよくあらわしたオムニバスになってます。

ただ、理屈っぽさや理詰めなどの堅苦しいキャラが苦手な人は
読むのが面倒くさいかもしれません…。

恋愛感情を全部言葉で表現しいようとしているかのような
言葉の応酬があります。

それが面白いんですけどねw(*´艸`*)

絶妙なタイミングで飛び込んでくるギャグシーンなどもあって、思わず噴出してしまったりもします。笑

ただ、お馬鹿なラブコメを気軽に読む感覚で手に取るのは危険です!
セリフが多いことを覚悟の上で、読み進めてください。

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★★・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

4

ギャグ(あそびコマ)でシリアスシーンに水を差されるのが苦手な人には・・・

魅力的なサラリーマン、おっさんがたくさん登場。リーマン好きにはうれしい一品。

ただし、ところごころに挟まれたギャグ(っぽい遊びっぽいコマ)により、気持ちよく読みすすめていたストーリーにブレーキをかけられてしまうところが読んでいて私は気になってしまいました。

ストーリーにぐんぐん引き込まれているところで「小休止的コマ」挿入で、感情移入していた思考が、現実に引き戻されるような感じです。

その1点が気になってしまって、作品に入り込んで読むことができなかったのが残念です。

4

面白い!

お話は
①桐生(社内人気NO1リーマン)×塚本(陰気偏屈おっさん)
人気者桐生はあることをきっかけに偏屈で周囲から浮いている塚本を好きになり、猛アタックしハッピーエンドに!?塚本は晴れてまともになります(笑)
この好きになったきっかけが面白いんです(笑)
②中野(恋愛体質で重い大学生)×井上(恋活する少し理屈っぽいリーマン)
電車で乗り合わせる大学生のゲイカップルをみることに楽しみを見出していた真面目で堅苦しい恋活男子・井上。そしてそのゲイカップルが破局するところを見てしまい、そのカップルの攻め・中野をいつしか気になるようになり!?
このカップルは純粋で可愛いんです(//∇//)でも井上の脳内はホント面白いです、ギャグ過ぎる(笑)
③春海(逆境を乗り越えた情熱家エリートリーマン)×清水谷(乙女だが少々偏屈なエリートリーマン)
清水谷は陰気偏屈な塚本を好きで、失恋して、苛立っている時に元部下の春海と再会。そんな春海は片思いしていた元上司・清水谷に会うため、辺境支社から見事返り咲き、本社に帰って来た男なのです。情熱的でいい人なのです(笑)
そんな二人の物語です。

個人的には桐生カップル以外が好きです。ちょっと理屈っぽ過ぎて、う~ん、と思ったところも少々あったのですが、全てギャグっぽくて面白かったです!!
特に井上の○毛がうつる、や春海のキャラはお腹抱えて笑いました~
おススメです(*゚▽゚*)



10

ヤバすぎ!面白過ぎ!

ヤバいヤバい。
一冊目好きすぎなのに毎回新刊が期待以上とか!
一冊目の教習所のおっさんツボだったんでおっさん描いてって切願してたし嬉しいよ〜でりこさんだけどエロ無しでも全然満足。
むしろエロ無い方がでりこさんの味が出てていつもより濃かった感じ。

恋してるからおかしいのかおかしい人が恋してるのか。
愛すべき変人達がどいつもこいつも可愛くて!
ラブもだけどそれだけじゃないおっさん達の捻れた一言で言えない感情も堪らん。

◇資料室の魔王
3CPの中では意外に一番落ち着いてた方かもw
「正直さはときに猛毒だと知りたまえ」とかもうつかもっちゃんの台詞がいい。
しかしこういう誰かの策略で近づくって展開でこういうすっきりしたオチが付くって珍しい。

◇ネバーランドカップル
それにしても陰毛連想が暴走してまさかの肩車?!とかすごいよね、発想が。
そのクセ井上が「相手に合わせてこの車両にいたのか」って気付くシーンとかリリカルでイイ。
いちいち二人の表情が良くて、特に井上の表情が全く自分を制御できない感じでかわいいっっっ。
しかし「交接」とか。日常で「コウセツ」なんて雪か南にしか使わないよ!
井上の言葉遣いとかメールとかなんか細かいところまで行き届いてたなー。

◇遅咲き中年男子
清水谷さん、仕事もできるし綺麗な人なのになんて残念な人…かわいいw
春海さんも輪をかけて残念な人だったけど。
そして部長クラスは三つ揃えなのか、イイね!!
ところで「オッショーイ!」って何w
思わず調べたら九州の掛け声?
清水谷さんはツンデレかと思ったら意外と素直クールなのかも…最後の台詞が超かわいかった(*´∀`*)
どうでもいいけど清水谷さんのディフォルメ絵が誰かに似てると思ったら某○リエルさんだった。

書き下ろしもカバー下も口絵漫画も隅々まで好きだー、もう一回好きだーーーっ!

噴き出す場面多かったけど春海宅の○ウシカで本気で声出して笑たw
「こないで!」の使用方法が違うハズだけどね!

11

愛しい、濃ゆいキャラ達…

でりこさんの描かれるおっさんは綺麗だなぁ…。
無精ヒゲとか生えててもセクシー!!
一癖も二癖もあるようなリーマンキャラ(一部大学生)が
たまんないよ、マジで!!

その思考回路って一体…!?っていうはじけっぷりの桐生、
笑わせていただきました♪
塚本さんの、ちょっと諦めにも似たアンニュイな感じが好き!

桐生の弟が次話に出て来て、
中野という同級生を振るんですが。
「うざい」とか結構口が悪くてひどいんじゃないかと思ってたら
後日その中野を励ますような事を言ってくれたりして…。
実は優しいんじゃないの、みたいな。

中野は自分の相手を好きという気持ちを
フルに表したいタイプなのが可愛らしい。
こういうの、重い人には重いんだろうね…。

井上のツンデレ具合がこれまた極端!
今までうろたえたりした事が無かったのに
中野の存在だけで、自分の方向性を見失う程…w

二人のデートの「キングオブ炭水化物焼き」は強烈でした。
(絶対太るけど食べてみたい…)

清水谷さんは、最初に出てきた時とイメージがガラッと違って
これも笑わせていただきました!
実はあんた、そういう人なの?というギャップが良かったです。

春海も本当に濃いよ。胸ヤケしそうな程に!w
「資料部宛てのメモは異常に書き損じが多い」とか
すごいチェックです…怖いくらいだ!
でも、そんなに清水谷さんを好きならしょうがないのかな。

なんやかんやでみんなハッピーエンド♪
楽しかったー!!
しかし、やっぱりでりこさんのエロが読みたかった!!
という事で今回は萌×2です。
意外だったわー、エロが無いなんて…。
でりこさんのおっさんエロ、読みたいー!!
(しつこくてすみません)


4

買うつもりはなかったのに!!!

本屋で平積みがされており、オジサマ感が
気になるけど、う~~ん。と買わない日が続きましたが、
ついに買ってしまいました(笑)

うん。本当に「オトナ」だわ。
1つの会社で数カプが交錯するのですが、
一番気になるのは、表紙裏のオプション的漫画。
塚本と桐生の会話ですが、
塚本が清水谷について話すんです。
清水谷のことを好きとかそういう表現ではなく、
「死ぬ間際に彼に伝えてもいい気持ちがある」という表現。
オジサマが多く出てくるこの漫画だからこその表現です。

また、このあほなノリっぷりがたまりませんね(笑)

2

作者のイメージが結構変わった!

オヤジ満載の変わった表紙+帯につい引っ張られてしまったのですが、作者さんが

「あほな主人公の作品(「にっしゃんすきじゃぁあ~」なのとかw)書いてる人」

というイメージで固定されてたので、第一話のいい意味でアホでない二人や、エロ濃度の薄さ(キスどまりのカップルがある)にうわっ!と思いました。
・・・まぁ、間のちょこちょこした茶目っ気にはエロアホの名残もありますがw

一つの会社を舞台にした3カップルで、その中には過去の因縁もあり見事なまでに身勝手な妄想あり、老いらく(?)の恋の再燃あり、長い片思いの成就ありといろんな方向からの「恋発動パターン」をいっぱい見せられた感じがします。

一つ一つのお話だけ見ると「?」と釈然としない所が実は他の話で拾われているという一冊まとめると結構緻密さを感じるわけで、そこがまた自分の理解していた彩景でりこさんと遠く、新鮮でした。

3

エロないけど…、中年率高いけど…(笑)

三組のカップルをリレー形式で描いた連作集。
内二人はタイプの違う中年っていうのも、個人的なツボを突いているので、ちょっと点数甘いです(てへ)
ていうか、若手キャラクターも面白いとは思うものの、中年二人のキャラにはその上をいく魅力を感じてしまいましたっ。

資料室の魔王と囁かれている塚本は、閑職に追いやられる前は現部長と昇格争いをしていたという人物。
でも、その異動には別の真実が隠されていて…
これは友情なのか愛なのか謎だけれど、塚本の複雑な人柄が窺えて、新人の桐生が惹かれたのも納得の話でした。

次の話は、たまたま見かけた見知らぬ男の恋心を観察してた井上が、何度も見ているうちになんとなく相手に興味を持ってしまい、その男・中野がフラられたのを知り…って内容。
(ちなみに、井上は塚本と同じ社の勤務。そして中野をフったのは桐生の弟というつながり。)

そして、塚本にフラれた清水谷の話へ。
普段は素敵と言われてるらしいけど、本音が絡むとなぜかカマっぽい言葉になってるギャップもステキ(笑)
手刀の威力もハンパない(コレはちょっと悪ノリ過ぎ)
掃除に防毒マスクというチョイスも可愛く、器用なようで不器用な独特の魅力がありました。

とにかく、塚本も清水谷も、もっと見たかったなぁ…。
それと、桐生弟はノンケなのか?アレは彼女なのか?気になってます…。

3

おやじリーマンの不器用恋愛、抱腹絶倒!!

citronで読んでいたときは、連載に間が空くせいか強烈なインパクトはそんなに感じていなくて面白いな~程度だったんですが、一冊にまとまるとそれがどうよ!
こんなに面白い話だったなんて!!
もう読んでるあいだ中、身悶えしまくるは、声出して笑うは、腹は痛いは、登場人物につっこみまくるは、こんなにサイコーな話だったなんて☆☆☆
キャラクターが楽しいのはもちろんなんですが、そのキャラクターが起こす行動、発する言葉と、会話、思考、諸々と、どれをとってもこの組み合わせが愛おしくてなりませぬ♪
年の差、熟年、若干若者、とそれぞれの組み合わせが、それぞれの経てきた過去もあいまって実にユニークな展開を見せます。
エッチは全然ないんですけどね、もう、素晴らしい!と言わざるを得ない。
リーマン最高だよーーーvvvvvvvv

<社内人気№1社員:桐生 × 資料室の偏屈屁理屈社員:塚本>
この塚本の発する言葉が実に偏屈を表す理屈をこねくりまして一見正当で最もだとおもわせるような理論的な言葉で会話するのがミソ。
人気者の桐生が偏屈塚本へ声をかけてくる。
そして、塚本はかつてライバルだった企画の清水谷部長が好きだということをボードに書いてプレゼンしだすのです(笑)
理論的な偏屈男に対する理論での説得攻撃。
実はこれは、清水谷部長が塚本を好きだということを伝える桐生を使った作戦だったw
でも、どうしてそれを桐生が行うかというと、桐生が塚本を好きだから♪
このカプ話は始まりの話・・・後いい具合に清水谷部長の話にも登場して、その後の彼等の姿も垣間見えてきます。

恋愛体質の割に報われない青年:中野 × 空虚を感じる律儀なリーマン:井上
この組み合わせもまた、それぞれのキャラクターが実に突出して印象的!
通勤の電車の中で目にとまった学生は、明らかに一緒にいる男に恋をしている(その相手は桐生の弟w)それを観察しているある日、その学生・中野が相手に振られたらしい姿を目撃してしまう。
そんな興味から始まった井上が、居酒で出会い(中野は気づかない)、振られたときにハンカチを貸してしまい、そうやって接点ができる。
恋愛体質の中野は井上の中野に対する態度にひょっとして自分のことを好きなのかと思い始め、
井上はとうとう中野にとらわれてしまう。
この井上のテンぱるときが実に面白い!
ドジってしまうのだが、言動も挙動不審になってしまう。
中野の髪を陰毛のようだと思ったら、それを本人の前で「触るな、陰毛がうつる!」とか(爆)
ツンデレなのに、妙に律儀で、初デートのときなど気合がはいりまくって、洋服をたくさん買ってしまうのに、着ていったのは、ボロボロの普段着という、180度の行動をしてしまう姿が、微笑ましい♪
中野も、好きな人の前では無理する姿を見せ、ヘタレて悩む姿もまたかわいい。
好きになって欲しい人に好きになられたことのない中野と、
恋愛をしたことがなくてしたい三十路前の男井上の、天然コンビがツボるのです♪
井上が中野に妄想を抱くのは意外にも肉食だったりするのだが、それを受ける井上が天然すぎて、「またぐらに君のアタマを埋めたいと思っている」と欲望を口にした井上のへの行動が肩車だったのに・・・間違ってはないだろう(爆)

清水谷ラブで栄転してきた社員 春海 × 実は乙女だった清水谷部長
塚本が資料室から清水谷のいる部署に移動してきて、桐生とナイスコンビぶりをみせつけられて面白くない清水谷部長
そこへ、清水谷ラブ♪で、業績の悪い辺境の売上を挙げて部長昇進して戻ってきた春海が清水谷にアタック攻撃を仕掛ける。
この本編の中では、それなりに男前な部分も見せていた春海が、描き下ろしで汚部屋の住人で、清水谷ラブのあまり変質者であったという(清水谷グッズの数々・・・といっても清水谷のゴミであるがw)
そして清水谷のかいがいしさが意外です♪
この清水谷、時々オネェ言葉になるんですよねwwwそんな部分も見もの?

カラー扉も桐生と塚本のあるある会話に、3組のワンシーンが描かれ、表紙をはずした本体に本編後の桐生×塚本のショートマンガがついてます。
この面白さを伝えるのがなかなかうまくできません!
是非読んで感じてください!
48歳の不器用なおっさんラブを♪

3

この作品が収納されている本棚

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