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表題作好きって言いたい

内田真二
23歳,取引銀行の新米担当
有坂和泉
27歳,レストランオーナー

その他の収録作品

  • プラチナリング
  • あとがき

あらすじ

美人レストランオーナーと、口下手新米銀行員。
一目惚れから始まる年下攻ラブストーリー!!
安西リカ、待望のデビュー文庫!!

レストランオーナーの和泉(いずみ)は、取引銀行の新米担当者・内田に一目惚れをする。
相手はきっとゲイじゃない。
だから見ているだけで満足だったのに、彼は毎日ランチに通ってくるようになる。
そのくせ難しい顔であっという間に平らげるだけの内田に戸惑う和泉。
でもそれが緊張のせいだとわかり、口下手ながら誠実な彼にますます惹かれていく。
そして初めて外で待ち合わせて食事をした夜、二人は結ばれるけれど……?

作品情報

作品名
好きって言いたい
著者
安西リカ 
イラスト
おおや和美 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523304
4.1

(101)

(44)

萌々

(35)

(20)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
19
得点
421
評価数
101
平均
4.1 / 5
神率
43.6%

レビュー投稿数19

素敵な人と素敵な人の弟

Kindle unlimitedにて。すごく良かった…!読みやすく展開と文章にストレスが無い、純度の高さ。そして大切なことが詰まっていたし、幾らでも読めるくらい登場人物が魅力的で居心地がいい。安西先生の後書も楽しそうで、のびのびいきいきと書かれている小説って感じられるものなのだなと思いました。
お世辞が下手で愛想のない銀行マンが慣れない恋に頑張るのも、年下でちょっと可愛いのも最高。Hの時に余裕ないのも滾る。
和泉に審美眼があり、ほぼ対等に理解できる真一(彼氏の兄)もまた良いキャラでした。彼も本気で和泉を好きになり劣勢を感じるからこそ「お前(真二)にはこの価値は分からないだろうけど」と何かにつけて釘を刺していく。嫌な奴になりそうでいて、どうして自分の方が和泉と話が合うのにコイツなんかと、という気持ちには嫌いになれなかった。でも真っ直ぐな真二から和泉は目移りなんてしないし、それが彼の審美眼だった。話が合うのと恋は違うのだというのは少し残酷だけど思うところがあったのでキッパリ書いていただいて納得できました。
和泉が自分なら選ばないような貰った指輪をずっと大切にしているのもすごく良い。一生懸命選んだ彼の気持ちが、姿形が優れている事よりも大事で嬉しいもんね。

1

一目惚れから始まる、最高に素敵な2人のお話

もう、もう…やっぱり安西リカ先生の現代もの、最高!!

読み始めてすぐ止まらなくなりました。
特に序盤の2人の出会いと会話を交わすシーンが面白すぎて笑

2人が初めて外でランチを一緒にした際の会話が、もう!
「いい天気ですね」を4回繰り返す広がらない会話に、和泉と同じく噴き出しそうになりました。

で、こちら、たまらなく甘く優しく柔らかい気持ちになる、「一目惚れ」から始まるストーリーでした。

和泉(受)視点のお話もめちゃめちゃ良かったけど、攻めの真二視点の後半が特に良かった。

双子の兄へのコンプレックスと、和泉を取られてしまうんじゃないか、という不安。

恋人や伴侶となる人の条件や理想として「価値観の合う人」とよく言われるけれど…

価値観が合わなかったり、または理解できない部分があったりしても、大きく違うからこそ惹かれたり魅力を感じたりすることもあるんだよな、と。

美的センスがなく、それをよく自覚している真二が和泉に最初に贈ったシルバーのリング。
全く自分の好みのタイプのものではなくても、もらった瞬間からそれが自分にとっての一位になった、と独白する和泉の姿に、もう胸がじーんとしてたまらない気持ちになりました。

いい男を選ぶ、いい男。はーーーー素敵だー!!

1

一目惚れ、それはある意味辛い

一目惚れはその後、本性を晒せないジレンマに陥るってことですよね。そして見た目が勝る誰かが出現したら…という不安。

最近、安西リカさんの小説を読んでますが、ほんわか、切なく、純粋な恋愛模様を書かれているので、なんだか自分の爛れ具合に落ち込むわけですが(笑)

今回も、お互いに第一印象で惹かれあった出入りの銀行員とレストランオーナ。攻めの真二がかわいい。やはり年下攻めは可愛く見えますんです。
双子兄妹の兄、真一にライバル心や嫉妬を感じている真二に和泉はキッパリと真二を選びます。
和泉のセンスの良さ、金回りにも自分がついていけてないとこにも落ち込んだり。でも、最後は兄にレクチャー頼んでプラチナのリングを渡して…

二人の幸せを願ってやまないって、そういう物語でした!

1

あなたが大好きってところがかわいくてきゅん(≧▽≦)

『ひとめぼれ』がテーマで書かれたお話のこちら。
安西先生の文庫デビューの作品でもあるのですね(⌒▽⌒)
ここから安西先生の作品が始まったのか~と思うとありがたい。


受け様は、レストランオーナーの和泉。
美しいものが好きで、造詣も深く、美意識の高い人。
懇意にしてる銀行の新担当として紹介されたのが攻め様の真二。
お互いに一目惚れで、距離が近づいて恋人同士へ。

今までの恋人に重いと言われて振られてきた和泉は、今度こそ大事にしたい恋だと慎重に、重くなりすぎないよう大人な年上を醸し出していて。

一方、不器用だけど、誠実で実直な真二。
和泉への愛はラテン系でストレート。
いいね(≧∇≦)b

真二の双子の兄の登場で、ピリピリした雰囲気になるけど、和泉がバッサリきっぱり言ってくれたのがとっても気分爽快でした(^.^)
やっとふっきれて、真二が大好きだと本音をぶつける和泉が幸せそうでよかったよかった。

書き下ろしは、大好きな攻め様視点。
昔から兄に対してコンプレックスを抱いていた真二。
和泉に対して本気の好意を抱いている素振りを見せる兄へと喧嘩になってしまう。
いいねぇ~攻め様の嫉妬(つ≧▽≦)つ

でも、和泉の悲しむことはしない、と仲直りを持ちかけてきて。
男らしくて潔くて、めっちゃカッコいい✧◝(⁰▿⁰)◜✧
和泉の事が大好きで、とても大事にしてくれている真二にきゅんきゅんしっぱなしでした。
もちろん、真二のことが大好きな和泉もハナマルです。

イラストはおおやかずみ先生。
甘い甘い2人を堪能させて頂きました( ´∀`)

0

きゅんきゅんした

一目惚れ同士が付き合うことになり、関係は深まるも一歩踏み込めないとこにやきもき。年下攻め真二が不器用でつり合うよう奮闘する姿、穏やか美人和泉が真二を思ってビシッと決めるのも良い。当て馬に掻き回されながらも揺るがない二人!!好きを全面に感じました。

和泉は経験豊富なのにちくび未開拓で、恋愛経験が少なくぎこちなかった年下の真二に開発されちゃうのも良い良い良い♡♡♡こういうとこでも、お互い大好きなんだなぁというのが伝わってきます。

大切なものをどう扱うか、自分にとっての価値、そういう信念もステキな物語でした。

1

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