標準語チャラ男攻×関西弁ツンデレ受のキャンパスラブ!

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表題作恋の押し出し

真木達弘
法学部の学生、大学1年→社会人
泉田悟史
相撲部所属の生物学部生、大学1年→社会人

その他の収録作品

  • 恋の上手投げ(書き下ろし)
  • あとがき
  • 恋の送り出し(書き下ろし)

あらすじ

合コンの席で同じ男の泉田に一目惚れした達弘。
その日のうちに告白するものの瞬殺で玉砕。
けれど簡単には諦められず、彼の通う他学部の校舎まで訪ねていったところ、
なんと泉田のまわし姿を目撃する。
彼は相撲部に所属していた。
もちろんその程度で気持ちが冷めるわけもなく、変な奴だと呆れられながらも
相撲部に通ううち、徐々に仲良くなるけれど……!?

作品情報

作品名
恋の押し出し
著者
久我有加 
イラスト
カキネ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403523311
3.9

(51)

(16)

萌々

(21)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
14
得点
195
評価数
51
平均
3.9 / 5
神率
31.4%

レビュー投稿数14

あっぱれ!な押し出し。鼻血吹き出すも、見事な決まり手で恋の勝利を勝ち取るワンコ攻め

先日の新書館さんセールで一気買いした、久我先生の未読本。

この「恋の押し出し」からワクワクと読みはじめましたが、
もーーーおっかしくて楽しくて、そして想像以上にえちえちで
満足度大・大・大!の一冊でした✨

ちょうど先日大相撲も始まり、見られる時にはテレビで観戦を楽しんでいますが、
そんな自分にピッタリの内容。
吹き出したりキュンとなったりしながら、終始楽しく拝読しました。

この興奮と感謝の気持ちを、もう先生御本人にお伝えすることは
叶わないのだな、、と思うと切なさが込み上げますが;
本を開けば、そこに先生がいらっしゃる。
そんな気持ちで、未読の本も既読の本も噛み締めて読んでいきたいです。

さて、学生相撲をする細マッチョ受けと、ワンコみ溢れる同級生攻めとの
ラブコメのこちら。

攻め視点の本編の他、受け視点の書き下ろしと
”その後の話”、社会人になった二人の小話が巻末に収録されています。

タイトルもですが、書き下ろしも「恋の上手投げ」「恋の送り出し」と
決まり手の名称になっているのが良い〜!・:*+.
先生の相撲愛が伝わってきます☺︎

合コンで、相手の女の子たちではなく
”タイプすぎる見た目”の泉田(受け)に一目惚れ、
告ってきた上にストーカーの如く泉田の所属する相撲部の稽古場に来たあげく、
泉田のまわし姿を見て興奮→鼻血を出してぶっ倒れる…

そんな「鼻血攻め」真木視点はとにかく
真木の一途健気な思いと空回りっぷりがおかしく、
ゲラゲラ笑いながら読みました。ꉂ(๑˃▽˂๑)

好きな人の前で2回も倒れて、カッコ悪いわ...と
しょんぼりしている真木の描写は、
叱られてしょぼん...としているうちのワンコ(リアル犬です)を
彷彿とさせて憎めない...!

まさに「押し出し」のごとく、押して押して押して押しまくり、
絆されつつあるもまだ気持ちの固まっていない泉田を
体・快楽からオトす!という真木の無作戦の(笑)一本木な技、
存分に楽しみました。

で!

個人的に攻め視点の本編より萌えに萌えて悶えたのが、
受け視点の書き下ろしです。

寡黙で不器用な泉田が、それでもなんとか懸命に
言葉で態度で「俺も好きや」と伝えようと奮闘する姿、
そして可愛らしい嫉妬などもぜーーーーーんぶまるっと、
共感できてしまう。

えっちの際に「したいこと、して欲しいことなんでも言って」と
真木に言われてからの、あの返事!!!!!!

ナチュラルな殺し文句が破壊力ありすぎて、
真っ赤になる真木の姿が目に浮かびました。頬が勝手に緩んじゃう...(*´艸`)

二人を囲む脇キャラたち、相撲部のメンバーも皆
良い人たちばかりで和みました。

「恋」と聞いて「鯉」を連想、「おまえ今釣りにハマってるんか」と
ズレたことを言っちゃう先輩方、愛おしいよ〜!笑

何人か、腹の立つ女子が出てくるところに
やきもきしましたが、特に後半、真木がバッサリとやり返してくれて
スカッとしました。

さらに最高だったのは、書き下ろしで”二人のその後”、
社会人生活2年目の様子を知れたこと!

これから始まる”愛の巣”探し、二人の同棲生活は一体
どんなものになるのかな...と、
楽しい妄想が膨らみます。

ああ、今日も相撲が見たい〜!と興奮し(琴櫻ー!!)、
恋っていいな... としみじみもして、甘い読後感に浸れる一冊。

久我先生、最高の”相撲BL”を、ありがとうございます✨

0

見事な押し出し!

相撲BL!?と聞いて全く想像が付かなかったんですが、
受けの泉田くんがおばあちゃんの影響で相撲好き、大学生となり念願の相撲部で切磋琢磨!
攻めの方は相撲のことはほとんど知らず、褌姿にまさかの鼻血ぶー!!
そんな漫画みたいな!と笑ってしまいました。
相撲部分は本格的な先輩もいつつ、泉田くんは細マッチョなので、いいとこ取りで読めました!

攻めの真木の一目惚れから始まりテンポ良く、好きだ!いやや!を繰り返し、泉田くんが絆されてくのが楽しくて可愛かったです!

押せ押せの真木も本当に嫌なことはしない、泉田くんを良く見て、相撲部の皆とも馴染んでく様子も読んでて気もちが良かった!

ツンデレな泉田くんがやっとやっと心を開いて体も許してくれたのは……
可愛すぎて感無量!!!
久我先生の攻めはほんわかしてながら、ここぞでは譲らない強さがあるとこ大好きです!!

キュンと爽快感たっぷりでした!!

0

良いわんこ攻め

健気なワンコ攻めが読みたくて、攻めの属性で「ワンコ」「健気」にチェックして検索したらヒットした作品がこちら。

でもその当時は電子化されていなかったので見送ったのですが、最近ようやく電子化されたので読んでみました。

舞台は大学の相撲部。
なんと受けの泉田は相撲部員。
でも、おデブさんではなく細マッチョの黒髪キリリ系。

そんなキリッとしたお顔に性別超えて一目惚れしてしまったのが真木。
真木はゲイってわけではないけど……と自分でも戸惑いながらも、泉田に会いたくて泉田が通う理系部がある「緑の孤島」と呼ばれる僻地へ足繁く通います。

真木がいいワンコでしたね。
ゴールデンレトリバー系で周りを明るくする雰囲気がある。
誰とでも屈託なく素直に接することができるので、相撲部の先輩たちからも可愛がられているし。

お互いノンケ同士でしたが、わりとスムーズにくっついたのでライトな雰囲気。
後半は受けの泉田視点。
俺は性に淡白なはずだったのに男に抱かれて気持ちよくなっちゃってるし、まさか淫乱だったのか??と悩んでます。




0

ライトで後味の良いハッピーBL

相撲BL〜?と興味を持ち、読んでみました。
読んでみると、確かに受けの泉田君が大学の相撲部員ですが、いわゆるアンコ型ではなく細マッチョで挿絵もまわし姿は一枚だけ、相撲を取っているようなシーンもほとんどないので、相撲というイメージやおデブは萎える、という方にも全く問題なく楽しめると思います。
攻めの真木はノンケですが、ある合コンで出会った泉田君に一目惚れ。好き好きの勢いで相撲部の稽古場に押し掛けて、まわし姿に鼻血。
こんなコミカルテイストではじまりますが、真木は意外と?節度も常識もある子で、泉田君も男からの告白に驚きながらも、真剣な真木に引きずられちゃったのかな、『そういう風には見れん』とフったけれど女の子といる真木に腹を立てる。
嫌いじゃないと好きの合間にいた泉田君に、半ば強引にHしてしまう真木。初めての泉田君はホントに痛そうでしたねぇ…

「恋の上手投げ」
この表紙?のイラスト、とてもいい感じ。仲の良さが伝わってきます。
泉田視点。真木と恋人になって3ヶ月後のお話。
女性とも付き合ったことのなかった泉田君は、真木とのHが良くて、頭の中はその事ばっかり。
もうすっかり両想いの二人です。Hもますますイイ感じで、相性が良かったんだね。

「恋の送り出し」
出会いから早6年?社会人2年目の二人はまだまだラブラブ!いよいよ一緒に住む事を決めますよ!

5

BLとして萌えはないけれどすっごく面白い小説です

相撲と細マッチョとギャプ萌えの作者の好きが満載な作品だそうです。

プロスポーツでも体育会系部活でも選手が登場するお話は無数にありますが、相撲がBLに出てくるとは考えてもみませんでしたからびっくりです。

相撲部の泉田はイラストでは標準的な体形のかっこいい男子です。
お相撲さんの受け姿に萎えてはいけないと気を遣てくださったのでしょうか。
それとも相撲部の学生は、いかにもな体型ではないのでしょうか?

BLとしてはどちらかといえば趣味じゃないので萌えは見出せなかったので評価に迷いましたが、小説としてはすっごく面白かったです。
夜中に読んでいたのですが、家人に不審がられてはいけないので笑いをこらえるのに苦労しました。
本が面白くてと言えませんですから(どんなの?読ませてと言われたら困ります)

初めに大笑いしそうになったのは、真木が初めて相撲の稽古場に行った時、乳首もおしりも丸見えの泉田を見て鼻血を出してしまうところ。慌てふためく真木とあきれる泉田がおかしくて…

続編の『恋の上手投げ』は、両想いになってすぐ。
素直に気持ちが言えなかったりそっけないメールしか返せないとか会いたいと言えなかったり、これまで性欲が薄いと思っていたのに真木と寝てからすっかり淫乱になってしまったのではと悩める泉田。
結局真木は何があっても泉田が一番で、泉田もセックス好きなのではなくて真木とのセックスが好きなんだと気が付く、という読者に対する惚気みたいなほのぼのしたお話。

最後のSS『恋の送り出し』は、就職して2年目のやっぱりラブラブの二人。
相変わらず和泉だ大好きの真木。
徐々にツンデレのツンが丸くなってきた泉田。
このままずっと二人添い遂げるんだろうなと思わせるようないいカップルでした。

性描写はありますが、がっつりBLを読みたいというよりも、笑いたいときに激しくお勧めです。

3

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