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高月さん作品久しぶりでしたが、良かったです!
いつものエロコメ全開な展開ではなくて、
攻めも受けもトラウマ持ちなので、シリアスなところもありつつ、
二人とも前向きなので、それほど重い気分にならずに読めました。
最後はもちろんハッピーエンドです。
攻めは実家が大企業の坊ちゃんイケメン、無邪気な大型犬タイプです。
甘ったれで空気を読まないところはありますが、
過去の辛い生い立ちにも拘らず、気遣いや優しさたっぷりで、ちょっと出来た人過ぎるのでは…
とも思うのですが、ヘタレすぎず、強引過ぎずで良い攻めでした。
受けはバーのバーテン兼料理人で、繊細な見た目ではないけど目つきが鋭く色気のある人。
口は悪いけど面倒見の良いタイプで、思ったことはサクッと言っちゃう性格です。
話が進むにつれて口の悪さは控えめになっていくのですが(代わりに手が出だします)、
エッチのときに口の悪さがぶり返したりして可愛いです。
エロは言葉攻めや乳首責めや玉責めと、個人的に好きな要素がたっぷりで凄く楽しめました!
ただ性格を盛り込みすぎているせいか、
どことなく会話のテンポが悪かったり、展開を急に思うところはありました。
それと二人の出会いが受けが働くバーでの合コンで、攻めはその男側幹事なんですが、
受けに一目惚れしたにしても女性へのあたりはきつめだし、なんで幹事をしたのか謎…
前半読み返したのですが、それらしい理由も見当たらず、腑に落ちませんでした。
なので、細かいことが気になる人には向いてないかもしれません。
でも話全体を通せば、登場キャラもみんな良い人ばかりで、
トラウマ持ちの二人が、お互い弱みを見せながら成長しあうところがよかったです。
良い意味でアメリカ映画の結末のようなハッピーエンドなので、
読後感がとても良いお話でおススメです。
お久しぶりのようなシリアス気味のストーリー展開でしたが、
それもまた良いのではと思える内容に感じました。
主人公のバーテンダーの夏樹は口が悪いけれど意外に人の面倒を見てしまうタイプ。
その生まれた環境は決して幸福とは言えず、たった一人の叔母と暮らし、
身体の弱い叔母を自分が幸せにしてあげたいと思っているマザコンならぬオバコン。
それも生い立ちから見れば当然なのですが、本人もまた事故で大怪我をしていて、
その時に悲しい思い、辛い思いをしていたりします。
そして相手役は大企業の末っ子の玲司で、出会いは夏樹が働くバーで
合コンをしたことがキッカケで、夏樹は玲司に一目ぼれされる事から始まります。
初めは一方的に玲司が懐いている感じでお金持ちのお坊ちゃまは~みたいな感じで
見ていた夏樹なのですが、その何不自由なく暮らしているような玲司もまた、
幼い時から家庭内に不満や憤りを抱いていたりします。
以外に誰にも邪険に扱われてこなかった玲司は夏樹の歯に衣着せぬ物言いを含め
好きになっていく、そして夏樹は本気にはならないと言いながらも自身の弱さを
玲司相手に見せるようになっていく。
精神的な救いと繋がりのような、ラストはもちろん全てハッピーな展開ですので
シリアスな雰囲気ですが後味がいい作品になっていました。
年下の甘えん坊の男の子がべたべた甘えてまとわりついてくる会話が延々んと続き、
展開が遅くて飽きました。
夏樹は幼い頃、ネグレストしていた母親から引き取って育ててくれた叔母を幸せにしたいと頑張ってている青年。
玲司は、資産家で企業グループを率いる一族の末っ子だった。女の子だったらと言われ続け無関心な父親にも愛されていないと感じ、家庭に居場所がなかった。
そんな二人、守るべき人を求めた夏樹と甘える対象を求めた玲司が出会ってピッタリはまったということでしょうか。
玲司は、いろいろ苦労もしてただの我儘お坊ちゃんじゃない様ですが、あまりにもしつこいつきまとい具合やベタベタ感が我慢できなかったです。
玲司は仕事に忙殺されていたお父さんと和解し
叔母さんも昔からの馴染みの夏樹の職場のオーナーにお嫁入り
理解ある周囲の人たちに囲まれ幸せなカップルです。