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配達のお得意先の相澤さんは、引きこもりのウサギ男だ。ある日、無口な相澤さんがウサギ頭のまま迫ってきて――!?
ストーリーは面白かったですが、2話目の短編集のピアノの話でコンクールは文化祭の次の日と言ってましたがコンクールの開催日は10月21日の土曜なのに文化祭は10月23日になっててプチパニック!
それで話が進むから文化祭の演奏が終わったあとに「明日のコンクールも落ち着かせに行こうか?」
と瀬川くんに言われた藤村くんも嬉しそうなのに読手の自分は、コンクール終わってるけどこの二人は大丈夫なのか?と疑問に思いました。
気付かない内にコンクールが終わってて次の日に二人ホールに行くのを想像するとすごくシュールで笑ってしまいました!
引きこもりでいつもウサギの被り物をしている相澤さん。怪しさ全開だけど、彼がお茶を渡した時から関係が変わり始めたと思う。
初めて彼が勇気を出した瞬間じゃないかな。
ウサギ男なんて怪しいのに嘉島先生の絵柄が可愛くてなんだかほのぼのしてしまう。
恋って勇気を出させてくれるし臆病にもする。
そして好きな人の表情は大事。
表題作以外も可愛かったです
先生のデビュー作。
私も先生作品、初読みです。
かわいいお話ですね。
まず、うさぎ〜〜www
かぶりものする理由が極度の人見知りって!!
うさぎをとられた時の相澤さんのリアクションがかわいい。
亮太が結構ズケズケ言うのが好きだし、なのに泣き虫なのもかわいい。
「僕らの最大公約数」
どっちが攻めかの決め方に笑いました。
アレが小さい方が相手に負担かけないからてww
ポークビッ○詐欺ww
絵とテンポの良さ、ちゅうと絡みの描写がとても好みです。
表紙のウサギさん、ファンシーなはずなのになんだろう。
絵面をじっと見ているとそこはかとなくホラーを感じないこともない…
あ、でも内容はピュアで可愛いお話でした。
新人配達員の梶山が配達に行くと出てきたのは「ウサギ男」。
大きな図体にウサギの被り物をした相澤は引きこもり&極度の人見知りで、
そのファンシーな外見に反し、無口でコミュ障な男なのでした。
毎日訪ねるうちに少しずつ心を開き始めていたある日のこと、
梶山はたまたまゴミ出しをしていた素顔の相澤に遭遇してしまいます。
ウサギの中の素顔の相澤は思っていたよりも格好良くて、
コミュ障のくせに相澤が時折見せる大胆な行動や発言に
梶山は意識するようになってしまい…
本作の主人公って梶山と見せかけて実は相澤なのでは?
というくらい、相澤のキャラのインパクトがすごいです。
自分に自信がなくて、人と向き合えず、ひとりぼっちの寂しい人。
ヘタレっぷりはもはや挙動不審の域で、それなのに梶山に恋をしてしまって。
本当は告白なんて絶対できないようなタイプなのに、
顔中ぐちゃぐちゃにしながら、絞り出すように一生懸命
好意を伝えようとする相澤にぐっときてしまいました。
頑張ったねぇ( ;∀;)
ただ、恋人同士になっても相澤のヘタレっぷりはちっとも変わらず、
いつまでたっても子供みたいなお付き合いにじれじれしちゃうことも。
そして、梶山キレる→相澤引きこもる→梶山キレる(再)
→家に乗り込む→仲直り、と大体このパターンなので、
もう少し相澤からアクション起こすところも見てみたかったなぁ…
相澤の性格がここまで拗れてしまったのには何か理由があるのかな?
全3話なので残念ながらそうした背景は描かれませんでしたが、
そこがわかるとまた相澤のイメージも変わりそうです。
描き下ろしでは珍しく勇気を出して新たな挑戦(エロ)をする相澤。
でも、最中の顔を見られるのが恥ずかしくて打開策として
梶山にウサギをかぶせようと思いつくも、結局よがる梶山の顔を
見てみたいと言う欲求には勝てずウサギをとってしまうのでした(笑)
『あの笑顔をもう一度』
幼い頃からピアノを習っている藤村は同級生で生徒会長の
瀬川から文化祭でのステージ演奏を依頼されます。
何度も断る藤村にも構わず、しつこく頼み込んでくる瀬川。
それには藤村も覚えていない二人の過去が関係していて…
友情とも、まだ恋愛ともいえないような、ピュアで、
二人のこれからを期待できそうな結末でした。
『僕らの最大公約数』
高校生の翔平とたっちゃんはお付き合いほやほやのカップル。
毎朝お迎えにいって一緒に登校して、キスもして、ラブラブな二人。
だけど、エッチに進もうとするとたっちゃんにストップをかけられてしまい…
もしかして、好かれてない?と不安になる翔平ですが、
その理由がまぁ、そうだよね、というかんじで。
そこからの二人の駆け引きもまたコミカルで笑ってしまいました。
ポークビッツって自分で言ってて悲しくならないのかしら(笑)
なんだかんだでたっちゃんが翔平に流されてやるのも愛情だと思います♥
お話自体には直接かかわりはありませんが実はどの短編も
同級生や親戚といった登場人物同士のつながりがありました。