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町でウワサのすごいゲイ(!?)にいろいろ教わっちゃう!?
読み終わってもう一度表紙のタイトルを読んで、あ!なつみちって!と思いました。
高学歴一家の4男道春はお勉強ができなくて一家の恥さらしと言われて。
従兄弟の夏樹に勉強を習いに広島まで行くことに。
どうも予備校も入れないレベルのようで…。
んー、もうねー。
枯れてるからかダメね。
なんで夏樹がゲイで町で有名って聞いて意識しまくって好きになっちゃうの?
夏樹は良い人だけども。
夏樹も大人なのに高校生の従兄弟相手にいいの?
そして高校の先生なのに個人的に身内の家庭教師して大丈夫なのかな?
枯れてるのに読んで突っ込んでごめんなさい。
短編はネイリストの学校で。再会ものですね。
なぜあんなに嫌われてたの?それが急に親切になって。
頑張ってるって言ってくれたから?それでいいの?
それかその前から意識してたの?
なつみちは夏樹×道春なんですね。
絵の爽やかさとともに、軽やかに進むわぁ〜。
コメディタッチときゅんのバランスが好きです。
道春のデフォルメ絵とか、リアクションとか。
正直なところ、別の学校とは言え夏樹は高校教師で道春は高校生だから最後まではしていないんだろうなと思っていたのですが、しっかり致していましたねw
あと、豊のやることがめちゃくちゃ。
やりすぎ、ていうか犯罪ですやん、とツッコミたくなりましたが。
コメディタッチで本人たちが深刻でないので、そういう世界観なのねと。
淡いグラデーションとか絵がきれいで、読むのが楽しかったです。
あっさりしてるけど、可愛くて読みやすかったです。
表題作は、いとこ同士の再会ものです。
落ちこぼれの道春は、優秀ないとこ・夏樹に勉強を教えてもらうことになる。
夏樹は地元では有名なゲイとの噂を聞き、意識してしまう道春だが…
まぁ、予想通りといえばそうなのですが、自由奔放だけど優しい夏樹に惹かれていく道春。
夏樹はおそらく、小さい頃からずっと道春のことが好きだったのだと思います。
両想いになってからも揺るがず、思っていたより夏樹が道春のことを大切にしているのが嬉しかったです。
ただ、地元で有名な「すごいゲイ」ってなに?
すごいってなに?
そこをもう少し掘り下げて欲しかった…というのが正直なところです。
同時収録作は、男性ネイリストの卵同士。
はっきり好きだとか気持ちを伝え合うわけではないのですが、まぁそうなのかな?と思える可愛らしい作品でした。
これからの2人の恋の行方が気になります。
爽やかに描かれてるけど、実際はいとこ同士の高校教師x高校生(受験生)。
高校生の道春は、高学歴ばっかりの家系の中で「我が家の恥」と言われる成績不振の高3で、勉強を教えてもらいなさい〜っと広島のいとこの元へ送り込まれる…
こういうのキツいですよね…確かに道春は偏差値的には低いんだろうけど、決して悪い子でもどうしようもない子でもないのに。
さて、広島のいとこ・夏樹は男もイケる男で、それを意識しながらの勉強やアウトドア遊び、色々一緒に過ごし、結局道春は夏樹が好きになって。
…はいいんだけど、肉体関係まで行ってしまうのはやはり唐突感が否めず。
あとね。夏樹は道春に対してとっても対等で、教えてやってるとか、なんでわかんないんだよ、みたいな態度は一切取らない。成績が悪いことで萎縮している道春の心を伸びやかにする。そこはとってもいい。でも、高校教師と高校生の間柄、プラスいとこというのがかなり気になってしまう。
せめて卒業までHは待ったらいいんじゃないか?
「みちはるドライブ」でも多分卒業前のような感じですね。
「つめたい指の向こうで笑って」
ネイル学校でただ2人の男子生徒の水沢と秋山。
水沢はクラスでトップ、秋山は最下位で、差は歴然なのに水沢は秋山に凄く冷たい態度。
水沢がちゃんと陰で努力を重ねていることをよく見ている秋山に、心を開いていく水沢です。BL未満のお話。
絵柄もストーリーも読みやすかったです。
「恋咲くポタジェ」でハマって過去作品を購入しました。
読むのはこちらが最後。
まだ「好みじゃなかと 2nd」を読んでいないので言い切れませんが、見多さんの作品はわりと出だしから引き込むのではなくて徐々に気付いたらはまり込んでいた!というものが多い気がします。
「恋咲くポタジェ」のように4ページ目にはもうどハマりという作品は「ダメ犬の彼氏になる方法」以外はなかったので、じわりじわりと波状攻撃を仕掛けてくる作家さんだなあと。
この「なつみちドライブ」も波状攻撃タイプでした。
成績優秀なのがデフォという家庭に育ったにも関わらず、3人の兄に対して道春だけが成績不振。
そこで夏休みを利用して広島の従兄弟のもとへ勉強を教えてもらいにいくことになったのだが…。
従兄弟、遊んでばっかりで勉強教えてくれないというやつです。
道春については優秀家族の落ちこぼれだけど、そんなにいじけた子じゃないなという印象でしたが、従兄弟の夏樹の方が…。妹から最初に提示された「ゲイで街じゃすごい噂になってる」という情報がもう特大のラベルで貼られてしまって、受け入れられない状態に。
優しいお兄さんだけど街じゃすごい噂…。勉強も教えてくれて、教えるのうまいけど街じゃすごい噂…。何か新しい発見があるごとについて回る「街じゃすごい噂」。
結局妹情報の真偽が分からないまま、舞台は東京へ。ここで夏樹の広島時代からの友人・豊が登場します。
「おれも夏樹とやったことあるよ」
と道春に言う豊。夏樹のマンションの合鍵を持っている豊。拗らせているらしい豊。
豊のことは何となく分かった。夏樹もことが本気で好きだけど、本気と言ったら今の関係が終わってしまうから言えない。切ないひとなのだと。
しかし、あの台詞は?道春を動揺させようとして言った冗談なのか、本当なのか。BL研究中のわたしには見極められませんでした。
見極めなくてもいいのかもしれないし、そこはさらっと流すべきところなのまもしれないのですが、そこの真偽いかんによって、うちの大切な道春を任せていいひとなのかどうかが変わってくるのです。そのくらいには道春に肩入れ完了しているので気になって気になって。
年齢的に「道春がオレの初めてだよ」なんて言うのは気持ち悪いけれど、無関係なところで遊ぶのと、友達ともできるというのは人格が全く違ってくるわけで。ああ、また細かいことを気にしすぎだ。
同時収録は「あ、その先生がそうだったの?」という発見が最後にある話でした。こちらは軽くさらっと読める感じでした。
結局、どうなんでしょうね?あー、「平気で誰とでもできるのかよ!」「まあ、わりと」っていう会話があったじゃないか、自分!クロだったか。でも道春と出会って変わったのですね!
長々と失礼しました。