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初読み成瀬かの先生。
楽しくサクサク読めました。
せつないのも苦しいのも好きだけど、
間に挟みたい優しいBL。
呪術師の家系に生まれた清夏、他の家族に比べ見た目も能力も凡庸なことから自らを鬼子と呼んでいた。
小さいころから夢の中で出会っていた美しい男、
孤独を感じていた清夏はその男に想いを寄せるようになる。
式神を迎える儀式で出会ったホワイトタイガーは
夢で会っていた男、俐星の真の姿だった。
虎の姿の俐星は人語を話さないんだけど、
じわじわふたりが惹かれていくのが良かった♡
俐星の「愛い」がすごく好き♡
契りシリーズ1作目でございます。
成瀬さんのモフモフ系は癒されすぎて困る((ノェ`*)っ))タシタシ
お話し。
東という一族に生まれた受。
代々受け継ぐ、妖の力を~な特殊能力なおうち。
18歳まで純潔を守るなんていう制約に縛られ彼女の一人もいない受。
年齢を重ねても若く美しい家族。
唯一自分は平凡。そして力も皆無。
儀式とか、、儀式とか、、儀式とか、、
そんなこんなで儀式を迎えるわけですが、儀式目前
ルールも何も聞く前にうっかり飛ばされた鏡裏の世界。妖怪が住まう森。
はてさてどーなるか。
さっぱりした受のキャラは好印象。
初めてはかわいい女の子!男?!ちょっ・・冗談じゃない
そんなこと言うてた口がいつの間にかというのがオイシイのです。
一番近くにいるのに見えなくて。
見えないから妙にすれ違う様がこれまたかわいらしい。
攻である白虎もまた叱り。
人間に隷属するなんて冗談じゃない。
そう思っていたはずなのに~な心の変化が良いです。
成瀬さんの描かれるこのへんの描写がドンピシャに好きなのです。
万年発情期の狂人な性欲にも天晴。
や、ガツンガツンなのはいいけど抱き壊しそうだからほどほどにお願いしますw
主人公の受けが鏡の裏の世界で苦労している間、支えてくれるのはホワイトタイガーのハク。
守ってくれる・慰めてくれる・一緒に寝てくれる・モフらせてくれる。モフモフ天国最高でした。
また、ハクが受けを守って戦ってくれる場面も、咆哮してから跳躍して、爪を立てて引き裂いて噛み付いて……という実にホワイトタイガーらしい戦い方でかっこよかった。
そんな感じでハクのことは大好きになったのですが、気になったのは“一族全員が偽装結婚”という設定。
みんな、実の父ではない人を父親として育つというのは何だかなぁと思いもしたし、しかも一族の男は全員男にヤられているというのに引いてしまい、さらに主人公の育ての父も、というところでキツいなと感じました。
義理とは言え、父親が受け(しかも過去のこととかではなく、現在進行形)ってことだよね、と考えてしまったので。
ハクが最高だっただけに、設定で引っかかりを覚えてしまったのがとても残念でしたが、それが気にならない方には(または、その設定は薄目で読み飛ばせば)最高の作品だと思います。
呪術師の家系に生まれた清夏。
家族の誰もが美貌揃い、秘める力も強大で。
なのに自分は不細工とは言わないが凡庸で、力もからっきし。
幼い頃から自分一人置いてきぼり、ずっと肩身の狭い思いをしてきた。
そんな幼少の生い立ちがあったからか、一族のしきたりに反発し反抗する清夏ですが、18歳の誕生日に行われる渡月の儀は避けられない。
なんの説明もされないまま突然界を渡ってしまい、そこで次々と襲われてしまう。
自分を襲ってくる『妖』はみな、自分と契ろうと…つまり後ろに突っ込もうとしているわけで。
なんと清夏の一族はみな『妖』の精を身の内に受けることで封印が溶け、式を得られる。そしてやっと元の世界に帰れると言われ──?
白虎!ホワイトタイガー!俐星素敵…。
何かの呪いによって俐星は清夏の前では人の姿を保つことは出来ず、白虎のまま。
清夏が寝てからやっと人になれるんですが…添い寝が眩しい…。
ずーーっと白虎との戯れなのでラブ要素は低いかもしれません。
だけどハクが俐星とは知らずに気持ちを言ったり、契るのはハク(動物)がいい!と言ったり、ニマニマする内容でした。
そしてなによりもやっと俐星との絡みが、もう。
何回も何回も『愛い』と告げる俐星に胸きゅんです。
実は清夏の力は弱くなかったという。
赤子の頃からしょっちゅう結界を渡っていたせいで力が枯渇、普段は温存していたそうな。
四神のうちのひとつ、白虎を式神にした清夏はこれからどんどん綺麗になって、そして俐星の愛でますます艶っぽくなっていくんでしょう。
それにしてもとんでも一族です、東家。
偽装結婚の裏側にはとんでも事実がw
一族の男、み~んな受けに回るしかないってことですよね…?
ガンバレ、東一族男衆!
成瀬かのさんの先日読んだ作品が面白くて、続けて読んでみました。
ファンタジー苦手なわたしですが、これは現実舞台なのでOKなのです。
一から築きあげられたファンタジー世界が苦手なんですよね。
入り込めれば最高に面白いのですが、少しでも内輪受け(作者さんと編集さんなどの)と感じてしまうとガッカリしてしまって(苦笑
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受けは華奢で小柄ながら気が強い清夏、18歳。
神主を務める東家の長男で、美形一家の中で凡庸な自分にコンプレックスを持っています。
攻めの俐星の本性は白虎。
とある理由で東家を毛嫌いし、隠棲中です。
幼い頃から結界を超え無意識に訪れる清夏へ、いつしか愛着を持つように。
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清夏は幼い頃から夢に見る俐星(人型)が大好きでした。
彼の側では本当の赤子のように安心していられましたし、現実世界では味わえない幸福感を与えてもらえていました。
実は俐星がいるのは、東家の御神体である鏡の中の世界です。
18歳になったらその中で式の契約をしなければならないしきたりとなっているのですが、一族の落ちこぼれだった清夏は何も知らずにそこへ落ちてしまい色々な異形の者たちに貞操を狙われます。
そうなんです、貞操ですよ!(鼻息
式の契約=セックスなわけです。
すごいBL的に美味しい設定です。
ファンタジーとはいえコミカルに書かれていますし、清夏の性格が快活で素直なので、とても可愛らしい作品となっております。
そして俐星は清夏がかけられた呪のせいで、お話の八割がた白虎の姿形で話もできません。
まさしく虎との生活です。
素敵過ぎー。大型動物との暮らしは憧れですよ。
ふたりの日常のやりとりがとにかく可愛くて、すごく癒されました。
作中のわたしのお気に入りは、少ししか出てませんが清夏の幼馴染み森泉くんでした。
なかなかどうして良い男ですねえ。
甘やかしてくれるキャラ大好きです(笑
彼のお話が読みたいけれど、彼女がいるから無理だろうなあ。
ああ、誰かとラブって欲しいー。
しかし、スピンオフで可能性がありそうなのは由羅(清夏の義父)や橙弥(清夏の従兄弟)でしょうね。
置かれた現状は清夏と同じなので。