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表題作スウィートチェリーバイブ

竜司,高校生
篤也,高校生

同時収録作品欲望のさなぎ

征弘(ユキ)・人気バンドのギタリスト
修司・人気バンドのボーカル

同時収録作品わたぬきの悪戯

夏見・不動産会社勤務
井崎・高校サッカー部の先輩

その他の収録作品

  • スウィートミルキーバイブ
  • スウィートスウィートバイブ(かきおろし)
  • あとがき

あらすじ

篤也の幼馴染であり、ハーフの竜司は幼い頃、それはもう天使のような可愛さだった。その『可愛さ』が抜けない篤也にとって、熱っぽい目で見つめてくる雄の竜司はドキドキ以外のなにものでもなくて……! 表題の思春期バカップル!? ラブコメのほか、セックス依存症のバンドマンをめぐるハードラブや監禁愛などもぜ~んぶ収録! 1冊で何度も楽しめるデリシャスBLコミックス

作品情報

作品名
スウィートチェリーバイブ
著者
日野ガラス 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
ISBN
9784896442397
3.3

(65)

(16)

萌々

(13)

(22)

中立

(8)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
11
得点
206
評価数
65
平均
3.3 / 5
神率
24.6%

レビュー投稿数11

やっぱり日野ガラスさん♪

ピアスから日野ガラスさん!!?と思いながらワクワクしながら読みました、ちょっと期待しすぎてしまったかも… でもやっぱりいつもの日野ガラスさん作品って感じで安心&面白かったーってなってよかったです!!!

だいたいいつも病んでるキャラ&暗いお話が多めの日野ガラスさん、本当にいつもドツボで、今回神評価したのは本当に個人的な趣味とかなので、はい。&表紙作よりも「欲望のなぎさ」の方の話にドハマりしました… なんか一番今読みたいって思ってた感じにすごい当てはまってて本当に好き、もっかい読も…

表紙と中身の雰囲気のギャップがすごすぎて作家さん買いしたのに驚きました… でもこんなピュアピュアっぽいハッピーでスウィートな感じではないよなぁ… と思ってたら案の定!やっぱりちょっと雰囲気は暗い… いやラブラブなんですよ、思いあってる、可愛い、でもなんか日野ガラスさんワールドっていうか絵が綺麗だからかなぁー 

昔、出会ったころは可愛かった竜司。そんな可愛い可愛い竜司が大好きだった篤也。高校生になってデカくてイケメン、女子にモテモテになっていた竜司、篤也はそんな竜司は知らないと遠ざけたりしていたが、やっぱり昔からの付き合いとかもあって甘やかしてしまい、映画に行く約束をしていたのになかなか来ない竜司の家まで行ってしまう始末。「俺のこと気にして家きてくれるかなってちょっと思ってたけど 来てくれて嬉しい」わーお…竜司腹黒かな… 昔は可愛かったのに… そしてやっぱり竜司が攻めなんだね… 可愛かったのはあの頃の話だもんね… 篤也がちょっと可哀そうになってきたよ笑

竜司の巨根にいやいやする篤也が可愛い… 「やだって一回言ったら好きって10回言って」篤也… めっちゃ好き好き言ってくれたら多分うちめっちゃ萌える…って思ったけどやっぱり恥ずかしがって言えない感じが逆にキュンとした… でも最後に 「あっちゃん俺の大きいのは?」「大っ好きィ…っ」って…なにこれなにこれなにこれ… 吃驚した可愛かった…面白かったー

そして次のお話が自分すごいドツボにハマったお話で
真面目イケメン×病んでるビッチ美人
多分語りだしたら止まらない… 本当に本当にこの作品好き!
恋人じゃないっていうのがまたよくて…
色んな人に犯されてひねくれてるけどやっぱり攻めのことが大好きなんだなーってのが伝わってくる感じのに本当にハマった。

日野ガラスさんの作品はやっぱりこういう暗いめが大好きです。
きゅんきゅんラブラブハッピーエンドが好きな人にはお勧めしないです…
どっちかっていうとシリアスで切ないドラマって感じです。

一冊まるまる一組のカップルのお話が読んでみたいです。ちょっと内容が薄いなーって感じる作品があって、お話が短い作品も好きですが続き物とかも読んでみたい!って思いました。 切ない、泣ける、でもハッピーエンドって作品が読みたい人には是非お勧めです。

7

こういうの待ってました

表題作のお話で思ったことは
「何この二人。めっちゃ可愛い。」
の一言ですね。
あんなに天使だった攻めの竜司くんがいつの間にかあんなに王子様ようなイケメンになってるくだりが何回も作中に出てきて笑いました(笑)
そんなとこにそれ挟むのかwって思うところもありました(笑)
竜司くんが「違ってても今更逃がさねーけど」っていったところは破壊力抜群でしたね、、、!
Hシーンはとにかくエロい!満足でした。
何回も読み返したくなる二人の可愛さはクセになります。

二つ目のお話はシリアスで泣ける話でした
バンドマンの2人は売れる前にたくさんの苦しみを味わってきたというのがよく書かれています。
過去、売れる為に修司が身体を売っていたのは本当は征弘の笑顔が見たかったから征弘の為だったと知ったときは涙が出ました。
修司は自分の思いに気づけてよかったなあと思いました。
これから2人はもっと幸せになってほしいと思える作品でした。

3つ目のお話は
束縛愛(監禁)のお話。
拘束的なものが好きな人には堪らないかも知れません。
なぜ監禁してしまうのか少しわかりづらいところはありましたが最後まで読んでうまくまとまっていてよかったです。

私的には今回の一冊は今までで一番エロいな〜と感じました。

5

とても好きです!

センシティブさ全開のいつもの日野さん作品に加え、今回はエロスやら愛らしい茶目っ気あるお話し、憂いを帯びた美しい切なさ漂う作風も楽しめました。
そんな感情の一瞬を閉じ込めたお話しを作り出す日野さん作品が大好きです。
いつもよりもエロス成分は多いけれど、エロスもただのエロじゃないと感じることができるのですよね。
日野さん作品お好きな方はもちろん、切ないシリアスで心を揺さぶられたいときにはオススメな一冊かと思います。

2

充分エロい!

あとがきで日野ガラス先生が「エロくなかった・・・」と書かれていましたが
充分エロいと思いました。

『スウィートチェリーバイブ』
可愛かった幼なじみが、数年後でかいイケメンに成長。
そのイケメンに攻められ、どんどんその魅力にはまっていく篤也。
幼い頃女の子みたいにとっても可愛かったハーフの竜司、
いつかお嫁さんにしたいと思うほどだったのに
こんなに男らしくカッコよく、おまけにモテモテになるなんて・・・
可愛いと思っていた竜司がいつのまにか男らしくイケメンになったことで
好きと言う想いは変わらないのに、なんだか微妙な気持ちの篤也。
そんな微妙な気持ちなんだけど、気持ちイイことされると拒めないのが男の性。
竜司の篤也に対する気持ちは半端無く最初はそんな篤也に戸惑いを感じながらも
徐々に正直な自分の気持ちを自分の中で感じ始めるその過程が
読みながらすごく伝わってきて
何度も肌を重ねていくうち二人の気持ちがだんだん近づいて
最終的には1本の線になるような、離れていたものが一緒になる様な
そんな感覚になるHシーンでした。
エロシーンといえばエロシーンなんだけど
そこにお互いの熱い想いがあると、ただのエロシーンではなくなって
ラブシーンになるから不思議です。
二人共お互いが大好きなんだけど、竜司の想いの方がやや優勢かな・・・

『欲望のさなぎ』
売れっ子バンドグループの2人の隠された私生活と真実。
学士の頃から修司の詩に曲を付けていた征弘。
SEX依存症の修司は複数の男と関係を持ち征弘の心配も絶えない。
そんな時、征弘の女性モデルとの熱愛報道がスクープされ
二人の間にひびが入り、解散の危機に・・・
本当はお互いを必要として、お互いに口には出せない熱い想いがあって
求めたいのに求められなった、素直になりたいのになれなかった現実。
その現実から逃げたい修司は他の男とのSEXに溺れぼろぼろに・・・
見て見ぬふりをして、何とも思わないような態度でいた征弘の
本当の気持ちはその表情や行動から、痛いほど伝わり
自虐的に男に抱かれる修司の想いもまた、
征弘に向いているのだとまるわかりなんです。
お互いに嫉妬し合って、ドロドロに愛し合って、支え合って立ち直って
ちょっとシリアスが入ったLoveストーリーでした。

『わたぬきの悪戯』
学生時代いじめにあっていた夏見にただ一人暖かく接してくれた
サッカー部の先輩、伊崎。
その伊崎と10年ぶりに再会した夏見が伊崎を監禁します。
愛するがあまり、その愛が変な方向に向かっちゃって
誰よりも愛する先輩を監禁し、異常な行動をとる夏見。
その執着といったらちょっと病んでます。
すごく短いお話なので、どういう結末なのかと思いましたが
病んでしまうほど先輩のことを想う真実が明らかになり
今まで自分だけで苦しんできたことを吐き出します。
あのあと、先輩は何と言ったのか・・・
そして二人はどうなったのか・・・
それは、読み手がそれぞれに考えることなのかな。



3

甘いお話とどろどろのお話

「スウィートチェリーバイブ」
可愛かった幼なじみが大きくたくましくなって自分を口説いてくる…という、幼なじみものには王道(?)な展開でした。コメディーというよりほのぼの系です。
かわいいんだけど、驚くほど感想が思い浮かばない・・・。
あまりにもさらさら~と読めちゃいました!
感想を書くためにもう一度読みましたが、やはりこれといって内容がない^^;すみません。
それとやはり、これは個人の感覚でしょうが、日野さんの書く男性がまつ毛がビシバシで唇がつやつやなのでキレイな女の子に見えてしまいます。
攻めである竜司が学ランを着てる姿なんて女の子のコスプレに見えてしまった。

「欲望のさなぎ」
こちらはかなりシリアスです。これ単品なら神評価でもよいと思いました。ページ数もこちらのほうが多いです。

売れないバンドから売れるバンドになった征広と修司の音楽業界のお話。
売れるようになるにつれてどんどん精神的に追い詰められていく修司とそれを見守る征広。

内容はすごく重いです…。でもすごくズシンとくる。
ピアスレーベルなんですねよね、これ。
えろえろなんですが、モノローグやコマの間で読ませるタイプの感動的なお話です。
2人とも、売れるために違う形でいろんなことをして、そのせいで溝が深まっていく。一見すると2人の仲は悪くてどろどろです。

ラブストーリーというよりお話としてとてもよかった。
売れてなかったけど仲がよかったころ、売れてるけどどこかゆがんでしまった関係の2人を交互に見せているのですが、裏側が次第に見えていきます。

がんばってるのに報われない、もうだめかもしれないという気持ちとその純粋さがすごい綺麗に描かれていた。売れるために歪んで言ったさまが上手く描かれています。
でも1人でないから純粋でもいられたし、歪んでもまだどこかに綺麗なものが残せているわけですね。

結局あまあまなカップルになって終わる…いうわけではありませんが、こういう関係もすごくよいなぁと思いました。

3

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