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短編集です。
5作品収録されています。何かに似てる、何だろう?と考えてたらそうだ!かつて私が子供の頃にブームだったホラー漫画雑誌読んで感じた感覚に近いんだわ。
ホラーって不条理、エロにグロに悲劇にハッピーエンド、ある意味何描いてもオッケーな感じがあって面白い作品からカスみたいな作品までいろんなのが載ってました。
コチラの作品は、手放しに面白い!とは言えない。受けが嘘みたいに可哀想な目に遭わされたりするんだもん。その割にえっ?!そんな安易にハッピーエンド?!とちょっと置いてけぼりにされます。
童貞膜少年 第1話 穴の奥の秘密
童貞膜少年 第2話 兄の執着
童貞膜少年 第3話 喪失の刻
表題作です。主人公はとある疾患のせいで家に軟禁されていて18才になったら変態に売られる身の上だそうで、実兄に開発されてるんですよ。そこに、庭師としてやってきた若者が主人公と仲良くなってそんな生活から抜け出せるよう2人で逃避行するんですけども、いろいろとツッコミどころ満載ですが、そんな部分をスルーするか心の中でツッコミ入れながら読める人は楽しめます。
先生とぼくのAV 性感オナニー講座
保健室の先生と純情潔癖DKです。
全校集会で倒れた生徒を介抱しようと保健室に運んだ先生。衣服を緩めようとしたらパンツの中で射精してぐっちょんぐっちょんになってるではないですか!性的な事に嫌悪感がある彼は自慰を全くしない事で少しの刺激で射精してしまったそう。そんな彼の心と身体を解きほぐして…ってコチラはよくある話(どの界隈でやねーん)
姦禁ゲーム
こりゃないわーと思った話。聖女過ぎるわ。
盗んだバイクで暴走していた不良少年、警察官に追いかけられて事故って入院。
その友達が逆ギレして追いかけた警察官を拉致監禁性暴行の日々。
そんな事されても純真で綺麗なままの警察官。そんな彼に絆されて助けようとする不良グループの1人の少年。ボス格の少年にバレて動画撮られながらのSEX強要されて…ってシチュエーションで2人は愛を確認したりして。
コチラもどこまで本気?ってストーリー。
真くんが SEXできない理由
これもヤバかった。1年間友達だった彼と初キスから付き合おうってなってバックハグから身体弄ってたら激しく拒否されて大ショックな主人公。
友達に相談したら、友達が人肌脱いでくれるんだけど、そんな荒療治ある!?
彼を脅して3人でお家鍋パからの、コイツこんなエロい体してんだぜって酔った勢いもあり尻弄り出すんよ。
いやぁ、トンデモ作品です。
蝶は奴隷のように犯された!!
これは完全にホラーでした。
猟奇的過ぎます。メリバです。タイトル通りなのですが、初っ端で蝶々の羽を全部切り取って胴体だけにしている孤立気味なDKと高校教師が邂逅。
彼が言うには傷付いた羽の蝶々を保護してあげたんだと。それを聞いて優しい子なんだなで済ます主人公。おいおい!教育的指導必要やろ。羽切り取るってやば過ぎるやろが、悪気ない方が始末が悪いわ。
そこからDKに懐かれる先生。
その後は、まぁ、蝶の羽切り取るような子なのでね、ヤバいです。
カバー下に各作品の作者コメントが載ってたのですが、表題作は家畜人ヤプーを読んでいて思いつきましたと書かれていて驚き。あの作品からのインスピレーションなの?!(ヤプーはとんでもない怪作SFSM作品です)童貞膜の設定気に入られてたみたいで、他にも単行本出てますね。童貞膜中年って作品髭の男性の泣き顔表紙でちょっと気になる。
怖いもの見たさで読んでみるといいかもしれない。
シーモアで購入。
水玉ボカシで結構見えてます。射精の描写がめちゃくちゃ勢いがあって天井に着いてるんちゃうか?と思うほどの活きの良さです。
三雲譲さんの考えるネタはいつも凄いなって思います。その妄想力計り知れず・・。童貞膜の仕組みもそうそう思いつきませんよね、普通。
絵も好きです。古い物は絵が違いすぎて単行本化の際書き直した、というコメントもありましたが、他の作品と1年程しか違わないのにどれ程絵柄に変化があったのか気になる。昔の絵も見てみたかった。このかわいい絵で恐怖体験などを描かれるのでそのギャップも良いのかな。写実的な絵柄だとかなり厳しいものになる可能性もありますもんね。
是非電子化して欲しいです。スピンオフの童貞膜中年を電子で読んだ読者さん達はきっと童貞膜少年を読みたくなる筈と思いますね。
童貞膜というものが生まれつきあり、それが原因で家族から疎外され、18歳になったら変態に高額で売られる運命の透。
その家に庭師として来た遼牙が透を気づき近づく。
物凄く暗い話なのかと思えば、キラキラな遼牙の明るさがそこまで暗くさせていない作品。童貞膜はヤラないと破れない。破れないと射精できない。
そんなわけで、射精したらしたで凄かった(笑)天井まで飛んでいるのでは?!と思うくらい!
警察官を監禁してレイプする話や、保健室で保健医が手懐ける話、先生を監禁してレイプする話など、これだけ見ると本当暗そうだと思いますが、絵柄なのかそんなでもない!
そういうのが苦手な方でもいける作品かなぁ。私的には、何だか物足りない。短編だからかもしれません。
童貞膜をもった少年の数奇な・・・・なお話し。
おっさんに凌辱されるのを待つべく実の家族に軟禁されたあげく
実の兄に調教されてるとか。
正直せっかくそういう凌辱的設定があるにもかかわらず
描写が少なすぎたのが残念。
ピュアでラブなかわいいお話しなのだけれども
実はそっちがガッツリ見たかったというのが正直な感想(ぉぃ
本編はといいますと、そんな受が出会った好青年。
事情をしらない攻のことをどんどん好きになる受は~というところ
さながらロミジュリですね。
ピアス作品にしては起承転結しっかりしてて面白いとおもいます。
ただせっかくの凌辱イベントがなーと思うのはきっと私だけ。
個人的に好きだったのは
「姦禁ゲーム」
お待ちかねの凌辱系( *´艸`)
のこのこ一人でやってきたお巡りさんをよってたかって
凌辱しまくるというお話です。
すぐさま精神ヘベレケにならないところが好き。
ただ友人たちがお巡りさんを凌辱するところを傍観していた攻。
ただ傍観していたところから、少しつ気持を変化させる描写が好き。
意外と純愛で、ひどいままで終わらないのもアリだなと思いました。
エロ描写がちょっとやりすぎかなと思う部分はありますが
思ってたより好きな話が多かったです
予想外に面白い…と言ったら失礼かもしれませんが、このタイトルと表紙から、何も考えずえろえろなお話が読みたいと手に取った本だったので、お話がしっかりしていることにちょっと驚きました。
もちろんピアスレーベルなのでえろえろなのですが、私はお話>えろのように感じました。それがどれもわりとハズレなく面白くて、嬉しい(?)誤算だったというか。
ただ、全体的に暗いというか、ダークなお話が多いので、読む人を選びそうです。強姦・輪姦・監禁・精神的に病んでいる、等々。
表題作の「 童貞膜少年」
生まれつき童貞膜というものを持つ少年・透のお話で、童貞膜って??て思うのですが、後ろから犯されてそれを破られないと射精できないのだそう。
ちょっと説明がわかりづらいというか、その設定そのものが萌えにつながるものではなかったのが残念な気もします。
この「童貞膜」を持っている人間は欠陥人間として売られてしまう…という設定なのですが、この体質ってそんな買う側にとって希少なものなのかが少し疑問でした。
相手役の遼牙は透と友達になり、透が売られる前に救い出そうとしてくれます。なんだか半分友情物語のようですが、遼牙が本当にかっこいいんです。BLの攻めって感じでなく、普通の、等身大の男性という感じでした。
シリアスになりきれないところもありましたが、逃避行ものとして楽しめました。最後のハッピーエンドまでの流れもよかったと思います。
一番インパクトがあったのが「姦禁ゲーム」
警官の家入は、不良たちに逆恨みされ監禁され輪姦される…というお話です。
人間扱いされていないような強姦っぷりはかなり痛々しい。ですが、カップリングがとてもよかった。不良の1人である蓮は家入に同情し、彼を救い出そうとします。
攻めと受けが無理やり行為を強要されるというシーンは正直言うとかなり苦手…でもラストがとても好きだと思えました。
これはもし続きがあって、ちゃんとカップルになるのなら読んでみたいと思える作品でした。
そのほか、やはり黒い作品が多めですが、愛はきちんと描かれているものが多いです。描写はやはりえろえろですので、黒いお話でも大丈夫で、えろもストーリーも楽しみたい方には、このレーベルの中ではおすすめできる1冊だと思います。