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表題作鈍色ムジカ

九条克幸,両目を怪我したチェリスト,学生時代の親友
佐藤拓真,介護士

その他の収録作品

  • 鈍色の雪空(描き下ろし)
  • 後書き(描き下ろし)
  • カバー下:チェリストとヘルパーとホラー映画①②

あらすじ

チェリストになると誓ってイタリアへ留学した親友ユキとの連絡が途絶えて十年。
介護士として働く拓真は、瞳を傷付けられて両目に包帯を巻いたユキと偶然再会する。
自分である事を明かさないまま、ユキの介助をする拓真。
しかし、中学時代から密かにユキが自分に恋していたことを知ってしまい……。

十年来の片恋を隠したチェリスト×幼馴染の介護士
――どこまでも不器用で、どこまでも一途な、恋の楽章。

美麗でエロティック! 所ケメコのBLデビューコミックス
描きおろし1話分収録&Hシーン大幅加筆

作品情報

作品名
鈍色ムジカ
著者
所ケメコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
鈍色ムジカ
発売日
ISBN
9784040673936
3.3

(92)

(17)

萌々

(27)

(29)

中立

(11)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
18
得点
291
評価数
92
平均
3.3 / 5
神率
18.5%

レビュー投稿数18

なぜ分からないんだろう…?

この作品は雑誌が無料で電子書籍サイトに掲載されていた時に見つけた作品です。
透明感のある綺麗な絵柄に一目で惹かれました。
お話もチェリストが登場する、BLではあまり読んだことのない職業が登場します。
元々クラシック音楽が好きなので、この点でも興味を引かれた作品でした。
音楽が2人を繋げるキーにはなっていますが、知識は全く必要ないので、クラシック音楽が苦手な方でも大丈夫かと思います。

序盤は拓真視点で、なぜ拓真がユキに自分だと告げないのだろうかとか、目が見えないにしてもヘルバーのフルネームは初対面の時に告げられるはずだし、会話の端々で幼馴染の拓真だというヒントが沢山出ているのにユキはなぜ気づかないんだろう…とか、そんなことがずっと気になりました。
その流れは中盤を過ぎてからのお話に必要だったわけですが、私には少し理由付けが弱くて強引な流れに思えたので、お話としては萌にあと一歩という印象です。

ユキが中学の頃と大人になってからと随分印象が変わりました。中学の頃は可愛かったのにイケメンで男らしく成長して、私は大人になってからの方が好みでした。
しかも結構Hだし(笑)。読む前はもっとあっさりしたイメージを抱いていたのですが、それよりはH度高かったです。

0

ロマンチックでムーディーなお話

ロマンチックでムーディーなお話ですね。BGMにクラッシックが流れているような起伏はあっても静かな印象です。

中学時代の親友の拓真とユキの再会の物語。

絵がキレイでユキが美しいです。性描写もあっさり目で読みやすいです。

夢を叶えに留学したユキと連絡が途絶えそれでも彼がCDを出してないか探す拓真。ヘルパーになってます。派遣先の依頼主がなんとユキでした!

志半ばで目を怪我して見えないユキを思って拓真は正体を明かしません。
それでもやっぱり一緒にいるのが心地よくて昔のように海や縁日に連れ出したり、慕わしい想いが溢れてしまいます。
そしてユキも拓真をずっと好きだったのに重ねてしまうと苦しみます。

やがて正体がバレますがきちんと向き合いちゃんと告白されます。ユキー!切ないのと会えて良かったのと心をひかれてたのがやっぱり拓真だったのと良かったね!
ユキが夢を叶えて胸を張って告白したかったのに楽団の輩に怪我を負わされて楽団も追われ悲しいです。

そしてそしてなんと拓真がユキをエッチに誘います。ここがなんとも。ユキのことを思ってだけど本当にユキと同じくらいの愛情を持って挑んで欲しかったかな。ユキも喜んでたけどやっぱり同じ想いを持ってくれますようにって願ってます。

一年後CDデビューが決まったら約束の拓真の為のリサイタルを開きます。

鈍色の雪空
ユキが拓真に恋に落ちるお話ですね。この頃から拓真は変わらず優しいですね。


1

再会

幼馴染の再会ものですね。
ずっと気になっていた作品だったのですが、思いのほか綺麗でした。
もっと音楽っ!!って作品だとおもってたんですが
ことのほかBL強めでしたね(*´ω`*)

天使のようだった可愛い子供が、
男前になって戻ってくるとかww
目に傷をおって包帯で目を隠す。
見えない相手とのやりとり。
じつはその相手は。というところなのです。

見えていない、気づいていないというもどかしさがいい。
実は両想いだったというエピソードが小出しなのもよいです。
ただ、1巻の終わりではスッキリ両想いになってしまったので
続きを買うかどうかは後々検討かな。

2

ライトなBL

設定や絵は素敵。
でも、お話はもう一捻りほしい!という感じです。

よく言えばライトなBL。でも、続編4巻くらいまで?出てるなら、もう少しゆっくり描いても良かったんじゃないかなぁと思います。ノンケの受けがサラッと抱かれてるのをみて、スゲ〜〜と思ってしまいました。

目が見えなく、相手が誰かわからないまま恋愛するという設定はとても好きです。この設定をもっと活かして欲しかったです。終盤にはもう誰かバレて、目の手術をして見えるようになってしまいます...もう少し引き伸ばして!!という感じが否めません。

続編は気が向いたら手に取ってみたいと思います。

2

1巻目

ミニキャラが可愛いです。
ほんと、可愛い。

高校生の時のユキと拓真を見るとユキが受かなって思ってたけど、拓真が受だったとはね。

あの可愛いユキがこんなカッコよくなってるんだしそうなるか。
儚げな少年っぽいのにね。
拓真があんまり成長してないってことがよくわかった。

完結したら一気に読もうと、
完結するまで読むのをお預けしてました。
絵はめっちゃ綺麗だけど、話の展開が早い気がする。
ちょっと、物足りないです。
絵は綺麗なんだけどストーリー的には残念かな。

1

綺麗なお話し

話題になっていたので・・・
今さら読みました!

幼なじみで、ノンケ(〃ω〃)
長~い片思い♪
盛りだくさんだし、絵も綺麗です。
おHプレイがたくさん、とかではないですが綺麗なお話しです。

音楽ネタ(?)も、個人的に大好き❤なので続きも読みたくなりました!

2

名乗らなくて正解でしたね

大分前に読んだのですが、アワードに入っていたので読み直してみました。
やはり、いいですね。
包帯萌えはないんで、一巻で目が治って良かったです。連絡を取りたくなかった理由があるに違いないと思って名乗らなかった拓真。でも、結果的には、ユキの気持ちが聞けて、かつ、それから自分自身の気持ちを改めて考える猶予があって良かったのだと思います。友達だと思っていた人から突然告白されて、すぐに答えることなんて出来ないと思いますし、もしかして?と期待する時間がたまらなく好きです。
拓真の満面の笑顔とはにかんだようなユキの笑顔の描き分けが上手でどちらも素敵でした。

1

長年片想い、執着愛

チェリストのお話・・・という事で気になりつつも、怪我をして目が見えない・・・という設定が個人的に不安でなかなか読む勇気が出ませんでした。

でも、どうやら目は回復するらしい・・・と知って、ようやく遅ればせながら読んだ次第です。
もっと早くに(特典類逃したのが痛い・・・)読んでおけばよかった・・・と後悔・・・
予想よりも、素敵な作品で、しかも結構面白い部分もある作品でもありました。

絵も綺麗なの上に、幼馴染み、長年片想いで一途執着愛な攻め様・・・という設定、しかも受け様はノンケ・・・という、個人的にはとても嬉しい設定で・・・

幼馴染みの2人が築きあげてきたものや、近くにずっといたからこその切ない片想い・・・
かつて信頼し合っていた仲だったからこその、恋人に発展していく過程の自然な流れや空気感が良いんですよね。

一度は音信不通になってしまった2人が、奇跡的な偶然から再会する事になるというのも、夢があって素敵な展開です。
しかも、再会時は攻め様は目が見えないので受け様がヘルパーとしてきていることに気が付かない(受け様は知っている)・・・そんな中でのドキドキな時間も良かったです。


3

絵が綺麗だけで萌えます

音楽家関連の設定は昔から弱い。その上にこの美しい表紙!
表紙買いでも自分を許せますね。
学生時代の親友同士が再会し、攻めは目を怪我しているから受けが昔の親友(且つ片思い相手)とは知らずに彼に惹かれていくのですが、他のレビューにもあるように、論理的に考えばーー気づくよな?
だって自分を介護する人の資料ぐらい把握するでしょう?
とツッコミたいところだが、絵の世界が純粋で美しすぎるのでそこを追求すると無粋な気がしますのでやめました。
このように、このちょっと都合のいい設定を受け入ればかなり萌えるストーリーです。
小さい頃の攻めはかなり受けっぽいけど、なぜか大人になった途端すっかり攻めっぽくなっていて、そこを萌えるかどうかは個人差があると思いますが、私意外と結構好きかもしれません。
もし声を想像すれば興津和幸さんのような優しい王子様系ですね!
読みやすいし、目の保養になりますw そういう意味ではオススメですね。ストーリーの深みと論理の厳密性を追求するならあまり評価しないですが。

1

読みやすいと思います。

書店でお試し冊子があったので、読んでみて購入しました。

チェリストとなった中学の同級生・九条克幸(ユキ)と再会した介護士の佐藤拓真。ユキは目に怪我を負っていて、拓真は他人を装ったままユキの介助を始める。

この設定自体はすきだったのですが、読んでいたらなんだか細かいところが気になってしまって…。そもそもこれから日常生活の介助を担当する介護士なのに、相手の基本的プロフィールも知らずに来るの?
名前はもちろん相手がどんな状態なのかとか、どういうことを求められているかとか、把握しておくべきなんじゃないかなと。正体を隠してすきな相手のお世話をする、という設定にするために介護士にしたみたいに思えました。ユキもユキで、目が悪いのに杖とか使わないの?とか。ユキを介助してる描写があまりなかったので、なおさらそういうところが浮き彫りになってしまったかもしれません。

絵はきれいです。お話も、お互いの多少のすれ違いや葛藤はあるものの、きれいにまとまってて読みやすいと思います。が、2人の関係性が進むのが早いですね。初対面で個人的な昔話とか思い出を話すのは、え、もう?って感じでした。
ユキは中学の時あんなに控えめな性格だったのに、大人になったら随分上から話すようになったなw やわらかい空気がなくなってたのが残念。あのままの感じで今でもずっと拓真を想ってる、だったら健気さにもっと萌えたと思います。
2人が結ばれるシーンもやはり性急な感がありましたが、色気があってそれ自体はよかったかな。わんこっぽいのはすきでないので、あまり拓真に積極的になってほしくなかったですがw

マイナス面ばかり書いてしまいましたが、物語全体としては嫌いではありません。でも続編は読むかなぁ?という感じです。




5

うーん

続きありきならもうちょっと流れがあっても良かったかな〜と。あとあとの駆け足がついてけないよww頑張って追いついたけど…チュー止まりでも良かったんじゃないかな?私的には要らないなと
もちっと介護してる所をユックリとしてくれてもいいんじゃないかな?その辺呆気なくて…絵は可愛いのが増えるとあー…ってなる(手抜きじゃないけど後ろの方本当デレが満面に出てて感じじゃないんですよ
可愛い丸っこいかんじ嫌いじゃないはずなのになぁ線の細い感じだから違和感があるのかな?上手に言えない…
でも次も買うんだろうなぁ誰が刺したかそれは愛なのかそれとも憎しみなのか気になるっちゃなるし、今後の展開で面白くなりそうだなと期待を込めて萌え判定

3

チェロの音色に託す想い。

拓真は介護士をしている。そんな彼が担当することになったのは、
両目を怪我したチェリストの九条。
実は彼は拓真の友人だったが、長い間会っていなかった。
目が見えていない九条は拓真に気が付いていない。
九条は、なぜチェリストになったのか、隠してきた気持ちなどが、
拓真当人の前で明かされていく。
傍にいたのが、ずっと思いを隠してきた拓真と知った時、九条は…


個人的に、目に包帯を巻いて声を頼りに過ごす、っていう
シチュエーションがたまらなく好きです。
包帯を、はらはらと取っていくとことか…
九条が弾くチェロには拓真への伝えられない思いが募っていたと思うと
この点もいい感じです。
設定も絵もよかったです。

3

きれいで古風

デジタルならではの繊細できれいな描線の、ちょっと見今風のコミックですが、なんというか、読後感は、すごく、すごく懐かしい。
0年代とか前世紀末のコミックスで、こんな感じのよく読んだ気がするって、懐かしさを感じた。
よく言えば、普遍的なお話、王道展開なんだろうけど、それだと微妙にニュアンスが違う。
ストーリー展開っていうより、絵の印象の少女マンガっぽさかな。
中性的な美形の攻めにかわいい系の受け、キスシーンのアップに増量された(?)エチシーンの朝チュン感。

でも、絵はきれいだし、ストーリーはロマンティックで痛かったりしないし、エチシーンもきれいでエロエロしすぎでえぐかったりもしないし、たまにはいるチビ絵もそれほど酷くじゃまってわけじゃないし、
初心者さんが手に取りやすいコミックスって事で、いいんじゃないかな。

3

雀影

セルフツッコミ
長髪で目に包帯が、昭和少女マンガ感を盛り上げているんじゃなかろうか。

絵が秀美!!

初のフルールコミックでイラストも好みだったので表紙買いしました。
目に包帯を巻いた美人なチェリストという攻めの設定だけでも美味しい気がしますww
絵は少女漫画テイスト。目の書き方とか・・・綺麗で丁寧なんですけど、こういったテイストが苦手な方は要注意です。

ネタバレしますが初めは目が見えなかったせいで、ユキは手伝いにきた介護士が想い人の拓真だと気づきません。
とあるきっかけでバレるのですがそのバレた後の展開がスムーズ過ぎて違和感。
お互いに気まずいギクシャクした感じをもっと出してもよかったかな~
そして、中盤あたりでユキの目が手術により包帯が取れます。
これって結構ポイントどころだと思うのですが、もうちょっと終盤に持って来た方が話の流れとしては盛り上がったと思う。
しかも、目が見えて長年想い続けていた拓真が見えるようになったというのに案外あっさり目な感じ。

この作品、続編も出ることが決まっているそうなので色々言いましたがおそらく購入すると思いますw
絵は綺麗なんですホントに。
初のBL作家さんらしいので、まだまだこれから期待しても良さそうな感じかな?

5

雰囲気美人な作品

フルールは私的には今までハズレがないそんなレーベル。
そのフルールがコミックに進出、
しかも美麗な表紙のチェリストの話というので、
楽しみに読んでみた。

中学時代の親友が、10数年の時を経て
目の見えないチェリストとホームヘルパーとして再会。

表紙だけではなくて中の絵も少女漫画系の綺麗さ。
でも、うーん……

そもそも初対面で氏名を名乗るだろうに
何故気がつかないのか?とか、何故隠していたのか?とか。
子供の頃ピアノを習っていた位で採譜の手伝いなんて出来ないでしょ?
とか、今時楽譜は手書きじゃなくて楽譜ソフトでやるでしょ?とか
正体のバレ方もバレたあとの展開の簡単さってなんなの?とか
あ、そんなにあっさり目も治ってハッピーエンドなの?とか
(チェロの指板が細すぎる絵が気になったり……とか)
ツッコミどころがいろいろと。

でも、基本的な展開や雰囲気は好み。
再会、音楽、海、縁日、などなど……
美味しいモチーフが散りばめられている。
そもそも目に包帯を巻いた美貌のチェリストってだけで個人的に加点だしw
作品全体、雰囲気美人という感じで、悪くはなかった。

どうも、続きがあるらしい。
雰囲気だけじゃあない、厚みや深みが出ることを期待。



追伸:二人の思い出の曲のCDが何度か出てくるのだが実在の作品だろうか?
   これなんだかお分かりの方がいらしたら、教えて下さい。
   ホフマイスターと読めるのだけれど、ホフマイスターに
   作曲者の悲恋の逸話や、描写に合うチェロの曲あるのかな?
   

9

残念でした

とってつけたようなエピソードと時々入る古臭いギャグがどうも苦手です。
それも個性といえばそうなのでしょうが、絵は凄く好みなだけに残念でした。
あと、バレかたがちょっとお粗末な気がしました。
決めるシーンのコマがうまいのに決めゼリフが陳腐というか…残念でなりません。
シリアスなお話が似合う絵柄なのではないかなと思います。
あらすじ、イラスト、カバーで期待のハードルが上がりすぎたのかもしれません。
次回作に期待しています。

9

少女マンガに抵抗のない方向けかも。

読み終わった感想は、あ~~少女マンガを読んだ気分!
それが一番でした。
(少女マンガは、ちょっと物足りないけど嫌いではないです)

まず絵が、すごく少女マンガっぽいです。
受けの目の大きさや体の細さとか、人形の様なキレイな外見とか、
繊細な線で細部まで手を抜かず上手に仕上がってるかんじとか、
あと、スルスルスル~~っと読めるところとか。

内容は、
中学時代の友人同士(攻め→受けで恋心あり)の再会モノ。
攻めは目を怪我していて包帯で覆っているために、
すぐには相手が片想いしているその本人とは気付かないけれど、
でも、似ていると感じて惹かれていく…
そして、受けもその想いを知って……

受けが正体を明かしていなかったことで、
騙していたのか!?と攻めが怒って…という展開にはなるものの、
比較的すんなりと結ばれた印象。
正直、ちょっとスムーズ過ぎて物足りなかったなぁ。
男同士という障害もあまり感じられなく、
そんなとこも少女マンガっぽさをより強くさせている気がします。

あと、
どちらからも、男らしい芯の強さをあまり感じなかったのも残念。
せっかく攻めがチェリストを目指して、
昔からずっと頑張ってきたことが前面に押し出されているので、
怪我後でもチェリストとしてしっかり立っていく…
そんな姿をこの巻で見たかったなぁと思ってしまいました。
このお話は続くようなので、
多分それはこれから描かれるんだろうけど、
受けと相思相愛になってしっかり支えてもらって~~からだと、
微笑ましくはあるけど、個人的にはあまりグッとこなさそう。
続きは続きでまた、思いがけない展開があるかな??

絵がキレイなので、
絡みのシーンもあまり生々しさとかはないけれど、お上手で美しい。
脱ぐと、細身ながらちゃんと筋肉も付いてるいい身体!
それもとてもよかったけど、
個人的には、受けの下着が盛り上がってるところが一番萌えたかなw


すみません、色々言ってしまいましたが、
とてもお上手な絵でキレイにまとまっているので萌え評価とします☆

12

ほのぼのセンシティブ

新レーベル「フルールコミックス」第一段の本作品。
(もう一冊は西のり子さんの『フォーカス』)

「センシティブ×エロス」というレーベルのコンセプトを聞いてもっと大人っぽいイメージを抱いていましたが、こちらは思いの外ほのぼの系。
目の怪我など痛々しい要素はありますが、攻めと受けは基本ずっと仲良しで、チビキャラなど和みのシーンも多いため、全体的に温かい雰囲気です。


学生時代の親友が、介護士と患者という形で再会。
両目を包帯で覆ったチェリスト・ユキ(攻め)は、拓真(受け)のことが分からない。
拓真(受け)はユキを気遣い、初対面の介護士として振る舞うが…というすれ違い。

二人の思い出の曲、
夏祭りの子どもたちとの交流など
出てくるエピソードは優しく温かなものばかり。
ユキの目の怪我の経緯は、ホモフォビアによる悪意も感じられるとても哀しいものですが、完全に失明したわけではなく、あくまで治療中。
優しく明るい拓真に支えられ、一歩ずつ幸せな未来へと進んでいきます。

ユキはゲイで、拓真は(一応)ストレートですが、男同士の恋がどうとか、そんな現実的な悩みや迷いは詳しく描かれません。
長髪美人でシャイなユキのキャラもあって、BLというより百合のような、どこか浮き世離れした中性的な雰囲気でした。

それはそれで作風として良いと思いますが、個人的にちょっとどうかと思ったのは、チビキャラの多用。
綺麗な絵にチビキャラが挟まれるとかなり違和感というか、一気にお子様向けっぽくなってちょっと気持ちが冷めてしまいました;;


ちるちる記事で既出ですが、フルールHPでこの作品の番外編が読めます。
本編よりコメディ寄りで、こちらの方が二人のやり取りなど生き生きしていて楽しめました。
ワンコ受けに振り回される繊細美人攻めってなかなか美味しいですねw
続編も連載予定とのことで、そちらはユキが目を怪我した過去が絡むようなので、楽しみに待ちたいと思います。

13

この作品が収納されている本棚

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