カツユキの心の中に 誰かがいるのは知っていた――

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表題作鈍色ムジカ 2

九条克幸(ユキ)
チェリスト
佐藤拓真
介護士,学生時代の親友で現在恋人

同時収録作品バイオリニストとマネージャー(描き下ろし)

アルヴェルト・ドナード
受のマネージャー
ノエル・オウエン
バイオリニスト,俳優,20歳

その他の収録作品

  • 記憶Ⅰ
  • 番外編 理想の休日
  • 後書き
  • カバー下:漫画「チェリストとヘルパーとホラーな夜」

あらすじ

介護士として働く拓真は、チェリストになった親友ユキと十年ぶりに再会した。
そして、中学時代から密かにユキが分に恋していたことを知ってしまう。
控えめで大人しかったユキの、初めて知る一面に戸惑いながらも心揺さぶられ、思いを受け入れた拓真。
そんな時、ユキと同じ楽団にいたバイオリニストのノエルが現れる。
彼はユキの瞳の怪我と深い関係があるようで…?
毒舌な小悪魔バイオリニスト・ノエルのスピンオフを描きおろしで収録!

作品情報

作品名
鈍色ムジカ 2
著者
所ケメコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
鈍色ムジカ
発売日
ISBN
9784040676821
3.3

(48)

(5)

萌々

(15)

(23)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
156
評価数
48
平均
3.3 / 5
神率
10.4%

レビュー投稿数10

当て馬が可愛すぎて目立つ

1を読んだので2を読まないと気がすまないので購入しましたが、
みんなが言う物足りない感がすごくわかります。
絵が綺麗なわりにあっさりしすぎて物足りないのは否めません。
それでもな…絵が綺麗だからある程度許せます。
自分は漫画ではストーリーよりも雰囲気と絵を重視するので許せますが、
そうでない方はよく考えた上で購入した方がいいかもしれません。
しかし前作と比べて2にようやく演奏のシーンが増えたのが嬉しかったです。
第三者のように出てくるノエルに少し警戒したが(私が警戒してもどうしようもないですが…)、二人のバイオリンとチェロの合奏シーンがかっこよくてメロメロでした。
ちょっと小悪魔でツンテレのところがあるノエルがすごく可愛く見えます!むしろ主役二人より目立つのでは?いっそうノエルとそのマネージャーをメインとして書いてもいいような気がしますけどね。そっちの方がパンチあるかもしれません。
番外編の理想の休日は面白かったです。お二人の恋人の日常はやはりほのぼのあまあまですね。
3もあるようなんですが、今回は買うかどうかを少し悩みますね。弟くん、すごくかっこいいですが…

1

今後が楽しみなカップリングも・・・

表紙カバーをめくると出てくるオマケ漫画も楽しいこのコミックス。

1巻を読む前は、このチェリストはクール知的美人だと思い込んでいたものの、1巻を読み、見た目とは裏腹のド天然の可愛いキャラであることが分かりすっかりこの方の良い意味での残念さ(こういう残念な攻め様が大好き!!!)の虜に。

逆に1巻でとにかく涙が出ちゃうぐらい「良い人過ぎる!!!」・・・だった拓真は、2巻では嫉妬を覚えたり、自分の中に芽生えた黒い感情に戸惑いを見せてくれて、ただの天使キャラではない事がわかり、魅力が増した印象です。(そうはいってもやはり根本的には良い人・・・。本当に凄い・・・。でも、だからこそ、そんな彼だからこそユキを救えるんだよなぁ・・・。)

1巻で結ばれた2人に当て馬「ノエル」登場の今巻。
主人公カップルはひたすら熱々なので、個人的には、ノエルとノエルのマネージャーであるドナードとの今後が楽しみだったりします。
理由は、ノエルに密かな思いを抱いていそうなドナードの風貌、キャラ、性格が萌えツボだからです。
クール眼鏡美人、ストイック、真面目、実は執着系・・・さらには、初めてノエルの演奏を聴いたという子供の頃のドナードは初心そうで今とのギャップが妄想を掻き立てるんです。

ここまで書いて気が付きましたが、カップリングの行方が楽しみというより、ドナードの事をもっと知りたい、ドナードの今後や過去を知りたい、萌えたい・・・という感じでしたね・・・

0

美しい…けど、やっぱりちょい物足りない。

1巻は攻めのユキ(表紙左)が目に包帯をしている場面が多かったですが、
この2巻ではそれが取れたことで、
より美しさと表情が増して、絵の上手さが引き立ってるように感じました。
ただ内容は、
相変わらずアッサリのほのぼの系で、正直ちょっと物足りないかな。
(エロさは少し増えました!この方の描く裸体はやっぱり美しいです…)

最初の話では、中学時代の、ふたりが仲良くなるきっかけが描かれて、
その後、現在に戻って1巻の続きになります。

帯には、
「 美貌の毒舌バイオリニスト来日!!
ユキの瞳の怪我を招いた "張本人" !? 」とあって、
ユキと因縁の関係にある当て馬の登場で、波乱の展開かな?と思ったけど、
そうでもなかったです~~

そのバイオリニストは、性格はキツめでワガママだけど、
同じ楽団にいたという20歳の可愛い男の子で、
ユキをお兄ちゃんのように慕っているだけのようだし、
ユキの怪我との関わりも、あれれ?そんだけなの?って感じ。
まぁ、
ユキを慕うあまり拓真にワガママを言っちゃうところは、
可愛かったですけどね。
そんなんで、波乱ではなくてほのぼのテイストが増した感じでした。
その子とクールなつり目で眼鏡のマネージャーとの、
やっぱりほのぼの(キスもなし)の短いお話も入ってましたよー

あとは、
拓真が仕事先で、
「早く結婚しろ! 男として生まれたなら当然の事だ」と言われて、
ユキとの関係をちょっと立ち止まって考える…、
そしてユキも拓真が好きなだけに…という切なめの展開がありました。

ただ、BLを読んでいるとよく見る流れなだけに、
引き込まれるというより、当たり前っぽい描かれ方という印象。
ユキのチェリストとしての仕事がすごく順調で、
とにかく色々が上手く進んでいるので、
個人的には、もうちょっとグッと切なさを感じたかったなーー
最後は、拓真の弟が登場して、ひと波乱を予感させるような終わりです。

でも、その後に、
拓真の天然さが窺える休日を描いた番外編が載っているし、
カバー下には霊が怖い拓真を描いた可愛らしい漫画があったりで、
やっぱりすごくほのぼの~~な印象で本を閉じました。

もうちょっとなーーとは思うんですが、
絵がとてもキレイで見ていてウットリ…なのと、
作者がキャラに愛情を注いで大事に描いているのが窺える所が好きで、
なんだかんだ言いつつも、多分次の巻も買うだろうなーと思います。

9

ちょっとあっさり

絵柄はすごく綺麗なんですけどね、なんていうのかな、綺麗ゆえにちょっと現実離れしてるというかリアリティにかけるというか。ストーリーもう少し踏み込んで書き込んでくれるとなお良いのにな、とか思いつつ読みました。

冒頭は二人が仲良くなった学生時代のストーリーでした。これ、すごく好きです。二人が抱える孤独や寂しさがよく描かれていて、細やかな描写でした。仲良くなっていく過程も学生らしいというか。ピュアな二人が描かれています。

その後は現在の二人。相変わらず仲良しな二人ですが、ユキの楽団にいた仲間というバイオリニスト・ノエルが来日しユキに会いに来たことから少しずつギクシャクし始めます。
ユキとノエルの息の合ったアンサンブルを見て、会わなかった年月のユキの人間関係を想像してちょっとやきもきしたり、また仕事先の利用者さんに「早く結婚しろ」と言われたことで二人の関係はこのままでいいのか悩む拓真の姿は健気でしたが、何かそれもあっさり解決しちゃう。

帯の「ユキの瞳の怪我を招いた張本人!?」を見て、どれだけの修羅場があるのかと期待しましたがそれも「え、それだけ?」という内容で…。ノエルがもっと黒い子だったら面白かったのになあ。

なんだか全体的にあっさりで、絵柄もきれいだし設定も良いのだけれど、なんかそれだけ、というか。

番外編としてノエルとノエルのマネージャー・ドナードの話が載ってますが、これはあれですかね、スピンオフの前振り?と思ってしまった。拓真の弟も意味深な感じで出てきてるので、話をあまり広げずにじっくり今出てるキャラの話を掘り下げたほうが良いんじゃないのかな、と思ったりもしました。

カバー下は面白い!前表紙側は拓真視点、後ろ表紙側はユキ視点で、可愛らしい二人でした。

7

確かにあっさり目

一巻が発売されてから早々に二巻が発売されて、その流れで購入しました。
イラストが綺麗で買ったのが購入のきっかけですが、ストーリー自体は皆さんおっしゃていますようにあっさり目です。もう少し、掘り下げてもよかったと思います。
今回はノエルという小悪魔キャラが登場するのですが、ちょっと甘くせつない三角関係的な展開を期待してましたがう~ん、すぐにノエルがいい子になってしまったのがもったいないですねww
あとは、拓真の担当しているおじーさんから「結婚は?」と言い責められ、ユキとの将来を思い悩む。。。っていうのはBLを読み込んでいればありがち王道な壁、それをどう乗り切るのか~と思いきやこれまたあっさりな感じで終わってしまったww

イラストが綺麗なだけにもったいない感じがします。

ノエルとノエルのマネージャードナードのカップルも今後気になるところ!ってか、ドナードが意外にも結構ツボだった


2

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