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nidaime no ai wa omosugiru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
さあいきますよ辛口が!
はじめからネタバレなのでいやなひとは読まないでね。
主人公受けが高3になってやってきたのは見た目もモッサリした眼鏡の新米教師の風間。
担任ではないけれど受け所属の写真部顧問になります。
受けは風間に好意を持ち、風間もまんざらではない雰囲気。
そんなある日、受けは繁華街でチンピラに絡まれたところを助けてもらいます。
助けてくれたのはド派手ヤクザの風祭。極道の若頭でした。
一目惚れだったらしい風祭は毎週デートに誘い受けを可愛がりますが、最初はビビっていた受けもどんどん風祭が気になります。
が、風間先生と風祭は同一人物なのでした。
おわり。(笑)
BL番、只野仁ですね。
私、この作家さんが結構すきでよく読むんですが、今回はどうにもこうにも面白いとはいえませんでした。
初めの数ページで二人一役がモロバレで気づいてないのは主人公だけはかなり疲れますわな。
初っぱなからバレバレだからなにかヒネリがあるのかと思いましたが無回転のヒネリゼロ。
最後に受けが同一人物を知って風祭を選ぶでハピエンてもう読者おいてけぼりです。
同時収録はその後の話なんですが、受けが誘拐、風祭が助けてっていう内容なんだけど……。
なんかこう、風祭はいい大学でた賢いヤクザ設定で株取引でシノギをガンガン上げてるんですが、みためは武闘派でやってることも全然高学歴っぽくないんですよね。
しかもヤクザ同志やりとりとかがなんかヌルイ。
攻めのいいとこがよくわかんない。
受けも受けでポヤンとして大丈夫?みたいな。
よくこんなフワフワした設定と内容で出版社もOK出したなと思います。
と、いうことで趣味じゃないですが、次回の期待値をこめて中立で。
細部にこだわらずヤクザと高校生の純愛コメディかな、と思って軽く読んでいたら後半重苦しい感じで空気が違ってきて中途半端でした。
優しくて暖かな雰囲気の学校の先生へのほのかな憧れと、街で出会ったヤクザな男に惹かれる気持ちを持て余し心が揺れる高3男子。
ここのところ立て続けて3Pモノを読んでしまいすっかり毒されたせいか、そのつもりで手にとったわけでもなかったのにひとり3P祭り継続か?と思ってしまいました。
初恋に揺れる元気で可愛らしい男の子が動揺しながらも同性の恋人とハピエンを迎えるというところまではよかったんだけど、後半の書き下ろし部分ではダークな面が前面に出てくるし、住む世界の違う人と付き合うことへの焦燥感や哀しみ不安で押しつぶされそうになりながら前向きに頑張る主人公たち。
結局今後どうするとか色々解決してないまま日々の幸せを大事に生きるみたいな終わり方でもやもやしたままでした。
細かいことやあれこれ考えず都合よくまとまってよかったねというコメディにするか、真面目に二人で生きていく未来を考えることにするのかどっちつかずで違いすぎて合わない味のものをいっぺんに口に入れた気分です。