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表題作花鳥風月 4 小冊子付特別版

観世大輝,陶芸家
黒井沢斗(サバト),町役場の地域振興課課長,町長

同時収録作品花鳥風月

一見雅貴,隣家の外科医
糸川一人,家を出て田舎に越してきた青年

同時収録作品花鳥風月

辻本 曜明,元暴力団平岡組幹部
佐野火弦,元暴力団平岡組構成員

同時収録作品花鳥風月

一見 雅貴,医師
糸川 一人,役場勤め

あらすじ

大輝、約束を果たしにきた。
今夜、おまえのものになるためにーーー。

沢斗目の前で、土砂崩れに巻き込まれた大輝。
救い出された大輝に、沢斗は約束通り、一日一度、キスをし続ける。そして、退院した大輝に抱かれるつもりで、身を委ねるが……⁉︎

志水ゆきのストレートラブストーリー、大輝x沢斗のなれそめ篇クライマックスと、切ない片恋を描く火弦篇の開幕を収録したシリーズ第四弾!

作品情報

作品名
花鳥風月 4 小冊子付特別版
著者
志水ゆき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花鳥風月
発売日
電子発売日
ISBN
9784403664748
4.5

(198)

(128)

萌々

(46)

(22)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
22
得点
891
評価数
198
平均
4.5 / 5
神率
64.6%

レビュー投稿数22

沢斗が流す涙

いつも新刊発売の前に既刊分を読み返すのがクセになっているんですが…今回ほど、読み返しておいて良かったと思ったことはなかった。

沢斗と大輝のすれ違う心がこんなにも切なく苦しいものだったなんて。
無くした三ヶ月分の記憶。
沢斗と出会い、二人の間にあった、たくさんの出来事。
読み返していただけに、ハッキリと頭に浮かぶ。
大輝はたいしたことじゃないといった。
大輝が悪いわけじゃない。
だけど、沢斗が宝物だと称するほど大事な三ヶ月の記憶を、大輝は無くしてしまった。
沢斗を思うとすごくすごく胸が苦しくなりました。

大輝(おまえ)だから許した…大輝(おまえ)だから──

そう思いながら泣きわめく沢斗に、引きずられるように切なくなりました。


だけど、記憶を無くしても大輝は大輝で──、沢斗は気持ちを捨てられなかった。
長年くすぶり絡まっていた想いがやっとほどかれ、前へ進み始めました。
沢斗&大輝はこれにて一件落着?


後半は主に火弦の話です。
変わらず一方通行な思いを抱いたままの火弦。
こっちは恋が動くどころかなにやら不穏な空気が漂い始めます。

火弦と糸くんがいつの間にか仲良しだわぁ、なんてほんわかしていたんですが…。
火弦が受けた命令、一見のまだ見えてこない陰り。
一見の頼みで糸くんが一見の仕事について行くことになったこと。
なにやら線で繋がりそうな気配を漂わせて、待て次巻!

今回沢斗の目にたくさんの涙が浮かびました。
苦しくて、切なくて、──愛しくて、流す涙。
どうか大輝の前で、胸を痛めて流す涙が少なくなりますように。

ようやく本番エッチシーンを目にすることが出来ましたが…あのエッチでは満足していない。
志水先生、今度はあまあまとろとろな、愛あふれるエッチシーンをお願いします!


初登場での沢斗と大輝の関係性、そして出会いから今までのシーンを読み返してから4巻を読むことをオススメします。

15

サバト様

志水先生の作品は全て持っています。全ての作品は非情な運命と戦う悲運で健気な男の子が主人公です。

1巻から気になっていたいい味出していた、サバトの過去編です。サバトはツンデレで女性より美しく、亡くなった村のマドンナ的存在だった祖母の若い時に瓜二つで、その容姿にコンパレックスを抱えて都会より戻り村役場で働いています。

観世は祖父が人間国宝な陶芸家で、自分も陶芸家として祖父の工房を継いでいます。お調子者でサバトの祖母に恋してる?何かとサバトをからかい軽く口説いていますが、芯は優しい男です。サバトの面倒をみたり、日光アレルギーのサバトの弟の面倒も良く見ています。料理も上手です

サバトのばあやが倒れた後て甲斐甲斐しく餌付けして胃袋ゲットです(笑)サバトを助けて生傷も絶えませんか今回は大雨で土砂ぐずれがおきてしまいます。(この村はよく大雨が降ります)
やっと気持ちが伝わりサバトと両思いになって、エッチの約束をしますが観世は作品を守る為に生き埋めになり記憶の一部を無くしてしまいます。しかも両思いになる前まで・・そして酷くサバトと結ばれますが・もう涙無しでは読めないいつか記憶が戻って真に結ばれて欲しいがこのままでもいいのかも

10

切ない

うーん、切ないですねぇ。
今回は大輝と沢斗、曜明と火弦の二組がメインでしたが、どちらも苦しい。
大輝が土砂崩れで生き埋めになった三巻からの続きで、記憶がなくなってしまうのですが、それがちょうど沢斗との距離が縮まった3ヶ月間なのですね。出会った頃の軽い大輝に戻ってしまったのを沢斗は落胆し、拒絶しますが、それでも体の関係を持ってしまって。この時の大輝の言い草が腹が立つのですが、それでもやはり大輝は大輝、沢斗のことを心配して守ってあげるあたりからまた沢斗の心が溶けていくみたいでした。どんなに記憶がなくなっても、何度でも同じように愛してしまう二人って感じでした。
火弦の方は、相変わらず進展なしなのですが、吉利谷さんったら、また火弦の一人エッチのときに登場ですか。いや、そんなとこでしてる火弦も悪いけど、鼻が利くというかなんと言うか。羽美ちゃんに向ける火弦の笑顔が優しくて、切なさ倍増でしたが、次は火弦が幸せになる番かなぁ。

4

よかった

大輝×サバト
ラストになりますね!
とても悲しい出来事があった2人ですが
やっぱりお似合いだなーとおもいます♡
一番好きなカプではありませんが
幸せになってよかった!
志水先生は作家買いですが
話が深すぎて完結後にまとめて
読みたい本ばかりです!笑
花鳥風月もやっと4巻
まだ5〜6巻は出そうですね…
早く続きが読みたいです!

2

長かった回想の末

ここまで来てやっと分かりました、沢斗の気持ちが。
どうしてそんなにツンケンしてるんだろうと思って読んだ1巻。
記憶喪失になったのも、前の大輝が好きだったのも分かるんです。
だけど、「同じひとでしょ?」と思ってしまう自分がいて。
むしろそこまで拒絶するのが大袈裟に思えてました。

そして始まった長すぎる回想。
1巻で「今」の大輝を知っているだけに、途中「もういいよ…。何か元カレの話っていうか、他好きしてるみたいな感じで読むのつらい」とまで思ってました。
ほんとにもう、どれだけ回想するんだと思うほどの長い回想を経て、やっと、やっと沢斗の気持ちに追いつきました。

閉ざしていたこころを乱暴にこじ開けて入ってきた大輝。
少しずつ、本当にミリ単位で大輝にこころを許していって、やっと気持ちもからだもすべて預けたのに…。
沢斗にとってものすごく大事なものを軽く扱われたことも、大事な思い出をたいしたことないと言われたことも、どっちもすごく切れ味の良すぎるナイフでこころとからだの両方を滅多刺しにされた感じで、涙なしには読めませんでした。

納得。
あの態度も何もかも納得できる4巻でした。

火弦と曜明、一見と糸川の方も話が動き出したので、早く5巻を読みたい!

やっと5〜8巻を買ったので、1〜4巻を読み直しているのですが、もうすっかり内容を忘れていたので初読みみたいに興奮しております。

2

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