• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作初恋ドローイング

堂本朝基
連の友人の通う画塾の先生の息子で高二生→18歳,大学生
三島連
コンクール入選を期に美大を目指す高二生→18歳,大学生

その他の収録作品

  • 初恋コンプレックス
  • あとがき

あらすじ

コンクール会場で見た堂本(どうもと)の絵に衝撃を受けた連(れん)。
孤高の天才として皆が遠巻きにする彼に果敢に話しかけ、仲良くなるけれど……?
美大受験を目指す高校生同士の初恋ダイアリー!!

作品情報

作品名
初恋ドローイング
著者
安西リカ 
イラスト
みろくことこ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523809
4

(104)

(40)

萌々

(39)

(18)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
411
評価数
104
平均
4 / 5
神率
38.5%

レビュー投稿数17

残るものが何もないので……

安西リカさん大好きなんだけど、これはびっくりするほど刺さらなかった。あまりに何も無さ過ぎて。将来のビジョンもない幼い主人公が受験に挑む日々をただ見ていただけのような。
美術系の話にしては厳しさが無く、ゆるふわなのは読みやすかった。

連がサッカー部を引退してから美術の道に進み始める経緯は、応援したい気持ちを盛り上げるのが難しい。もう高校生なのに、大学選びでその先も考えずに美大受験はお気楽すぎて。最終的に志望動機を恋と絡めていたのはちょっと無理。

堂本は惚れるほどの魅力が見つからない。連がドキドキするポイントは、全部少女漫画の場面再現を見ているようで、文章で読んでも共感できないし萌えない。

何事もなく計画通り告白シーンに突入してくっつくなんて、前提としてキャラ萌えがないと厳しい。ストーリーそのものが平坦で、シーンやエピソードに見どころが無い。するするっとカップルになり、当て馬っぽいキャラも肩透かしな役割。

読後に残るものが何もなく、読み返すこともないと思う。

0

同級生×美術の青春BL!攻めの独占欲にたまらなく萌える

無口攻めの見せる嫉妬・独占欲ってたまらない…!!と改めて思って萌えてしまったこちら。Kindleアンリミで拝読しました。

安西先生の現代ものは、やっぱりいいなあ!
約10年前の作品とは思えない瑞々しさがあり、美術に情熱を燃やす高校生たちの姿に
胸がジーンとしました。

安西先生の「同級生萌え(それも高校の)」「無口攻め×元気な受け」
「受けをかばう攻め萌え」など、いろんな萌えがギュッと詰まっているというこちらの作品。

こんなにも元気で明るくて陽キャな受け君の物語、ちょっと久しぶりに読んだかも。
嫉妬して悩む姿なんかも不思議と何か爽快感があり、眩しい気持ちで読みました。

あと、無口寡黙攻めって個人的にそんなに好きなタイプじゃなかったんですが、
そこに×激しい独占欲、が加わると最っ高の一品(?)になるんだな、と
新たな萌えの発見。

エッチ描写は少なめですが、舐めて吸って噛んで、情熱的に連(受け)を抱く描写に
ときめきが止まらなかった…!♡

そして、圧倒的な才能を目にした時のリアルな劣等感の描写には「分かる。。」と
共感止まらず。
それでも決して腐らず、新しい何かを掴んでいこう、前に進もうとする連が、
少しもジメジメしてなくてどこかカラッとしていて、でも情熱と真摯な思いが伝わってきて…グッ!ときました。

Kindle版には特にSSは付いていなかったんですが、これ、攻めの堂本視点で
読んだら嫉妬と独占欲の嵐でニヤニヤが止まらない話になっていただろうな( ̄∀ ̄)

…なんてことを妄想して変な顔をしてしまうぐらい(笑)、心掴まれる爽やかで熱い、青春×美術BLでした✨

0

No Title

好きだった!!無口な堂本とノリ軽めな連。同級生もの好きだなぁ。最初は才能に惚れ込んである時突然恋心に気づく。連の心の動きが伝わってきてとても良かった。美大受験の躓きとか堂本の才能のすごさに気後れしちゃう連の葛藤が可愛らしくてニコニコしてしまった。堂本はクールな顔の下にいろんな思いを隠してて若者らしくていいねぇ。あとがきでも描かれてた作者さんの萌えの詰まり方が最高で、そうそうこういうやつが読みたかった!という作品でした!

0

アオハル

再読。
美大を目指す二人の様子がアオハル!!って感じで、なんかキラキラしてて眩しいし、若いっていいなぁ……と思う。(おばちゃん丸出し)

コンクールに入選したことで美大を目指すことになった連視点のお話なんだけど、自分の進路に悩んだり迷ったりしつつも、これだ!と決めたらただひたすらにがむしゃらに突き進む姿がもう眩しい。

攻めの堂本は、高校生だけどズバ抜けた画才の持ち主で、近寄りがたい雰囲気を持ってる男。(芸大に現役合格しちゃう才能の持ち主)
だから連は堂本とお付き合いするようになってから、堂本の絵を描く邪魔をしないように……とかあれこれ自制したり、引け目を感じちゃうんですね。

だけど、堂本は確かに絵に関しては天才だけど、絵を描くことから離れたら普通の男なんだ、初めての恋を前にして右往左往してるふつーの18歳なんだと気づくところが毎度読んでジーンとくる。


1

高校生の初恋がかわいい( ´∀`)

もうね、高校生の初恋がかわいくてきゅんきゅん。
読んでて自然とにまにましちやいます( ´∀`)


受け様は、明るく元気な高校生の三島。
コンクールに入賞したのをきっかけに美大受験を目指す。
友人に誘われて画塾を訪れ、同じコンクールで大賞をとっていた堂本と知り合う。
天才的な絵の才能を持つ堂本こそ、今回の攻め様。

美大を目指す仲間として親しくなっていく内に、堂本への好きが友情ではなく恋心だと気付く三島。

ともかく、三島の恋心が可愛くて仕方ない。
両想いだとわかったら、嬉しすぎる、とくうっとなっちゃうとか、やだもう、ホントかわいい。
そんな気持ちが恋だわね~と、高校生の初恋の眩しさ、純粋さにきゅんきゅんしっぱし╰(*´︶`*)╯
素直で、真っ直ぐな気持ちもハナマルでした。

そして、寡黙で絵が最優先だと思っていた堂本が、意外にきちんと『彼氏』してるのもよかったです。
三島への独占欲とか、嫉妬とか、いいわ~(人*´∀`)。*゚+

高校生のきゅんきゅんな恋物語に、めっちゃ萌まくり。
とっても楽しく読ませて頂きました(≧▽≦)


イラストは、みろくことこ先生。
かわいい雰囲気がお話にぴったり。
堂本が三島の前髪を上げてキスする直前のイラストが
特にきゅんでお気に入りです(#^^#)


0

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP