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家族の絆とうぶな恋のものがたり
作家様買い。
海外赴任の親元を離れて、日本で居候生活をすることになった維人(受け)。
居候先は両親の上司の息子たちが住んでいる家でー…。
男4人と一緒に暮らすのですが
長男(桜介)は維人の通う学校の教師で
次男(海生)、三男(穂高)が維人の学校の先輩になり
末っ子の星ちゃんは幼稚園児ですごく可愛いです。
最初はバラバラなところがある兄弟ですが
維人が来たことによって少しずつまとまっていきます。
それだけならすっごく良いハートフルなお話なのですが、
兄弟みんなが維人を好きになるけど維人にどんな魅力が詰まっているのか
そこが私はいまいちわかりませんでした。
持ってないものを持ってるからなのかなー?とも思ったけど
それにしてもそこまで魅力的なのか…?と。
家族愛も良かったし、維人と穂高が結ばれたのもよかったけど
そこがちょっと引っかかっちゃいました。
ただいま、おかえりが好きでこちらも手に取りました。
イケメン四兄弟の住む家に高校一年生の子が居候。
なんというかまず3人の区別がなかなかつかず。特に長男と三男。そしてなぜ兄弟揃って居候の子に迫るのか?男の子だよ?いくらBLでもちょっとなあ。
普通に話できないの?なんでキスしたり顎クイしたりするの?
四兄弟のギクシャクした関係に風穴を開けて新しい風を吹き込んだ居候くん。
兄弟の本音や事情を次々と解決していく居候くん。
兄弟のギクシャクに利用されたようでキスまでされますが、クールな子なので全く動じません。
なんかだんだんどうでもよくなってきて半分で読めませんでした。
四男のちびっこがとても可愛かったです。
帰国子女の維人(高1、受)が、父親の知人の子である4兄弟の住む家に居候し、4兄弟それぞれと心を通わせていくお話です。
4兄弟は社会人の長男桜介(維人たちの通う高校の教師)、プレイボーイの次男海星(高3)、心優しいスポーツマンの三男穂高(高2、攻)、天真爛漫な四男星司郎(3歳児、兄達とは母親が違う)。
両親が海外在住で不在の中、4兄弟は基本的に仲良く暮らしながらも互いにわだかまりやすれ違いを抱えているのですが、維人の登場をきっかけにそれらを解決したり、逆に維人を巡り三角関係になったりしていきます。
受の維人は落ち着きがあり淡々としていますが母性的で、四男にすぐ懐かれます。この2人のほのぼのした仲良しっぷりは可愛く、この作品の魅力だと思います。
しかし、個人的に肝心の恋愛面にはあまり魅力を感じられませんでした。
攻の穂高は優しくて良いお兄ちゃんでもあるのですが、良い人なだけにアクが無さ過ぎて4兄弟の中でもどうにもキャラが薄いです。
また、受の維人も良い子ではあるのですが、他の兄弟に迫られたりキスされても動じなかったり、淡々としすぎていて受としては可愛げに欠けます。
家族としての問題にページを割き過ぎて、恋愛面はお互いに「優しさに触れるうちに気づいたら惹かれていた」くらいの描写しか無いせいもあると思います。
また、直接は登場しない4兄弟の父親が、穂高に「母親の命と引き換えに生まれてきたのだから立派に生きろ」と言っておいて、大したフォローもせず再婚した上、再婚相手との間に生まれた3歳児の世話を兄弟たちに押しつけ、再婚相手と海外で暮らしている、という、悪い意味で気になる人物になっており、余計に恋愛面の印象を薄くしてしまっています。
上に挙げた通り良い部分もあるので買って後悔した、というほどではないですが、BLとしては好みに合わなかったです。
本棚整理がてら、レビューを書いていなかった作品を読み直し中です。
読み直すと最初に読んだ印象と全く変わらないものと、全く別の感じになるものとあって面白いですね。
この作品に関しては1回目に読んだときと同じでした。
父親の上司の家に居候することになった男子高校生・維人の話です。
上司の家には4人兄弟がいて、上から桜兄(高校教師)、海生(高3)、穂高(高2)、星司郎(3才)という家族構成で、4男だけ母親が違うという設定。
異父兄弟に2才の息子を丸投げする後妻に引っかかるけれど、星司郎がいないと維人のスーパー家政夫ぶりが成り立たないのでそこはスルーで。
人物設定が微妙なところがあるんですよね。
維人は冒頭で母親に「あなたは社交的じゃないから」と言われたり、穂高にも「引きこもり」と言われるシーンがあるのですが、全編通してすごく社交的。両親の教育方針のせいで年齢のわりに悟っていて、冷静に状況を判断するし感情的になることはない子です。3/4が初対面の家にあれだけすんなり溶け込めるって、十分社交的ですよね。これも状況を見極める処世スキルなのかな。
桜兄が一番大人なのにすごくめんどうで、若干病んでるの?という印象の前半。母親が亡くなって、父は海外赴任。きっと苦労して小学生の弟2人を1人で育ててきたんだろうと思うのですが、維人の登場で拗ねちゃう。大人なのにそれは…と思ってしまった。維人の影響を受けてか、元の自分を取り戻したのか、後半は面倒見の良いひとになるので、前半のキャラが余計に維人が全員と絡むための設定に見えて不自然に感じられてしまいました。
海生と穂高の関係は裏に深刻な事情がありましたが、これは完全に父親がだめすぎる。穂高を生んで死んだ母親。「お前に命を懸けた母親のためにも立派に生きろ」と小さい頃から言われ続けたら「よーし、がんばるぞ!」なんて真っ直ぐに育つわけもなく。自分のせいで母親が死んだ、父や兄たちから母親を奪ったのは自分。どうにかして償わなければという気持ちを植え付けられてますよね。自分は母親に甘えるどころか会ったことすらないのに。可哀想すぎます。そういう思いを抱えているのに表面上は好青年なのも泣かせる。
そんな穂高を一番近くで見ていた海生は穂高から罪悪感を取り除きたいのにやり方が分からない。それで結局穂高を試すという方向に突っ走ってしまったのかなあ。子どもの頃から抑え込んできた穂高の感情を爆発させてあげたかったんでしょうね。やり方はいずれにせよ…。
海生と穂高が維人を取り合ったときの桜兄の台詞が良かったです。「お前たちは知らないだろうけど、ああいう人間は他にもいる」とかいうところ。
海生は1才から、穂高は生まれたときから母親を知らない。維人のやり方はまさに母親的アプローチなんですよね。星司郎への対応にしても、兄弟げんかを俯瞰する感じにしても。
「怒ったら怖い」という父親的アプローチで兄弟をまとめてきた桜兄をいじけさせてしまった理由もそこだと思うのですが、維人には母性がある。そのことを暗に示していたのが、はっきり「お前たちが求めてるのは母親だ!」と言うよりうまいな!と思いました。
レビューが長い。長いけど、いろいろ考えさせられる話でした。
星司郎が可愛かったです。
登場人物はかわいい。絵もきれい。けれど、どうも話が性に合わず…
維人が兄弟の問題を解決していく流れが、
話があっちこっちにいってまとまりがないように見えてしまいました。
そもそも私複数の人が一人に思いを寄せるハーレム展開が苦手で…
だから合わなかったのかな、と。
でもなにより兄弟の見分けがつかなかったのがつらかったorz
長男と三男がイマイチわからなくて、余計話が入ってこなかったです。
ただただ、ほんとーに四男のちみっこはかわいかった!
成長した後の話も見てみたいです。