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市梨先生の商業デビューコミックとのこと。
どの作品もおおーそうくるんだ!と思わされるような、とても好きな作品が多く。まだ読んだことがなかったので、購入しました。
いやぁ、登場人物の突然変異のような感情の起伏が、市梨作品だなと!でも、とても魅力を感じました。結局二人はひかれあっているし、社会的地位や過去の記憶から先輩は素直に自分の気持ちに向き合えないだろうけど、でも最後に素直になって。
市梨先生の描く美人の泣き顔は胸にくるものがあります。振り幅があるとこも面白くて、自分は好きな作品です。
ヤンデレワンコ攻めなのですが、思ったよりワンコです。もう少しヤンデレかとおもってました・・・
「監禁されていた受けが1度逃げ出すシーン、からの体調を崩すシーン」や、「駅で出会うシーン」、あれはたまたま起きたこと、なんですかね?(攻の反応からすると本当にたまたまだったのかな...)
とり方によっては、「実は全て計画のうち」とも取れるので、最後に攻めが人差し指を口に当ててニヤッとするシーンなどを1コマ挟むだけで一気に深みが出て魅力的な作品になるのにもったいないなーなどと誠に勝手ながら思ってしまいました。(個人的な趣味...)
あとがき入れて191頁。
物語はあれよあれよと展開が進みます。
攻めが懐く、甲斐甲斐しく世話を焼く、切れる、監禁する、襲う。
受けが逃げる、あわや遭難、助けられる。
攻めが甲斐甲斐しく看病、渾身の告白。受けを解放し身を引く。
受け、絆される、が、攻めから捨てられたと思う。
二人、偶然再会。本心を伝え合い、両思いを確認→えち
「心中するまで、待っててね」と違い、初コミックスとのことで一般受けを狙ったためかヤンデレ軽めです。
デレ、ワンコ多め。
読みやすいけど、やっぱり物足りない感が否めないです。
ヤンデレわんこ×ツンデレ美人
…て感じですかね?
ヤンデレにわんこ入ってる分、
思っていたより可愛い攻めでした。
溺愛責めですしね!
もちろん、大好物です♡
とても、市梨先生らしさの出ていた作品だったと思います。
攻めの奏が受けの侑哉を監禁するところなんて、
まさにサイコパスでしたが、
奏も本当は葛藤していて悪者にはなりきれない感じでした。
だけど、そこがとても良かったと思います!
侑哉は、失って初めて大切なものに気付く系の受けでした。
最後にプライドを捨てて正面から奏でにぶつかっていった姿は、
とても切ないけどいい場面だったと思います。
色々あっても、最後はハッピーエンドに尽きます!
二人のその後まで読めて、とても嬉しかったです!!
みんな結構酷評ですが、私この作品嫌いじゃないです。
むしろ好きなくらいですけど、本当にリアリティがない作品ですので、監禁というシチュを楽しみたいだけなら良作だと思います。
絵もまだまだ発展途上な感じですけど、がんばって書いてるの伝わりますし
攻めの後輩くんの一生懸命さと先輩のいやだいやだ
といいながら調教されていく姿はなかなかぐっとくるものがありました。
監禁ライフが好きな方ならぐっとくると思います
