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表題作恋は思いがけず

三都井宗佑,20歳,大学一のモテ男と噂される大学生
藤澤琥太郎,20歳,帰国子女の御曹司

その他の収録作品

  • ままならない恋でも
  • あとがき

あらすじ

海外暮らしが長く日本の常識に疎い琥太郎が詐欺にカモられていたところ、遊び人と噂の同級生に助けられ……。

作品情報

作品名
恋は思いがけず
著者
川琴ゆい華 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592877400
3.5

(53)

(7)

萌々

(21)

(22)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
187
評価数
53
平均
3.5 / 5
神率
13.2%

レビュー投稿数11

愛おしいバカップル

最初から受けの琥太郎はおとぼけキャラで、詐欺メールの格好の餌食になってる御曹司。世間知らずだからしょうがないんだけど、笑えるくらい。
リビタニア?共和国とやらに住んでいたのでいろんな慣わしやルールがあったり。
そしてめちゃくちゃ純でウブで、可愛らしい。

一方、攻めの宗佑は、普通の大学生の男子だけど、恋愛に妄想を抱いていて、それをやってくる女子にやってたら引かれまくってすぐに別れてしまうという…
(外から見ると、女の子を取っ替え引っ替えしているように見えるけど、実はぜんぶフラれている)

そんな二人が「来たるべき時に備えて、恋人同士の練習をする」ということになって。。。ありがちなケースかもですが、宗佑がかなりの拗らせ系なので、のほほん琥太郎とちょうど良いCPになっている気がします。
ストーリーのエピソードもちょっと捻られていて面白い。
クスッと笑ってしまうシーンもたくさんありました。
しかし、あんなに宗教的に真面目だったのに、同性愛を誓っちゃうんだ!と思いました。まぁ、それだけ琥太郎が宗佑に惚れちゃったんだろうなってことなんですけど。

後はイラストが素敵なんですけど、なんとなく小説中のイメージと違っていて、そこが残念だったかな。

0

琥太郎がとても可愛い

リビダニア共和国からの帰国子女の琥太郎と
大学一のモテ男と言われている宗佑とのお話。

詐欺メールをきっかけに二人は知り合うのですが
琥太郎の心の綺麗なこと…!(*´▽`*)
純粋無垢で、ある意味世間知らずなおぼっちゃんな琥太郎。
宗佑は遊び人と言われているけど、実際は恋愛に不器用ですぐに振られちゃうような人間で、
そんな二人の恋愛模様がほのぼのとしててほっこりしました。

初めて恋を知った琥太郎の感情が、とても可愛くてきゅんきゅんしました。
途中ちょっとした波乱があって個人的にはハラハラしたのですが
琥太郎が真っすぐな子で良かったです。

ほんとに、この本は琥太郎の可愛さがこれでもかと言うぐらい出ており
エッチの時もとても可愛くてたまらない気持ちになります。

はぁ…とても幸せな気持ちになれるお話でした。
読んでよかったです~(*´▽`*)

0

スゥイートな初恋

電子書籍で読了。挿絵有り。

蓮川画伯のイラストに負けず劣らず、琥太郎くんがやたら可愛い!
いいところの箱入り息子で、体が弱かったため祖父母が住むリビダニアという国で育った世間知らず。手中の珠のように大切に育てられたらしく、人を疑うことを知らず、素直。それでもって、美人で健気と来れば、いくら日本人にとっては風変わりなリビダニアの風習を守っているからといって、変人扱いされて友人が出来ないという設定に、若干の「?」を抱いてしまうくらい、可愛い。
対する宗佑くんも良い男。真っ直ぐだし、親切。こちらも、いくらメール魔だと言っても、つきあって来た女の子全てに「重い」とふられ続けるのは「?」。
この二つの「?」が必要以上に気にならなければ、甘くて楽しいお話です。
私?全然気になりませんでしたとも。初めから終わりまで、乙女のドリームで満ちあふれていてフワンフワンした気持ちになれました。

1

とにかくカワイイ

表題作と後日談的ショートの2作品が収録しています。

「恋は思いがけず」は、友達だったはずが恋人同士になってしまう大学生同士の話。「まままならい恋でも」は二人のバカップルぶりが可愛らしい話でした。

琥太郎(受け)が単に天然で箱入りというだけでなく、リビダアニア共和国からの帰国子女という設定が面白かったです。髪にキスは「エッチしたい」とか、あちこちで出てくる話が異文化交流のようで楽しかったですが、もっと宗佑(攻め)が仰天するような弾けたものがあっても良かったかもとは思いました。宗佑の恐ろしいメール攻めも冒頭でなりを潜めてしまったのですが、琥太郎とラヴになってからも発揮してみて欲しかったです。

作中の二人が交わすメールに絵文字が登場するのですが、作者様の絵だとあとがきで知ってビックリでした。蓮川先生の挿絵10枚を死守するために頑張ったとのことで、作者様に感謝です。エイの前でのキスシーンがなくなっていたら泣くところでしたし、連と信の般若も素敵でした!

とにかく可愛い話でした。擦れ違いもありますが、それも後の甘いバカップルへ続くスパイスなので、悲壮さはありません。宗佑にはカケルと桃花、琥太郎には連と信という友人が登場するので、二人だけの閉塞感もなく楽しめます。

結婚にまっしぐらの大学生バカップル、カッコイイのに残念な攻め、世間知らずの天然受け、双子サブキャラがお好きな方にお勧めです。

1

恋になっていく・・・

純粋培養な受け様と、一見モテそうなのに実は男女交際に手馴れていない恋に恋する残念な攻め様のお話です。

そんな2人が徐々に関係を深めていく・・・友情から恋になっていく様を温かく見守る・・・そんなお話でした。
受け様も攻め様もピュアで、恋愛慣れしていなくて、そんな2人がなんとも可愛らしいです。
何気ないメールのやり取りが嬉しかったり・・・と恋する乙女のようなトキメキっぷり、胸キュンな雰囲気が甘くてくすぐったくて、こちらも思わずドキドキして、思わずベッドの上をころころ転がって身悶えたくなっちゃうような衝動に駆られました。

ピュアな受け様好きな私としては、受け様が海外(ヨーロッパの架空の国)育ち且つお金持ちの家庭で純粋培養されているが故の育ちの良さや礼儀正しさ真面目さが、とても好もしかったです。


0

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