Renta!限定描き下ろし付
同棲中の恋人に突然去られた朝陽は、父が倒れたのをきっかけに実家の定食屋を手伝う事に。店の常連で大学教授の由鶴はご飯をボロボロこぼし寝落ちする人で、自分がついていないと…という気持ちになり世話をやくようになるが、ある朝目覚めたら裸の由鶴が隣にいて…。
頼りなげに見える由鶴だけど実は現実的でしっかりもしていて、でも無防備で危うくて。由鶴を好きな従姉妹の巴が「底なしの沼だから」と言うのもよくわかる。
どんどん引き込まれる朝陽と追えば逃げていく由鶴…。一見地味だけど由鶴は魔性の男かも。靴下履いたままするのはもう反則ですっ!w
暮田先生独特の柔らかい雰囲気で
だけどどこか影のある寂しさのある作品
2人にしかわからかい空気みたいなものが
絵から伝わってくるお話でした
攻めが、可愛らしくて
ほっとけない気質がわかるなぁ〜と
ほほえましく感じられるキャラ
受けは、ザ漫画ってくらいぽわ〜んと
ゆるい雰囲気の普段はデキル大人
素敵なカップルでした
この2人もなんとなく淡白そうなのに
絡みはエロくて、暮田先生マジックだと
思いました
お互いに欠けてたピースだったみたいな
出逢うべくして出逢った2人だろうな
みたいな
そんなよくわからないら納得をさせられる
不思議な作品
再読です。
一度目に読んだときは先生の食事マナーと当て馬的存在にイラっとしてしまって「萌」だったのですが、時間を置いて読み返したら萌度がぐーんと上がりました。
オカン体質で自称年下の美少年好き(27)と、生活能力ゼロの大学准教授(34)の話です。
専門分野では才能に溢れて、能力をバリバリ発揮させている由鶴が、よくぞ34年間無事に生きてこられたね!というレベルに何もできないのがすごいです。
お箸はちゃんと持てない、ごはんの途中で寝る、歩けば側溝にはまる。
もはや介護が必要なレベルに何もできないので、そりゃあ大学からの親友で現在は出版社勤務の日置も、従兄弟の巴(16歳のJK)も庇護欲に駆られるよなあ、という感じ。
この何もできないひとが、自分だけを必要としてくれればいいのにという気持ちにさせるんでしょうね。
だけど何もできない子ちゃんはクールというか、合理的。
そのときにいるひとにやってもらえばいい、わざわざ誰かを呼んでまでしてもらう必要はない、というタイプで、それが当たり前すぎて、自分の言動が周囲の人間を傷つけているのにすら気付けない。
最初に読んだときはこの無神経発言が結構嫌な感じがしたのですが、今回読み直して「不器用だなあ」という感想に変わりました。
不器用で、興味がないことには無頓着。
そうやって周囲を振り回しても我関せずだったのに、朝陽に対しては「どう思われたか」が気になるようになっていくような感じが、誰にも懐かなかったのら猫がやっと飼い主を見つけたみたいな感じで良かったです。
いろいろ素敵なエピソードが散りばめられているのですが、極私的1位は「魂乞い」です。
幼い頃の由鶴におじいちゃんが語った「魂乞い(恋)」の話。
ひとを好きになると魂を奪われるから、相手の魂も奪ってやろうと躍起になる。
朝陽に会うまでの由鶴にとってその感情は自分にはないもので、人類学の観点から「サンプル」として他の人の恋する感情を見ているにすぎなかったのに、朝陽と関係を持ってから距離を置いた理由が、もう、かわいい、というか、悶えました。
初めて自分の魂奪われたとき、離れれば魂が戻ると思った。
なんて不器用!
本当にかわいくて仕方のないキャラクターでした。
作者さんの「可愛い酔っ払い」シリーズも大好きなのですが、そちらも含めた相関図があって最高でした。
ひとの気持ちどころか自分の気持ちも分からないくらい不器用で、生活能力ゼロというキャラクターが好きな方は思う存分萌えることができると思います。
生活能力がない受けとおかん体質の年下の攻めかぁ。良いですね。受けの方が年上なのに全然見えなくて、お箸の使い方まで指導されるほどなのがツボでした。それまでは「そう言う細かいことを言われるのが嫌」という理由で振られていた攻めの朝陽。どうにかしないとと思っていたのに、「どうにかされる前につかまえた」何て言ってくれる天然のたらしにどんどんはまっていってしまいましたね。受けの由鶴はどの辺りから朝陽を好きになったのか、あまりはっきりとはわかりませんがそう言うおかん体質の朝陽が心地よかったのでしょうね。
朝陽が由鶴に「何をヨリに相談していたのか」を問いただすエピソードで乳首が腫れていたことを相談していた由鶴が「君には言いたくなかった」「加減されたくない」と言うシーン、男の人ならガバーッですね。そりゃ、堪らないわ。
受けに対しては色々思うことはありますが…
個人的には攻めに萌えポイントが詰まってました♪
世話焼きオカン攻め!しかも年下!
大好物ですヾ(*´∀`*)ノわーい
普段は髪おろしてて、お仕事の時は髪を上げるのもすごく好き。
ON・OFFで髪型違うの最高です。GJ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
表紙の印象だと寡黙系なのかなー?と思ってたけど
思いもよらぬ相手にうっかり芽生えてしまった恋心に動揺してジタバタしてるの可愛い。
クールに見えて全然クールじゃないギャップ萌えます。
あ!あと、キスが良かった!!!(∩´///`∩)
介抱するのに口移しで水を飲ませるのですね。
それがしっとりしたエロチックさがあるんですけど。
受けに「もっと…今のもっと」っておねだりされてて、理性ぷつんとなって、
ガッつくように激しいキスするシーンにすごく萌えた!!!!
体格差があるので、体の大きい方が覆いかぶさるようにガッツいてて
体小さい方が息苦しそうだけど一生懸命応えようとするの……イイっ(;///;)
年下攻めが余裕ない表情してるのが堪らん〜〜///
キスシーンがめっちゃエロくてご馳走様です!!!
エッチシーンでは、
攻め:「自分でも引くぐらい興奮するので」という理由で受けは靴下だけを履いたままw
攻めは気付いてないけど無自覚ショタ属性持ちの事実が発覚して笑った!
ストーリー面でもすれ違って傷つく表情が見られてキュンキュン。
助教授は祖父の影響で恋を考察し、恋に少し臆病でどこか他人事のように取り繕って。
攻めは受けの理屈を言葉のまま解釈して、失恋に傷ついて。
ちょっぴりもどかしさを感じつつ楽しめました。
と、萌えた箇所が多々あったのですが、同時に残念な部分も。
受けに関して言えば、他の姐様方がおっしゃられているように助教授に見えない。
すごい人と言われてもピンとこないのが(-ω-;)ウーン
当て馬との関係が見えないのもモヤモヤしました。
受けは当て馬をピシャリと拒絶したかと思えば、スッポリ腕の中に収まって泣いてたり…。
↑これはちょっぴりイラっと。何がしたいんだ…。
攻めサイドでも元彼の登場も消化不足。
別れた相手に会いに来るなら大層な理由があると思いきや、
そんなことをわざわざ?という理由だったのがちょっぴり萎え。
色々書いてしまいましたが、攻めに萌えたので評価は萌え×2です♪
残念な部分が吹き飛ぶぐらい個人的にハマりました+゚。*(*´∀`*)*。゚+