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表題作+短編三本。
全体的に癖強めでした。
・表題作『ようこそニューワールド』
本編二話、第三者視点の番外編(?)一話、描き下ろし過去回想ショート二話。
本編はわりと王道の快楽堕ちもの。年下モデルを引っ掛けて抱くつもりが薬を盛られて強姦されるヤリチンモデルのお話です。
主人公はヤリチンのクズですが強姦されて自業自得と思えるほどのクズではありませんでした。
強姦された後の展開含めて王道なのでこれだけでは印象に残らない作品だったと思います。
第三者視点のサブストーリーが面白かったです。
本編冒頭でヤリ捨てされた男のその後のお話。
恋愛相談した相手に好きな男をかっさらわれ、自分を抱いていた男が抱かれるシーンをクローゼットの隙間から覗き見させられるというトンデモストーリーでした。
寝盗られたと言える立場ですらない人物の傷をさらに深く抉る攻めが最低でかったです。
このお話は印象的で面白かったのですが全体的には物足りなさを感じました。
描き下ろしでチラッと触れられる受けのトラウマに繋がっていそうな部分をもっとしっかり知りたかったです。
・『ヤンキーズシンコペーション』
幼なじみでヤンキー同士のお話。片想い主人公とおバカでちゃらんぽらんな幼なじみ。
結構殴り合います。
お前が居ないとつまらんという感情に大変萌えるタイプのオタクなので受けにめちゃくちゃ萌えました。
女にかまけて友人との約束をすっぽかす男(最低)がいざ友人から距離を置かれたら寂しくて暴れるの可愛かったです。
・『ハコオ。』
箱を被って生活する男に興味津々な主人公のお話。
両者変態でした(笑)
最後まで顔が分からないところが良かったです。
偶然にも元ネタがめちゃくちゃタイムリーでちょっとビックリしました。
・『Please show me』
元クラスメイトでバンドマンとストーカーのお話。
主人公が結構しっかり気持ち悪いストーカーでした。
どうでもいいのですが、表題作の攻め。
自分の行為を「女の子相手なら犯罪」と言うのですが、テキトーなこと言って有耶無耶にしやがってと思いました(笑)
今、何かチョットエッジの効いた作品を求めている…
コモトミ先生の作品は間違いなく尖りまくったキワっキワな世界を魅せてくれます
その名も「ようこそニューワールド」←歓迎されてますwww
作品の前に語りたい!この最高にカッコイイ表紙について!
本気でカッコイイ!!!
カラーリング、構図、あの大人の遊び心を刺激してくれる某有名おしゃれ雑貨本屋さん(←「前衛的な村」大好き!)にしれっと並んでても全く不思議じゃない!ってかありそうだな、実際… ( ・ิω・ิ)
そんな鮮やかに喰い込む縄の絶妙な蛍光ピンクの差し色が印象的な表紙
あとがきを拝見すると先生の表紙リクエストが「オシャレそしてサブカル」だったとの事でめちゃくちゃ納得!担当さん、先生に好きに描かせて下さってありがとう! 出来たら紙本で実際手に取ってもらいたい♪
…表紙に熱くなり過ぎました…(゚Д゚;)
ガッチリ縛られてる彼が表題作の受け主人公、コウキくん
この彼がまぁクズです!そんなクズ野郎を絡め獲るかのように手籠めにしていくクズの上をいくしたたか腹黒鬼畜のルカが最っ高ーにヤバい!(笑)
先生のキワっキワはプレイよりもこのキャラクターの、人としての「闇」のあぶり出し方がキワっキワなんだと思うから大好き!
プレイもエッジ効いてるけど「人」の心の浮き彫らしかたがまさに「際」(きわ)を攻めてて「極」(きわ)ってるんです、そう!キワっキワ!!!
表題作以外の他3編もそれぞれ個性的でおもしろいです!
どれも短編なので読後の妄想タイムが潤います
内容はキワキワですが修正はあまあまです♪
描き込みが簡易だからだと思いますが光ったり憎き黒線が出て来たりはしないので、先生のすてきな画の邪魔は一切していない所もおススメしたい!
こちら、大好きなコモトミ先生のデビューコミックスなので萌2に近いケド神付けちゃう (-д☆)キラッ♡
完全に好き嫌い分かれる系作品です。
①ようこそニューワールド
アイドルくんがめちゃくちゃ性格悪いめちゃくちゃ怖い・・・。愛ゆえに・・・ではありますが、この手のキャラクターはあんまり好きにはなれない、、かな??可愛い方が攻です。
②ヤンキーズ
こじらせ幼馴染ヤンキー。
③ハコオ
えっ!えっ!
このまま終わるんですか????
えっ!!!!(特殊すぎて言葉が出ない
④バンドマン
需要と供給?が一致してればストー●ーさんも許されるというハートフルな話(そんなわけない
ショウくんが危機感薄くて心配
縛られて嬉しそうに笑っている表紙は、コウキ君。
「サディスティックな腹黒アイドル × 百戦錬磨のヤリチンモデル」
コレだけ読むと、コウキ君が腹黒アイドルなのかなーと思って読んだのですけれど、読み進むと、どちらもルカのことじゃないの?
ルックス抜群のモデル、コウキ君は、怖いもの知らずの一晩限りの恋を楽しむ遊び人。事後の心の労いもなく、使用後のゴミのように相手を捨てていく人でなし。
コウキ君のファンだという可愛い系のルカと仕事で一緒になる。その日からコウキは、ルカの計略に嵌っていく。
コウキ君は、世間知らずのプレイボーイで、簡単にルカの計略に嵌ってしまう。
実は、ルカは以前にコウキに会っていて、ルカはひとめぼれ。ずっとチャンスを待っていた、というより、張っていた。
カワイイ外観に気を許したコウキはズブズブと恋の罠に落ちていく。
もともと塾の講師に掘られて性に目覚めたコウキ君は、ソッチの人。
教訓。
人を概観で判断してはなりません。アハハ!
でも、ルカは、コウキ君に首ったけだからよかったんじゃないのかな。年貢の納め時です。
超Sなルカは、恋敵に対しても容赦ない。
独特な雰囲気の漂った作品でした。淡々と進んでいくんですが、どれもそれなりに爪痕を残すというか。表題作は、性生活にだらしなくヤり捨てばかりしてきたコウキが初めて受け側に回り、自分から相手を追いかける経験をするという、私好みのストーリーでした。攻めであるルカがコウキよりも背が低いのは構わないのですが、もう少し男らしい顔立ちだったらさらにハマれた気がします。ただ、彼の腹黒さはストライクで、コウキに好意を寄せている男の子にコウキの知らないところでセックスを見せつけるシーンはとても萌えました。
同時収録作のハコオは一番余韻が残り、続きが気になりました。箱を被っている理由を一応言っていましたが、聞いてもなんだかよく分からない…。個人的に中身をすごく知りたいと思うのですが、それが明らかになれば濃野はもうハコオに惹かれなくなってしまうんですかね。見えないからこそ、こんなにも興味をそそられる。奥が深いなぁと思った作品です。