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表題作結婚したいと言われても

里見一彰,32歳,人気ミステリー作家
那波勇,28歳,結婚相談所カウンセラー

その他の収録作品

  • 愛撫したいと言われても
  • あとがき

あらすじ

結婚相談所の相談員・那波が担当する里見は背が高くルックスもいい年収三千万の人気作家。釣書はパーフェクトだけれど、寝癖だらけの頭にいつでもスウェット姿、女心にはかなり鈍感で振られてばかり。そんな彼を磨くため、那波は髪型、服装、デートコースと二人きりで恋のレッスンを始めた。みるみる垢抜けていく里見だったが、最大の問題はH‼︎
夜のレッスンは、那波がくらくらするほど里見の甘い言葉攻めで始まって……♡

作品情報

作品名
結婚したいと言われても
著者
秀香穂里 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
結婚したいと言われても
発売日
ISBN
9784773088199
3.5

(50)

(5)

萌々

(19)

(23)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
16
得点
172
評価数
50
平均
3.5 / 5
神率
10%

レビュー投稿数16

面白い!

結婚相談所に勤める受けの那波。
相談所に訪れた里見はスペックはいいのにセンスがない小説家。
女心がわからない里見は、那波からレクチャーを受けてだんだん磨かれていく…

もうね、里見がいい!
Hの時にしゃべるからって振られると。だから確認してって、、、、そんな口説き文句あるのか?(笑)そしてそれを受け入れちゃう那波もですけど。
あんなのに迫られたら那波じゃ無くても絆されちゃうよー。
でも、手痛い失恋をしていることと、あくまでも「結婚相談所の相談員」が、お客様に手を出したみたいになっちゃいけないという気持ちもあって、離れようとする那波。でも、里見を思いながら一人でしちゃう。。。

人の結婚観というか、カップルが出来ていくことをそばで見ている那波は、凄く良いアドバイスをしたりするんですが、やっぱり自分のことはね、難しいんですよね。結婚するからと振られた元カレクズ男からは復縁を迫られたり。

最後には、勢いから本心を吐露した那波を里見が受け入れてハッピーエンドですが、里見の甘さにニンマリしてしまいました。

0

主人公に途中まで共感できず…

何様?なんですが、どうもしっくりこず。
設定は良いし攻めのキャラも美味しいのに、受けの主人公がどうも本編では好きになれず。なにやってるのー!?やめなさい!と何度言いたかったか。

結婚相談所に入会したんだから里見は女性と結婚したがってるはず、という那波の思い込み。そして元カレとの別れを引きずり…。
わかるんだけど、里見にあんなに素直な好意を示されてるのに。

やたら里見の見た目や男としての価値ばかり気にして。相談員だから仕方ないんですが。

あんなに那波は里見を何度も突き放したのに、あんなに酷いことを言ったのに、なかったことになってる?

元カレもこんなにつきまとうのも不自然さを感じて。恋人に会わせろって思うかな?

誠実な愛撫!いい言葉ですね!
そして3人とも勝手な男ですね。元カレの横暴さ、那波の葛藤からの里見を振り回すところ、里見の那波に迫るのに開き直るところ。
里見だけは心があたたかくなりました。
良かったねえ、二人とも。

「愛撫したいと言われても」
付き合いたてのラブラブバカップルの箱根旅行編です。那波がすっかり素直になって!
うるさい男が癖になりそうですね♡

0

めちゃくちゃ溺愛されてます

神判定したのは、攻めが受けを好き過ぎるところ。ダサ男なのに凄いお金持ちで実はイケメンで、受けくんに惚れきってるところが私はめちゃくちゃ大好物です。
愛されてる話って、読んでる私も幸せになる。
受けくんは結婚相談所に務めていて、その仕事が好きというだけあり、結婚している男に言い寄られても受け入れないところが、とても良い。
結婚を目指す人、結婚している人の幸せを願っているところが、この人の心の美しさを表しているようでとても好きです。
両想いになってからの2人のバカップルぶりには、いっそ清々しくて気持ちがいいです。
この話、続編があるんですね。是非読みたいです。

0

言葉攻め

絵師買い。初読みの作家の作品でした。
言葉攻めが得意な小説家と、結婚相談所スタッフの恋。
面白かった。

1,結婚したいと言われても
2.子育てしたいと言われても 
3.結婚したいと言われても【番外編】 旅立ちたいと言われても 「クロほん」

の順で、発刊されています。

外観に構わない、ほぼ毎日缶詰で執筆する人気作家の里見が、
結婚相談所に来所する。
相談員の那波に一目ぼれして、里見は言葉攻めで那波を陥落、相愛になるまでの工程の描写がとても面白かった。

2

攻めを育成

結婚相談所を舞台にしたお仕事系BL?
結婚相談所に勤めてい那波は、幸せな結婚のお手伝いができる自分の仕事に誇りと喜びを持っているが、自分自身は腐れ縁のクソ男に振られたばかりのバリバリのゲイ。
そんな那波が担当することになったのは、身なりを全くかまわない、でもお金はしっかり持っている、人気作家の里見でした。
と、那波が、この、さえない外見の里見をなんとかしようと奮闘するうちに、お互いの間に恋愛感情が育っていく展開自体はBLらしくて安心して楽しめます。
まあ、里見が、あまりにも自然に那波に夢中になってスーパー攻め様化していきすぎるあたりが、過ぎたるはなんたら的に萌を削ぎ勝ちといった感じで、萌2は結構オマケです。

1

ねずみ色を磨いたら

甘々な方の秀先生。
前半と後半で印象がガラッと変わるお話だなと思いました。
後半はでろでろの溺愛ものでした。あまーい!
BL版マイフェアレディ風味なお話です。

結婚相談所でカウンセラーとして働く那波は、数ヶ月前に自分よりも女性を選んだバイの彼氏と別れたばかりのゲイ。
結婚について悩む担当会員達の相談に真摯に向き合いながら、自分も「この人なら」という寄り添いあえるような人生を送れるパートナーが居れば良いのにななんて思っています。
相談所の会員の男女どちらもの理想や条件がなかなかのリアルさ。
こういう人、沢山居そうだなあ…なんて思っちゃいました。
ある日、新規会員登録をした里見という男性の担当カウンセラーとなった那波。
顔立ち良し・職業物書き・年収3000万と、一見すれば引く手数多にも見える彼は、どうしようもなく絶望的にダサかった。

いつ切ったのか分からないボサボサの頭にねずみ色のスウェットで青山を歩く、ある意味ハートが強く逞しい男・里見は、実は「桐生彰仁」というペンネームでミステリー小説を執筆している売れっ子作家なのでした。
いわゆる、ステータス抜群・素材抜群でお金は持っているけれど残念な男前というやつです。
作家という引きこもりがちな生活を送る中で、出会いを求めて登録をしに来たと言う彼の条件は少なく、里見の不規則な仕事に理解を示してくれる人と「桐生」ではなく「里見」としてきちんと見てくれる人。
これがまあ、やはりというかなんというか、肩書きと年収に惹かれて来る人が多く、そして何より里見のダサさと細かな気遣いの出来なさもあって上手くいきません。
里見から食事に誘われた事をきっかけに、見かねた那波が冴えない里見のファッションやヘアスタイルを大改装。
するとまあ、元々ダイヤモンドの原石だった彼がみるみる内にかっこ良く素敵になっていくんですね。
いけてないのは外見だけなので、あっという間に周囲からの視線もぐるっと変わりますが、他の女性会員を紹介してもどこか上の空で、明らかに相談員である那波へと惹かれている様子のノンケの里見。
次第に那波も自身が磨き上げた里見を独占したいような気持ちが湧いて来てしまいます。

里見から、実はSEX時の濃厚な言葉責めが不評過ぎて、今までも付き合いが長くは続かなかったのだと告白され、なぜかあれよあれよと1夜を共に過ごす事になりますが…
しかし、この言葉責めという名の溺愛っぷり。
歴代女性には不評でも、情熱的に愛されたい願望が強かった那波にとっては理想的すぎたのですよね。
もう、超がつくほど理想の相手なのです。
ぐいぐいと甘くストレート囁く里見に夢中になりそうになりながら、あくまでもお客様なのだ!と必死に何度も突っぱねますが、情熱的なアプローチに根負けし、那波の元彼という当て馬キャラクターとのやり取りをきっかけにゴールイン。
里見の真っ直ぐさと放って置けなさ、ストレートな溺愛に見事に落ちてしまいます。

ベッドシーンも濃厚で、なんというのでしょうかね…外国人攻めBLのスパダリ攻めの甘さに恥ずかしい実況を混ぜたような…とにかくねっとりしています。
でろでろに甘くて、那波もその言葉の数々に気持ち良くなってしまいますし、相性はぴったりなのでは?
お互いに思わぬところで理想の相手と出会えた2人。
付き合ってからの溺愛ぶりが清々しいほどの甘さなので、わんこ系溺愛攻めがお好きな方はハマるかもしれません。

合間に入る相談者達とのリアルなエピソードや、那波が里美と出会って良い方向へと変化していったり、相談者達も良い人と巡り合えたりと、お仕事描写や人の心境の変化も面白く読める作品です。
肩の力を抜いて読めるラブコメでした。

2

言葉責めがうるさくて好みではなかった…

超絶甘々で受けを超〜溺愛してるワンコ攻めということなので、楽しく読めるかなと期待したけど、後半はほぼ流し読みしてしまいました。
エッチ時に攻めが喋りすぎて五月蝿いのと、喋っているかエロしてるかの内容(あくまで後半で前半はそんなことないです)に飽きてしまって……。

身だしなみに無頓着だからムサイけど、ベストセラー作家でカネは唸るほど持ってて、素材はピカイチという攻めだから、決して女性に縁が無いわけではないのに、エッチ時のうるささで嫌われてしまうという攻め。
「うるさい!」とはたかれた事もあると言うけれど、本当に五月蝿かった。
叩く気持ち、わかる……

イヤラシイ気分が盛り上がる言葉攻めというよりも、エロの実況中継か?!みたいな感じでクドい……。

そして恋人同士の箱根旅行編と番外編。(コミコミスタジオ購入限定特典かき下ろし小冊子が電子には特別版として収録されています)
思っている事を一つ残らず吐き出さないと気が済まないのか、この二人は?と何度も思ってしまった程、のべつまくなしにデロ甘なやり取りをしていて飽和状態となってしまいました。

それと残念イケメンとして登場した攻めが、あっという間に激甘なただのイケメンになってしまって残念……。
素直で学習能力も高く、店員に勧められるがままお買い上げできる財力をお持ちなので、微妙だったファッションセンスもあっという間にファッション雑誌から抜け出たモデルのように……。
もうどこからどう見ても完璧な攻め様の出来上がり。

私自身がスーパー攻め様然してた攻めが、受けの事が好きすぎるあまり残念になっていくようなのが好きなせいもあり、どこかに残念要素を残していて欲しかったなぁと思います。超個人的な意見ですが。

例えば元カノ達に大不評だった言葉責め。
受けは満更でもなさそうなんだけど、口を開くと受けを愛でるが余り変態チックな事をつい口走ってしまうという残念要素(ただしキモすぎす、読んでて笑えて時には萌えるという高度な技が要求されますが)としての言葉責めみたいな感じなら良かったなぁ。
「ご、ごめん……我ながらキモいんだけど、きみが可愛すぎてつい言わずにはいられないんだっ……!!」みたいな。
攻めのキャラじゃないけど……

後半は残念ながら自分の中での評価がガクンと下がってしまいましたが、前半は攻めの素直な人柄が伝わってきたり、微妙にズレているのに一生懸命な様子が伝わってくるところが良かったし、受けのお仕事に対する熱意が伝わってきて良かったです。

4

マイフェアレディのようにみるみるかっこよくなる攻め



全編受け視点。
結婚相談所の相談員・那波勇(受け)は失恋の痛手から出られなくて苦しんでいました。
そんな時、新しく担当になったのが小説家・里見一彰(攻め)。
年収その他の条件は超優良物件で見目もよいのにファッションセンスが壊滅的でした。
那波は里見の見合いを成功させるべく、マイフェアレディよろしく里見の外見から磨くのです。引きも切らず何度も見合いをセッティングするのですが何故かうまくいきません。里見も名波に相談と称して食事をすることの方を喜んだりするので那波は戸惑います。

那波はバイの須藤と付き合っていましたが、結婚するといって振られてしまいます(正確には結婚するけど付き合いは続けようと言われたけれど断った)。
ゲイなので自分は結婚できないが結婚という制度に憧れているので、少しでもたくさんの人に幸せになってもらいたいと結婚相談員をしています。
他人の幸せの面倒を見るばかりで男運の悪い那波はいつも振られてしまいます。
里見の担当になった時は、素材はいいのに構わない外見をもったいなく思い、美容院やショップに連れて行ったりして世話をします。里見が那波とやけに会いたがることに戸惑いながらも悪い気はせず、会員には手を出してはいけないという規則もあってずっと心にブレーキをかけ続けています。
里見に惹かれるのを止められないのに相手がノンケだと思うと傷つくのが怖いとうじうじしている時、須藤からの復縁を迫る連絡が入るのです。

里見は人気小説家ですが、仕事に夢中になると他を構わなくなり、女性との出会いがないということで那波のいる結婚相談所に登録するのですが、那波に一目ぼれしてしまいます。
女性会員と勧められるまま何度も見合いしますが、金銭感覚やバランスがおかしく、軽いプレゼントとして300万ものネックレスをあげようして引かれたり、なのに連れていく店は居酒屋だったりして女性とはなかなかうまくいきません。
反対に那波には何度も食事に誘い頑張ります。

いつもは、受け視点なら受けに感情移入してしまうので、全面的に受けの応援をするのですが、今回の受けの那波はちょっとはっきりせず、ふらふらしすぎだと感じました。里見はノンケだから、今までの経験やゲイバーでの話でノンケと付き合うと泣きを見るだろうと警戒するのはわかりますし、会員の人に手をだすなんてというのはわかりますが、だったらちゃんと里見と話すなり、突き放すなりするべきだと思いました。
それをせずに、今断ったら退会されてしまうかもしれないと理由をつけては里見の誘いを受け、最後までしなくとも身体を合わせた後には我に返ってまたそっけなくするを繰り返しては里見がかわいそうだと思いました。
それでもめげずに那波をアプローチを続けてきた里見はとても情熱的でした。
それは最中の言葉責めにも発揮されていて、言葉を尽くして好きだとひたすら訴えられる感じで、どんなエロビデオかと思うくらいで読んいてもちょっと恥ずかしくなりました。


そして、那波の元カレは自分勝手なクズでした。
元々女性と結婚するからと宣言して付き合ったので、結婚するからと別れたことは仕方ないかもしれませんが、付き合っていた時に浮気を繰り返したことや結婚してもばれなければよいと付き合いを継続しようとしたこと、相手の女性が仕事が忙しくて自分の面倒を見てくれないといって浮気に誘おうとしたこと、既婚者のくせに自分に仕えてくれそうな女性会員を紹介しろと言ったり、誘いに色よい返事じゃないからとストーカー並みな行動に出るなど、クズ以外の何物でもないと思ってしまいました。奥さんになった女性には気の毒ですが、那波が相手しなかったとしてもまた違う相手を見つけてくるんじゃないかと思います。一度痛い目を見てほしいものです。

那波は会員同志の結婚を後押ししながらも、結婚しようとする会員のがんばりにも後押しされてやっと本気で向き合うことができて、読んでてもやっとかーとやれやれという気になりました。後悔することにならなくて本当によかったです。


SS「愛撫したいと言われても」
二人が付き合い初めてから初めての温泉旅行に出かける話です。
もう激甘です。ふたりのバカっぷり、言葉を惜しまない里見の溺愛ぶりにもう砂を吐きそうでした(褒めてます)。

1

甘く囁かれて…

ここのところずっと「秀香穂里先生祭り」開催中で、発表年とかは全く問わずランダムにあれもこれもと読んでいる今日この頃ですが、本当に色んなテイストの作品があって凄いです。
本作はあとがきによると「結婚」がテーマのめちゃラブコメ。
……え、そうですか?
私はちょっとブラック入ってるなーと思いましたよ。
舞台は結婚相談所。マジ婚活の男女が各々理想の相手との出会いを求めて集っております。
女性たちの挙げる条件ってのが、やっぱり「年収」。
そうですよねー。ホンネが炸裂しすぎてて読んでて何とも複雑な気分です。
男性の方の描写はそこまで辛辣じゃないから、余計女性たちの身も蓋もない3高願望(←古い?)が際立ちますね。
主人公はその結婚相談所の社員・那波(ゲイ)。ある日その相談所にむさ苦しい男性が一人訪れて…という冒頭。
その男性・里見は、年収三千万の作家で実は凄いイケメンで、女性達が群がるのですが本人は那波が気になって仕方ない、と迫ってきて…
那波は里見はノンケだし、そもそも相談所の会員だから付き合えない、と至極真っ当な対応なのですが、里見の方がグイグイで甘々の口説き文句とエロテクで押してくるので、遂に那波も落ちました、というお話です。
コメディというよりはちょっとトンデモも匂いつつ、この作品の読みどころはズバリ「エロシーン」だと思いました。さすがエロ巧者、エロの匠の秀先生だなぁ、里見の歯が浮いてしまうような甘い囁きというか言葉責め、詳細な快感描写が非常に良かったです。
続く「愛撫したいと言われても」では恋人になった2人が温泉旅行に行くお話です。仕事も恋も順調、これから同居も、とラブラブ幸せ。
イラストはみずかねりょう先生。美麗!特に裏表紙・口絵の2人のキスの画は素晴らしいです。

2

糖度高め

ワタシ的・秀香穂里さんの作品イメージを覆す糖度高めのお話でした。「あまあま」タグを付けてもいいような気がするほど。エロは「少なめ」になっていますが「標準的」寄りじゃないかなー。

お客様と関係を持つなんて駄目なのに…と思いつつ肉体関係に踏み切ってしまう那波に少々腑に落ちない点もありましたが、結婚相談所の相談員としてのお仕事描写(会員さん達のエピソード)が良かったので★1つプラスです。人が幸せになるお手伝いをするお仕事って素敵ですねぇ。

攻の里見は「隠れ男前」という感じのキャラクターで愛情表現がちょっと欧米人っぽいというか、気障な台詞も衒いなく言うので、朴訥な攻を期待するとコレジャナイ感があるかもしれません。最初はもっさりキャラだったのに後半ではすっかり王子様キャラに(笑)

二人の目指すところはまさしく「結婚」で、一緒に苦労を乗り越えていこうと前を向いている感じがとても良かったです。末永くお幸せに!

1

いやキスシーンは素敵なんだけどさ・・・

残念だー。なんか人とずれてるみたいでイヤだなあと思うけど
そんなに楽しくなかった。うー。

みずかね先生おっかけでこの本に到達。
カラー口絵(裏表紙にもあるよん)の二人のキスシーンが素敵ー
うっとりー

で本編。攻めさんの金銭感覚ぶっとび度合いに ドン引き。
言葉攻めも 「うるさ」と思ってしまい、萌えなかった・・・
いい男に化けてくところは楽しかったんだけど、
それだったらもっと大型わんこ状態100%でいて、
受けさんが「待て」とかやる 強気受けだった方が
個人的には好みでした。
なんとなく中途半端感が大きく、評価中立。

そうですね、すごく数多くのBL小説を読んできてると思いますが
あんなにはっきり69が書いてあって わあと思ったのは
これが初かも。
コミックだったらいくつか見てますけどね・・・・
特徴っちゃ特徴かも。

4

さすが作家様

里見が結婚相談所にやってきてカウンセラーの那波に一目ぼれ。 最初はダサかった里見を磨いていくうちに…。だけど彼はゲイではなく…。何となく先の見えるお話だったので、最後まで安心して読めるお話。 エッチのときはうるさくなるという里見の言動もなるほどな。逐一報告の言葉攻めみたいな? 那波の前彼がろくでもなかったので、ここまで相手に愛してもらえたら幸せだろう。その結果が後半のショートになるんですが、ここまで来るとバカップルなのかなぁと…。

2

人気作家様は言葉を惜しまない!

秀さんとみずかねりょうさんのタッグも色っぽいです!!

結婚相談所に勤める相談員の那波はゲイですが
お客様に幸せになってもらいたい一心で
無理難題を言うケースに内心困りつつ
常に誠心誠意で接している努力家です。
年収3000万円という人気作家の里見が新規で登録して来て、
清潔さはあるものの無頓着な見た目から
那波が個別に美容院を紹介したり
服やデートコースまでアドバイスをしていきます。
元彼と別れた那波に里見の優しさが沁みて
どんどん惹かれていきますが…。

那波はとても健気なゲイなので
素直に応援したくなりました!
里見に惹かれていても自分の気持ちを優先させてはいけないと
ブレーキをかけてしまうあたり、
思いやりのある魅力的な受けだと思いました。
しかも、手軽に夜のお相手を探すようなタイプじゃないので
そこにも誠実さが出ていました。

里見は、世間ズレしているというか…。
二回デートしただけの相手に
300万のダイヤのネックレス贈ろうとするとか
感覚だいぶおかしいから!!ww
そういう面も含めて、那波が心配になって
親身になってあげるんですけどもね。
過去に、Hの最中に色々喋ってしまう癖のせいで
元カノにうるさがられたらしいですが
実際はこちらまでも照れるようなド甘な口説き文句でした!

惜しみなく注がれる愛の言葉に
那波自身はとかされそうになりつつも
簡単に落ちないのが那波らしい気がしました。
しかも、自分で里見を突き放したのに
里見に愛撫された感覚を思い出して自慰とか…エロい…!
想いを通じあわせたあとは当然自慰以上に感じさせられ
いつまでも甘いカップルだろうなと思いましたww

那波の元彼が当て馬で登場するのですが
結婚を機に別れたような嫌なヤツで
少しも素敵だと思えなかったのがちょっと残念です。
嫌なヤツじゃないと、
那波も気持ちの切り替えが出来なかったでしょうけど、
そんな事関係ないくらい里見が甘かったから!ww

あとですね、個人的に結婚には一切夢も希望もないのですが
(失敗しちゃってますからw)
作中に出される男女の条件とか
なんか……ははは…ってなってしまいました…。
そこまでして結婚したいって思うものなのかなーって。
だから本当に那波は辛抱強く要望を聞いたり
励ましたりしていて、
いくら仕事とはいえ偉いな!!!と言いたくなりましたよ☆

みずかねりょうさんのイラスト、
優しさがあふれていてセクシーで
今作にぴったりだったと思います!

6

嬉し楽しエロし

結婚相談所を舞台にしたお話が好きでして。
コミックでも小説でもついつい買ってしまいます。
相談員はゲイ、客はノンケ、という設定の場合が多くて。
好きになった男性客の結婚のお手伝いをする、ツラい立場のゲイの相談員…。
というシチュがツボみたいです。
こちらも、タイトルとあらすじに惹かれて購入しました。

みずかねりょう先生の表紙、かなり楽しそうな雰囲気で良いですね。
貧乏人(失礼☆)っぽい服装が印象的な背の高い男性と、パリッとスーツの似合う黒髪の男性。
この二人を中の挿絵で是非見たい!
と思ってしまいました。
そういえば、秀香穂里先生のお話を読むのはちょっと久しぶりだなぁ。
秀先生のお話だから、期待も大♪


那波優(ななみゆう)は、青山一丁目にある結婚相談所に務める優秀なカウンセラー。
ゲイであるため自身は結婚出来ない分、人一倍結婚には憧れている。
しかし、数ヵ月前にバイの恋人とは結婚を理由に振られたばかり。

里見一彰(さとみかずあき)は、那波の務める結婚相談所に新規で入会してきた男性。
ボサボサ頭に着古したトレーナーとスエットという、とんでもない服装。
だけどイケメンな、勿体ない男子です。
実はミステリー小説を執筆している、年収三千万円の人気作家、と釣書は好条件。

服装と髪型さえなんとかすれば、性格も良さそうだしモテそうなのに…。
なぜ結婚相談所に来たのか不思議がる那波。
里見は、自宅で部屋にこもっての仕事なので出会いが無いという。
年齢的にそろそろ結婚を考えなければと、相談所にやって来た。
しかし、何故か里見は那波のプライベートにばかり興味を示してきて…?


ネタバレになっちゃいますが。
このお話の場合も相談員の那波がゲイで、客の里見はノンケです。
なのに何故か?ノンケの里見の方から那波に惚れちゃいます。
ここからタイトルがきているわけですね!
那波の方は、まだ失恋の痛手が癒えておらず、トラウマになっています。
そして紹介した女性達よりも自分にばかり興味を持つ里見を、とても不思議がります。

里見の、残念すぎる服装やデートでの行動パターン。
女性客にモテるよう、那波は服装や髪型を整えるアドバイスや店を紹介して。
どんどん里見のイケメン度を上げていきます。
自分が磨いた原石が、どんどん洗練されていく姿に満足し、里見からも感謝されます。

この快感は私にもわかります!
しかも里見は高収入で、お金に糸目をつけない分やり甲斐もありますね。
服でも何でも気を使わず勧められます。
銀座とか青山とか、ギリギリ東京都民の私にも遠~い世界の高いお店やホテルなんかが出てきて。
ちょっと羨ましい世界です。

また那波も里見に影響されて。
次第にやり手カウンセラーから親身なカウンセラーへと変化していきます。
客や先輩から、良い意味で変わった、と言われます。
お互いがお互いを変えていく、変えられていく…。
理想の形だなぁ~、とつくづく思います。
そして那波と里見だけではなく、那波の受け持つ客達の恋模様も描かれていて。
那波と客達もまた、共鳴しあって変化していって。
そこが一番読んでいて楽しかったです♪

それから大事なことがもう1つ。
エロではなんと、69シーンがあります!
里見はいつでも那波の気持ちを大事にしていて、ほんと紳士なんですが。
エロが濃いぃ!
ノンケのはずなのに、なかなかやる事はチャレンジャーさんです。
しかも甘い言葉をはきまくり、かなり楽しいエロシーン満載でした♪

読みやすくて楽しくて、あっと言う間に読み終わりました。
秀先生、とっても楽しいお話をありがとうございました~(^^)/

4

理想的な攻め様・・・

秀先生の作品は「くちびるに銀の弾丸」で知って以来、他の作品も少しずつ読んでいます。

今回の作品は、攻め様が私の中での理想の攻め様でした!!!
天然でずれているけれども、上品で見目も良くて、ハイスペックで、でも凄く純で、そして受け様にとっても一途で・・・
受け様を溺愛する姿、たまりませんでした。
「くちびる・・・」では、ドS言葉攻めに萌えました(笑)が、今回は物凄く甘い言葉攻め・・・で、この言葉攻めがまた萌えるんです。

そして、受け様、私は個人的には初心な受け様が大好きなのですが、今回の受け様は初心受けではなかったのですが、考え方は初心で純だった(遊びで寝ることは好きではない。好きな人と添い遂げたいetc)ので、とても好感が持てました。

2

甘ーい言葉責めが(//∀//)b

結婚相談所の相談員・那波勇(ななみゆう)と、相談者である人気ミステリー作家・里見一彰(かずあき)の、結婚相談所を舞台にしたラブコメです。
恋愛に発展しそうにない出会いですが、帯にあるように”恋に落ちる相手は選べない”んですよね。
立場とか理屈を軽々乗り越えてしまうほどの2人の気持ちが甘くてキュンとしました。
設定が面白くて手にとった作品でしたが、メインの2人や相談者達が前向きで読んでいて良い気持ちになれるお話しでした。

メインカプがロマンチストなので(特に攻めの里見)基本的に甘く感じました。
なんと言っても、里見による那波へのあまーい言葉責め。
序盤の「そろそろ身を固めないと思って…」という、結婚や恋愛に対してのやる気のなさが嘘のような豹変ぶりでした。
那波と出会い恋を知ったことで里見の恋愛体質が開花したように見えます。
自分の気持ちに素直な里見が微笑ましくも可愛かったです。

受けの那波はゲイですが、結婚にほのかな憧れをもっています。
しかし、自分勝手な恋人(バイセクシャル)との別れに傷ついたばかりの那波は、男を見る目がないと諦めムードです。
せめて一人でも多くのカップルを誕生させたいと仕事に打ち込んでいましたが、そこにダサくてもっさりした里見が相談に訪れます。
那波は自らの手で里見をイケメンに仕上げていきますが、同時に2人の距離も接近していきます。
しかし、結婚を相談しに来ているノンケなんてもってのほか。
里見に「好きになってしまった」と言われても、一時的な気の迷いだと信じられません。
それでも、自身の理性とは裏腹にどんどん里見のことを好きになっていく那波…
那波の最終的な決断は、相談者達から学んだことでした。

散々迷ったり那波の元カレが現れたりと一悶着ありましたが、結ばれるべくして出会った2人だと思います。
巻末に収録されている2人のその後のSS(旅行に行く話)では、見事なバカップルとなっていました。w
結婚がテーマになっているので、個人的には2人の結婚生活も読みたかったです。

6

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