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大好き作家さん。どれを読んでも面白いけど、これもよかったな~
表題作は中編、他に短編が結構収録されています。
表題作は、若い頃あまりにイケメンでもてすぎて、ちゃらんぽらんだったマキオが、今はだらしない大人になっているというところから始まるお話。
やっぱりニクイ設定だよなぁ。これが受けだっていうのが美味しい。
昔泣かせた女性の息子が、エリートになって仕返しにくるが、というストーリーになっています。
キス〜のカップルに似てるかな。
他に、ヤンキー同士でいがみ合っていると見せかけて実はラブラブカップル、生徒のレオンが好きすぎて教師をやめ尽くしまくる元ヤンキー、もとい先生の話、ヤンキーにボコられる思ったら告白、などの短編が収録されています。
いずれも可愛すぎるキャラたちで、どこまでも楽しくおかしいお話です。まずは読んでみて下さい〜
どのお話も単行本1冊いけそうな設定です。もっと長いお話を読みたくなる作家さん。
①ろくでもグッドナイト
純(証券マン 童貞)×巻夫(遊び人 バー店長)
ストーリー:かつて母親と関係があった巻夫にたぶらかされた純。そのトラウマからずっと巻夫が忘れられず…
ビッチ受けっていうより男も女も節操のないダメなおじさん受け。女性トイレでお姉ちゃんに指入れてる描写があるBL漫画もなかなかない。
純はダメ男にハマるタイプなんだなぁ。破れ鍋に綴じ蓋。もっとじっくり読みたかった。
②この星は恋のなわばり
③セブンティーンキラキラ爆弾
十日町(元教師)×土屋(高校生)
2人のキャラは取っててもいいのにストーリー展開がもったいない。普通に2人の日常BL漫画が読みたいです。
④純愛バベル
ちょこちょこ有名作家さんの雰囲気を感じさせるコマがあってソワッとする。①③はK先生、②はS先生…絵柄あんまり安定してない感じなのかな。
4つの短編が収録されています。
どのお話も個性的な面々ばかりでコミカル。
どのお話も甲乙つけがたく全部好きです。
【ろくでもグッドナイト】【ひとでなしランデヴー】
若い頃からやりたい放題、男も女も来るもの拒まずのだらしない巻尾。
関わってきた殆どの人間から恨みをかっているというクズいオッサンだけど、その殆どはかつては魅了されていたというのもなんとなくわかるし憎めないんですよね、どこか。
攻めも巻尾に恨みを抱く一人で復讐を晴らすつもりでやってきたのだけど……。
38歳にしてようやくこのままだと老後一人ぼっち……と老後の不安に目覚めて弱気になって泣いちゃうオッサンには同情できないし可哀想ではないのだけど、ちょっとかわいいというかもっと虐めたくなってしまいます。
リアルならこんな38歳は固くお断りだけど、BLならアリのアリで、ゆるくてだらしないおっさん受けの最低っぷりが最高!って思う。
【この星は恋のなわばり】【お花畑に連れてって】
子分たちの手前、表面上はオラオラ〜と対立しあっているように見せかけて、実はラブラブ……♡といった対立するヤンキーグループのトップ同士を描いてます。
「ボコり愛男子」が初出なのでボコるのが日常茶飯事だし、殴ったり首締められたりすると興奮するという性癖あり。
クセがある二人なんだけど、子分たちに隠れてイチャコラしてるときのロミジュリ感や、誕生日を忘れられたといって泣いたり、初相合傘記念日だのやたら記念日を大切にしてる乙女っぷりがかわいい。
【セブンティーンキラキラ爆弾】
「好きだっ!君が好きすぎて理性を保てないので たった今、教師を辞めてきましたっ!」という衝撃の告白をしてきた元副担・十日町と高校生・蓮恩のお話。
蓮恩にめろっめろな十日町に甘やかされて過ごすのは居心地良くて、なんだかんだ言いつつも一緒にいる蓮恩がかわいい。
好きすぎて教師をやめちゃったという突き抜けっぷり&普段のヘラっとした様子&受けを溺愛している様子&そのくせ実は「ほほえみのジョーズ」という裏番伝説といい、実はこのおっさんただものじゃない?みたいないろんな顔を持つ攻め、やりよるな……って感じで好きです。
【純愛バベル】
「我が校の悪魔」の異名を取るお坊っちゃまな問題児と、周囲からの信頼もあつい真面目な優等生という組み合わせ。
「海岸に呼び出してやっちまおうかと思っている」というのを耳にし、まさかリンチの計画かっ!?と優等生くんが乗り込んだところ、まさかのデート&告白計画で……。
ポジティブというか都合よく変換しちゃうお坊っちゃまには皮肉が一切通用しない。
この二人のズレまくったやり取りがすっごく好き!
不毛なやり取りに疲れた優等生くんの「親の顔が見てみたいよ‥‥」という嘆きすらも、「それってプ」とプロポーズかと受け取る(笑)どんだけ。
評価するなら神寄りの萌萌なんだけど、もし発売当時にレビューを書いていたら萌萌プラスご祝儀分で神を絶対つけてたと思うし、4つのお話どれも好きなので、おまけで神で。
作者様の他作品にどハマりして、過去作品も購入しました。
表題作のほか、3作の短編です。
どれもギャグテイスト強めで、後半はややテンションについていけなかったです。
昔のギャグ漫画のような絵柄が所々出てきて、好みが少し分かれるかも?
表題作はオヤジ受けなのですが、若気の至りといえどヤリチンでひどいクズ男なので、攻めが不憫になりました。。
攻めが受けのオジサンをカナリボカスカ殴っていて容赦ないです。
短編のヤンキー物は周りのキャラを含めて好みな世界観。
ただ、こちらは攻めがドMで更にボコボコなので、まさに喧嘩っプルの拗らせてる感じです。
コアラにパンダって。。最初気付きませんでした。
ヘビに狙われてるツレのウサギくんが気になりました。
お話の作りは上手だとは思いますが、もう少しキュンキュンしたかったなーというのが正直な感想です。
整理がてら読み返したのでレビューしてみます。
ちょうどオジサン受けにじわじわはまりだした頃に発売されたので帯に煽られ購入。スケベなオジサン受け、大好物です!!(笑)
表紙もオジサン一人なのに綺麗な印象を抱かせる素敵なデザインです。
短編が複数入っていますが、どれもおもしろく読めるけど心には残らないという印象…。もう何度か読んでいますが、毎回どんな話だったっけ?と読むおかげで飽きずに楽しんでいます。
表題作の「ろくでもグッドナイト」も同時収録の不良のお話「この星は恋のなわばり」もそうなんですが、暴力表現が多いくて結構顔がひどいことになっているので、痛い><と思ってしまいます。その暴力は必要なのか…。
まぁ、ろくでもないオッサンを殴りたくなる気持ちはわかる…かな?
一番好きなのは、元教師×学生の「セブンティーンキラキラ爆弾」。
暴力もないしなんだかんだお互い好きなんだろうなと思います。
カットの、受けがトイレしてるときドアに耳当ててるのは笑いました。変態…(笑)
「純愛バベル」は話の通じないキャラが出てくるんですが、こういう人は受け付けないので終始イラついてしまいました。優等生が好かれるという設定はいいんですけどね~。残念です。
全体的にギャグなので何も考えず読めます。デビュー作ということで少し甘めに中立寄りの萌評価です。