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初恋をこじらせすぎるな

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表題作初恋をこじらせすぎるな

西尾綾人、モデル、23歳
橘航平、23歳、音楽雑誌編集者

同時収録作品行き当たりばったりの金曜日

夏彦、新卒サラリーマン、24歳
勝海、医大生、22歳

同時収録作品オレとおまえの片想い

吉岡一至、調理師
外崎千尋、古着屋勤務

その他の収録作品

  • 初恋をこじらせすぎるな その後(描き下ろし)
  • カバー下漫画&あとがきコメント

あらすじ

どうしても諦めきれなかった初恋・・・高校生の頃からずっと親友の綾人が好きだった航平。長年こじらせてきた初恋にケリをつけるべく、ゲイバーで新しい出会いを見つけようと決意する!ところが、出会ったばかりの男性にホテルに連れ込まれそうになり焦っていると、卒業以来連絡を断っていた綾人と偶然再会してしまい・・・!?/描き下ろしもあり!

作品情報

作品名
初恋をこじらせすぎるな
著者
幾田むぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784864368872
4

(60)

(16)

萌々

(32)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
242
評価数
60
平均
4 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数7

絵柄がとても好き

表題4話分+1話読み切り2本+描き下ろしの構成です。
絵柄がとても好き!綺麗!!

◾︎表題
◾︎西尾綾人×橘航平
航平は綾人に高校生の頃片思いをしていて、社会人になって偶然再開します。
高校生の頃と社会人とで髪型をガラッと変えているのが印象的でした。漫画では、結構年齢重ねても髪型変わらないこと多いですよね。作画的に変えちゃうと誰かわかりにくくなるせいだと思うのですが、違和感ないです。周囲の人物の描きわけもお上手!

綾人が突然カラオケで突っ込むのはどうにかならなかったのだろうか…酔ってるって言い訳も通用しないし、絵柄も丁寧で雰囲気のいい作品だからこそ、必要なエロシーンなのか疑問に思って勿体無く感じます。
その後のストーリーにももう少し捻りがあれば…今までの片思いはなんだったんだってぐらいスッと両思いになってしまった。

一方で同時収録作はずーっとエッチしてなかった2人だったりして、こういうお話も描かれるなら表題の2人は何故…!

3

引きずって5年の現在23歳

100ページほどの表題作以外に、短編2作品(各24頁)と、表題作のその後(描き下ろし・7頁)が収録されています。表題作は再会から始まる同級生ラブ。恋愛には疎いとみえる主人公たちの、ピュアで可愛くもどかしいお話でした。ところで最初に表紙を見たとき、泣いている子がかなり若く見えたので、初恋相手は年上だと思い込んでいたんですよね。でも実際には、ふたりは高校時代の同級生で今は23歳・社会人。左の彼の顔は表/裏表紙・口絵でも見えないように描かれていて、どんな人なんだろう...と気になり引きつけられるスタートでした。

ただ、再会シーン以降はすぐに展開が読めてしまうのと、軽めに感じられたエッチシーンへの流れが自分は好みではなく...その辺りから入り込めなくなってきてしまったので残念でした。攻めの綾人も鈍感だけど、受けの航平もなかなか鈍感...それもあってふたりともどこかヘタレっぽいイメージが残りましたが、そこがいいのかもしれませんね。そのままに読めばきっと楽しめる作品だと思います。イラストもかわいい。綾人のふわっとした、やわらかそうに見える髪型がすごく好きでした。彼の身長は189cmだそう。

描き下ろしは、ふたりの関係を知っている同級生との飲みのシーンから。職業柄というのもあるのでしょうが、叔父さん(同級生)&甥っ子2人(表紙のふたり)みたいに見えてしまうんです(笑)。カバー下漫画は高校時代のエピソード。綾人から「部活終わったら待ってるから一緒に帰ろう」と言われ、うれしかったのに・・・女の子の話が出てきた途端にツンツンしちゃった航平くんでした。

3

かわいい

5年越しの恋が、偶然の再会によって実るお話でした。
両片思いなので、すれ違いというか思い込みからの諦めだったりでキュッと胸がしめつけられるような切なさもありますが、全体的にはほのぼのとしたお話で安心して読める王道作品でした。
でも、高校卒業と同時に連絡を絶って逃げるほどの何かがあったのか…詳しく書かれていません。
単に攻めはノンケで、女の子にモテるから脈はないと思ってなのかな?
もっと高校生のころのお話が読みたかった。

幾田先生の絵柄はかわいらしくて、ほのぼのとしたお話に向いていますね!
いつも安定した萌えをいただいている気がします(笑)


2

ビバ!王道!

大好きな王道ものでした。高校生の時の初恋を忘れようと連絡をたった航平が意を決してゲイバーに行き、断れぬままホテルに連れ込まれそうになったところに大好きだった綾人が助けに来てくれる!なんて王子様展開!
少女趣味と言われようがなんだろうが大好きですね、こう言う一筋なの。
綾人の方は高校生の時は航平の女装姿にドキッとしただけで、自分の気持ちに気づいてなかったけど、誰彼構わず付き合う人じゃなくて嬉しい。航平が歌をやめてしまったことにしゅんとしてたし、歌を続けていれば会えるはずと思い込んでたあたり、航平はかなりの腕前だったのかなー。その辺の話は結局たいして広げてなかったですね。そんな些細な情報でも航平を探そうとしてたってことですかね。
同時収録の同棲して一年になるけど、その先に進めない二人の話は、なんかリアルでしたね。確かに、そういうことなしでも大満足のうちに一年過ぎてたってありそう。そして、一旦そういう生活リズムになれちゃうと、なかなかそういう雰囲気に持っていけないという気持ち、でも勇気を出して言ってくれたんだろうなぁと相手のことを考える気持ち、すごく優しくてきゅんときました。

2

ほのぼの可愛い王道ラブコメ

高校時代の初恋を今でも引きずっている航平(受け)。いい加減に吹っ切らないと、と思いゲイバーに行ってみたら行きずりの男に誘われ、ホテルに連れ込まれそうになる。困っていると、そこに偶然初恋の相手である綾人(攻め)が現れ助けてくれた。連絡を絶って何年も会っていなかったのに、また友人付き合いが始まってしまいうろたえる航平だったが…。


話はありがちだし、すごいタイミングで攻めと出くわしたり、他の友人と偶然出会ったり…と、かなり偶然が過ぎる印象はありましたが、とても可愛いお話でした。
絵柄がクセの少ない鈴木ツタさんっぽいかんじで、キャラクターの表情も豊かだし、見ているだけでも可愛いです。話もまあ王道ではありますが、高校生のきゅんきゅんな初恋が数年経って成就する展開はやっぱり萌えるし、悪役はカケラも出てこないし、ほのぼのと楽しめました。

同時収録作が何点か入っていましたが、他のもおおむねそんなかんじで、激しく切ないわけでもなくほのぼの楽しめるような作品群でした。受けも攻めも両方可愛いキャラが多かったので、エッチまでどちらが攻めかわからなかった。設定上はリバになるカプもいるそうですが、この本の中ではリバはなし。

3

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