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表題作雪解けの恋

高田澄人
高校3年生
染谷美幸
32,現国教師

同時収録作品ルアーノート

山下
大学生、瀬戸の職場でアルバイト
瀬戸
サラリーマン

同時収録作品ファイナルチャプター

その他の収録作品

  • 雪解けの恋in東京(描きおろし)

あらすじ

高校3年の春、先生に恋をしたーー
電子書店Renta!殿堂入りの大人気作、待望のコミックス化!
生徒×先生の切なく甘い青春BL。
コミックス創刊第3弾! 初版限定描き下ろしペーパー付! !

澄人(すみと)はある日、公園で泣いている男性を見かけた。
それはなんと、自分が通う学校の国語教師、染谷(そめや)だった。
染谷のことを知れば知るほど惹かれる澄人と、澄人のことを知れば知るほど近寄れなくなる染谷。
頑に澄人を拒む染谷には苦い過去があって…! ?
純粋で一途な生徒×過去にとらわれた先生の切なく甘い青春BL。

作品情報

作品名
雪解けの恋
著者
itz 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
シリーズ
雪解けの恋
発売日
ISBN
9784879197313
4.3

(239)

(127)

萌々

(76)

(29)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
1030
評価数
239
平均
4.3 / 5
神率
53.1%

レビュー投稿数22

儚げ黒髪の先生と、頑張る年下ワンコ攻め

スピンオフ作品を読み返したら、スピン元のこちらも読み返したくなり、久しぶりに再読。スピンオフの主人公・おーちゃんの高校生姿がなんだか新鮮でした。

itz先生の作品の世界観と、キャラの表情が本当に好き。。
こちらは高3ワンコ系男子 × 真面目で線の細い印象の美人系教師のお話。

しっとり黒髪美人の儚げな先生が美しい…
ノンケの攻めのことを考えて距離を取ろうとするんだけど、粘る攻め君、グッジョブ。

表題作以外の2作は、一応カプとしてはくっ付くけれど、どちらもかなり不穏な空気を醸し出して終わる、ダークめな雰囲気のものです。

特に「ファイナルチャプター」は”背徳BL”って言葉がピッタリの不倫&浮気もの。
個人的には”香り”がテーマの「ルアーノート」が好みでした。身代わりの恋の行く末が気になる。できれば続きが読みたい…!

表題作もそれ以外の収録作も、しっとりした魅力&読み応えたっぷりで、大満足の一冊です。

0

真っ直ぐな年下の攻め!生徒×先生という関係に萌え!

切ない、、、キュン……!!

男子高校生×先生の好きになったらいけない存在、先生は過去に友達に裏切られて傷ついたトラウマ過去持ち。
生徒の澄人がめちゃくちゃまっすぐで振られても振られても何度もしょげないで気持ちを伝えてくれるのが見ていて気持ちが良いです。最後卒業する時まで先生への気持ちを変えなかった澄人の一途さに拍手をおくりたいです。

自分と同じ思いさせたくない先生の気持ちも痛いほど伝わりました。
澄人が友達にカミングアウトする瞬間、自分と重ねるのに澄人は違っていて友達にも支えられててほんと良かったし、そう言える澄人が強いと感じたんだろうな。

作中、澄人が先生に自分の気持ちを真っ直ぐに伝えるシーンはセリフにも描写にも感動します。

最初のページは桜が咲いてるのに雪が降る、途中大雪の中でのキスシーン、最後桜はないけど雪はとけてるこの流れとタイトル回収が最高に良かったです。
セリフにモヤかけたり、セリフの裏に気持ち隠したりの表現が今迄にない感じでみせるのが上手いな、と思いました。
性描写はほとんどありません。
絵に透明感があってきれいです。

0

美しさと切なさとあたたかさと

表紙の美しさとタイトルが好みだったので購入!
本編も表紙同様、繊細なタッチで、「雪解けの恋」というタイトルに相応しい切なさと温かさを感じました。
エロほぼ無しのストーリー重視が好きなので個人的にそこも良かった!
すれ違いもあるけど最終的に超ハッピーエンドでめちゃくちゃ好みの作品でした!
一緒に掲載されている「ファイナルチャプター」という作品は、雪解けの恋のようなあたたかさはないけれど、なんとも言えない切なさで好きでした。

0

スト重歓喜

「感動BL」「泣ける」と言われる作品を読んでみても泣けないドライ野郎が、この作品では気づいたら泣いてました。
1巻完結の作品は登場人物の心情に寄り添う間もなく話が展開してしまうことがありがちですが、この作品はそういった不満が全くなく、物語に集中して読めました。
ストーリー重視で、2巻以上の作品でないと読まない、といった方(私がそうです...)にもぜひ読んで頂きたい作品です。
個人的にはあまり癖のない作品だと思いますし、少女漫画に近い感覚で読めると思います。

2

春を連れてきたのは

桜が咲いているのに季節はずれの雪が降っていて…
そこで涙を流している染谷の姿がとても印象的でした。
涙を流す染谷がとても綺麗に見えて、その姿を見てハッとなった澄人の気持ちがよくわかりました。

染谷に恋をした澄人はいろいろアピールするもなかなか響かず…
でもそんな日々すら楽しんでいるように見える澄人がすごく眩しかったです。

ふたりは早い段階で両想いだったと思いますが、染谷は教師と生徒だからという理由だけでなく
実らなかった恋をしていた時代の自分と澄人の姿を重ねていて
大切に想っているからこそ傷ついてほしくなくて好意を受け取らない、その選択が切なかったです。
でも最後にはしっかり幸せになってくれるので
そうなってから振り返るとそれまでの切なさもなんとなく温かみを感じられるところが素敵だなと思いました。

澄人に染谷のことを打ち明けられた時、おーちゃんとコバが受け入れ難い気持ちがあっても澄人自身を否定しないでいてくれたおかげで
きっとふたりは前に進むことが出来たんだろうな。3人の友情も素敵でした。

何度読み返しても新鮮に萌えることができて、本当に大好きな作品だなと改めて思いました。


そして同時収録の「ファイナルチャプター」が最高に好きです…!
感情のいち部分だけしか読み取れないですが、短編の限られているページのなかで朝哉と夕の複雑な気持ちが痛いほど伝わってくるのです。
ふたりはこの先、どうするのかな…。
きっと続きを知れることはないでしょうが、叶うならふたりのもっと長いお話を読んでみたいです。

1

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