電子限定おまけマンガ4P付
心にずっとずっと残る作品。素晴らしい
作者様買いです。
最後まで読んで本当に良かったです。
コンビニ前で先生が泣き崩れて、2人で星を見に行く場面がとても印象に
残っていて、大好きな場面です。
途中の有岡くんが涙を流してヘッドホンをしている絵も、素敵です。
先生の人生に対する諦めが、特に重くて、苦しかった。
それでもその先生の気持ちを動かした有岡くんは、素直で健気で。
取り返しのつかない間違いをして、後悔して、そこから
先生への愛と頑張りが実って良かった。
心情の描写が自然で、秀逸。
ずっと心に残る素晴らしい作品でした。
17生徒シリーズ、3巻完結まで読みましたがなんとなくこの一作目が1番好きかもしれません。
特に何も興味がなさそうで、何にも熱を持つこともなさそうな無気力な有岡くん、たまたま興味の対象に刺さったのが三島先生だったんでしょうね。
そこからの攻め攻め具合は真っ直ぐで猪突猛進な男子校生。
どちらかというと自分の年齢的にも三島先生の立場で読んでしまうので有岡くんに対して一時の感情だよと諭す気持ちも分からなくないです。
ただ子供だからといって否定し決めつけるのは何事に対してもよくないですよね。
立場、過去、日常が壊れることへの恐怖、もろもろ大人はほんとずるいですね。
表紙デザインがそれまでの木下先生作品と雰囲気が違うなぁという印象で、中身も違うのかしらと思いながら読み始めました。
シャープなデザインでこちらも好きです。
中身の絵も、線、構図、コマ割りが洗練されていて、あれ?先生ってこんな感じでしたっけ?と既刊本をいくつかパラパラ見返しました。
極端には変わっていないけど、やっぱコマ割りがシャープに感じます。
教師とDKモノって禁断だよってのが先に立ってしまいあまり萌えなくて(卒業してからくっつけばそれでよし、となりますが)
表紙デザインの印象もあり、ちょっと構えて読んだんですよね。
そしたら、やっぱりきましたね。
レイプ…。
そこまで悪質ではないからまだよかったけど、でも流血してたし…。
有岡が三島先生に惹かれてどうしようもなくなっていくのがかわいいけど。
若い分、怖さもあって、それがこんな風になっちゃうのが説得力あって、さすが木下先生です。
有岡が自分でも怖くなるくらい反省したのがまだ救いだし、それでも諦めきれなくて、三島先生が好きなもの全部好きになりたい、というのは純粋でかわいいなと思います。
この先、2人がどうなるのかドキドキ楽しみに続編読みます。
ずっと読みたいと思っていた本作。
まずは1巻目のこちらから。
生徒×先生ものは好きで、割りと読む方ですが、好きになった人にはすでに好きな人が居て、叶わない恋に胸が締め付けられる…みたいなヤツは久しぶりに読みました。
その切なさを3巻かけてじっくり読めると思うと、胸がチクチク痛むと同時にめっちゃワクワクします。
今まできっと好きかもって思った子には好きになってもらえて、人生イージーモード勉強もそこそこ、大学はどこか受かればいいっしょ、みたいな有岡が初めて思い通りにいかない恋に対峙して悩んで苦しんでる様が切ないです。
そんな有岡に自分の高校生時代を重ねて、拒絶しきれない三島の恋愛の方も切ない。
いつまでも恋心を燻らせたまま親友でいるのって辛さしかないのでは。
それでも望みを捨てられない悲しさよ…。
早くこの恋愛の成就が見たい〜〜って思える作品です。
17生徒→17教師→17初恋
木下先生とはぶっちゃけそこまで相性が良くなく、ぐっとはハマらないことが多いです。こちらは続刊もあり、続きにワクワクしている自分がいて嬉しい。
行間を勝手に読むのが好きなんですが、先生が買っためっちゃいいカメラのレンズについて考える。津田は飲むと毎度よく家に泊まりにくるのかな。三島はそれに合わせて高いレンズ買って、津田と一緒に星を見ようとしたのかな。そんな夜に有岡が来て、あんな事になったのかな。とかね。