舞踏会で突然の結婚宣言!?

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表題作国王陛下の麗しき花嫁

デュラン・ラスター王国国王・23才
アーネスト・オルレア王国第二王子・23才

その他の収録作品

  • 書き下ろし『はじまりの五年前』
  • あとがき

あらすじ

「結婚しよう、アーネスト」
オルレア王国第二王子のアーネストは、類い稀な美貌を持ち、策士としても秀でた曲者として諸外国に知れ渡っていた。ある日、古くからの友人でもあるラスター王国国王のデュランから舞踏会の招待を受ける。そこで突然、お前を王妃にすると宣言されて!? 心を掻き乱すデュランの存在を恨めしく思うアーネストに、デュランはその手を緩めることなく熱く甘く、愛を囁いてきて……!

作品情報

作品名
国王陛下の麗しき花嫁
著者
ゆりの菜櫻 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048924184
3.7

(31)

(5)

萌々

(17)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
113
評価数
31
平均
3.7 / 5
神率
16.1%

レビュー投稿数8

清々しい執着溺愛

デュランのアーネストが可愛くて可愛くて好きで好きで、何があっても自分の側に!という強い強い想いを感じました。アーネストを王妃にする為の根回しも完璧。
それでもアーネストの不安は消えない訳で。国王であるデュランを支えるには自分は相応しくない、何よりデュランの心が離れたらと揺れる心が健気で可愛かった。デュランの清々しすぎる態度も信じきれない一因だったかも。
事件を解決する中でデュランの想いが伝わり、アーネストの覚悟が決まって良かったです。
アーネストはこれからも色々気苦労があるだろうけど、デュランにはこれからも過剰なくらい愛を伝えてほしい。
清々しいまでの執着溺愛が楽しかったです。

1

エッチの合間に捕物?

12歳で出会ってからの悪友?デュランとアーネスト。デュランのこれまでの努力を思うとジーンと来ます。

お話はデュランが国王になる前にセフレの解消を伝えるアーネスト。そして一年後…。

二人の結婚問題に向き合うのと、伯爵と盗賊を一網打尽にするのと平行して、デュランが絶倫ぶりを発揮するのと。

アーネストの気持ちが後から後から、実は…なんだ、とか、本当は…だったんだ、とか出てきて。
デュランの必死さ、アーネストの不安を何度も何度も愛してると繰り返し、アーネストじゃなきゃダメだと言い聞かせ。

なかなかツンな受けさんですね。そして受けの言動にすぐ股間が暴走する精力魔神な攻めさんです。

なんかエッチしてる間に伯爵と盗賊をつかまえた?ぐらいエッチが多いですね。

5年前、デュランがアーネストを言い包めて。
なんかあれよあれよと約束させられいただかれ。でもデュランが幸せそう。良かったね!

デュランの大きすぎる愛に素直にアーネストが応えるまでかな。

0

とっぷり溺愛系

策士な執着攻めにひたすら溺愛されてるお話です。
大国の第一王子デュラン×小国の第二王子アーネスト。

隣国の王であり昔からの友人でもあるデュラン(攻め)から舞踏会の招待を受け赴いたところ、皆の前で「アーネスト(受け)を生涯の伴侶と決め、王妃とすることをここに宣言する」と高らかに宣言されてしまいます。
受けにとっては青天の霹靂だけど、策士な攻めは受け父にも根回し済みで外堀を埋められており、逃げられない……。

宝石に例えられるほどの美貌の持ち主であるアーネストにとにかくベタ惚れしていて隙さえあればエッチに持ち込もうとするデュランと、それを辛辣にやり込めようとするアーネストとの口合戦がなかなか楽しいです。

アーネストも昔からデュランのことを憎からず思っているのだけど、いまいちデュランの愛が信じきれずその気持ちに応えようとしないんですね。
そして王という立場にいる彼は、子供を産めない自分ではなく、きちんと妃を娶って後継を残したほうがいいとも思っている。
だからデュランの気持ちに応えられないと気持ちに枷をはめてるんだけど、そこが切ないというよりも、正直、おいおいおいおい……!!と思ってしまいます。

だってアーネストと結婚したい一心で王様になり、世継ぎのこともきちんと考えた上で、法律まで変えてアーネストを王妃として迎えると宣言したデュランに対してこれ以上何を望む?って思うんです。
障壁となるものは何もないオールクリア状態で、一般的なBLで言えばラストのラストというか、終生変わらぬ愛を示すためにここまでやり切った!あっぱれ!!というような事を冒頭でとっととやってのけてる訳です、デュラン国王は。
やっぱり冗談でしたーー!!では済まされない立場にいるデュランがここまで愛を示してくれてるのに、何を思い煩う必要があるんだ、アーネスト!!って何度も思ってしまう。

でもグダグダしてるアーネストの心境はさておいて、ぐいぐいと迫ってくるデュランの溺愛っぷりが楽しいし何よりもみずかねりょうさんの華麗なイラストが素敵なので、溺愛ものをサラッと読みたいなというときに手にしてます。

4

この腹黒エロおっさん!(国王だが)

あー読みたかった、やっと読めたー
昨日やっと手元に届き、読み途中の本をさっくり放り出し、読み始め。
さららんと読めちゃったので、楽しみにし過ぎてた反動で なんだかしょんぼり。

以下特筆ポイント
1.国王(攻め)が 強烈エロ大魔神。受けさん壊れちゃうよう。
  超絶色男、表紙見ればわかる通り、ラテン系に見えちゃう。
  受けさんの事が好きすぎて、あほ状態。(策士なんだけど)
  プロポーズした日を思い出し、「王国の休日にしてもいいな」とぬかす(爆)
  人生思った通りにならなかったことなんて、無いに違いない。
  そこがちょっとむかつく。受けさんにとっとと捨てられろ!と
  八つ当たりしたくなっちゃった。

2.隣国王子(受けさん)の12歳の時のみずかね先生!の挿絵あり。
  12歳なんで、ころころちみっこ でもなく、
  私の感覚では 小学3~4年生 といった感。
  なんなの、この透明感あふれる可愛らしい生き物----------------!
  生けるフランス人形?
  なんだけど、そのあとの文章で出てくるのは
  まあ言いたい放題言い放つ 腹黒王子(笑)
  その言いたい放題いってる時のちび王子を、先生の絵で見てみたかった~

3.前半はふーん 程度なんですが、後半になって
  受けさんの切ない思いがたらたら出てくるようになると俄然きゅんきゅん。
  まんまと先生に嵌められた気分。

4.みずかね先生、今回は つぶつぶレース?にハマったのではないかと。
  表紙を拡大してごらんください。受けさんの胸元にある白いタイ状のもの?
  これの末端部分が めっちゃこまかい つぶつぶレース。
  こういうのをあっちこっちに描かれてます。
  どんだけ時間かかってんだろう??と思うんですけど。
  漫画とかかかないので良く分からないですが、まさかの手書き・・・?
  なんしか衣装が超美麗でした。

あーやっぱ、くっついてから、攻めさんを手玉にとる受けさんを
見てみたかったなあ。
ほんと もう一回捨てられろ! と思うんですけど(笑)

6

あーちゃん2016

はるぽん様
そうそう、こういう時につかうんですね、
「ザマァ展開」という用語(笑)!
学習しました!
ほんと、いやんなって里に帰ります でもいいし、
どっかの王妃領とかに立てこもっちゃって
おろおろおっかけてくる国王の姿をちっと見てみたかった・・
続編とか書けそうな気がしません?(笑)

はるぽん

あーちゃんさま。
みずかねさんのちみっこイラストならぬ少年イラスト、可愛いし美しかったし眼福でした。レースは手描き…なのかなぁ。そうだとすると気の遠くなるような仕事ですけど…。
攻めには確かにムカつきました、特に最初のあたり。自分から捨てといて何あっさり言い寄って来とるんじゃ! と思いました。(笑) もっとザマァ展開でも良かったですね。

安心な甘々溺愛ストーリー

 とにもかくにも甘々な溺愛物です。
絶世の美貌を持ち、攻め様のデュランには辛辣ながらもなんだかんだで甘い攻め様のアーネスト。
アーネストの事が好きで好きで、自分のものにするために長期獲得計画を画策していた攻め様のデュラン。
 
 セフレ関係だったけど、国王になるデュランの為に身を引くような気持ちでアーネストが別れを告げてから1年後、デュランいよいよ本気で口説き始めます。
口を開けば、好きだ、と熱くせまり押し倒して、心にもカラダにも愛と欲しい気持ちをそそいでいって。
 というか、隙あらばエッチに持ち込もうとしていて、えっとデュラン、あなたできる国王陛下なんですよね?と言いたくなるくらいアーネストの前では自分のやんちゃ坊主(笑)に正直すぎる。
2人の会話がかみあってなくてなんともおかしい。
アーネストがツンを発動していても、自分の都合のいいように変換してるし、ポジティブシンキング。
きっとデュランの耳にはアーネスト好き好きフィルターがかかってるんだろうな。

 一応事件が起こってますが2人に影をさすようなものではなく、楽しくただただあまーい気持ちに浸れるお話でした。
こんな平和な溺愛物もいいよなー、とにまにましながら読みました。

5

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