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表題作ユピテルにおねがい

天野幸輝,大学生
倉貫伊織・栃原和人 弟分

同時収録作品ヤンキーな幼なじみのホントのところ

慶吾,高校生
安達亨,高校生

同時収録作品星の花(旧題「犬ではできないこといい?~ぼくの初めて~」)

高台に住むお金持ちの紳士
謎めいた少年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

2人の恋心、受け止めて。幼なじみ年の差3P俺は幸輝(ゆきてる)。大学1年生。俺には幼なじみの弟分がいる。つり目でちょっと意地っぱりな伊織(いおり)に、ほんわかタンポポみたいな和人(かずと)。2人が俺のアパートを訪れた夜、俺は衝撃の状況に直面する。ベッドの前で伊織と和人がキスをしていたんだ。興奮、悶々、勃起……。どうにも抱え込めなかった俺は、翌日、混乱する気持ちをぶちまけた。すると、2人は俺のことを考えると変な気持ちになる、と、体をすり寄せてきた―――。*****ほか、珠玉の読切り「星の花」と「ヤンキー幼なじみのホントのところ」を収録!

作品情報

作品名
ユピテルにおねがい
著者
荒井よしみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
ISBN
9784396784010
3.9

(87)

(32)

萌々

(31)

(15)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
14
得点
335
評価数
87
平均
3.9 / 5
神率
36.8%

レビュー投稿数14

何故今まで出会わなかったのか

タイトルの一言に尽きる。しかし今更ながら出会えてよかった。
表題作と他2作品が収録されているけどどの話もちゃんと1冊分読みたいくらいに響いた。

まず絵が綺麗でストーリーも繊細なもので読んでて切なさで心臓がキュってなった。
それなのにえっちの描写も可愛くてえろくて最高でした。
表情とか手つきとかもう色々美味しいポイント多くてとても満足しました。
収録順で1、2番目のお話は受けの子達が幼く見え、ショタだと思ったけど高校生なのよね。きっと。

表題作はもう3P最高。ありがとう3P

最後のお話はもうただただ最高の一言。切ねぇしエロいしハッピーです。

0

攻め1×受け2

タイトルの通り、攻め1人×受け2人という組み合わせが好きなのでよかった。
絵もきれい。

2

純愛と、萌えとどエロと切なさと

木星を意味する〝ユピテル〟を冠した素敵なタイトルに
星を見上げる三人、というロマン溢れる表紙からは
想像もつかぬどエロさにびっくりしました。

こんなに可愛らしい作風で、こんなにエロいってすごすぎる…!!
そして、同時収録短編が切なすぎる…!!
色んな意味で驚きの連続の短編集でした。

『ユピテルにお願い』
大学生の幸輝が風邪で寝込んでいるとお見舞いにやってきたのは年下の幼馴染、
つり目でちょっと照れ屋な伊織とほんわか笑顔で穏やかな和人でした。

その夜、幸輝がふと目を覚ますと暗闇の中で伊織と和人がキスしていて…
目の前の光景に衝撃を受けながらも幸輝の体は反応してしまいます。

翌日、動揺した幸輝がうっかり二人のキスを目撃したことを漏らすと
二人は以前から幸輝に幼馴染のお兄ちゃん以上の感情を抱いていたことを
静かに話し出します。

そして、二人の手に導かれるままに欲望に身を委ね、一線を越えてしまう三人。

ずっと弟のように思っていたはずの二人と、しかも三人で!
もう三人で絡み合うシーンがすっっごくエッチでした///
男子高校生にして既に魔性すぎ…
一見すると、高校生には見えない幼げな容姿の伊織と和人が
積極的&尽くしまくりで、なんだかいけない光景を見ているような
気分になり、ドキドキしてしまいました。

突然の展開に戸惑いながらも、二人のそれまで見たことのない
淫らな姿に煽られて、理性もふきとび夢中で腰を振る幸輝。

伊織と和人は幸輝にとって幼い頃の美しい思い出とともに
無垢の象徴みたいなもので、そんな二人が幸輝に抱かれることで
純白の布が塗り潰されていくような背徳感がありました。
そして、背徳的であればあるほどに、いっそう艶めかしく感じられました。

だけど、同時に伊織と和人が幸輝に抱く想いは紛れもなく純愛で、
はじめは流されるだけで自分の気持ちに整理がつかなかった幸輝も
二人の一途な想いにほだされ、受け容れていきます。

一方、自分たちが想いを伝えたことで幸輝の未来を奪ってしまったのではと
葛藤し、幸輝に会いたい自分を抑える和人の思いやりが切なかったです。
たぶん幸輝はそこまで深く考えてないと思うけど(笑)

三人だとどうしてもアンバランスで、一人を奪い合う構図が多いけれど、
この三人の場合は三人で均等に愛を分け合うように、譲り合いながら
愛し合うのが印象的でした。

歪な関係には違いないけれど、そういう意味ではいつか壊れてしまうという
不安定さもなく、安心して未来図を思い浮かべることのできる3Pものでした。

『ヤンキー幼なじみのホントのところ』
子どもの頃、いじめられっ子の亨を
大好きなヒーローに扮していつも守ってくれた慶吾。

そして、ヒーローへの憧れを抱いたまま成長し、高校生となった亨。

片や大きくなったらヒーローになって、お前を守ってやる
と約束してくれた慶吾はヤンキーになっていて…

互いに幼い日の約束を守ろうとして、少し遠回りをしてしまったみたい。
慶吾が見た目ほどグレてなくて、相変わらず亨には弱いところが可愛かったです。

『星の花』
夏祭りの日、孤独な男が花火の音に誘われて出かけると、
祭りの喧噪に紛れて、男をじっと見つめる青年がいました。

後をつけてくる男の子に、ほんの気まぐれで声をかけ、
なりゆきから男の家に招待することに。

言葉を交わすうちに自然と身体を求め合う二人でしたが、
男の子にはある秘密があり…

男の子の不思議な雰囲気から〝何か〟あるんだろうとは思っていたけれど…
予想もつかなかった展開と結末でした。

男の子の〝やっとこっちに来れたんだ…〟という台詞から
思い浮かんだのはパラレルワールドでしたが、
先行レビューの輪廻という言葉にもなるほど、と思いました。

でも、こっちの世界でのおじさんも病気を患っているように見えて、
また別れがやってきちゃうのかな…とか色々気になってしまい、切なかった。
やっと会えたんだから、今度こそ長生きしてください(´;ω;`)ウッ…

0

こんなエッチでいいのかしら

◆ユピテルにおねがい
 この三角関係は好き嫌い分かれそうですが、私はとてもハマりました。年下の2人に翻弄される攻めのユキも可愛いですし、同い年の相方も好きで、ユキのことも好きだという伊織と和人のコンビは、あどけなさといやらしさが両立していてたまりませんでした。双子じゃないんだ?と驚くくらい、この2人には2人でひとつという感覚を強く感じて。きっと、幼い頃から手と手を取り合って過ごしてきた年数のなせる技ですね。

 そんな2人に迫られ戸惑いながらも、受け入れてしまうユキ。一見流されたようにも見えますが、年上の子が兄弟みたいだった同性の年下の子とエッチなこともしたいと思えるのは、やはり根底にそういう好意が芽生えないと難しいだろうと思います。逆ならハードルが下がるけれど。ユキの、自分を直向きに慕う2人を愛おしいと思う感情はちゃんと伝わってきました。そして、なんといっても濡れ場の描写が秀逸です。伊織が責められるのも、和人が責められるのも、萌える。強いて言うなら、私は伊織をより責めたくなってしまいましたが。幼馴染同士のエッチな三角関係を存分に楽しめた作品です。

◆星の花
 短編ですが、それなりに濃い濡れ場もありながら、良い読後感の残る作品でした。初対面なのに犬のように可愛らしく懐いてくる少年の正体。飼い主への想いを募らせていた少年が、とても愛おしかったです。

0

bl史上一番可愛い3P!!

受けの伊織くんと和人くんが可愛すぎました。エッチ中は恥ずかしがり屋さんだけど敏感なのか大好きな幸輝くんに触られてずっとあんあんしてる伊織くんと、普段はのんびりしてて世話焼きな印象の和人くんだけれどエッチになると3人の中で一番積極的なギャップも良かったです。あと、幸輝くんの表情が受けみが強くて!笑 いつか、他作品の同時収録でもいいので和人・伊織×幸輝が見てみたいなぁと思いました。絶対萌える...!!!

ただ、「二人の願い事はこれからずっと 幸運の星であるこの俺が叶えてやろう」とかちょっとクサい台詞が独特だなあと思いました。3人で付き合いはじめたてのエピソードではじゃあ2人のときはどうするの?ってなり、最終的に3人じゃないと嫌だ!と結論づけ攻めが紙に3人で可愛がってる猫のよっちゃんの絵を描いて3つに切り星座に見立てお守りにしたり...同時収録作品も含めて少女漫画的なロマンティックな展開が好きな作家さんなのかなーと感じました。

0

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