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それでも好きです笠原さん

soredemo sukideus kasaharasan

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表題作それでも好きです笠原さん

秋山,α
笠原蓮,Ω

その他の収録作品

  • 夢うつつの夜

あらすじ

えっちより、
ちゅーより、
首を噛んで。

キスも告白もすっ飛ばして、全裸のお付き合い

そつなくなんでもこなしてしまう器用なサラリーマン・秋山(あきやま)。
彼は人から頼られる嬉しさを感じる反面、周囲からの過剰とも思える期待に嫌気がさしていた。
笠原(かさはら)はそんな秋山の心のオアシス。
酒を片手に優しく頷いてくれる笠原に秋山はどうしようもなく惹かれてしまう。
しかし好きだと自覚した瞬間、素っ裸で縄に縛られ、しかも息子に吸い付いている笠原さん!?

居酒屋の常連同士から、いつの間にか掛け替えのない存在に…
ハイテンション、猛スピード、コメディと見せかけてじつはずっしりホロリとくる
複雑な味わいが贅沢なエロテッィク・ラブストーリー。

作品情報

作品名
それでも好きです笠原さん
著者
おまる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865893458
4.1

(157)

(74)

萌々

(54)

(17)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
21
得点
644
評価数
157
平均
4.1 / 5
神率
47.1%

レビュー投稿数21

現実の延長としてのオメガバース

苦しい、痛い....けれど、だからこそ素晴らしい。最高な漫画に出会えました。

現実にある男女の差別構造をそのままに、オメガバースを組み込んだリアリティのある世界観です。

女性が生きていく中で直面する暴力やハラスメント・性犯罪など、オメガの笠原さんに降り掛かるそれらが、肌感覚として理解出来るところが心底ぞっとして、作者さんの高い描写力に圧倒されます。

「首を噛んで欲しい」という突拍子もない発言から始まった関係かと思いきや、それだけではなくて...是非ラストまで読んで頂きたいです。

0

笠原さんがエロくて大変よい

普段はあっけらかんとしているぶん、発情スイッチが入ったときの笠原さんが余計にエロく見えて、大変よいです。
おまるさんは絵も大好きだし絡みはエロいし、今後も新刊が出たら必ず買いたいと思う作家さんです。

ただ、起承転結の「転」にあたる箇所で、「なんでだっけ?」「どういう意味?」と詰まることが度々あります。
この作品で言えば、「少しだけ時間ください」と「足りない」のくだりのあたりで、同じように詰まりました。そうなると気持ちが冷静になってしまい、のめり込んで読んでいた没入感が損なわれてしまうのが残念です。
あと、最後のエロでもう少し盛り上がりが欲しいところです。結局首は噛まなかったの?という点も気になりました。

おまるさんの作品が好きすぎるあまり、いろいろ気になってしまいましたが、総合的には満足度の高い萌2です!

0

笹原さん、好きになってしまいます

初めて読んだおまる先生の作品でした。

出だしのビッチなオメガモノって感じから、一転、ストーリーがとてもとても、良いです。
些細な日常描写だったり、世界観、感情の流れだったり、魅力に溢れてます。
でもちゃんととってもえっちです。

裏表紙の秋山くんの泣き顔までセットでこの作品だよなーーと思います…!!

0

生きるって大変

思ったより重くてびっくりしました。
表紙の感じと読み始めの軽さがあったので、読みすすめるうちに、あれ?これもしかして、重めな話なのか?!という感覚になります。
オメガバースの世界を忠実に描いている作品だと思います。
最初は、αの秋山に噛んでもらおうと迫るΩの笠原さんでしたが、その理由がはっきり分からないまま、秋山は笠原を好きになり、なぜか笠原は秋山を重苦しく感じる展開に、???となりましたが、その後の話の持って行き方が素晴らしい!
笠原の抱えている闇というか悩みは、かなり深いのですが、実は他人から見ればあっさりしたもの。
それに気づけるようにしてくれたのが、秋山だったのですね。

凄くストーリーが良くて、面白かったです。

1

読んだ後「おまる~~~~~~~~」って鳴き声が出た

タイトルは盛ってませんほんとに声が出ました
ほんがよかったら両手で掲げて拝む癖が最近出てきたのですがそれに加えて
「おまる~~~~~~~」と声が出ました。
それくらいめっちゃよかったです。おまるさんの本こちらが初ですが
絵も独特で個性がある感じでとても好きで、表紙買いでしたが
中身もめちゃくちゃよかったのでこれから作家チェックしていこうと思います。

さて内容ですがみんな大好きオメガバースです。
こちらの前にオメガ春機という作品を読んでレビュー書いたのですが
それと近いくらい単純なオメガバース作品というわけではなく
キャラの心理描写や社会的な立ち位置による感情や体のことなど
話がとてもしっかりしていました。
お母さん思いな受けΩはΩであるがゆえに小さいころから多難で
母親を悲しませることが多かったので
さっさと誰でもいいから番になって母を安心させようと攻めαに迫ります。
(冒頭1ページ目)
ビッチかと思いきやそういうわけでもなく悩んでそうしていたということが
わかって母親の言葉の呪いってこわいよな・・・・となりました。

えっちなところは大変申し分ないでございます。最高です。
少し重たい感じもしますが、ストーリー重視の方は楽しく読めると思います。
かといってえっちなとこがすくないわけでもないですしそもそも
オメガバースなのであほえろじゃなきゃいやだ!!な方ではない限り
オメガバース好きな人も楽しめると思います。

おまる先生大好きだ・・・・・・・

2

素直で可愛いα攻め

 オメガバースらしい展開もあり、オメガバースらしくない設定もあり、オメガバースの王道を踏襲しながらおまる先生独自の感覚も盛り込んだ作品になっていたと思います。秋山と笠原が働く会社はオメガバース作品では珍しいくらい、ホワイトな会社ですよね。αを必要以上に崇めることも、Ωを蔑むこともなく。オメガバース作品の中でこういう会社に出会えると嬉しいですね。

 そして、秋山の隙のある感じも作品の1つの魅力。仕事がデキるので過剰に頼られてしまいがちなのを、笠原に泣きつきながら愚痴るところはαらしからぬ愛嬌があります。一方で、ビッチ受けから始まる笠原に魅力を感じられるかはネックでしたが、彼の奔放な言動も実は考えがあってのことなのだと知り、最後は納得できました。彼の境遇はΩの王道という感じでしたね。なんとなく後半に進むにつれて展開が速くなっていく気がして、もう少しじっくり2人の心情の変化を追いたかったとも思いましたが、全体としては穏やかで味のあるオメガバースを楽しめる良質な作品でした。

2

感觉观点很新颖,比较另类的abo

呀。。开头比较像搞笑片其实很深刻。
也算是比较另类的abo了【我买的时候不知道是abo】
开始是a视角,觉得只要是a就受关注但不仅仅是只有好的一面,也有被强行增加任务,因为的a的身份被强行加了很多不愿意的事情,毕竟a更加有能力呀,那你就多做点事呗,连根本不认识的人的忙都要帮,这世界能不能好了。
o视角也很可怜,在a喜欢上o之后,o却不敢往前了。我觉得abo里的o多数很可怜也是现实里的女性是弱势群体的写照,不管你本人怎么样,都会被其他更多人用有色眼镜看待。就算再坚强,也逃脱不了更多人的鄙夷。我希望abo里的o幸福快乐,也希望可爱的女孩们能每天都笑的开心。
这本剧情很棒,要说不足的地方可能是老师的画技,但也没什么不好,这样也不错,看着轻松。顺便我觉得这个哭颜是a在整本里最好看的一格】
拖了几个月的一本,终于看完了,我很满意。

3

試し読みでためらわないでほしい

受の「よしよし」最高!
BL漫画を買うのはもっぱら電子書籍でして、最初の20ページぐらいの試し読みで、あーこのタイプのビッチ受けオメガバースはあんまり当たった事ないな、と思い暫く手を出していなかったのですが、買ったら中盤以降全然違った!まさかの試し読みの弊害!ただのビッチエロエロオメガバースとは違う、設定を活かした心のやりとりがあるお話でした。
紙の本なら購入前に必ず見るであろう裏表紙が、電子書籍では見られない、または購入後最後に収録されている事が多いのです。この秋山(攻め)の泣いてる裏表紙めちゃくちゃいいですね!泣く攻めが大好きなので嬉しい。

最終ページの参考文献を見ると、おまる先生が何を描きたかったかちょっと分かった気になる。
斎藤がストーカーなんじゃないかとヒヤヒヤしながら読みました。ごめん斎藤!笑

6

苦笑いでピースする笠原さんが可愛い

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:あり(ありver.となしver.両方)
裏表紙:あり
備考:

〖紙媒体〗
未読

1

笠原さんの魅力

最初は、アルファの秋山が拘束されて体を奪われてしまうところから始まる。笠原さん(オメガ)は軽いノリなのに、噛んで番になってと迫る。

特に秋山のことを好きというわけでもない笠原さんが、なぜ番になろうとするのか、なかなか最後まで謎が明かされません。

笠原さんは仕事もできて、いい先輩っぽいのに、あんまり恋愛には本気でないみたい。ひたすら翻弄される秋山氏が気の毒。

しかし、最後は自分の生い立ちに関わるストーリーが明かされて、ヒューマンドラマっぽい展開に。

色々なテイストが入っていて不思議なコミックでしたが、どっちかっていうとギャグっぽい要素を強調して最後まで突っ走ってくれた方がわかりやすかったかなー

どんなクズっぽい笠原さんでもやっぱり好きだと支える秋山くんの物語でした。

2

シンプルな絵(?)だけどエッチだった!

気になっていたオメガバース作品、やっと読んで見ました。
面白かったです!
笠原さんがヤンデレストーカーのお話かとずっと思ってたんですが全然違いました。

泣き虫の男は女々しくて嫌いなのですが、この攻めの秋山はよく泣く!ダバダバ泣く!けど嫌いじゃない!
なぜなのだろう…と考えたけど、たぶん考え方とか行動がヘタレ風な所はあるけど誠実で、よくいる女々しい女思考の泣き虫ではないからだと気づきました。

最後まで気になったのが、ストーカーに咬まれた首はどうなったのかな?
発情期じゃないと痕が残らないとかって設定があるのかな?

1

オメガバース初心者でも安心。

クスッと笑えるシーンも多く、オメガバース初心者でも安心な作品です
オメガバースが大好きな僕でも、Ωが過剰に酷い扱いを受ける作品は正直苦手なのですが、こちらの作品はそんなことはありません。
αもΩもβも、一般企業で普通に働いている描写に、「こういうオメガバースが見たかった!!」となりました。

それから、笠原さんのような上司が欲しくなります。
よしよしされたい……甘やかされたい……

カバー下がとても可愛らしいので、紙の単行本でご購入頂く事をオススメ致します!!


こんなことを申し上げてはいけないのかもしれませんが……
笠原さんの声がcv.下○紘さんで終始脳内再生されました。

4

某キャラに似すぎ

表紙見て まりもっこりかな? と思いました
あんまり好みじゃ無さそうだったので躊躇いましたが、オメガバースなので購入
しかしまあ……なんというか……
自分の直感を信じればよかった

まず「お〇松さん」の長男受けの二次創作に似すぎ
お〇松さんの二次通った人ならわかると思います
キャラクターへの既視感がすごい
グーグルでこのタイトルを打ち込むとお〇松さんのカプ名が検索予想に出てくるほどです
作者さんが某キャラ受け好きなのはツイ見て分かってたのですがここまで似せるのはどうかと…
せっかく商業にいってオリジナルを描くチャンスに恵まれたのだから、わざわざ二次創作するのは勿体ないと思いますよ
アホ毛2本もまったく同じなのは失笑
自覚あるのかないのかわかりませんが影響受けすぎです

お話も薄っぺらく最後まで読めませんでした
ごめんなさい合わなかったです
攻めのキャラは良いなあと思ったのですが……受けがきもすぎる……

0

オメガバースっぽくないオメガバース

オメガバースはΩが不条理な目に遭いすぎるのであまり得意ではないのですが、この作品はひと味もふた味も違いました。

他の作品ではαとΩの飲み友とか出てこないと言うよりあり得ないけど、笠原さんと秋山くんは冒頭では本当に健全な飲み友。
そもそも同じ会社なのを知らない秋山くん、自分の部署の仕事をあれだけ任されまくってたら他部署まで目がいかないのも分かるけど、まっすぐ前しか見てない秋山くんらしいエピソードだな、と思いました。

笠原さんはどうしてそんなに噛み跡が欲しいのかもおいおい分かってきて、Ωの境遇の一番の辛さが自分の意に反してαに襲われることより、産んでくれた親に対する申し訳なさというのがどうにもやるせない。
好きでΩに産んだわけでも、生まれたわけでもないのに、親に「産んでごめんなさい」と言わせて、子どもに「生まれてごめんなさい」と思わせる。本当に悲し過ぎる。

そしてαにもαの辛さがあるんだなあ。他作品では特権階級、優遇されて当たり前という部分しか見えていなかったけれど、この作品では「出来て当たり前と周りは言うけれど、出来るように努力してるんだ」という弱い部分にフォーカスが当てられていて、αもサイボーグじゃなくて人間なんだよな、と思えました。

笠原さんと秋山くん、出会えてよかった。
運命の番という設定に頼らなかったのも新鮮でした。
ただ気持ちが通じ合ってからは笠原さんの首が気になって仕方なかったです。

4

オメバ苦手読者が薦めるオメバ

おまる先生のデビュー作「インモラルと紙袋」が良かったので、こちらも購入。
オメガバースと聞いて身構えたのですが、作家さんの良さを信じ踏み切りました。

結論として、ものすごく面白かったです。

あまりオメバを読まないので他と比べることができないのですが、
αであること・Ωであることで悩んだり苦しんだりしてきた重さはしっかりと描かれている一方で、舞台は割と普通のオフィスものであること、表情の豊かさやテンポの良さが気持ちよく、すんなりお話に入っていくことができました。

なかなかうまく分かり合えないものの、不器用なだけであるふたりの温かさがとても魅力的で、応援したくなるカップルでした。
セックスからはじまるピュアラブ…と言ってもまあまあ後の方までセックスはしてないですけど、魅せ方が上手で、スケベめがお好きな方もプラトニックがお好きな方も楽しめるつくりになっているかなとも思いました。

一冊をとおして満足感が高く、何度も読み返しています!

8

メンタル寄りのオメガバース

オメガバースでも異色作のようなので、気になって拝読しました。

とても真面目なお話でした。
αの秋山のお話かと思いきや、Ωの笠原がメインといっていいと思います。
オメガバースといえば番、結婚、妊娠のイメージが強いですが、この作品にその要素はありません。
αである秋山、Ωである笠原がそれぞれ抱えるものがあり、2人の出会いによって各々の思いが形となって動き出していきます。
αらしからぬ秋山は笠原によって救われ、心底惚れます(タイトル通り)。
よく泣きますが、一途で可愛い攻めです。
そして、笠原なのですが、私には最後まで掴みどころのないキャラ(設定?)で、残念ながら入り込めませんでした。
Ω=不幸と決めつけてきた母に、秋山と両想いになった笠原が「幸せだ」と伝えるところなどはとてもよかったと思うんですが・・・
内容からしてエロは少なめでもよかったように感じました。

あと、笠原は変な人を寄せる体質らしく、ストーキングされてヤられる一歩手前まで行きますので、苦手な方は要注意です。

1

予想を裏切るシリアスなお話

初読みの作家さん。

表紙のポップな色遣いや絵柄。
オメガバースものであるということ。
裏表紙に書かれた「キスも告白もすっ飛ばして、全裸のお付き合い

0

応援したくなるα

オメガバースで、アルファ×オメガのカプです。
でも、普通のオメガバースからはかけ離れたお話でした。受けと攻めも、いわゆるアルファっぽさ、オメガっぽさは少なかったです。

アルファ攻め・秋山の視点で話は始まります。
アルファなのに飛び抜けて優秀ではない秋山。サラリーマンとして日々頑張って、努力して人よりたくさんこなした仕事を「アルファだから当然」「さすがアルファ」などと言われ、貧乏くじを引かされては鬱々とストレスを溜め込んでいます。
そんなとき、飲み屋で出会ったオメガの笠原(受け)。つい飲みすぎて愚痴った攻めを、頭ポンポンして「秋山くんは頑張ってるよ〜偉いね〜」と言ってくれます。
それが涙が出るくらい嬉しかった秋山は笠原に懐いちゃうのですが、気を許して飲みすぎて寝てしまい、目覚めたらフ○ラされていました…という展開。

攻めが気の毒すぎておかしかったです。職場で気の毒、プライベートで気を許せる相手に裏切られて気の毒、しかもそののち受けが会社の同僚だったという事実まで発覚。
でも、攻めの寝込みを襲って「さくっと勃起させてさくっと突っ込んでさくっと噛んでよ」と攻めを棒扱いしていた受けの事情や、トラウマが判明するにつれ、かなり切なく深いお話になっていきました。そして、歯型さえ付けてくれれば用ナシのはずだった攻めの言動に、きゅんきゅんしまくってテンパる受けの姿にすごく萌えました。いや、たしかにこの攻めは可愛い。きゅんきゅんしちゃうのも無理はない。

とにかく萌える攻めと、攻めに萌える受けに激しく同感する作品でした。受けのトラウマも昇華されてよかった。
ただ受けの「歯型を付けてもらいたかった理由」がいまいちピンとこなかったのがマイナス点。アルファ捕まえて飲ませて…って回りくどいことしなくても、風俗やらに行って適当なアルファやベータやオメガに歯型付けてもらえば済む話だったのでは、と思っちゃったので。

2

良い意味で裏切られました

試し読みをしてギャグかな?と思い購入したんですが、違いました。
ギャグだろうと思って敬遠してる方、絵柄が大丈夫でしたらオススメしたい作品です。

αは「出来て当たり前」Ωは「可哀想な存在」とも思われるオメガバースの世界。
秋山はかなり頑張っていますが、周りは秋山の頑張りを「さすがαだ」という認識なんです。
呑み友達だった笠原(後日、同じ会社だと判明)その頑張りを分かってくれます。

笠原は飄々としているΩ。
そんな彼が酔った秋山を襲って「噛んでくれ」と言う所から話は始まります。

笠原は幼い頃から変態ホイホイで、母親から「Ωに産んでごめんね」と言われてきました。
でも笠原は謝って欲しい訳じゃなく、ただ認めて欲しいだけ。
「噛んで」発言も、フリだけで、偽の番になって母親に安心を与えたいだけ。
笠原の想いに胸がギューっとなりました。

オメガバース特有の発情して番になるシーンや、妊娠出産はありません。
Hもオメガバースにしたら少なめかな?
でもそんなのは気にならない、読後感が良い作品でした。

2

結構感動した。。

この作家さんの作品初めて読みました。絵が下手なので、それが気にならなければストーリーはいいと思います。しょっぱなからギャグテイストなのかとおもいきや、笠原さんがああいう感じになった経緯やオメガとして生きてきた苦労などが、丁寧に描かれてます。
右葉曲折あってのハピエンなので、秋山くんと末永お幸せに!!オメガバースものですが、妊娠はありません。

1

最初のページでドン引きしないでほしい良作。

本能によって強制的に肉体・恋愛関係に陥れられるオメガバースに疑問を感じる方には、ぜひ読んでみてほしい作品です。

最初のページが、まずすごい。そこから第1話のオチまで、フルスロットルでぶっ飛ばしています(笑)。受けの堂々たるビッチ発言にひるまず、ぜひ頑張って最後まで読んでみてほしいです。ちゃんと理由がありますから。

「ハイテンション、猛スピード、コメディと見せかけてじつはずっしりホロリとくる複雑な味わいが贅沢なエロテッィク・ラブストーリー。」との盛りすぎ感満載の煽り文句に、偽りはありません。裏表紙にピンと来た方にも、是非にとおすすめいたします。
オメガバース作品は過去数作読んでいますが、その中ではyohaさんの「さよなら恋人 またきてともだち」と並んで良かった作品。評価するポイントは、全くの正反対ですが。

この作品、かなりのくせ者です。オメガバース作品でありながら、通常のオメガバースにおける萌えポイントをことごとく外して攻めてきます。評価が真っ二つに割れている理由は、たぶんその辺りにあるのでしょう。
まず、能力、支配力ともに高いαであるはずの攻めが、残念気味(裏表紙参照)。うんうん、αだって、みんながみんなスーパー攻め様じゃないよね、ヨシヨシ。一方で、Ωである受けはかなりのイケイケ(あらすじと最初のページ参照・笑)。α攻めが一方的にベタ惚れというのも珍しいような気がします。また、せっかくαΩカプなのに、2人は「魂のつがい」ではありません(たぶん)。その上、発情期やΩフェロモンに関する描写も、メインカプの2人の間では最初の1回くらいしかありません。

こう書いてしまうと、せっかくのオメガバースなのに、それでどうしろと?という気分になるのは、わかります。わかりますが、この作品の魅力はそう言った、設定的な萌えポイントにはないのです。この作品がオメガバースである意味がないのかと言うと、決してそんなことはない。本能に抗えず恋に落ちる、というような王道的な使い方ではありませんが、お互いにとって、「相手でなくてはいけない理由」に、オメガバースの設定が、たいへん上手く活かされているのです。

攻めがαであるがゆえに抱えている問題と引き起こしかけたトラブルを、受けが受け止める。そこで受けがΩであること自体は、さして意味を持ってはいません。しかし、そのことで今度は、受けがΩであるがゆえに抱えた問題を、攻めが受け止める素地ができる。オメガバース設定を、直接的な色恋的作用の方面に活かさず、物語を構築する上で必要不可欠な要素として、社会的な設定、バックボーンとして活用している意味において、この作品はかなり特異な作品だと思います。いや、読み応えがありました。

そして最後に一言。ヘタレ攻めでいい、君はそのままでいいんです。秋山くん、可愛いぞーーー!

9

この作品が収納されている本棚

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