きみはまだ恋を知らない

kimi wa mada koi wo shiranai

きみはまだ恋を知らない
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神14
  • 萌×217
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

12

レビュー数
11
得点
156
評価数
39
平均
4.1 / 5
神率
35.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥879(税抜)  
ISBN
9784813013136

あらすじ

売れない絵本作家の高遠司は、絵本だけでは生活できず、
家事代行サービスのバイトをしながら暮らしていた。
ある日、司は青年実業家・藤谷拓磨の指名を受け、
彼のマンションに通うことになった。
極度のきれい好きと聞いていたので、緊張していた司だが、
なぜか藤谷は司が戸惑うほどやさしく親切だった。
そして、司が性嫌悪、接触嫌悪であることを知ると、
自分を練習台にして触れることに慣れようと言ってきて!?

表題作きみはまだ恋を知らない

藤谷拓磨、システムコンサルタント会社経営、32歳
高遠司、売れない絵本作家(副業で家事代行)、21歳

その他の収録作品

  • きみはもう愛を知っている
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数11

あっさり上品

絵本作家の司は、副業の家事代行サービスの仕事で、藤谷という実業家のマンションに清掃に入ることになった。気難しいらしいと聞いていたが、清掃中に出くわした藤谷は司を気に入ったようで、何かと構ってくる。接触嫌悪で対人恐怖症の司は、その真意が読み取れず混乱するが…。


青年実業家攻め33歳、絵本作家(兼・家事代行)受け21歳のカプです。
受けには、性的なことに病的に潔癖だった亡き母の影響から、性的なことに対する嫌悪と接触嫌悪症があります。そのためあまり人と接しないで済む絵本作家と家事代行をしています。
その顧客になったのが、タワーマンションの高層階に住む実業家の攻め。最初の時点では、気難しいのかおっとりなのか掴めない、ちょっと変わった人です。

そんな攻めになぜか気に入られ、受けは高級チョコレートやら高級画材やらを貢がれるようになります。そもそも家事代行サービスの規定で客から贈り物を受け取ってはいけないし、攻めの真意もわからないしで、ひたすら困惑。
そこには隠れたもう1つの理由があったのですが、あまりに受けが頑なに攻めの申し出を曲解したり、好意を悪くとらえたり、拒否したりする続きもんで、少々攻めが気の毒に思えてしまいました。人付き合いが苦手なキャラなので仕方ないですが、真面目というより片意地に感じて、もうちょっと素直に好意を受け取ればいいのに、と思ったりも。

攻めが受けの世話を焼きたがる理由についてはネタバレになるので伏せておきます。
接触嫌悪症は萌えネタですが、結構あっさり治っちゃったなーという印象。
受けが接触嫌悪症になったもう1つの理由が、高校時代の友人との出来事です。月村さん作品なので、きっとこの友人も出てくるんだろうなと思ったら案の定でした。この友人(とその友達)がムカつく奴らで…。いろいろやらかしてくれるのですが、その後何ら彼らが罰されないのがモヤモヤしました。就職できなくなるとか、そんな社会的制裁を受けてほしかったです。

0

疲れた心に効きます

月村先生の作品は作者買いしています。

コンプレックスがあったり、卑屈気味だったり、色々不遇だったり、要領が悪かったり・・・という受け様のキャラの考え方や行動に共感できるという点も多々あり、他人事とは思えず・・・なので、そんな受け様がハイスペックな(精神的にハイスペックな場合もあるし、社会的にもハイスペックな場合も)攻め様と幸せになる姿を見るのが凄く心にくるんです。

この作品は、とりわけ疲れたやさぐれた心に効きました。

私自身の萌えツボの一つに、2人の間に歴史があること・・・(例え歴史がなくとも、出会って直ぐどうこうならず、恋愛感情も直ぐには意識せず、時間を過ごしていくうちに・・・という展開が好きです。)というのがあるのですが、攻め様と受け様が、客とハウスキーパーという関係なだけでなく、実は昔から・・・という設定も嬉しかったです。

1

ちょっとあっさり

月村さんも志水さんも作家買いする作家さんですが、正直この組み合わせはどうなのかな…?と思ってました。お二方の描くキャラのイメージがちょっと違うような気がしていたので。でもうんうん、さすが志水さん、という事なんでしょう。イメージぴったりでした。とにかく美しい!

という事でレビューを。内容はすでに書いて下さっているので感想を。



攻めは会社の経営者である藤谷さん。
そして受けは身寄りもなく孤独で、売れない絵本作家の司。

という、スパダリ攻めに薄幸受けという、月村さんらしいCPのお話。

藤谷さんが司に親切にする理由や、司が抱える性に関するトラウマ。
そういうものが少しずつ見えてきて、どうなるのか気になって一気に読んでしまいました。

が、ストーリーとしてはややあっさり目な気が。

藤谷さんが司を心配する理由は理解できるものの、だからと言ってその気持ちが恋心へと変化していく過程がさっぱりわからない。
そして司も。
性的なものに嫌悪感を感じる理由がややこじつけ感があり、またそれを克服するのも早すぎた気がします。あれだけ嫌悪感を感じていたのにもかかわら続きずあっさり藤谷さんと関係を持つのもちょい引っ掛かりを覚える、というか。

月村さんの描かれるネガティブな受けって大好物なのですが、受けさんが抱えるトラウマがそこまで深刻なものではなかったことと、あっさりトラウマを克服してしまったがゆえに物足りなさを感じたのかもしれないな、と思ったりしました。
藤谷さんサイドの隠しネタがあったために、司に割ける心理的な描写が少なめだったことも関係あるのかも。

月村さんらしく、やさしく温かなお話ではありましたが、もう一捻り欲しかったな、というのが正直な感想です。

3

穏やかな気持ちになりました

内容知らずの表紙買いでしたが、好きな設定いっぱいで得した気分でした。

受けの司目線でのお話で、司は本業の絵本作家としては売れないのでバイトで生計をたててます。
唯一の肉親の母も亡くなり天涯孤独、そして性に関してトラウマを持ち触れられたりするのが苦手という、なんとも不憫受け。
攻めの藤谷はイケメンな社長で、司をバイトの家事代行で指名する事からはじまります。

控えめすぎるくらい控えめな司に対する藤谷の対応の紳士な事ったら!
最初から穏やかで優しくて、何かと司を気にかけてくれます。
何故藤谷が司を構うのかというのは本を読んでのお楽しみとさせて頂きますが、この受けを甘やかす攻め…好物です!!

司の性のトラウマの原因は母ともう1人、高校生の時に好きだった親友の岡部がいます。
岡部の登場〜は予測つきましたが、岡部自身が嫌なヤツじゃなくて良かったです。

心情描写が丁寧で、CPが穏やかな藤谷と控えめな司だからか、物語も優しく心があったかくなりました。

1

初めて読んだ作家さんです。

ちるちるさんであらすじを読んで、「やったー!待ってた!」と購入。
身分差、年の差、体格差大好きです!

あれ?

読みやすいし、私は皆がすぐ分かりそうなオチにも気付かず「そっか!!!」と思った次第でしたが、表現が自分には合わなかったかも??
使用する言葉に時々「おや?」と思うところが多かったのですが、デビューしたてなのかな?と思ったら私が読んだことないだけでベテラン作家さんですよね、そういえば。(すみません)
気にならない方が多そうなので、個人の好みのレベルかもしれません。
あと展開もあの場で前はともかくいきなり後ろ触ったり、初めてなのに「欲しい!」とかいうかなあとか色々気になってしまい。
これも個人の好みのレベルですかねえ。

チョコと色鉛筆のプレゼントのくだりは大好きです。可愛い。

1

BL小説にハマりそうです。

志水ゆき先生が大好きで、表紙買いというか挿絵作家買いをしました。
BL小説は初めてでしたが、初めてがこの作品でよかったと思います。
とてもやさしくて幸せなお話です。幸せが詰まっています。
受けの子のトラウマのこと、トラウマの原因である母親、高校の同級生のことがしっかりと書かれていて読んでいて楽しかったです。ページをめくる手が止まらず一気読みしてしまいました。(たまに萌えすぎて天を仰ぎましたが笑)
攻めの藤谷さんが本当に素敵。ただのボンボンじゃない。ここらへんはネタバレになってしまうので避けますが、人として、男として非の打ち所がないんじゃないかな?それプラスあんなに優しくされたら、好きになっちゃうよね。
受けの司くんは人付き合いが苦手で友達もほぼいなく、性嫌悪症のため恋人なんてもってのほかの淋しい青年。自分は1人で生きていくと決めてるから、と強がるのですが、淋しくないわけないよね。淋しい、と苦しむ描写には胸が締め付けられました。
そして線が細くて、お顔がすごくかわいい。あらゆるところでその容姿を褒められているほど。
手を繋ぐことすら気持ち悪い、21歳で自己処理さえもしたこと続きがないという結構深刻な性嫌悪症の司くんが、どのようにして藤谷さんに恋に落ちて行ったかがよく描かれていて何度もキュンとました。

最初に書いた通りBL小説を読むのは初めてなのでえっちシーンがどんな感じなのか気になっていたのですが、これはこれでいいですね。個人的に喘ぎ声は、漫画の吹き出しより活字のみの方がなんかエロくて萌えました(笑)
「少なめ」となっているので分量や濃厚さは期待してませんでしたか、いい意味で裏切られました。ペーパーで更にえろ補充もできたし、大満足です。司くん可愛すぎて合掌!!!処女を捧げるのももちろん胸熱ですが、性的なことの本当のいちばん最初を好きな人に捧げることってかなり稀有だと思うんです。いままで見たことなかったので心の底から萌え狂いました。(笑)司くん、全部はじめてが藤谷さんで本当によかったね。

これから司くんは枷の外れた藤谷さんにとことん可愛がってもらえるでしょう。
月村先生、志水先生、幸せをありがとうございました♡

3

優しい恋

 ちょっと淡白な感じがしましたが、そこそこおもしろかったです。だけど、トラウマのある受けなら、もっと切ない心理描写を読みたかったです。潔癖症が治る過程も、もっと丁寧に描いて欲しかったです。自分が月村先生の作品に慣れてしまったのか、物語が単調すぎたせいか、物足りなく感じてしまいました。
 物語の描写は、丁寧でゆったりとした時間が流れているような感じで素敵した。心理描写での表現なども、いい表現だと思うところがところどころありました。包容力のある攻めも、素敵だと思いました。

0

誠実な恋×2=愛になる

まずは志水先生の表紙に一目惚れしました。
そして月村先生の作品はあまり凝った比喩や表現がなく、読みやすくて私は好きです。

攻めは温厚で人懐こい会社社長。一人称も「僕」で、最初は育ちのいい七光り的なイメージだったのですが、読み進めていくうちにいい意味でそのイメージが壊れていきます。
受けは元々の内気な性格とそれに拍車をかけた過去のトラウマから、極度に自己評価が低く内向的で、攻めとは真逆の性格になってしまっている青年ですが、ひねくれたところはなく、絵や仕事に向き合う真摯さには好感が持てます。
ストーリーとしては、あまり意表をつくような場面はなく途中からオチも予測できますが、そこも含めて、読者に安心感を与えてくれているのだと思います。互いを向き合い、少しずつその距離をつめていく誠実な2人の恋に、読後はほっこりした気分になれました。

1

じんわり優しくて幸せ感あふれるお話

表紙に一目ぼれ。
カバー下も可愛い装丁になってましたので是非めくってみてください♡
派手さはないけどじわーんと幸せ感あふれる1冊でした。
でろでろはくほどではなく、ほどよい糖分補給感!
神かな と悩んだのですが、やっぱり刺激が少し足りなかったかな・・と
思い、萌2×10 な気持ちです。

カラー口絵は着衣二人のべろちゅードアップ。ちと照れる。。

一番好きなのは、攻めさん登場シーンの図。かっこいいの、これがまた。
本当にうっとりです。ちょっと凛々しさが強すぎて、本編の結局でろあまじゃん
というところとのギャップがまた良し(笑)。
受けさんも淋しげな美人さんで、とても素敵です!

登場人物は
攻め、受け と 受けと仲良かった高校時代の同級生と小人数。
受けの母(故人)がキーになりますが、回想録ベースで語られるのみ。

受けさんは人付き合い苦手・真面目で質素・自分に嫌悪感もってる
攻めさんは会社社長、穏やか。ゴールデンレトリバーのような印象があります。

本編210Pと後日談11P。関連作ないと思います。
ほんとに穏やか目なお話で読みやすく、挿絵続きもとってもきれいなので
疲労回復剤にはうってつけ! と思いました。

0

読んで確かめてね


もともと歳の差もの、体格差ものが大好きです。
そんなわたしの元へやってきてくれたこの作品、お見事な歳の差体格差、そして攻めの口調は穏やかで「僕」が一人称。
月村さんは確か他にも「僕」攻めがあったように記憶しています。

**********************
受けの司は、痩せ気味でコミュ障な21歳の青年。
高校在学中に絵本作家としてデビューしたものの、バイトの家事代行サービスの方がもっぱらの収入源。

そして攻めは32歳の藤谷。
コンサル会社の経営者で新たに家事代行サービスの顧客となり、司が担当することに。
**********************

司は性的なものに対して激しい恐怖と嫌悪を持ち、キスどころか手を繋ぐのも吐き気レベル、自己処理さえも経験のない筋金です。
それは母子家庭での母親の影響なのですが、よくあるのは母親が男関係にだらしなかったとか、母親の彼氏に自身が性的乱暴を受けたとかそういう感じですよね。
ただ今回はそこが違うのが新鮮です。
その辺りは読み応えと説得力があり、やっぱり月村さんは違うなあと思う設定でした。
ここかなりの続き序盤なんですが、わたしが利用した試し読みの箇所はそこより後に設定されていて、抜粋箇所を選んだのが編集さんだとしたら素直にすごいと思います。
この辺りは実際に読んだ方が面白いですし。
このお話、読み進めていくと本当に良い意味でびっくりするというか、こうくるの??となりますし、受けは嫌味のない頑張り屋で攻めは穏やかで受けを溺愛しているし癒し系なお話だなぁという感じでした。
月村さんですが、一応朝チュンではありません(苦笑
が、個人的にはもう一戦くらい欲しかったですね。

2

先生、地味で凡庸じゃ無いですよ‼

あとがきで「私のような地味で凡庸な作風」と書かれていたので。確かに派手ではないけど。。。(^_^)ゞ

月村先生の書かれるラブコメディも好きですが、一番ツボなのが今作のようなしっとり切ない系のラブストーリーです。
しかも、先生お得意の包容力攻め×健気美人受け!
その上、美人受けは「性嫌悪&接触嫌悪」というトラウマ持ちで、オマケに受けに言い寄る当て馬、とこれ以上無い程、私にとっては萌えツボ満載のお話でした。

個人的に、包容力攻め×健気受けが死ぬほど好きですが、先生がこのパターンで書かれると、毎度の事ながらドハマりします。
今回は、青年実業家・藤谷(33)×売れない絵本作家・司(21)という年の差ものです。

本業の絵本作家では食べていけない司が副業でしている家事代行の仕事で、ハウスクリーニングを依頼してきた藤谷と出会います。大人で思いやりがある藤谷が根気強く接する事で、二人の距離は少しずつ近付きますが、実は藤谷には隠し事がありー。

この辺りはネタバレを避けますが、まぁ大体の方が読み進めるうちにオチは想像がつくんじゃないかなぁ?ありがちなんですが、私はこの突飛な所続きに向かわない、安心して読める安定感もとても好きです。

個人的に萌えた部分ですが、短編での藤谷の浮かれっぷりです。本編後の話で、藤谷が初めて司のアパートを訪ねるといった内容なんですが、この時の藤谷が、成就した恋に浮かれてちょっとアホっぽくなっているのが笑えるのです。その様子は、読んでのお楽しみにしていただきたいのですが、もうアバタもエクボ状態。本編ではいかにも余裕のある大人だった彼も、恋に浮かれるとこうなっちゃうのね、とニマニマさせてもらいました。
二人の気持ちが通じ合うまでの切ない感じも好きですが、結ばれた後のイチャイチャも、私には必要不可欠なんです。この短編ではそれを満喫出来ました!

司が性嫌悪になった経緯だったり、トラウマになっている高校時代の親友(当て馬)の事なんかも、しっかり書かれていて読み応えがありました。「究極のヒーリングラブ」という煽りが、ぴったりくる作品だと思います。

12

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