だって僕は陽一さんのうさぎですから。

泣虫うさぎと過保護なご主人様

nakimushiusagi to kahogo na goshujinsama

泣虫うさぎと過保護なご主人様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×28
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

170

レビュー数
4
得点
42
評価数
12
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥679(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784344840119

あらすじ

うさぎのピョン吉は兎の神様・白兎様から幸運を呼ぶ力を持つ“月兎"になれると告げられる。ただしそれには自分を拾ってくれた陽一から百個の“有難う"をもらわないといけないという。白兎様の不思議な力で人間になったピョン吉改め望は、陽一のお世話をしようと奮闘するけど、元はうさぎ。掃除も料理もままならないし紅茶の一杯もいれられない。ドジっ子すぎる望だけど、うさぎの可愛さで陽一から溺愛されまくり。しかもうさぎだけにHに貪欲な部分も持ってる望のギャップに、陽一はどんどんハマってしまいーー?

表題作泣虫うさぎと過保護なご主人様

富士陽一、俳優、26才
境木望(ピョン吉)、陽一に拾われた兎

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数4

ちょっとずれたうさぎの感性が可愛い



飼い主の転勤によりうさぎのプウ太は公園に捨てられてしまいます。
不安で仕方なかったプウ太ですが、ノラ猫のミケが他の猫から守ってくれ、初めは追いかけ回してきた子どもたちも餌を持ってきてくれてなんとか生きています。が、だんだん夜も冷えてきて冬を越せるかどうかと心配になってきた頃、捨てられたうさぎの噂を聞いた、ラジオDJの陽一がやってきてプウ太を拾ってくれました。

ピョン吉の名付けられたプウ太はある中秋の名月の夜、陽一の役に立ちたい、人間になりたいと願います。すると、ビョン吉の前に月兎の神様、白兎がお付きの黒丸と共に顕現します。白兎はピョン吉が陽一に「ありがとう」を100回言ってもらうと人に福を授ける月兎になれるというのです。白兎から説明を受けたピョン吉は境木望という名と人間の体をもらい、月兎になるべく陽一の役に立つようがんばることにするのです。

ピョン吉は生後1年の雄のうさぎで、元飼い主の諒太から聞かされていた月兎の話を信じていて、いつもお月さまにお祈りをしています。「ありがとう」を貰うため、白兎からもらったマニュアルを勉強しつつ頑張りますが、泣くとうさぎに戻ってしまいます。
後半になるにつれ、うさ耳尻尾を出すにとどまりうさぎになることがなくなってくるのですが、泣き虫なので最初のころはしょっちゅううさぎになってしまっています。ピョン吉のときは本能に忠実なのでとても自分本位です。衣装ケースの中から飛び出して部屋中を荒らしてしまっても、「蓋をしないのが悪い、僕は悪くないもん」と思っていたり、齧られるところにおいておくのが悪いと言ってみたり、疲れたから撫でてとなでなでを要求したり、写真を撮るからと言われても食欲に負けて暴れたり。でもそれがとてもかわいくて笑ってしまいます。
人間になっていても、元はうさぎなので常識が人間とは違っているため、番だとか交尾だとか普通は言わないことを気にせず誰にでも言ってしまうので、陽一はハラハラし通しです。

陽一は離婚した母親とともに祖父宅で育てられましたが、高校生の時に母親が重い病気に罹り治療費のため高校を中退して働きに出た苦労人です。テレビがなくラジオを聞いて育ち、ラジオDJになることを夢見ています。家族に憧れているため、早く結婚したくて焦ってしまい、彼女にすぐに振られてしまいます。
今はうさぎ好きの悠香にアピールしていて、彼女の気を引きたくてビョン吉を引き取ることにしたのでした。派手な格好をしていて遊び人だと思われていますが、真面目で誠実な人です。
突然人間になったりうさぎになったりする望に驚きながらも、外に出るのが怖い望に付き添ったり、失敗しても怒らず、泣くとうさぎになってしまう望が困らないようにGPSを持たせたり、何くれとなく望の面倒をみる優しい人です。

うさぎのときのピョン吉もとても可愛いですが、失敗を繰り返しながらも陽一のために頑張る望もとても可愛いです。外に出るのは怖いのでミケについてきてもらって買い物をしたり、料理掃除洗濯をしたり一生懸命です。
そんな中、陽一の意中の人悠香とも仲良くなり料理や絵を教えてもらって陽一との中を取り持とうとします。
うさぎは性欲旺盛なので陽一の匂いに反応してしまって発情してしまうのですが、それもとても可愛いです。本能に忠実で、いい匂いだと陽一を匂ったり匂いを付けたり、「気持ちいーんです」といってこすりつけたり、(^^元はうさぎだと思うと可愛いばかりで。手を使ったり道具を使ったりして処理すると聞くと即座に道具を買いに行ってきますと言い出すのにはズッコケそうになりました。

「ありがとう」が溜まっていくに従って大好きな陽一を思う気持ちが変わってきて、ずっと一緒にいたいと思うようになり、月兎になって月に行くことになるのを嫌だと思うようになります。
「ありがとう」があと一つまで溜まってしまった二人は大きな決断をします。
陽一の決断にはびっくりでした。そこまでしようと思うくらい望のことを想うようになっていたとは。

この話はどちらかというと、ピョン吉改め望の可愛さを愛でる話だったように思います。陽一は望に甘いですが、自分のうさぎとしてかわいがっている感じだったし、悠香を口説こうとしているところだったので、望も二人をくっつけようしてるし、二人の萌を感じるところは少なかったように感じました。
悠香はとても優しい女性なので嫌な感じは一切ないのですが、それでもそんなに絡まさなくても良かったんじゃないかなと思うくらい2人の萌を感じませんでした。それに、陽一がいつ悠香ではなく望のことを好きになったのがわかりにくかったです。その為、余計に
萌えを感じなかったのかも。

それにしても白兎は傍若無人の最強なうさぎでした。いきなり人間の前に出てきて、月兎にするから望の面倒を見ろといってみたり、町中にいきなりでてきたり、わがまま放題でしたが彼らのキャラは強烈ですがとても楽しかったです。

イラストもとても可愛くて、特にうさぎ耳がでてる望は最強に可愛いです。ふわっとした耳が触りたくて仕方なくなる可愛さでした。尻尾に関しては、いつも隠れているのでできれば尻尾も見たかったしもっと描写が見たかったな。

0

王道から半歩ずれたファンタジー

公園に捨てられたウサギ・プウ太は、ラジオのパーソナリティである陽一(攻め)に拾われ、ピョン吉と名付けられる。感謝の気持ちで元飼い主と現飼い主の幸せを祈っていたところ、月の兎神様が現れ、ピョン吉を人間にしてくれた。望という名を与えられ、人間の姿で陽一相手に善行に励むことになったが…。


ウサギが人間になるファンタジックBLです。
神様に人間の姿にしてもらった受けと、ラジオの仕事が大好きな攻め。出会いは受けが捨てられていた公園でした。
最初は受けはウサギだし、人間になってからもまるで恋が芽生える気配がありません。攻めには他に想い人がいるし、受けも「陽一さんがいいメスとつがいになれますように!」的な祈りを捧げているし。
でもこのパートがやたら楽しめました。いろんな失敗をしたり、来客にてんやわんやしたり、ウサギの姿で攻めの布団に潜り込んでは朝になって突き飛ばされる人間受けとか、すごくおかしかった。そんな日々の中で、少しずつ相手を好きになっていくのが、急激に恋に落ちる作品よりずっと説得力がありました。
脇キャラも良かったです。ウサギの神様がぶっ飛んでておかしいし、攻めの想い人の女性もウザさのないキャラで、受けを手助けしてくれるオスの三毛猫もとても可愛かった。あまり広くもないだろう攻めの部屋が、千客万来ですごく楽しそうな空間に思えました。

展開はファンタジーBLにありがちですが、攻めがスパダリだったりイケメンすぎたり傲岸不遜な強面だったりせず、そこらにいる兄ちゃんみたいなキャラだったので、絶妙に王道感を外していて新鮮でした。

作者の金坂さんは、もふもふ作品が多いのでよく読ませていただいているのですが、個人的にハズレが少なくてありがたい作家さんです。
今後もコンスタントにもふもふを出してくれると嬉しいな、と思います。

4

本能に忠実なラブリー♡ピョン吉

表紙の攻めさん一目ぼれでget。
金坂先生の社長ものが面白かったのもあり、わくわくして読みましたが
期待通り!うさぎ描写が絵も文章もすんごくかわいい~癒されるー
そして笑えるー。
犬派でしたが、あら うさぎも案外いけるわ 私 と気付きました。
可愛めなお話で、うさぎ好き、もふ好きな方には
よいのでは と思いました。

まず挿絵。陵先生のを何冊か見させていただいていますが
個人的にはこの作品が№1です。
カラー口絵は、絵本よんで半泣きになってる受けを慌てて小脇に抱える攻め。
めちゃくちゃ可愛いです!
それからマジのうさぎ図が2枚ほどありますが、小首傾げられた図なんか
腰砕け。先生ずるいです、こんな可愛いの。
その絵とあいまって可愛いうさぎ描写。
ディ〇ニーのバ〇ビに、確かうさぎが出てきたと思いますが、
そのうさぎのスタンピングしているシーンが 脳裏を何回か過りました(笑)

登場人物
受け:公園に置き去りにされたうさぎ。快楽という点において本能に忠実♡
   飼い主の幸せを願う いい子。
   プウ太→ピョン吉→望 とお名前が色々。
攻め:両親ともになし。俳優&ローカル局のラジオ番組もってる。
   チャラ男ぽく見えるイケメンだけど、あらびっくり、
   結婚前提のお付き合いしてからエッチ と考える 非肉食系。
   金持ちではないです。
ミケ:公園に置き去りにされた兎の受けを守ってあげる♂の三毛猫。
悠香:攻めさんのお気に入りの女子。兎大好き。いい人です。
兎の神様とそのお付きの兎ちゃんや、ローカルアイドル等が出てきます。

非肉食なはずなのに、受けの本能のままにぺろぺろ手指を舐められたり
腰を擦りつけられちゃって、攻めにはほぼ拷問(笑)
「俺を対象にするな!」と言っては見るものの
結局陥落してしまうところが笑えました。
参考までに 兎はどうするの と聞かれた時の受けの答で また爆笑。
「擦りつけて擦りつけて、疲れたら、終了します」ってそれ何~
本能って無敵だわ。

最後、うさぎ話がやや少なくなって、ちょっと寂しかったですが
可愛い受けさんの可愛いエッチ話に最後まで癒された1冊でした。
あー今、うさ耳洗いシーンを見てみたい。。。

3

天然受け、実は最強かも...?

捨てられた所を拾って貰った兎が、恩返しの為に人間になって奮闘するという設定です。

こう言っては何ですが、最近よくある設定。しかし、面白かったのですよ~(*´∀`*)
なんと言っても、キャラクターが魅力的なのです!
格好いいのに微妙に三枚目な部分がある攻めの陽一も親しみやすかったのですが、それ以上に受けの望(ピョン吉)が魅力的。
元々が兎なので、ピュアで天然、そして自分の欲望に正直なのです。

望の視点で話が進みますが、これが徹底的に「兎」としての感覚で書かれているので、とても可愛いのです。普段、兎はこんな事を思っているのかな?と、兎の気持ちになっちゃうのですね。
そして「兎」としての常識で行動するのが、BL的にかなり萌えます。
陽一にスリスリと自分の匂いをマーキングしようとし、エッチな気分になれば「こうすると気持ちいいから」と、陽一に腰をこすりつける。
これを無邪気にやっちゃうのです!

普段、性の知識が全く無いのに気持ちいい事に積極的というキャラクターは嘘くさくて冷めちゃうのですが、望は最初にしっかり「兎」としての意識なんかが読者側に刷り込まれているので、自然であざとさが無いんです。
そして、そんな望に煽られる陽一が、また萌える。
辛抱たまらず望に手を出してしまい、賢者タイムで落ち込んでいるのが、気の毒やら笑えるやら。

幸運を呼ぶ「月兎」の設定もしっかり効いていて、いい具合で切なさも堪能出来ました。
サブキャラも皆魅力的で、とにかく悪い人が出て来ないのでとても後味が良く、ほのぼの優しい気持ちになれました(^^)

4

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