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働き蜂は誰に蜜を捧げるか

hatarakibachi wa dare ni mitsu wo sasageruka

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表題作働き蜂は誰に蜜を捧げるか

栗原完治,警備会社のイケメン営業
清水朋也,蜂蜜ショップ店員

同時収録作品働き蜂は誰に蜜をささげるか

兵頭閑,海徳の隣人で「働き蜂」
海徳

その他の収録作品

  • リトライ
  • カバー下:はたらきばちのひみつ・あとがき

あらすじ

蜂蜜ショップの店員・朋也は、警備会社のイケメン営業・栗原に一目惚れ◎ 告白しようとするけれど、なぜか冷たくあしらわれてしまう。落ち込む朋也の目の前に、謎の少年が現れた! しかもこいつは朋也と栗原にしか見えてないらしい…!? 驚く朋也に栗原は、この少年は正体不明の生命体で、自分はこいつに取り憑かれSEXエネルギーを渡す<働き蜂>だと告げて!?

作品情報

作品名
働き蜂は誰に蜜を捧げるか
著者
さがの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199607226
3.6

(78)

(23)

萌々

(25)

(15)

中立

(11)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
11
得点
271
評価数
78
平均
3.6 / 5
神率
29.5%

レビュー投稿数11

独特な設定

働き蜂、謎の生命体、セックスでパワー回収…
独特な設定ながら、さがの先生らしさがあふれた作品でした。

ギャグ路線に振れることなく
どことなくシリアスで、でもよく考えたら
設定が謎に面白いっていう…
細かな部分まで考え尽くされていて
ひとつひとつ組み立てられているお話だということがよくわかります。

栗原のことを想って浮かべる
朋也の切ない表情にはグッときました。
お互いを大切に想っているが故に
葛藤するシーンも感動でした。
お話的にはハッピーエンドで
ストンと落ちて気持ちよかったです。

海徳と朋也が見た目似ていて
最初同じ人かと思って混乱したのと
兵藤は一体何者なのか気になりました。

0

頭を使うんです…

さがの先生ワールドです。

すごいな~とにかく話の設定が不思議です。
人類とは、違う未知の生命体と生きていく。

と、いうか未知の生命体に操られるという。
ちょっと、雑なあらすじですけどこんな話。

働き蜂と女王蜂のコロニーがモチーフですけど、すごい怖い訳じゃない。でも、ちょっとそら恐ろしい感じも有りつつ。
さがの先生の捉える働き蜂で有る攻めと、蜜を保った花みたいな受け。

女王蜂に従属するか、否かみたいなせめぎ合う気持ちの推移が面白かったです。

働き蜂と花の関係性から、離れた栗原と朋也が新たに恋人になっていくのが良かったです。

0

めずらしくファンタジー

さがのさんのファンタジーは珍しいかも?
妖精さんに取り付かれ、Hするとエネルギーを吸い取られ、かつ、相手は出会った記憶を失ってしまうという不思議な設定です。

蜂蜜やさんの朋也はかわいいゲイ。出会った強面警備員の栗原に一目惚れする。でも、栗原のほうは妖精さん付で、誰かに手を出すことにためらいがあった。

ちょっと設定が複雑で、みなさん説明口調になっているところがありました。やっぱりさがのさんは、親友のフランクフルトとか、逃亡者とか、脳天気にHなのが好きだな~

0

セックスしろ!

働き蜂の栗原と彼に恋する朋也。
そして謎の生体エックスともう一人の働き蜂兵頭と彼の標的海徳くん。

セックスの快楽をエックスに捧げて子作りをさせなければいけない。しかしセックスの快楽を得ると相手の記憶も奪ってしまう。

兵頭は何度でも自分に恋する海徳を抱くが、栗原はそれが出来ない。昔好きな人にセックスの後忘れられたショックが彼にセックスをためらわせて。

しかし栗原に恋する朋也が…。
エックスも消えようとしていて。なんとか子作りするため最後にセックスしろと。

朋也が何度でも恋するから抱いてよって。

そして朋也の記憶は…。

感動的なお話な気がするけどなぜかそこまで共感できず。

絵はキレイでした。発情や好意が匂いでバレるの恥ずかしいですね。

0

隠れた名作ではないかと

不思議なお話でした。
でも一冊まるごと起承転結のある作品で、ストーリーが面白かったです。

ゲイだと周りに言えず、いつか王子様を夢みる朋也と、働き蜂という使命を課され、誰かとセックスしてせっせとエネルギーを集めなければいけない栗原。
栗原は硬派でちょっと冷たい感じですが、朋也が可愛いくどこか抜けていて、でも自分の感情にストレートで心を打たれました。

また、もう一組働き蜂の使命を課されたカップルが出てきて、二組の違ったカップルを交互に、効果的に描いているのが面白かった。
互いの働き蜂は敵ではないけど、対立していて、設定が面白い。
ストーリーはせつないですが、朋也が可愛いのでそんなにガチガチのシリアスでもなく、何よりえろい。
主人公たちはなかなかくっつかないので、そのために最初からカップルの、もう一組を入れたのでしょうが…すごくえろかったです。

何回も何回も出会いを繰り返すという事を、ラッキーととらえる兵頭と、それを辛いと捉える栗原の2組のカップルが対照的に描かれていて面白い。
人を好きになりたくないのに、どこか抜けている朋也に惹かれていく栗原が自然で共感できました。
好きになるときはダメだと思っても好きになってしまうもの。
数々BLを読んできて、たまに一体この人のどこを好きになったのか??いつのまに好きになったのか??ただえっちして終わらせただけじゃないか??と共感できないものもある中で、何度違う出会い方をしても、必ずこの人を好きになるだろうという違いの愛情や執着の必然性を、この人にまた恋するだろうという絶対的な魅力を、出会いから別れまでをこの短い一冊の中で描いているのはすごいと思いました。

確かに最後はもうちょっとこうして欲しかったなぁという欲はあるのですが、普通のBLにちょっと飽和気味だった自分としては衝撃的て楽しめました。

3

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