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ずいぶん久しぶりに読んだら泣いた。
静かに押し寄せる何なにかがあって、それに押し出されるように涙が出た、そんな感じ。
これ、このセリフ!
みたいなクリアなひとつがあるわけではなくて、2人の紡いできたもの、もつれ合ったもの、ほどこうとする努力、それらがじんわりとしみこんでくるような。
大地くんの葛藤はわからんではない(けど女性である私には真には理解しがたいものでもあるかもしれない)。
伝えようとしないところにもどかしさは感じたけれど、彼自身にもなかなか言葉としてアウトプットできるものでもなかったんでしょうね。
でもかえって、ズバッと核心をさらけ出せてよかったのだと思う。
お互いが「あ、自分ならたしかに嫌だな」とか、常に相手目線に立つことを忘れないのもいい。
職場の人は友達ではないから、という現実的な割り切りもいい。
よかった。とにかく素敵な物語でした。
前作よりもキャラの魅力がぐっと増した社会人編。恋人として同棲を始めた大地と暢の日々が丁寧かつリアルに描かれています。
ノンケ同士の2人が付き合う中で、特に受けの大地が感じる葛藤が胸に刺さります。大地が身体の変化や周囲の目などに不安を感じる中、暢は大地の不安を受け止め、彼の気持ちに寄り添おうとする姿が本当に優しくて尊い。
ノンケ同士の切ない恋、リアルな葛藤、ストーリー重視のBLを求めている方におすすめです。
暢が男らしく成長してる!
前作からの変化を見ると、あらまー頼もしくなっちゃって。しかも男っぷりが上がってるし。大地良かったね〜〜(^ ^)♪…なーんて思ってたら。
どどどどどどどうしました、大地ー?!((((;゚Д゚)))))))
ってな感じでした。
大地の不安が痛くて胸にトゲトゲ刺さる。
前作と逆んなっちゃってるのね、大地の方が今回は色々考えちゃってて。余裕がまるでない。
暢の職場の女の子に嫉妬とか、女の子扱いするなよとか…日常のなんでもないことを暢にイライラをぶつける大地……どうしちゃったの。こんな大地、見るのツラすぎました。
大地が思うこと、考えていること、不安なことも分かるけど。暢はちゃんと大地に寄り添ってくれているのに、大地の想像や妄想が先走って、暢の言葉や態度を信用しないで自分の感情で突っ走るの、前の大地からは考えられなかったです。2人がそれですれ違ってる姿は、あまり見たくない光景でした…(泣)
暢はちゃんと向き合っているのに、大地はそれを怖がってばかりで、しかも暢へのリクエストや注文が多い。そんなこと言われても……っていう内容で、2人の距離が開きかけていることに肝が冷えました。
なんていうか……大地は暢に強く当たって、暢の気持ちを再確認したいのかなって思いました。俺のこと好きならこれくらい分かってよ。受け止められるでしょ、というメッセージが、大地の不安心から見え隠れしてる感じ。
私ねー…この大地の気持ちのぶつけ方が卑怯だなと思って。暢を責める割に、自分からは決定打を出さないの。そんで暢を試してる。"別れ"のニュアンスを引き合いに出して、暢の出方を伺ってるのがすごくモヤモヤしました。
結局、大地は何がしたい?どうしたい?何を望んでるのかそのシーンでは分からなかった。大地が暢と望む未来像が見えなかったです。
大地の言動に思うことは色々あるけど、この作品のすごいところは、こんな風に入り組んだ感情の浮き沈み絡みを作品に落とし込んだこと。すごく難しい内容だったと思います。ストレートな感情じゃなく、その奥底で渦巻く暗い感情だったりを表情やセリフで表しながら、それも2人分。一番の見せ場となった、2人の話し合いのシーンはその迫力と臨場感にゾクゾクしました。細かい描写や心理変化が本当に作者さんの見せ方が巧くて、映画を観てるようでした。
そんな波乱の話し合いからのその後の描きが、これまでのモヤモヤを吹き飛ばすが如くで、ささささ最高でした。やっと素直になった大地。うんうん、そうこなくっちゃ!(=´∀`)人(´∀`=)
ひと山超えて、ひと回りスッキリした暢と大地の2人の姿に涙が出そう…。この光景が見れたことに大満足でした。
人物の動き、心の揺れ動きにこんなに感動したことはないかも知れません。切ないシーンでも、モヤモヤするシーンでも、最高の作品を構成する一要素だと思ったら全部が受け入れられました。何よりエンディングが良すぎたんでね、それだけでもう言うことは何もなかったです。
素晴らしい作品に出会えて良かったです。
SUPER NATURALから4年が経ち、暢はアパレル店員、大地は美容師として働いています。
職場には同居人と彼女がいるということにして同棲している二人ですが、大地が暢に女扱いされることを気にして徐々に険悪なムードになっていきます。
暢に女扱いしているつもりはなくても「夜道が危ない」といわれたら大地だって女扱いするなってなりますよね。
どちらの気持ちも理解できるので、読んでいるのがしんどかったです。
しかし、悩みが吹っ切れた後の二人がラブラブで最高でした。
ずっと一緒にいられるように寄り添い合っていてとても素敵です。
末永くお幸せに!!
初読み作家さんです。
わぁー良かったです。こういう心理描写がしっかりした作品を読むと充実感が違う。
絵もシンプルですが表情とか繊細な描写を上手に書けてます。言葉選びが秀逸。あと、方言!方言萌えた。これは他の作品も読みたい。
ノンケ×ノンケをここまでしっかり書いた作品は珍しい。
美容師の学生同士ですが愛情を認めたくなくて友情と愛情の間を行ったり来たりしてます。そんな2人のほのぼの空気が可愛いんですよ~。ほぼ暢君目線ですが不器用な所が可愛い。好きだけど上手く言語化出来ず、キツく当たってしまい、後悔。素直な所が可愛い。あら、可愛いしか言ってない。
変わって2巻
、四年後の2人。暢君のぶれない芯の有るところに救われます。大地君の不満に対して、良い感じ!その調子!って喜ぶって(笑)愛だよね。大地君の悩みがどんどん表面化して、見てるこちらまで心苦しくなりました。これぞノンケの悩みと言うか、男としてのウケ側の悩みとか周りの目とか…。あれ、これフィクションなのかな?と考えてしまった位引き込まれた。
最後の●と○には何が入るか教えて貰えませんか!?
