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表題作ササクレ・クロニクル

三田悠介
高校1年生
藤野奏
高校1年生

同時収録作品ササクレ・スパイラル

藤野日向
藤野奏

同時収録作品ササクレ・スパイラル

藤野大志
高校1年
藤野奏
高校2年生

同時収録作品塾の講師がモサ専で淫乱だった話by三田悠介(ササクレ・メモリアル番外編5P)

同時収録作品隣人

今野隆峯
大学生・コンビニアルバイト
中里圭
隣人

その他の収録作品

  • 大志♡finally…!!
  • フリートーク&あとがき

あらすじ

好みは「メガネでビッチな年増」…。
究極のこじらせ系男子、ただいま絶賛迷走中!?

塾講師・矢嶋(やじま)に手ひどく振られた少年・三田(みた)は、初恋をこじらせ、
現在は矢嶋のストーカー&妄想Hにはまっている。
一見モテそうなイケメンにも関わらず、興味があるのは「メガネでビッチな年増」と
公言する三田を変人扱いする同級生の中で、人目を気にしない三田に興味を持つ藤野(ふじの)。
急速に仲良くなった2人は藤野からの誘いで体の関係を持つようになりーー…。
「ササクレ・メモリアル」待望のスピンオフ!イケメン鉄オタ・三田の学生編♪

【収録作品】
・ササクレ・クロニクル
・ササクレ・スパイラル(前編)
・ササクレ・スパイラル(後編)
・塾の講師がモサ専で淫乱だった話by三田悠介
・隣人
・大志・finaiiy…!!(描き下ろし)

作品情報

作品名
ササクレ・クロニクル
著者
鹿乃しうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
ササクレ・メモリアル
発売日
ISBN
9784801960046
3.9

(115)

(47)

萌々

(32)

(24)

中立

(9)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
18
得点
444
評価数
115
平均
3.9 / 5
神率
40.9%

レビュー投稿数18

なかなか見掛けないしんどい関係性

ササクレシリーズ新刊出たのでシリーズを読み返しています。久しぶりに読んだら攻め過ぎてる内容。10代ゆえの過ちで済まされない事態。あぁしんど過ぎるよ…。
前作で10年の片思いを成就させた三田の高校時代のお話から始まります。

中学時代通っていた学習塾の先生、矢嶋に子どもだからと振られてからも諦められない三田少年、ストーカーの様に陰からジトーッと見張ってます。3人で下宿先のアパートに帰宅した矢嶋。(この後3Pおっ始めそうな会話してる)ムシャクシャしてポストに葉っぱ山盛り詰め込んでる。

三田からのポストに葉っぱしょっちゅうされてた様子の矢嶋。捌け口としての藤野くんとの関係が出来てからはポストへの葉っぱ1枚に減ってる。執着の度合いが薄まったって事なんか。
「今日は1枚か」とちょっと寂しそうにしてる矢嶋。どんな気持ちやねん。キモいとか腹立つとかないんか。

片思い拗らせてる三田に興味を持った同級生の藤野くん。藤野くんから誘って身体の関係になってどんどん溺れていく2人。だけど、三田は単に性欲解消、藤野くんは三田の事を好きだから切ない。
これだけでも切ないのに地獄が始まるんよ…。
藤野くん弟と同室なんだけどある日藤野くんちで三田とやってるところを弟に見られてしまって、そこから弟から身体を求められる様になってしまうんだよ…。どう接したらいいのかわからなくて受け入れてしまってずるずる関係が続いてしまう。
藤野家、お母さんが夜勤のあるお仕事してて夜に2人きりが頻繁にあるみたいで弟の言いなりな藤野くん。可哀想です。

弟は弟でお兄ちゃんの事を前から恋愛的な意味で好きだったらしく、三田とやってるところを見て爆発してしまったらしい。

弟が同意なく脅迫で迫ったのが悪いけど、誰が悪いって事でもないんよね…。

三田が藤野くんをLOVEではないのに抱いていたのは、藤野くんが誘ったから始まった関係だからある意味仕方がないし、弟は独りよがりだけど好き故にの行動。

誰にも言えずにしんどい気持ちをこころに抱えたまま過ごしていた藤野くんに新たな出会いが!
めっちゃいい子、もう1人の藤野くん。1学年下のバイト先が一緒の藤野大志くん。大志くんが真っ直ぐでいい子で良かった。救われたよ。
光属性の子がいると一気に世界が変わる。
幸せになってよかったよ、ありがとう大志くん。

同時収録がホラー作品で驚き。ホラーの中にもギャグっぽさがあってさすが鹿乃しうこ先生。

描き下ろしは、大志くんの始めてのおはなし。
何気に藤野くんは3人目なので手慣れていてエッチなお兄さんさ出ていて最高でした!

紙本で購入
なんとなく見えてます

0

地雷に注意!(悲恋、ガチ兄弟

①ササクレ
せつないの連鎖がやばい・・・(そしてエッチぃ

フジのんめちゃくちゃ可哀想だよなあ。でもあのくらいの年頃って、好きな人が『おとこむり』ってタイプじゃないだけでも奇跡で、だから、なんでもいいから肌を合わせたい(言い方)的な思い切りが、あるのかな・・・(DKの世界の中心はオレ感が大好き)

そしてキンシンソーカンへ・・・!読者が知らないうちに大変なことになっている_(:3 」∠)_

タイシくんエンドまでの流れが早すぎて、途中戻りながら読みました。こんなに駆け抜ける系なのにこんなに満足度高いって、、作者様の構成力の賜物ですね。天才。

あとがき?の『筆下ろし3人目』はフジのんのビジュアルとのギャップで笑えました(*´◒`*)

三田くんはあとがきまで含めてほんっとにサイテーなやつなんですが、前作も読んでるとなんだか憎めないですよね、、!

②隣人
結構ガチめオカルト!だけどエロとオチがよいです♡

0

三田ってやつは…でも憎めない

ササクレ・メモリアルの三田の過去編でした。
三田を中心にしたお話から、同級生の藤野にメインが移っていく感じでしたね。

藤野って子がまぁ不憫なビッチって感じでしてね。
誰かの身代わりでも構わないし、ゲイだって事に負い目を感じていて嫌われたくないから股を開く…みたいな子で、ここはかなり好き嫌いが分かれそうです。
流石に弟とヤルんはどうなんよ⁉︎って感じでしたが、三田への想いが届かないやるせなさ、そしていい加減断ち切るきっかけにしていたのは切な過ぎて、嫌いになれないキャラでした。

男らしく守ってくれるような相手に巡り会えて良かったです。
それに引き換え、三田くんさぁ…w
こちらも呆れちゃうけど、なんだか嫌いになれんのよなぁ。

3つ目の霊のお話はちょっとよく分からなかったかもです。
キャラとか受け攻めの組み合わせは好きでした。

藤野(奏)と藤野(大志)の初Hの描き下ろしは最高でした。
前戯の段階で攻めがいっちゃうのが良きでした。

0

三田の過去と奏の話

シリーズの新刊が出たのと、レビュー未投稿だったため再読。

そうそう、こんなお話だったわ…と思い出しながら読みました。

三田が矢嶋のことしか考えていなくてひどい奴だけど、奏は片思いだとわかっていたのが、まだそこは許せるとして。

ガチ兄弟モノは苦手なんです(汗)。
年頃の弟が兄のあんな姿を見てしまいおかしくなるのは気の毒だと思うけど、だからと言って兄に手を出す理由にはならんよね、と個人的には思いまして。
兄が拒まないのも。

奏が弟とするのはおかしなことだと罪悪感持つのがまともだと思います。
そこへ誠実な大志が登場してくれてよかった。
奏の救いになって。

奏が店長を見る時、頬を染めたお顔がめっちゃかわいかったのが萌えです。

三田は、ああこうして三田になっていったんだなというのがよくわかっておもしろかったです。

0

初読でだめでも読み返してみて!

レビューを書いた記憶があるのに消されたのか、記憶違いをしているだけなのか。
この度やっと『ササクレ・メモリアル』を読んだので、腹を括ってこちらを読み返してみることにしました。
初読のときに相当こころをやられたのでかなり勇気がいりましたが、読んでみたら案外平気だったと言うより、一言で言うと、萌えました。

【ササクレ・クロニクル】 萌
高校でクラスメイトになった三田と藤野。
イケメンなのにだいぶ変わっている三田と親しくなるうちに藤野は…。
初読時は完全に「しゅみじゃない」でした。
自分に好意を寄せる人間を身代わりにして、流されるままに好きな人の妄想のネタにするべく関係を結ぶ三田の人でなしっぷりが受け付けなくて。
ただ今回、『ー・メモリアル』を読んでから読み返したせいか、三田が藤野を利用して傷つけて何とも思わないほど想い続けた相手がどうしようもない人だったときっちり確認したことで、スッキリできた気がします。
藤野を好きになれていたら、全然違う未来があったかもしれないのに、まあ、人の気持ちというのは簡単に割り切れないものですね。

【ササクレ・スパイラル】(前後編+描き下ろし) 萌2
三田とのことを弟に知られて、関係を強要されてきた奏(藤野)。
夜に家にいたくなくてカラオケ店でバイトを始めたところ、そこには三田の叔父が。さらに1つ下のバイト仲間・大志と親しくなっていって…。
忘れたいのに似た顔が近くにいたら…という切ない演出は軽めです。
大志との距離感が近くなっていくのと同時に、カミングアウトや弟への初めての拒絶をして、「好きな人に体を差し出しても好きになってもらえなかった、可哀想な自分」や「弟に脅されて、申し訳なさで拒めない弱い自分」の殻を破っていくのが素晴らしい!と思えました。
初読だと衝撃ばかりが大きくて、つい奏ばかりに目が行ってしまうけれど、再読で少し立ち位置を後ろに取ってみると、4人それぞれ未熟さが見えてきます。
三田は好きな人に失恋したけど忘れられず、引きずったまま、自分に好意を寄せる友人の体を使って、欲望や妄想を満たすけれど、それがずるいという考えが浮かばない子。
弟は兄の一面が衝撃的すぎて、頭から離れなかったせいで、その捌け口を兄に求めて執着してしまったけれど、そのすべてを兄のせいにするしか出来ない子。
奏は三田の思いを利用して、好きな人に抱かれてみたものの、好きになってもらえなかったどころか、弟にまで負い目を感じる結果にしか出来なかった弱い子。
大志は弟から話を聞いて、全部三田のせいだと思ってしまう短絡的なところがある。
4人、それぞれに未熟で、それこそササクレ立ってました。
たぶん三田は先生にしか興味がないから、何で殴られたのか分かってないだろうな。
だけど描き下ろしを見て、100%先生だった三田の2割も奏が占領できていたことで、胸がスッとした気がしました。
さらに大志との初めての話は萌え倒しました。

【塾の講師が淫乱でモサ専だった話 by 三田悠介】
それでも好きなんだから、仕方ないという話。
こんなダメな大人が初恋相手で、ずっと執着してしまった三田もかわいそうな子ですね。

【隣人】 萌
この話のことを忘れていて、うっかり夜に読んで、お風呂に入れなくなりました…。
夜に読むのはご注意ください。結構恐ろしめな幽霊が出てきます。

長くなってしまいましたが、初読で奏に寄り添いすぎて嫌悪感いっぱいになった方、ぜひ一歩引いて読んでみてください。
違った面が見えてくるはずです。

2

この作品が収納されている本棚

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