片恋の病

katakoi no yamai

片恋の病
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

150

レビュー数
3
得点
45
評価数
12
平均
3.8 / 5
神率
16.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403524332

あらすじ

由は相方の深野に十年以上片想いしていた。
漫才に必要ない恋心など消してしまいたいのに、思いは募るばかりで……?

芸人シリーズ最新作!

表題作片恋の病

深野大基、由の相方でボケ担当、34
鷹司由、中堅お笑いコンビ「表面張力」つっこみ、33

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

片恋をこじらせて

もう何作目になるのかわからない、大阪芸人シリーズの、現代版編の新作です。
シリーズの前作で登場したコンビやキャラがそこかしこにいるのが楽しい。
しかし、シリーズも長くなってくると、BLとしての恋愛パターンに行き詰まりを感じてくるというか、なんというか、
今回のお話は、片恋を隠すことに囚われすぎて迷走するツッコミ担当と、鈍感なんだか天然なんだか何考えているのかわからないボケ担当との、10年以上コンビでやってきて、年齢ももう30代になってしまったからこその、関係に変化をもたらすような一歩が踏み出せないもどかしさを、じっくりたっぷり。
既刊を読んでいればわかる通り、実は周りは同性カップルだらけで、先輩カップルたちには、それとなく応援されているのに、当事者の鷹司はそれに気付かず闇雲に恋心を隠そうとするばかりで、、、
今回は、片恋されている深野の方は、何を考えていたのかが描かれていなくて、っていうか、キャラ的に、実は何も考えていないキャラなのか、この深野に魅力を感じられなくて、ちょっと萌マイナス。

0

お笑い芸人シリーズ

久我有加さんの関西弁芸人BLシリーズ、今回は既シリーズでもちょろちょろ名前は出てきていた結成13年目の中堅コンビ、「表面張力」のお話です。
前作までの登場人物が何人か出てきたりもしますが、筋には絡まないので未読でまったく問題はありません。

カップリングはボケ担当の天然イケメン攻め×やや毒舌なツッコミ担当が受けです。
受けは結成して間もない頃からずっと相方が好き、でもその相方は婚歴もあるノンケで、コンビとしてずっとやっていきたいので口にも態度にも好きな想いを出さずに耐えているというキャラ。
視点キャラも受けなので、ひたすら相方が好きだ、言えなくてつらい、でもコンビとして一生側にいたいという健気な片恋描写が延々と続きます。

受けは健気だし、片想いも切なくて、報われるといいなーと受けの恋を応援しながら読めたのですが、攻めのキャラクターというか、考えていることがまるで分からず、宇宙人を見ているような気持ちでした。あと受けの目を介してしか攻めの性格が語られず、攻めはこんなに変だ、天然だ、でも好き! みたいな感じで、受けの恋心に同調できにくかった。
あと、攻めに結婚歴があるのが個人的には萌えられず、すごく引っかかりました。崖から妻と受けがぶら下がっていたらどちらを助けるか、の話にも、ええっ⁉︎ って思ってしまった。これは萌えるところなのでしょうか…私は引いちゃったんですけど。

でも、くっついてからのエッチにはすごくたぎりました。回数は少ないけれど、一回が濃厚で読み応えがありました。
ただ態度に出やすい受けのこと、今後テレビなどで恋愛感情丸出しな態度をとったりしないかが非常に心配なところです。

1

根っこにあるのは、ひたすら純粋な気持ち

芸人シリーズ最新刊です。今回は現代物。
全国漫才コンテスト、通称「全漫」での優勝を目指す、中堅お笑いコンビ「表面張力」。そのツッコミ担当・由の相当拗らせた片思いの物語です。

二人が出会ってコンビを組んだばかりの頃は、ただ「一緒に漫才をやりたい」というキラキラした純粋な気持ちだったはずが、10年以上の長い片思いを経て、どうしようもなく大きく膨らんだ、自分では制御出来ない「病」のようなものに・・・。
二人で追う「全漫」優勝の夢と共に、平行して拗らせ系の切なく苦しい片思いが書かれています。

感想としては、いや~、重いし切ない!
何でしょうね・・・。もう、純粋な気持ちばかりでは無くなっているのが、ある意味とてもリアリティがあって、なんとも切ない気持ちになるとでも申しましょうか。

中堅としてそこそこ売れてはいるものの、盤石では無く年齢的にも後が無い二人。「全漫」での優勝を目指すものの、真の目的というのは「二人でずっと漫才をやり続ける」事なのです。その手段としての「全漫」優勝なのですね。しかし、長い拗らせた片思いが病のように由を蝕み、今までのような漫才が出来なくなってしまう。
このあたりが相当重くて苦しいです。
どちらかというと、常識人で思い詰めやすいタイプの由に、一般の尺度では測れない、大らかというか大物の深野。深野の大物っぷりに救われる部分もあれば、よりすれ違いを深刻にしてしまう部分もあり・・・といった所でしょうか。

あまりのじれったさに、途中で「もうオマエら、いい加減にしろよ!!」とブチギレたくなりつつも、二人の恋の行方が気になって気になって、一気に読み進めてしまいました。

まぁしかし、由→→→→←深野かと思いきや、深野も相当深刻なんじゃないの・・・?本人が無自覚なのがまた、根深さを感じさせてくれるというか。鈍いにも程があるよー!と言いたい・・・。
とりあえず、結ばれた後の二人はとっても甘いと言う事だけお伝えしておきます。
明るく楽しいお話では無いですが、読み応えがありました!

5

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