神さまが見守ってきた愛らしい少年は、立派な腐男子に育ちました。

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神さまの愛し子は同人作家

kamisama no itoshigo wa doujinsakka

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表題作神さまの愛し子は同人作家

翠(スイ・山の神様)
吾妻 充(ミチル・腐男子)

その他の収録作品

  • 蜜月(描き下ろし)
  • 千歳とミチルたちとの出会い(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:漫画「ミチルと商品撮影」

あらすじ

神さまが見守ってきた愛らしい少年は、立派な腐男子に育ちました!? ケモミミ神さま×腐男子同人作家の日常ラブコメディ☆

作品情報

作品名
神さまの愛し子は同人作家
著者
麻倉カムイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
神さまの愛し子は同人作家
発売日
ISBN
9784040693873
3.8

(31)

(7)

萌々

(15)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
118
評価数
31
平均
3.8 / 5
神率
22.6%

レビュー投稿数4

神さまと人間の恋

神様のスイさまとスイに守られているミチル。
ファンタジーなんだけど現実的な部分もあるお話。
スイさまはすっごいイケメンでモフモフのしっぽ付き。あたしも顔を埋めたい。
そんなスイが守っているのは同人作家のミチル。小さいときからミチルはスイに遊んでもらっていて、ミチルにとっては憧れの存在。神様と人間のしかも男同士という障害だらけの恋ですが、そんな重い話ではなくふたりの恋愛はうまく行きます。
ミチルもかわいいのですが、スイが神様ゆえに高飛車でそれがとっても面白い。
放っておくと「もっと構え!」とか怒り、褒めると「そうであろう」とかセリフがいちいち面白かった。

3

ケモミミでイケメンな神様

コミックフルールの連載を読んでいて発売を楽しみに待っていました。
何故なら、ラブラブシーンがコミックまでお預けだったからです(笑)。

吾妻ミチルと神様であるスイ様には特別な縁があります。先祖代々、スイ様のお山を守ることで、吾妻家の血筋もまた災厄から守られてきたのです。
昔はスイ様のことが視える人も多かったのですが、今はスイ様の姿が視えるのはミチルだけです。ミチルもいずれ結婚して吾妻の子孫を残すことを幼い頃から教えられています。

子供時代のミチルは大きな山犬のようなスイ様も恐れず、とてもかわいらしい子供でした。ですが進学を機に都会へ出た後、腐男子になって帰ってきました。ミチルの両親が海外赴任で家を空けることになり、山を守るために帰ってきたのです。
家にミチルしかいないせいか、スイ様はよく家にやってきてミチルに構って欲しがります。(スイ様の姿はミチルに合わせてか人型、ケモ耳つきのイケメンです。)
ミチルはというと、同人活動に忙しいです。(一応別で仕事もしています。)
子供の頃からスイ様のことは大好きだけど、大人になった今ではその気持ちは恋です。神様と人間では違い過ぎるのでスイ様の事を諦めなければならないと思っています。
スイ様は永い時を生きていますが、ミチルにだけは特別な感情が芽生えているようです。神様なのにミチルの描いた同人本を読み、ミチルに聞かれれば感想も述べます。
スイ様は神使・千歳(チー君・姿は子犬)を連れていますが、彼を人の姿にして留守番をさせてミチルの同人イベントへ同行したりします。気まぐれな神様はミチルにキスしてきたり、同人作品の色気を出すために男同士の指南をしてやってもいいなどと言ったりします。キスされた事は「犬に舐められた」んだとやり過ごしますが、ミチルの心はスイ様でいっぱいになってしまいます。
お互いの気持ちが徐々に育っていき、ミチルが障害を越えて告白しますが、スイ様の言動にハラハラします。

スイ様はミチルが子犬の姿のチー君に構うのが面白くなくて、やきもちをやいたりするところが面白いです。同人イベントへ行く時にはチビスイ様になりますが、ページ余白にイベント時の様子が一コマ漫画になっていて楽しいです。ミチルががっつり同人活動をしているので、漫画家さんが描くイベントの様子を読めるのも楽しいです。三者三様のチビキャラとイケメンキャラに癒されるし、スイ様とミチルの意外に激しいラブシーンも良かったです。
描き下ろしのチー君がミチル達と出会ったときのお話は、少年時代のミチルの純粋さがとてもかわいいです。
カバー裏に白玉と尚臣の二人がいて、クスッと笑いました。

3

受けの描いたBL同人誌を読む神さま攻め

山の神さまを祀る家系の末裔である受けと、その神さま攻めのお話です。

人外ファンタジーBLはありがちですが、異色なのは受けが腐男子であり、BLマンガを描いている同人作家だという設定。日々BL同人誌を読みあさったり、せっせとエロ原稿を描いて印刷所に入稿してはイベントに参加して同人誌を売っています。
受けと同居している神さま攻めは、それを見てツッコミを入れたり、原稿にかまけずもっと自分を構えと拗ねたりしています。小型化してリュックに潜り込んでイベントについて来たりもして、そのシュールさがおかしい。永い時を生きている神さまなので言葉遣いが古く、受けが描いているエロ原稿や同人誌を「春画」って呼んだりするのも楽しかった。

くっつくのがいきなりだったり、受けの仕事がよくわかんなかったり、気になる点もちらほらありましたが、ケモ耳尻尾つけた神さまがエロ同人誌読みながらブツブツ言ってる図が非常に笑えたので評価は萌×2で。
カバー下のおまけマンガに、作者さんの既刊のカプの後ろ姿がちょろっと出てきました。スピンオフとかではないのですが、世界観はつながっている話のようです。

0

最初のページだけでも癒されてしまう

白玉ちゃんにもちらっと登場したことのあるスイ様と言う神様とそのスイ様の祠や山を守るミチル君のお話です。

男同士と言う障害に加え、相手は神様!と言う禁断中の禁断であり、そんなこと考えるだけでもバチが当たりそうなお相手ですね。スイ様は実は赤ちゃんの時のミチルを一目見た時から骨抜きだったと言うのは分かるのですがミチルがスイ様のことを番と言う意味で意識しだしたのはどこなんでしょう?最初の同人イベントのあたりは細かく描かれているのに、スイ様に手ほどきされてからが少し駆け足でした。ミチルの気持ちの盛り上がりをもう少し細やかに描いて欲しかったかもと残念です。

でも、同人イベントに行くときのチビスイ様やめちゃくちゃ可愛いミチルの幼少期などが見られて、それだけで癒されるのでラブとしての萌えではありませんが萌え2つです。

0

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