電子限定かきおろし付
死んだと思われたシャオチェンによる父である元組長の惨殺。復讐と利権と諸々が絡み合った最終で最大の戦いへ!
ここで一気にこれまでの全てが繋がって見えてくる素晴らしさ。姐さん方の存在も痺れる。極道の女たちは格好良い。
出会いの頃はまだ幼さが残る顔つきだった韮沢がすっかり凛々しくなり、加賦と最期まで添い遂げる決意で嬉しい。すごく緊迫してるのに2人の世界は甘々だったりして、そのイチャラブぶりも良い。
長いシリーズだけど止まらなくて一気に読めてしまうし、ハードな極道の世界と究極の愛がヒリヒリしてたまらない。大好きな作品!!
あぁ、これでラストかと思うと勿体無くて少し寝かしてしまいました。
初っ端から面白シーンからだなんて!意表突かれました。ラブラブ新婚さんかよ?!
エプロン姿の韮沢をお膝に抱っこで挿入して朝食の卵焼きの味付けについて話してる。
そのまま食卓でエッチ。韮沢をテーブルに肘をついてもたれ掛からせ味噌汁こぼすなよ?って加賦さん言ってるけど、私は味噌汁こぼさないか心配になったよw
1時間後に嶺石さんが来るってのに2回戦突入。
事後丸わかりのシャワー後の2人でお出迎えするって言うオモロ展開です。
この後シリアス続くからこのラブラブおバカ展開があってとてもよかった。
めちゃくちゃ極道なお話。40年前の因縁。致命傷を負いながらも執念で復讐にやってくる邵堅。
誤解だ!と話そうとしてる梅崎組組長の加賦パパの話も聞かずに残虐な事するしさー。
裏切り、駆け引き、スリリングな展開が続く中、生きるか死ぬかのギリギリな時ってアドレナリン出まくりだから身体も求めちゃうんだろうね。
めちゃくちゃ濃厚なシーンもあった。
事務所内、扉の向こうには手下が沢山いてる状況でまぐわる加賦と韮沢。
もう、きっとバレてるし声も聞こえてるだろ。
姐さん達カッコいいです。覚悟を決めた極道の女!って感じ。
それに比べて男は守るものの為に情けない。
嫁と子供を人質に取られて裏切ったり、その場のみんなの命よりも愛する韮沢を守ろうとしたり。
でも、そんなところが人間臭くていいんだよー!
ヤクザ物の話とか別に好きでも嫌いでもないけど、めちゃくちゃハマって読んでしまいました。
この先も危険な事があるだろうけどその度に燃え上がる2人なんだろなー。
それはいいとしてコウキがとっても気になるからスピンオフいつか描いてくれないかなー?
紙本で購入
残念な事に完全白抜き修正に
とうとう完結!
朝からイチャイチャして蜜月かと思いきやそうはいきません。
やはりあいつは生きていた!
すごい人物ですね。ある意味もう一人の主役かも。
真相がなんだろうが関わった人間皆殺しなんて…。
テンポが早くてあっという間?に追い詰めて、加賦が仇をうって。韮沢だけがそれを見届けて。
壮絶でした。
加賦と韮沢はもう二人で一つというか、離れられない二人というか。強い結びつきですね。韮沢の執着もゾクゾクするし、それをわかってる加賦ももう韮沢を怖がってなくて、ちゃんと言い含めて。
二人の関係に萌えます。
宿敵シャオチェンを倒しにいく2人が興奮しながら、お互いこの道でしか生きていけないと確かめ合うのいい。
分かち合えるのはお互いだけだと。
何より、お互いを絶対に守る、失いたくない、と抑えられない強い気持ちが、このシリーズの最初からずっと描かれているテーマですね。
シャオチェンが悪党の中の悪党でよかった。
姐さん方の度胸もさすがだなと。
息子を守ったのが、ああ母親強し。
ラスト
加賦が自分を庇って、死んだりしたら…
と怖がる韮沢。
それは加賦も同じで。
自分はそんな風に思ってもらえる人間じゃない…と泣く韮沢が悲しい。
でも、加賦から逃げるのは死ぬより怖い…と立ち上がり
怖いけど離れて生きていけない
と、お互い最期まで共にいられるよう──
のハピエンでよかったです。
媚シリーズもとうとうこの巻で最後となりました。
シリーズ通して最も過激なのではないでしょうか?なこの一冊。過激っていうのは、エロの方でなく…。
もちろん、エロもラブもしっかりありますが、かなり全体的にシリアスで暴力的にも過激な要素が多いので、苦手な人は苦手かも…?
でも、加賦と韮沢の愛の集大成がここにある…!!
展開的にはかなり驚きの連続で先の読めない展開となっておりますので、今回はネタバレなしでいこうと思います。
いつもはもう、思いっっきりネタバレをぶち込んで、感想を好きなように1人語りたい質なのですが…今回に関しては無しでいこうと思います…!
ただひとつ言いたいのは、加賦と韮沢の終着点がとても素敵だったということ。
言っても2人ともヤクザなので、これからだって身体からも心からも血が流れていくかもしれないけど、最初の頃(媚の椅子あたり)のどこか駆け引きめいて本心を隠し伺うような2人ではもうなくて、お互いを深く理解して深く愛して、だから今こんな気持ちになれる、みたいな。
私たちパンピーには理解しがたい部分もありますが、何度も命がけで愛を確かめあう2人を傍観者として追い続けられて良かったです。
そして最終巻であるこちらにも、個人的推し・コウキもチラリと登場してるので、同志の方、必読ですよ!!
……う〜ん、今回は語らない、とは言ったけど…
この媚シリーズで最も理解に苦しむキャラクターは、最大の敵キャラである邵堅(シャオチェン)で、彼のしてきた行為はあまりに目に余るので正直好きじゃないです。だけど、この「SMOKE」を読むとなんだろう、
ちょっとだけ、ちょっとだけ切なくなるのです…
痛みも、情も、悲しさとかも、全部持っていたのに、ずっと昔に落としてしまったのかなって。
まあとはいえ、5冊に渡って続いた媚シリーズもこれで最後。
色々な人物が、色々と行動します。
自分のため、大切な人のため、信念のため…
とても読み応えのある、重厚な一冊になっております。
ハードで狂気的で、これ以上ないくらい純粋で健気で一途な韮沢の愛の結末を、ぜひ見届けてみてください。