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疲れたノンケリーマン×風呂屋の健気な地味メガネ
雁須先生作品「うそつきあくま」に続き2作目です。
どちらもめちゃくちゃよかった。
こういう作風大好きで2作とも神です。
絵、表情、描写、セリフ、擬音、ストーリー、キャラ…全部いい。
まず須藤が疲れている描写…家に帰って早く服脱ぎたいとかめっちゃわかる!だし
なんとなく行ったお風呂屋さんのケンちゃんの対応がいい感じで気になっていくとことか
沖縄旅行についていくけど大嵐とか
須藤がケンちゃんにいけると自分に確認するとことか
何気ない会話の流れでケンちゃんの気持ちを決め打ち確認したり当たり前のように告白してちゅーしたり
誤解の意味が実は…だったり
メガネ虚無顔のケンちゃんがおもろいけど、終盤気持ちをちゃんと話す場面があったのがうれしく、ずっと須藤をいいなと思っていたとか、素顔がかわいかったり
須藤に必要なものがわかるくだりもいいし
ケンちゃんが自分は甘くない!と宣言するのがやさしい内容で須藤が喜んだり
ずっと全部おもしろく、そうきたか〜と気持ちよさとそうなるのか〜の大満足感でした。
うそつきあくまでもそうだったけど、脇キャラもいい。
極楽極楽と言ってお風呂で寝ちゃう爺さん、ハルミさん、住吉…みんな味がある。
脇キャラを魅力的に描かれる作家さん大好きです。
あとがきがおもしろい作家さんも大好きです。
日常会話で進みながらさりげに恋愛が進展していく心理描写がお上手な作家さん大好きです。
須藤、ケンちゃんのような一見地味ながらすごくイケメンも大好き。
引きの絵、アングルを変えたコマ割り、効果的な足元のコマも全部好き。
こんな好きな要素が詰まった作家さんに出会えてうれしい。遅い気もするけどw
もっと雁須先生の作品読んでいきます。
雨降りの中仕事から帰って、もそもそご飯食べてお風呂入って、もう寝るだけ〜な布団の中で読んだのですが、この作品を読むために存在していたような日でしたね。須磨子先生への信頼だけで買ってるので、試し読みもせずあらすじすら見てないのですが、冒頭あたり、ベストタイミングの予感に震えた。
そういえばアイスも食べた。
◾︎須崎匡司(31歳,SE)×ケンちゃん(27歳,銭湯店員)
彼女がいた男って始まり方から好きな予感がしました。ノンケ攻めには強く惹かれないのだけれど、女がいたことが如実に描かれる作品は生々しくて好き。
「人間関係は作らない」と言い切っていた序盤と、「ふやけた」後お風呂の常連客と交流する須崎の差!最後ハワイアンキルトに勤しむ"すうちゃん"の表情の差ったら、こっちまでニコニコしちゃう。彼の本質は後者なんだろうな。描き下ろしで、また暗黒面に落ちかけてましたけど笑
レストランの割引券でさらっとデートに誘っちゃうあたり、すうちゃんモテ男なんだろうな。そして本当に仕事も出来るんだろうな。このシーンでも他のシーンでも、すぐ赤くなるケンちゃんが好きです。須崎さんも可愛いっていってるもんね〜
それでいて沖縄でタクシー乗る前にすっと脱いでみたり、日焼け止め事件の「バカじゃないですか…?」とか、女々しさはないところがより好きでした。
萌2〜神
コンディション加点がバッチリ
疲れた時に癒し空間を作って読むのをオススメ
じわりじわりと読み進めるにつれて、萌えてしまう…
雁須磨子先生の絵柄も、萌えしかないです。
疲れたリーマンの須崎が、アパートの風呂が故障した事がきっかけで銭湯に通い始めて。
従業員のケンちゃんと知り合って。ケンちゃんがなかなか、謎めいた感じで、でも自分に好意を持っていることに気が付く須崎。
あ~ケンちゃんが可愛い!須崎を優しく見守って、でも自分の気持ちを押し付けなくて。
須崎が、銭湯に通い始めて癒されて健康的になったり、銭湯仲間が出来たりと、どんどん周りが変わって行くのも楽しいのです。
ケンちゃんと知り合って、沖縄旅行のために退職した須崎ですが、もうそれまで、隈が消えないくらいどろどろに疲れていたのです。
須崎は、大袈裟じゃなくて過労死路線から脱出出来たのだと思います!
ああ、ちゃんとお風呂に浸かろうって感じます。気持ちを解せる相手や、場所、習慣って大事だわ…
2人が、ちゃんと恋人になって良かった!
恋人になってからのケンちゃんの、確固たる須崎の為の(健康で、自分と過ごすこと)お願いするお風呂の場面。
これからも、2人がゆったり過ごすんだろうなと明るい未来を感じて、満足して読了出来ました❤️
雁須磨子さんワールド全開でした。
決して大きな事件があるわけでなく当て馬などが登場するわけでもないのですが、流れる空気というか時間というか…とにかく飽きずに読めたし癒されました。
スーパー銭湯の店員・ケンと客の須崎がお風呂で出会い、恋にのぼせていくお話です。
ノンケの須崎が何故かケンに惹かれていく様子を自然に思わせる流れに脱帽です。
普通なら、何故?どこが?となりそうなところを、当たり前のように思わせるところが素晴らしかったです。
ケンは実はゲイなのですが、自覚したのが遅くて須崎が初体験というのが萌えました。
読んでいる私も、ぬるめの温泉に浸かっているかのように癒されました。
大きなお風呂にゆっくり浸かったり旅行に行きたくなりました。
最初はよく意味がわからなくて、え?え?という感じだったのですが、銭湯でバイトしたすうちゃんの元カノの影響でけんちゃんも意識するようになったんですね。
けんちゃんの気遣いや態度にすうちゃんも興味がわいてけんちゃんのことを知りたくなって。
二人のやりとりがなかなかわかりにくく、すうちゃんと一緒にえ?え?という感じでしたが、けんちゃんのことがわかると納得です。
沖縄でキスもいきなりな感じがして。いや、すうちゃんの中では妄想済みだったのですが。
その後すうちゃんは部屋を整えお肉を買って万全の体制でけんちゃんをお迎え。すうちゃんには男同士の壁はないみたいですね。
けんちゃんが自分は甘くないですよ、無理すると会社を辞めさせますよってのが愛が溢れてて良かったです。