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表題作しあわせにできる(1)

切れ者サラリーマン・久遠寺皇(くおんじみこと)
美人サラリーマン・本田雪彦

その他の収録作品

  • しあわせにできる1
  • しあわせにできる2
  • しあわせな日々
  • あとがき

あらすじ

東京・丸の内―大手商社建材部勤務の本田雪彦は所属の3課を代表する有能社員。
サラリーマンらしからぬ華やかな美貌に色めき立つ女性社員もものともせず、多忙な仕事に走り回る日々。
そんな本田がNY支社から鳴り物入りで本社に配属されてきた久遠寺皇のフォロー役を命じられる。
男らしい容貌に、漂う育ちのよさ、仕事も超がつくほどのやり手。
久遠寺は噂以上の男だったが、とある物件のトラブルで板挟みになった本田は結果的に彼を裏切る選択をしてしまう。
信頼が芽生え始めた矢先の出来事に、久遠寺がとった行動とは…。
早朝出勤、深夜残業、休日出勤は当たり前。
頑張る本田に次々とふりかかる災難、トラブル、強引男!?王道リーマンラブシリーズ第一弾。

作品情報

作品名
しあわせにできる(1)
著者
谷崎泉 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
しあわせにできる
発売日
ISBN
9784576030609
3.3

(34)

(9)

萌々

(10)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
11
得点
106
評価数
34
平均
3.3 / 5
神率
26.5%

レビュー投稿数11

本田が気の毒になるコメディ

谷崎先生の作品をいくつか読みましたが、
このシリーズはコメディなので、笑って気楽に読めました。

丸の内の大手商社建材部3課勤務の本田雪彦
NY支社から本社に配属されてきた「態度が偉い人」の久遠寺皇

久遠寺は、背景謎の金持ち、大学からアメリカで生活。 
仕事に飽きてアメリカ支社で退職希望を出した久遠寺は、有能。
会社が手放したくない「態度が偉い人」。
全然人の意見を耳に入れないし、上司相手に横柄に振舞い、ひるまない。

美貌で真面目、出自を隠す為に目立たず真面目に生きる本田。
傲慢な久遠寺の担当に選ばれ、仕事が出来る本田に惚れこむ久遠寺。
本田は、久遠寺の執着の罠に嵌り、騒動にまきこまれていく。

本田は、久遠寺から受ける酷い仕打ちを赦せなくなり、担当を降りたいと希望。
我儘を押し通す久遠寺は、本田の拒絶を受けて「退職する」と言い出して、
自分が辞めようと思っていた癖に、本田は久遠寺を引き留めようと、要望を飲み退職を慰留させる
・・本田は、頭が悪いわけじゃないけど、久遠寺に弱みを握られ、言いなり。

そして、会社の男子寮で、本田の隣室が空くと、久遠寺が入寮してくる。
本田は、手錠で軟禁されたり、強姦されたり、散々な目に遭いながら、結局久遠寺の言いなり。

本田が哀れすぎて、笑っちゃうコメディ。
伏線が仕込まれて謎が沢山残る1巻目、
12冊も続く連載シリーズなので、少しずつ完結まで読んでみたい。

0

スーツ姿が…

並べてみると7巻まで表紙を1人のキャラが飾ってて(1.2.4.5.7巻のキャラ気になる)ストーリーを回していく人達なんだろうと楽しみにしながら読み始めました。 大手商社建設部の仕事場を中心にこの表紙の本田さんをめぐるお話。 この課の仕事の忙しさというか、特にこの彼がが忙殺される原因を作ってるのが久遠寺という2巻の男性ですが、仕事のすれ違いから本田さんをを強姦しやがった! もとから何を考えてるのか分からない奴でしたが本田さんのこと好きという事でいんだよね? そして途中少しだけ登場する映さん(4巻表紙)。なんだかすごく惹かれるキャラです~。

0

俺様きゃら炸裂

しあわせにできる、1作目。
NYから帰国した久遠寺と建設課で忙しく働く本田のお話しです。

二人とも仕事のできる切れ者ですが、それゆえにぶつかることも多いという王道BLでしょうか。
ただ、久遠寺の俺様キャラは半端ないです。
相手の話を聞かず、自分の思うままに行動するマイペースっぷりがすごい!
(若干強引すぎるやり方に引いてしまいそうな部分もありましたが)

そして、そんな久遠寺に振り回されっぱなしの本田をついつい応援したくなります。
まだ、心を開いていない本田ですが、二人が今後どう発展していくのか楽しみです。

0

読み応えありそう。

長編だから…とちょっと手を出せずにいたこのお話。
えいやっ!と読んでみて…つ、続き読まなきゃ!とどはまり中。

出来るリーマン、オイシイです。
スーツ…萌えぇぇぇ。

リーマン、スーツ、出来る男、大人、カリスマ性、美人受、強気受、絆され、俺様攻、鬼畜攻………好きな方は是非読んでみてください。

今のところ、体の関係はあるものの恋人にはなっていませんが、これからどう展開していくのかすっっごく楽しみです。

これからわたしの毎日は、このお話でいっぱいになるでしょう。

あぁぁぁ、この会社に勤めたい。

1

サブキャラが好ーきー

ああ、またしても長編に手を出してしまった…これでまた、収納方法を見直さねばと汗だくです。
谷崎さんの長編作品『しあわせにできる』一巻です。
この本は03年発行ではありますが、それ以前に同人誌で書かれていたようでちょっと古いのですが、すでに完結しています。
わたしが今まで読んだ谷崎作品はヤクザや警察、特殊職業などが多く、サラリーマンというのは個人的にも好み範囲外なもので、なかなか手を出さずにおりました。
しかし、さすが谷崎さん、出だしから固くて一般小説のようです(笑


受けの本田雪彦は、大手商社建設部在籍のデキるサラリーマン。(多分28歳)
美形で王子様と称される容姿ながらも、中身はブリザード。

攻めはNY支社から転勤してきた、久遠寺皇(みこと…すごい立派な姓名です)。
野生的な容貌と恵まれた体躯の持ち主で、本田の天敵。


海外支社からも噂が伝わってくるような態度のデカイ男って…どんだけサラリーマン向きじゃないのだ?久遠寺。
久遠寺はプロジェクト課、本田は資材課で久遠寺のフォローを任されたため、たびたび納期等で対立しています。
それでも、徐々にお互いがお互いを認め始めていた矢先に事が起こりました。

本田はフェミニストだし、久遠寺に目をつけられていなければ、そのままノーマルだったと思います。
谷崎さんの作品は受けはノーマルパターンが多くわたしには嬉しい限りですが、そのパターンですと良くセットになるのが、『最初は無理矢理』というやつなんですよね。
個人的には、まあ、谷崎さんのこのパターンには慣れているので良いですが、苦手な方はご注意を。
しかも、他の作品と違ってかなり今回は痛いです。
一回目は、愛はわたしには感じられなかったし、この辺りは自分が読んできた谷崎作品とは違うのですが、でもこの作品の方が前出だからなあ。
ただ、こんな目にあっておきながらも強気受けの本田ですから、悲観より怒りが先に来ていて男前です。

脇キャラで本田の昔の知り合いだという社長の徳永も、なにやら気になる存在。
きっとこれから当て馬か何かに変身するに違いない!などと決めつけながら読みました。
そして、本田の部下の各務がワンコ系で可愛い!
久遠寺のような俺様攻めは苦手なので、こっちの各務でも良かったのにいなんて思ってしまいました。
なので各務視点の書き下ろしは、彼の真面目さや純粋さが伝わってきてすごく良かったです。

2

この作品が収納されている本棚

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