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表題作尋牛奇談

天本森
推理小説家兼術師
琴平敏生
天本の助手で精霊の血を引く少年

あらすじ

過去へ――真の自分へ闇を切り裂くネオ・オカルト・ノヴェル!初夏のある日、天本が見つけたひとつの品物。苦難と巡礼の旅がいま、始まろうとしていた……。――初夏の一日、自宅の広い物置で、天本森は悪戦苦闘していた。尤も、闘っていた相手は、妖魔ではない。「読者クイズにするんです、お願いします~」と編集者に泣かれ、高校時代の写真を捜していたのだ。捜せば、龍村が強引に撮った遠足かなにかの写真があるはずだった。だが、「これは……」ぎょっとして、手を止めた。見つかったのは、あまりにも思いがけない品物だった……。

作品情報

作品名
尋牛奇談
著者
椹野道流 
イラスト
あかま日砂紀 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062557320
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

どんどん繋がる

雑誌の読者クイズの問題にするため、昔の森は昔の自分の写真を探していた。
そんなとき偶然みつけた美しい木製の箱。
かつて父親が大切なものをいれるのだと言っていた小箱から出てきたのは、まだ元気だった頃の母の写真と、一枚の絵だった。
その裏にある父親の意図は。
誘導されていると知りながらも、前に進むため絵と写真の謎を追う森と敏生だったが……

前回で司野レギュラー化?とか思っていたら正路まででてきてびっくりでした。
しかしこっちのある意味で進展しないシリーズのなかで、お子様の敏生に精気の吸い取り方(抱く)を教えてしまう結構鬼畜な司野さんです。
いいの?!と読んでいる私が思わず赤面(笑)

久々に龍村先生が仕事している。
そのあたりのことが書き込まれるとぐっと鬼籍通覧ですね。
シリーズの壁越えすぎ!!とつっこみつつ、いや、楽しいからいいんだけど。

森パパは相変わらず暗躍中ですが、今までみたいに振り回されるだけじゃなくて、その思惑を知るために
自らその中に飛び込もうとする彼らはかなりの進歩だなあと思いました。

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