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ハイスペックな彼の矜持と恋

high spec na kare no kyouji to koi

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表題作ハイスペックな彼の矜持と恋

三隅崇
紳一郎と一夜を過ごした超肉食系エリートビジネスマン、35
槙紳一郎
外資系企業の調査員兼分析官で紳士的なタチだったが…?、29

その他の収録作品

  • ハイスペックな彼の矜恃と可愛げ
  • あとがき

あらすじ

三十路を前にタチ専門の己に違和感をいだき始めた槙。
お試し相手のタカシは相性もテクニックも完璧だったが…。

外資系リサーチ&コンサルティングファームの調査員兼分析官の槙は、その界隈では「ハジメテはマキくんで」と言われるほど紳士的なタチ。
しかし三十路を前に、一度誰かに抱かれてみたい、完璧なタチの自分をぶち壊してほしい、という願望が芽生えてしまう。
偶発的に及んだ超肉食系エリートビジネスマン・タカシとのお試し行為は、槙の想像を超える快楽で…。
「男」の自分は死んだ――そう自覚した槙はタカシごと自分の性指向を封印するが…。

作品情報

作品名
ハイスペックな彼の矜持と恋
著者
夕映月子 
イラスト
香咲 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576171913
3.8

(184)

(84)

萌々

(48)

(19)

中立

(3)

趣味じゃない

(30)

レビュー数
18
得点
672
評価数
184
平均
3.8 / 5
神率
45.7%

レビュー投稿数18

すごく大人

格好良い大人たちの、格好良い部分だけではない恋愛。とても読み応えがありました。

これまでプライドを持ってタチをしてきたけれど、ふと自分の中に芽生えた迷いにぐるぐると悩み続けている槙を
出会ってすぐにあっさり組み敷いていくような
三隅の圧倒的な雄みが本当にすごかった…!
ちょっと鼻につくぐらい自信家で、高圧的で。
でも槙にはそのくらい『強いタチ』でなければ
踏ん切りのつかない葛藤があったので
後々考えるとバーでの出会いが運命的にすら映ったのが素敵でした。

でもこれまで「紳士的なタチ」だったはずの槙の思考がわりと女々しくて
"プライドがあるから"というよりは
前に進む勇気が出なくて同じ場所で立ち止まっているように感じてしまったな、と。
三隅がとてもスッキリしている人なので、
余計にそういうところが気になってしまったのかもしれません。

年齢よりもずっとアダルトな空気感漂うふたりに戸惑うところもあったけれど、
最後にはお互い納得な関係に落ち着いて
モヤモヤすることなく読み終えることができました。

0

No Title

元々はタチだったけど抱かれたい願望を持ち、そんな自分を受け入れられない槙が出会ったのはめちゃくちゃ色気があってまさに抱かれたい男の代表格みたいな三隅。彼に抱かれて新しい世界を開くけど今までとはまったく違ってしまった自分の葛藤と、合理的で恋愛関係を求めない三隅に惹かれていき段々辛くなってくる…。体格も大きく仕事も出来て、エスコートもうまい槙が三隅に翻弄されていく様が読み応えあったなぁ。ラスト付近での2人のラブシーンも、槙のオスっぽさを感じられて好きだわ…

0

まさに「尻で抱く」ハイスペックスーパー受け様、大好き…!

や〜…面白かった!
スーパー受け様のスーパーっぷり、格好良さに悶えました。

以下、ネタバレありのレビューとなります。





容姿端麗、高身長、高ステータス高収入…と、「高・高・高」が全て揃った完璧な紳士、槙。
「初めてを任せるなら槙くん」と言われるほどの”完璧なタチ”の彼。

そんな槙ですが、実は評判となっている自分のセックスが「窮屈だ」と感じており、河岸を変えてみよう…と、決死の覚悟で抱いてくれる相手を探しにバーへ行く。
そこで出会った攻めと一晩だけのつもりで関係を持つのですが、なんと数日後職場に自分を抱いた男「タカシ」が現れてー

と続くお話です。

一夜の関係のつもりが思わぬところで再会し、関係を続けるようになるー
という、よくある話の流れなんですが…でも、これがすっごくいい…!!

高い矜持を持つ槙が唯一、体を許し快感を拾っていくようになるその変化と、体を重ねるにつれ心も崇に惹かれるようになり、どうしようと困惑する様子。
そして、そんな槙のことを誰よりも深く理解し尊重しつつ、大切に、でも雄み溢れる欲望を見せつつ抱く崇。

…そんな二人のストーリーに、萌えの矢がぐさぐさと突き刺さりました✨

攻めのピンチ(ピンチでも槙に求められ釣り合う自分でいようと格好良さを貫く攻め様にも萌え)を知的に救うハイスペック受け槙が最高に最強だし、その後のセッッは本当に槙が(お尻で)攻めを抱いてるなと感じましたね。。

喰う受け、喰われる攻め、グッとくるわ(๑•̀ㅂ•́)و✧

また攻め様の、気遣いとしたたかさのバランスが極上なんですよね…

初めて肌を重ねた夜、最後まではしないんですよ。
ただし、「次があるなら(次は最後までするなら)」今日は最後までしない、という言質はとる。

策士な部分と、相手への配慮を見せる二面性(?)にくらっとしちゃいました。

そして。最奥、Sの部分まで突いてくれるセッッも最高。。
槙と一緒になぜか私も目の前が真っ白になりそうだった…笑

攻め受け両者の最高級の格好良さにうっとり、そして身悶えするお話でした✨

0

ハイスペな2人の恋の話(*ˊᵕˋ*)

久しぶりに読み返してます。
この人じゃなきゃ嫌だ、となっていく過程がとても好きでにまにましちゃう。

受け様は、誇りとプライドをもって仕事をしている槙。
一方で、その界隈では"初めてはマキ"と言われているような紳士的なタチ専でもある。
でも、三十路を前に、なんだかタチとしての自分に違和感を抱き、"抱かれてみたい"という気持ちを抱える事に。

そんな時出会ったのが極上の男、攻め様の三隅。
三隅との行為が良すぎてもう会わない、と決めた矢先、職場の先輩として再会。

最初は、ぐるぐる悩んでいる槙がめんどくさいっちゃメンドクサイ(´ε`;)
でも、自身のアイデンティティの問題なんだもの、悩まない訳がない。
自分自身にも、仕事や相手にも真面目なんだねぇ。
で、そんな槙をそりゃもう大きな理解と包容力で受け止める三隅。

いやぁ、ハイスペックな彼らのやり取りがいいです(≧▽≦)

2

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メモ
「ハイスペックな彼の矜持と恋」のSSが、著者ブログにおいてある。

春宵 ――『ハイスペックな彼の矜持と恋』SS
http://yueinfo.blog.fc2.com/blog-entry-98.html
  独占欲が強くて嫉妬深い恋人



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