Renta!限定特典マンガ付き
「先輩が ぜんぶ はじめて。」
「スウィート・リベンジ!」2割
「スウィート・ペイン」 8割
電子で読んだ時は先にリベンジの方が掲載されていました。
表紙の二人があらすじもあるカプで「スウィート・ペイン」です。
【スウィート・ペイン】
掲載順的には、長男のお話であるこちらが先でした。
おそらくこちらから読んだ方が話が繋がりやすいからだと思います。
お話は2割程度で大家族の長男のお話。
クール営業エリート×ドン底営業ツンデレのリーマン同士。
メインではないので「えっ!?くっ付いた…んだよね!?」の終わり方でちょっと物足りなさがありました。
ただ、次の次男のお話に絡んできます。
エロは軽め、抜く程度。
最後のあとがきで挿入ありのエッチなシーンがあります。
【スウィート・リベンジ!】
メインで次男のお話。
明るい先輩×クール後輩で学生同士の二人。
甘えられないしっかり者の次男と、朗らかで明るくて性格が正反対の先輩とひょんなことからお近づきになります。
自分とは違う先輩に惹かれていく受けと、誰にでも優しいことを悩む攻め。
珍しい展開とキャラではなかったですが、特に苦手なシーンもなく…。
可もなく不可もなくな作品でした。
どちらのカプも弟や妹の居る家で致した時は眉間にシワが寄ってしまいましたが、あとがきはちゃんと別の所でラブラブイチャイチャしていました。
父親は借金を残して逃げ母親は他界しているため
兄弟7人で暮らす河野家の長男・隆臣と次男・和臣のそれぞれの恋のお話が収録されていました。
表題作は和臣と学校の先輩・牧瀬のお話。
和臣は自分よりも家族を優先するとても良い子で面倒見もよく家事も卒なくこなしているのだけど、やっぱり色々と胸に抱えるものはあって。
そんな和臣とは対象的な性格の牧瀬との出会いで少しずつ彼の生活は変わり、また牧瀬への気持ちも変わっていく様子はとても眩しかったです。
恋だと気付いてすんなりくっつかないところがまた良くて、少し影のある和臣がとても色っぽかった…!
最後お互いに気持ちを伝えあった後、我慢できずに一気にエッチまで突っ走るその衝動的な感じが高校生らしくて良かったなと思いました。
読みはじめてすぐ、『あれ、表紙と受攻の髪色逆じゃない…?』と思ったんですが、先に【スウィート・リベンジ】、その後に表題作の【スウィート・ペイン】が入っていました!
全体として絵がとっても!美しいです。
リベンジは、河野家長男×同期の楠原くんのお話。仕事バリバリで周囲から高層マンションに住んでるハイスペ男子とおもわれている河野が、実は両親のいない7兄妹の一番上で、家族を支えるために日々を送っていたという設定。
ペインは、河野家次男・高校1年生が、3年の先輩と恋に落ちる話。家族のことで頭がいっぱいだった和臣に、新しい世界を見せてくれる先輩。ただの優男と思いきや、好きになったら意外と嫉妬深くて、和臣に冷たくあたっちゃうところが若くて良い。
どちらのカップルも愛に溢れていて幸せエンドです。知らず知らずに抱えていた責任感や重荷をシェアできる相手が出来た!という感じ。これから育っていく他の兄弟の話も読んでみたいです。
kindle unlimitedにて
仕事の出来るモテリーマンが実は多兄弟でボロ家に住んでる…って設定が良かった「スイート・リベンジ」
巻頭2話目からが表題作の「スイート・ペイン」でその次男のお話でした。この順番は若干戸惑いましたが、次男の憂い顔や今後出てくる楠原の紹介としては「リベンジ」が巻頭で適当でした。
骨っぽい身体つきや髪、目も口元の感じも可愛いんです。リアクションが繊細!
台詞もとても練られていると思いました。根暗も明るい奴も、それぞれに合った言葉のかけかたをされていて、みんな少し救われるところが良かったです。私も根暗なので、明るい人間からのポジティブな言葉だったりその子の変化が見える話が好きなのです。
とにかく次男和臣の根暗感が良い。根暗というあからさまな設定ではないですが。不器用な甘え方が可愛くてもっと見たい…
控えめな性格で恋するところも何だか大和撫子(というと女性だけど…木原音瀬さんの「牛泥棒」みたいな)のような儚さが美人でした。黙って花を育てたり、採った野菜を黙ってお家に届けたりというお互いの静かな行動も素敵でした。ゴーヤ美味しかったかな。
表紙のお花もここから来てるのか!と。園芸同好会の他2人も良いキャラで楽しそうでした。
どちらのお話でも良い気分で無かったのが家の中での性的な行為ですね。他の子の影響が心配だから百歩譲って社内か学校にして…
椿さんの後書きの手書き文字がフォントみたいにスッキリしているのに驚きました。書き下ろしと後書きのイラストも全く手を抜かず全部丁寧なのが尊敬します…
オムニバスで、2カップルのお話が入っています。
1つめはカバーのカップルで、営業成績最下位の楠原が、営業成績トップのクールでモテモテな河野に反発するも、飲み過ぎて介抱がてら河野の家に連れてこられてみれば、何と赤貧の大家族で。。
という出だし。
ギャップ萌えというやつで、長男として家計を支え、ご飯を作る姿にだんだん好感をもつ楠原。会社ではクールな河野も、家では笑ったり怒ったりと素の顔。
しかし、ギャップ萌えにはもう1段あって、ゲイの楠原が、1つの布団で寝ているときに河野を思わず襲ってしまうと、何と体を返されて、突然オス顔になった河野にメロメロにされちゃうのがいいです。
もう1つは、おとなしい次男と、明るい先輩の恋でした。