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表題作僕のミーちゃん

ミーティア・ジェデク,21歳,元軍人
山ノ内森魚,資産家で引きこもり

その他の収録作品

  • 番外編・ちょっとだけえんちょうせん
  • 番外編・指輪を買います
  • 番外編・祝!完食
  • 番外編・We did it!
  • カバー下おまけまんが

あらすじ

僕のお嫁さんは、美人で優しくてブロンドのーー男⁉︎
資産家の引きこもり男子とワケあり外国人青年のウェディングLOVE♡

お見合い相手は、言葉もわからない美貌の外国人男性⁉︎
身長差40センチのアンバランスな恋♡

「誰でもいいから、結婚しよう‼︎」十年間引きこもりの資産家の子息・森魚(もりお)。病床の祖母のためにお見合いを決意ーーけれどそこに現れたのは、長身で美貌の外国人の…男⁉︎驚く森魚だが、その男・ミーティアに自分の孤独な心を優しく癒され、求婚♡ 晴れて一緒に住むことを承諾したミーティアだったが、実は過去に彼の祖国で心に深い傷を負っていて⁉︎

ものすごい美人だけど男だ……!
お見合いで会場に現れた美貌の外国人の正体は⁉︎

作品情報

作品名
僕のミーちゃん
著者
未散ソノオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199607448
4.4

(125)

(79)

萌々

(31)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
16
得点
544
評価数
125
平均
4.4 / 5
神率
63.2%

レビュー投稿数16

言葉は通じ合わなくとも…

絵は好みじゃないんですけど、試し読みで気になって手にとることにしましたが…

あああ……凄い素敵なカップルでしたー!!
出会って間もないのに、しかも言葉も満足に通じないのに、精神的な繋がりの深さに心があったかくなる。

後から後から湧き出る2人の抱えるトラウマエピソードに涙止まりませんでした。モブオもミーティアも家族を悲しい形で失って、彼らの抱える心の傷は簡単には消えることはないけど、でも。

2人が結婚することで、「家族」というものに明るい未来を見出せたんじゃないかなと思いました。

2人の絆と深い愛に魅了された素晴らしいお話でした!

0

傷ついたからこそ、やさしい世界

未散先生の作品はいつも独創性があって、未散先生でしか読めないおもしろさがあるので好きです。

そして、人間の性や弱さ、どうしようもないところへ向ける目がやさしい。

森魚が10年引きこもっていたけど、そんなことは関係なく、ミーティアが悲しむ森魚にやさしく寄り添ってくれる。

引きこもりについてはむしろ、その間、両親を死なせてしまった罪悪感に向き合って、何度も何度も後悔して考えて…自分が生きることは罰ではない、との結論に行き着く。

その考えを自分を責めるミーティアにも伝えてあげて、森魚もミーティアへやさしさを向けることができるのがやさしい世界だなと。

戸張先輩がただの通訳係なだけでなく、彼も心に傷を負っていて、2人の仲を取り持つと同時に3人で癒される場面が、ああ、未散先生やさしいなと思いました。

彼らが傷ついた現実世界はやさしくないんですけどね。そこをシビアに、でも陰鬱にはならずに描いて、ひょうひょうとしながらも前を向いて生きる人物が頼もしいなと、爽やかで元気になれる読後感でした。

1

ほっこりイチャイチャ

番外編の小冊子も買いまくっちゃうほどハマってます。
2メートル近い金髪美人のミーちゃんと
160センチで元引きこもりで、莫大な遺産を相続したモリオ。
そして、彼らを繋いだモリオの親友でトバリが良い味出してる。
とにかく、周りにはいろいろあるし、
3人ともツライ過去があるけれど、
出会ったことにより、現在と未来には幸せしかない。
誰もが彼らを見ると、ほっこり癒される。
それだけで幸せ。
もっと彼らのほっこりイチャイチャが見たい。
トバリにバカップルって言われようが、
ずっとイチャイチャしててほしい。

0

優しい気持ちが溢れる

引きこもりの資産家孫と東欧のワケアリ青年とのお話。過去に心の傷を負ったふたりが手違いから出会い、惹かれあっていく。話は急な展開だが、違和感はない。絵も繊細な感じ。お互いが過去に囚われ苦しんでいたが、モリオはミーちゃんと出会い、社会へのの一歩を踏み出しはじめる。ミーちゃんはモリオにより自分を許せるようになる。性別は関係なく、人と人とが愛しあうことが素敵なことだと思える。読み終わった後、しあわせな、優しい気持ちになる、素敵なお話でした。

2

とにかく読んで

何度でも言うけど、先生の作品は表紙とタイトルで損してる気がするの。こちらも、美人×凡人(だって表紙ジャージなんだもん…)作品かと思うじゃない…未散ソノオ先生だからそれだけでは終わらないだろうと確信持って読みましたが、期待を何倍も上回る面白さでした。苦手な"突然の同居BL"未散先生が描くとパーフェクトに面白い。

謎を大量に与えられて、順番にその種明かしがされていくんですが、その展開が本当にうまい。最後まで絶えず読者を飽きさせず、最終的にはあふれんばかりの萌を与えてくれる。先生に感謝。

戸張先輩も、どうか幸せになって欲しい。

2

なぜ読まない?絶対に読むべき!

最高!
大好きな作品になりました‼︎
お互いに言葉が通じない同士って、初です!
2人を通訳する戸張先輩も優しくて好きでした。

死期が近い祖母を安心せたくて、結婚相談所の戸張に女性を紹介してもらうはずだった森魚。
しかし、そこにきたのは、2m程もある外国人の男性・ミーティア(ミーちゃん)で…、というお話です。

お互いを気に入る森魚とミーちゃんだけど、それはお金目当てでも見た目重視だからでもない。
優しいミーちゃんは、祖母を亡くして深く傷つく森魚の側に居たいという。
森魚はミーちゃんの優しさをちゃんと分かっていて、たとえ言葉が通じなくても気持ちが通じ合っているのだと思いました。
森魚もミーちゃんを大事にしていて、お互いに惹かれ合うことに無理がなかったと思います。

自分のせいで姉を失ったと思っているミーちゃんと、自分のわがままで両親を亡くしたと思っている森魚…そして、ミーちゃんと姉を守れなかったと思っている戸張…
誰も悪くないです。
誰のせいでもない。
その事を森魚が気付かせてくれました。
頼りなく見えるけど、森魚はとても強い男だと思います。
同情や依存ではなく、2人は支え合って生きて行って欲しい。
生きているのは罰ではなく、2人が出会い一緒に生きていくためなのだと思って欲しい。

最後は甘く、描き下ろしまで愛が溢れていてとても良かったです。
もっともっともっと2人を見ていたい、見守っていたい…そう思える温かい作品でした。
またどこかで2人に会えたら嬉しいです。





9

あたたかい二人

ステキな作品でした
言葉が通じてないのに、ちゃんとココロが繋がってるって感じられる‼︎

運命のような出会い
これぞ漫画‼︎BLファンタジーでした

攻めと受けって、分けるのが無粋な気もしますが便宜上

攻めは美しい外見と内面で、人としてとても魅力的な人
そんな人だからこそ、受けの健気なところや純粋なところに惹かれたんだろうなと素直に思えました

なんだろう、男同士としてはBLなんだけど、本当に人を好きになるのに理由はないよねっていう作品でした
ずっと読んでいたい作品
二人の日常を覗きたい

6

神作品

ミーちゃんとモリオ♡このカップリング神です‼︎
何回も読み返してグッと胸が苦しくなる。言葉の壁や身長差を越えて、お互いに想いあってとても大好きな作品です。もっとラブラブが読みたいと思わせるお話です。お互いに深い心の傷を持っていて、それでおおらかな優しい心を持っている2人。その深い傷をお互いに打ち明け合って泣くシーンに涙が出ました。戸張先輩もいい味出してます。2人が何とかエッチ出来た所も何だか読んでいてほっこりしてしまいました。ミーちゃんとモリオこの先もお幸せに‼︎

2

嬉しい奇跡に感動

丸々一冊一つのお話です。
でも短く感じました。読み足りない!もっともっと読みたいよー!

孤独な青年二人が奇跡的に出会いひかれて慈しみ合う。
辛い過去を二人で(先輩も)昇華して前を向いて生きる力を手に入れましたね。

ミーちゃんも森魚も優しくて善良で二人が互いを求めあって愛しあって良かった!

ミーちゃんが森魚を子供だと思ってたんですね。
でも実は森魚が9歳も年上だったなんて!ミーちゃんの包容力すごい!

ないかと思ってたエッチも最後にちゃんとあってキレイな嬉しいエッチでした。

森魚を守ろうとするミーちゃん、ミーちゃんを守ろうとする森魚。
絵柄もキレイでおとぎ話のようでした。

7

これぞ愛

深い悲しみの共鳴が、
国も言葉も違う二人をこんなにも惹き合わせたなんて
涙なくしては読めませんでした。
手違いでお見合い相手が男、更には美形過ぎる外国人って
そんなことある…??という序盤も吹き飛ばしてくれる、
思いやりと愛の嵐!!!
言葉はわからなくても森魚の心情をくみ取ってくれるミーティア、
その優しさに応えようとする森魚。
森魚の先輩・戸張が二人の前でしょっちゅう「俺、邪魔ものだ」って困ってましたが
先輩が通訳してくれなければやっぱりキビシイですって!ww
ソルコフ語……聞いてみたいような、
歌のような響きなら眠ってしまいそうなww

莫大な財産は、人を狂わせてしまいがちですし
親族等の卑しい姿を目の当たりにしなければならないなんて
人間不信になってもおかしくないのに
ミーティアだったからあんなに心をひらけたんだと思うと
じんわり幸せが伝染してくるようでした。
寄り添い合う姿がとても愛おしかった!!

もうこれ以上の悲しみなんてないと打ちのめされても
心から愛する人が側にいてくれたら
相手の悲しみまで抱えて前を向いて生きていけるのですね。
これからは幸せな日々しかないと思いたいようなカップルでした。

未散さんは本当に美形攻めがお好きで揺るがないところも素敵ですww

4

言葉はわからなくても、そこには愛がある

表紙は色合いがシンプルなのに手書きのタイトル部分のピンクが効いていて暖かみがあります。
ジャージなのでお姫様抱っこ感は薄いけど、2人の頬に赤味がさしているのは私的にポイント高いです。

言葉がわからないということはお互いを理解する上で大きな壁だと思うのに、
この2人は何故か心が通い合う様子がじんわりと伝わってくる感じがします。
ミーティアが自分を示して「ミーチャン」とモリオに言うところがかわいいです。
「ビサイヂュー(beside you)」という言葉も心に響きます。
主な人物はミーちゃんとモリオ、モリオの先輩で通訳をしてくれる戸張(ミーちゃんとも知り合い)。
その3人が3人共悲しい過去を持っているけれど、皆で過去を話して聞いて泣いて、
きっとそれが必要な時間だった気がします。
歌のようだとモリオが感じた、ソルコフの言葉を実際に聞いてみたくなります。
出会ったときの椅子から立ち上がったミーちゃんの長身に改めて驚くモリオや、
お互いの年齢を聞いて驚く2人の様子がそっくりなのが面白かったです。
物語のその後の生活がちょっと気になります。
ミーちゃんとモリオの幸せを祈ります。
表題の「僕のミーちゃん」と番外編の「ちょっとだけえんちょうせん」や「指輪を買います」、
電子限定描き下ろしの「結婚しました写真を撮るよ」など、タイトルのつけ方も好きです。
私がくり返し読んでいる好きなお話の一つです。

5

(*´∨`*)ほっこり。。

未散ソノオさんの作品は、基本安心して読めるイメージが私にはあります、、(残虐さや超ネガティブ、バッドエンドなどが無い)

この『僕のミーちゃん』は幸せ&ほっこりBLで、毎日寝る前に読んでいます。。

誰もが求める『安心感』や『包容力』を兼ね備えたミーちゃんは、本当に優しくて。。

まさかツラい過去を背負ってるとは想像していませんでした(*><*)

いや、違うな、、
ツラい過去を乗り越えようとしてたのかも。。

ミーちゃんとモブオ。。
互いに言葉は分からなくても『思いやる』姿にほっこり、、癒されます。。

8

思いやるという事

未散ソノオさんの「すきになっちゃうよ。」のストーリーが好みだったので、とりあえず直ぐに見つかったこの本を購入。
このお話もよかった。
ストーリーにブレがないというか、サクッとすっきりしたところがいい。
絵も、ミーティアが長身長髪の超美人で、森魚が眼鏡のモブ顔って事さえ一貫していれば、全てが問題ないと割り切って読める。って言うか、この位スッキリ記号化されていると、むしろ逆にストーリーに没入しやすい。
「言葉」が通じないからこそ「言葉の力」を大切にしたストーリー。
神で。

4

心でつながること

ほんとに未散ソノオさんの作品の持つ世界観は唯一無二ですねー。
言い方を変えれば、ほんとに変わってる。
英語圏ではない外国人男性と、引きこもり日本人男性のカップリングかぁ…
でも、BLでは珍しいだけで、現実世界では本当にお互い言葉があんまり通じなくてもラブラブっていう人達いますからね〜。事実は小説より奇なり。

本作は、大資産家の祖母の死が迫って、相続人の引きこもり・森魚(もりお)が祖母を安心させようとお見合い結婚を急ぐことから始まります。
しかし、間違えて外国人男性・ミーティアが来てしまう。
普通ここで手違いでした、で終わるところがなぜか「結婚しましょう」と話が進んでいくんですね。
言葉が通じなくても森魚が傷ついて淋しい心を持っていることを感じ取り、寄り添おうとしてくれるミーティア。
通訳を介しての、非常にテンポも遅くもどかしいコミュニケーション。
後でミーティアにも心の傷がある事が明かされますが、この2人の結びつきの不思議は何なのだろう?
初めは同情…のようなものだったのかも。ひとりにしておけない、ような。そのあとは人付き合いに不器用な森魚を可愛らしく感じ始める、というような。
森魚の方の気持ちはある程度わかりますね。いじけた自分に真心で優しく接してくれるミーティア。そりゃあ心は動きます。
ただ、その後もずっとお互いがお互いに誠実で、一度も揺るがずどんどん愛着が深まっていく展開。
その間も言葉はあまり通じずの奇跡のような愛情。

続く「番外編」にて、2人はカラダでもつながりますよ。もうすでに魂でつながった2人ですけどね!

あ、ミーティアは私の大好きな長髪でした。

4

優しさと思いやりのつまった作品。

雑誌で偶然お見かけして、とても先が気になっていたので、書籍化されたのを機に購入したのですが、思っていた以上に優しさのいっぱいつまった作品で、ふんわりと包み込まれるような幸せな気持ちになりました。

肉親を自らのせいで事故死させてしまったと苦しみ引きこもりとなってしまった森魚は、病床の祖母に「お嫁さん」を紹介するためお見合いをすることに。
そこに来たのは長身で美形の外国人男性ミーティア。手違いでお見合いに訪れたミーティアでしたが、実は彼もまた肉親を死に追いやったという思いをもつ身。
そんなミーティアの優しさが、誰の前でも涙を見せないような頑なだった森魚の気持ちを少しずつ解かしていき、お互いを結婚相手として意識することから話は始まります。

長い間、人との付き合いを拒んでいたことや、莫大な資産があることで、親戚による嫌がらせが森魚を苦しめますが、通訳なしでは片言の英語しか通じない状況ながらも、ミーティアの相手を大切に思う気持ちが森魚を守り、強くしていきます。言葉が伝わらない手探りの状態だからこそ、敏感に相手の表情やちょっとした変化を手がかりにして必死に理解しようとする姿にはたまりませんでした。
精神面だけでなく、身体の関係にしても、森魚の気持ちを大切にゆっくりゆっくり進めていくミーティアの優しさには参りました。

普段、ゲスとかクズの歪んだ愛情にばかり萌えを滾らせてしまう私ですが、たまにはミーちゃんみたいな包み込むような優しさに癒されるのもいいなぁ~と思わせる素敵な一冊でした。

12

お互いの魂の琴線に触れたもの同士

全くのノーチェックだったんですが、「僕のミーちゃん」というタイトルからイメージできるラブラブ感や、表紙の長髪イケメン外人がミーちゃんって呼ばれてるとか、地味メガネがイケメンミーちゃんから愛されてるとかなんか萌える♡と思って読んでみました。

北欧にあるソルコフという国の出身の元軍人のミーティアと、市内有数の土地持ち&資産家の子息のモリオ。
モリオが病床の祖母にお嫁さんを見せたくて、結婚紹介所を運営している先輩にすぐ結婚できそうな女性という条件で依頼します。ところが手違いが生じ、当日現れたのは長身の外国人男性・ミーティア。

二人は言葉が通じない。英語でなんとか簡単なやりとりができるだけで、複雑な意思疎通は仲介してくれた友人に通訳してもらわないと出来ない。
おまけに初対面で男性なのにその場で結婚を申し込み、ミーティアもそれを承諾する。
色々ありえないことだらけです。非現実的なお話かもしれません。
だけどモリオの周囲にはモリオが所有する資産目当ての人は大勢いても、十年間引きこもっていて世間知らずだと思う人はいても、彼が傷つきやすい孤独な男だということを見抜いてくれた人は誰もいなかった。それを会ってまもないミーティアがただ一人見抜いて優しく接してくれた。
モリオに至ってはミーティアがどういう育ちで何をしてきた男なのかすら知らない。だけどミーティアの前では何故か泣ける。

そういう自分の魂の欠けていたところにすぽっと相手の魂が埋め込まれて静かに寄り添っている感じというのでしょうか、お互いの魂の琴線に触れたもの同士みたいなものが静かに描かれています。
言葉なんかわからなくたっていい。言葉で理解できるような事は瑣末な事なんだ。言葉がいくら通じたって魂同士が通じなきゃどうしようもないんだ。
ミーちゃんが何度かモリオに「ビサイヂュー」と言います。
beside you・そばにいます。
言葉はわからないけど貴方のそばにいます。
これが一番重要なことなんじゃないかな。
そう思わせてくれる二人でした。

10

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