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『ムーンリット』シリーズ4作目。
もともとファンタジーも人外も好みなので、このシリーズ自体がお気に入りなんですが、中でもこちらのCPが2番目に好き(ベストは『~フォーチュン』CPだけど、場合によっては入れ替わるくらい。どっちも大好きです)。
読む前は『・・・コウモリ?』と一瞬引きそうになりましたが、読み始めたら何も気になりませんでした。なんて可愛いんだ、コウモリ!
ハル(受)は、人間に変身できるコウモリ。天然で素直で大食いで、ちょっとおバカ?でも、まったく嫌味がなくてひたすら可愛い。
香菅(攻)は、実は国を離れて放浪している景都の第二皇子。
能天気そうに見えて、一方では異母兄である第一皇子や故国のことも考えているんですね。
このCPがすごく好きなんです。成り行きで旅の道連れになった2人がだんだんお互いをかけがえのないものと認識して行く様子も引き込まれるし、どこかズレたような会話もほのぼのとして楽しい。
あとがきで作家さんも言われていますが、シリーズ中でもお笑い要素が強いというか、とにかくキャラクターからしていちいちコミカルです。何気ないやり取りがもう笑いを誘うんです。
それが、ただ無邪気に見えていたハルが、自分の一族と景都王族との過去の確執から来るある使命を帯びていて・・・
今までのほのぼの・コミカルはどこ行った!?というくらいいきなり切ないシリアスになってしまいます。
なのに!こんなほのぼのコメディタッチなのに、要所要所で笑わされるのに、しかも何十回となく読み返してるのに!
私はそのたびに(表題作クライマックスで)泣いてしまうんです。目が潤むどころじゃない、落涙ですよ。完全に負けてます。←しかし、これが『泣ける』ストーリーかはかなり疑問ですが。
でもいいの、ものすごく好きだから!
年に一度は襲ってくる『笑えるBL小説が読みたくなる病』が昨年末に訪れまして、Q&Aの『【小説読みたい人寄っといで】小説推進委員会』で「教えてください」とヘルプをお願いしたところピピンさまにご紹介いただいた一冊。
途中で「あ、この本スピンオフだ」と気づきましたが、単独で楽しめました。
何と言っても素晴らしいのは、受け様ハルの可愛らしさなんですよ。
可笑しくて笑っちゃうと言うよりは、もう可愛らしくて笑っちゃうの。
これぞ『尊い』っていう感情なんでしょうねぇ。萌え転げました。
何が可愛いって『無邪気な大食漢』というのが可愛い。
おまけに『人間に変われるコウモリ』なので、コウモリが可愛い。
加えて、何と言っても『色事に不慣れなため、攻め様の香菅にからかわれちゃう』ところが可愛い。
あとね、こう言っちゃあ何ですが『あまり考えていないところ』も可愛いですな。自分には出来ないと思いつつ、断りもせず、かと言ってやり遂げることに固執するわけでもなく、流される様にやっちゃうアホの子の感じがね、いじらし可愛い。
……ここまで書いて気づいたんですが、ハルってかなりテンプレの女性っぽい。
ひょっとして、香菅のハルへの気持ちって、こういうこと?
ああ、これが『攻めと同化して受けを愛でる』っていうやつか!
新年早々、実に良い経験をさせていただきました。
動物変身モノ パート2。
『ハンティング』は、 本体人間 → 狼 だけど
今作は、 本体コウモリ → 人型になれる パターンで
いつでも自由に変身できる便利なタイプ!
前作『ドロップス』で、ちょこっと登場した 香菅とハル の出会いとその後。 (前作未読でも理解可能)
<ムーンリット・ラプソディ>
【景都の第二皇子・香菅×コウモリのハル】
コウモリの人型って吸血鬼っぽい?ってイメージしてたら、ロングの黒髪でとってもキュート♪
こんなカワイイ子に、無邪気に懐かれたら、そりゃタマらんわ^^;
保護欲 くすぐられて、 ほっとけないもん。
コウモリって黒くてジメジメして暗くて不気味な印象w
でも、ハルならカワイイって思えちゃうから不思議(笑)
食い意地がはってて、果物が大好きで。
天真爛漫でウブなお子様。
それをいーことに、攻があれこれダマすんだよw
自分でアレをこするのは、人間界では恥ずかしいこと とか。
カラダ中の赤い斑点(キスマーク)は、感じる部分に出るもので、
毎日 舐めないと 病気になる とか(笑)
なんじゃ そりゃぁ~~?
だけど、ハルはすっかり信じちゃうんだよね^^;
も~ かわいすぎっ!
そして、初Hシーン後のこの文言が、最高☆
この夜、ケダモノだったのは人間の方だった――。
だよね~~っ!! 激しく同意!(笑)
初心者相手にエロすぎっ
ハルがある目的のために、攻の兄に近づくところは、シリアスでちょっと切ないvv
でも、それ以外はコミカルで、すごく おもしろかった!
<ムーンリット・プリティー>は、ハルの冬眠ネタ。
4ヶ月は眠りっぱなしなんだけど、攻があることを思いついて・・・。
そんなにしてまで、H したいか~~!
200匹もの、ハルの一族を面倒見る甲斐性はあるのに、忍耐はないのね(笑)
確かに4ヶ月はキツいけど。 必死だなぁw
<~駆けこみ寺>では、攻にイジメ(?)られたハルが、攻の兄の執務室に逃げ込み・・・。
すっかりお兄ちゃんに餌付けされ懐くハルに ヤキモキする攻。
それは自業自得ってもんでしょ(笑)
「桃っ~~桃~~~っ」と、叫ぶハルが純真で かわいい!
香菅&ハルは、シリーズ中 3番目に好きな獣CP♪
ハル、食べ過ぎに注意してね~
香菅、ウソとHは 程々にね~
さて、次はどんな動物かな? 楽しみ!
気ままに旅をしているように見えても実は苦労人の景都第二王子、香菅はある日人間に変身できる不思議なコウモリ、ハルと出会った。
人の常識とはだいぶズレた所にいるハルの危なっかしさを放っておけず、しばらく一緒に旅をすることになった二人だったが……
シリーズ4冊目は人間に変身するコウモリ(受)と飄々として見えて苦労人の王子(攻)のお話。
人とはだいぶずれてるけど一生懸命で食い意地が張っててちょっとお馬鹿なハルはかわいいです。
キャラクターからは想像がつかないようなかなり重い運命を背負っている彼ですが、これからは香菅と夫婦漫才でも繰り広げながら幸せになればいいと思う。
しかし一族郎党まとめて面倒見てやるから嫁に来いなんて、どんだけ男前なんだ香菅(笑)
そしてハル、嫁ってとこにはつっこまないのね。
相手が人外なだけにこれからも香菅は色々苦労しそうですが、まあそれも惚れた弱みというヤツってことで。仕方ないね
ムーンリットシリーズ第4巻。
世界観とかそれぞれに通じるところはあるけれど、単独でも読めます。
今回のCPは前回登場の香菅とハル。
出会って、旅して、前回の内容があって、その後みたいな流れ。
前回の内容っていってもそんな大したことではないので、この巻で説明されていることだけでも大丈夫。
それまでの作品と時間軸がクロスしてくるのがシリーズで読んでると楽しかったりもしますが。
今回のメイン動物?はコウモリのハル。
人間にも変身できるコウモリの生き残りとしての運命を背負っていたハル。
その目的のための旅の中で出会ったのが香菅。
正確には、ハルが偶然を装って近付いたとも言えるんだけども。
それは、決して深い悪だくみとかではなくて、ちょっとごちそうしてもらえないかなーぐらいのかわいいものなんだけども。
最初は口の悪いハルに苛つきもする香菅だが、一緒にいるうちに段々と情がわくようになって。
進路が分かれたところで別々に行動することにしたにも関わらず、戻ってしまったり。
気付いた時には絆されてたって感じで。
もちろん、ハルにはそんなつもりはないんだけども。
でも、正直で素直な一面も持ち合わせているのでかわいらしく見えてきたよう。
ハルがある目的のために香菅とケンカするようなことに陥ってしまうのだけど、その時のハルがなんだかせつなくて…。
自分が罵倒を浴びることよりも、香菅に罵倒させてしまったことを悔やんだりとか。
その後も自分の行いが香菅の地位を危うくしないように一生懸命で。
それほどかしこい子ではないようなのだけれど、それゆえなのかその一生懸命さがすごく伝わるというか。
真っ直ぐな子なんだな、とつくづく感じさせられます。
そして、なんかこの2人のえちシーンも好きだ。
香菅がどこかいじめて楽しんでるふうなのがなんとも。
ハルも減らず口を叩いたりするも、知識が足りなかったり自分じゃどうしようもなかったりでうまく言いくるめられたりするところが好き。
「スリーピング・プリティー」
香菅ったら…(笑)
まあ、確かに4か月冬眠!とか言われたら、困ると思いますが。
ずっとコウモリでいるならともかく、気分?次第でベッドの上で人になったりコウモリになったりするっていうのならもちろん真っ裸でしょうし。
それを目にしてたら…と思わなくはないですが。
それでも無理矢理春にしちゃうあたりが、どんだけ!!!!って思います(笑)
そういや。
前作の「ムーリットドロップス」のCDのキャストが香菅が羽多野くんだったので、ずっと声宛てて読んでたんですが。
是非CDで聞いてみたい!!!!!
プリーズ、CD化。