狐宝 授かりました

kodakara sazukarimashita

狐宝 授かりました
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×26
  • 萌9
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
82
評価数
24
平均
3.5 / 5
神率
25%
著者
小中大豆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥889(税抜)  
ISBN
9784773088779

あらすじ

憧れの先輩・千寿に抱かれた和喜は、体調不良に襲われる。その原因は実は妖狐である千寿の子供を妊娠したせいだと告げられて!?

表題作狐宝 授かりました

千寿要、和喜と同じ文学部でサークルの先輩
一ノ瀬和喜、天涯孤独の大学一年生、19

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

マタニティBL&パパママ奮闘記

電子で半額になっていたので、小中さんのモフモフものかな?とあらすじも見ずに購入。
「狐宝」は、妖狐の宝玉みたいなもんか?と思ってたら、「こだから」と読むのね……そんで妊娠出産ものだったのね……。

妊娠出産モノはさほど好きではないけど、地雷でもないのでとりあえず読んでみたところ、なかなか楽しかったです。

人間を、まるで子供を産むための道具としか見ていないような冒頭の攻めの様子には、たまったもんじゃねーな!!的な怒りを覚えたものの、基本ほのぼの〜としてました。

だけどなんか全般的にあっさりしてたというか……。

というのも、大学の先輩・後輩として攻めと受けが出会って、エッチして、妊娠して、マタニティ期を経て、子供が産まれて、祖父に子供達を会わせるという内容。
プラス、妖と人間という種族の違いとか、寿命問題などもある。
普通なら、シリーズものとして最低でも2冊、通常であれば3冊は要する中身だと思うんですよね。

それが一冊に詰まってるので、どうしても広くて浅いというか……。
問題が生じてもサラッと解決してしまうので、次に何か問題が生じたとしてもどうせ都合良く解決しちゃうんだろうなぁと思ってしまうので、ハラハラしない。

そもそも人間の男が妊娠という摩訶不思議な現象も、サラッと流されて……。
(どういう構造になってるんだろ?お腹はでないし、胎児はどこで育ってんのか?と疑問に思ってしまった。)

マタニティ期については、悪阻だの結構リアルに書かれていたり、名付けに悩む姿などが微笑ましかったです。
ただし、「気」を要するために妊娠中でも攻めとのエッチが必要というくだりには、ギャー!!!となった……。
妊婦(妊夫?)だけどセックス必要とかなんかイヤなので……。

後半はすっかりパパママ奮闘記みたいな感じです。
個性豊かなチビ狐達がとにかくめんこい。
ちっともじっとしていないチビ狐ちゃん達とのテンヤワンヤぶりが微笑ましくて、そこが一番良かったです。

0

じっくりほのぼの

出逢いから色んな場面をじっくり読めます。基本ほのぼのですね。

天涯孤独な和喜と大学の先輩千寿。ひょんなことから知り合い千寿に誘われ少しでも近付きたくて和喜は同じサークルに入り、何度目かの飲み会でとうとう酔った千寿を送るチャンスが。そしてはからずも一夜を…。

プレママ・パパから新米ママ・パパへとじっくり書かれています。
男の妊娠・出産の危険や、和喜の死を避けるため共に生きていくための儀式、出産、子育て。

途中までは気持ちのすれ違いから和喜は自分は子供を生む道具扱いで大事にしてくれるのも腹の子供の為だけで気を受けとるキスも虚しく感じてました。それでも千寿を好きな気持ちは変わらないのですが。

そして千寿も和喜を妊娠させてしまい責任を感じて、またいずれ出産したら子供と共に和喜の元を去るつもりだったので好意を告げられず。
この部分が切なかったです。こちらも子供を生む為だけなのかなあと冷たいなあと思ってました。

想いを通じ合わせ本当の夫婦となり幸せに子育てに追われる日々に千寿の祖父から迎えが来て…。

これも無事に認めてもらえて味方になってくれるとのことで、めでたしめでたしでした。

子育て物、ケモ耳シッポ好きなんですが、やっぱり出産が絡むと夫とか妻とか嫁とか本当に夫婦扱いなんですよね。そこがほのぼのほっこりなんですが萌えに繋がらず。
いや、千寿の頼りがいのある夫、父親っぷりも良かったんですよ!でもかなり夫婦という形に焦点が合ってて、なぜかそこが萌えられず。

三つ子はとっても可愛かったです。夜が言葉が遅いのもすぐご飯?を取られちゃうのも。

自分に出産・育児の経験がないので、ここまでじっくり書かれていて、そうなんだ~と思うのと、BL的にはなぁってのと半々でした。

1

傀儡が健気で可愛い


両親を事故で亡くし、育ててくれた祖父母も仲良くこの世を去って天涯孤独な和喜(受け)は、大学進学後、生活費を稼ぐためと大学での勉強の他は楽しみもなく友人もおらず寂しい生活をしていました。そんな時、体調を崩していた和樹は通りがかった千寿(攻め)に親切にされます。
感謝の気持ちが恋になり、見てるだけでもと同じサークルに入るのです。
何度目かの飲み会で、酔った千寿を部屋に送った後、勢いで寝てしまいます。勢いでも嬉しかったのに、後悔している千寿を見るのが辛くて逃げ回るのですが、半月ほどたった頃、悪阻のような症状が出て具合を悪くなります。その様子を見た千寿は自分は妖狐で、和喜は千寿の子を宿していてこのままだと和喜は死ぬと言ってきます。

初めは千寿がどうにも好きになれませんでした。妖狐一族の惣領息子で子供を人間に産ませなければないというのは苦痛だったかもしれないし妖に情緒なんてないのかもしれないけど、女性を子供を産む道具のような言い方は凄く嫌な感じだったし、ヤリチンなのも嫌でした。はじめての行為もすごく傲慢で、拒否らない和喜にイラつきました。断られるこ
とがないと高をくくっているようなこんな奴は、一回ザマアな展開になればいいのにと思ったし、和喜を大切に扱わない(乱暴ではないけど)濡れ場は読むのは苦痛でした。
和喜が身篭ったと知ってからも、和喜の子どもでもあるのに産むまでが仕事だと母親の存在を無視するような態度もすごく嫌でした。
そして大切にされるのは母体だからで自分のことは何とも思われていないとわかっている和喜がかわいそうでなりませんでした。

ただ、一緒に過ごしているうちにちゃんと和喜のことを好きになって、自分が和喜の人生を歪めてしまったことを反省したのはよかったし。出産のための究極の選択には愛を感じました。
その際の和喜の決断にも夢の中での祖母との邂逅にも涙しました。
どちらにとってもどれを選んでも大変な決意になることをちゃんとわかっていてぎりぎりまで考えて二人で結論を出したことには感動しました。
そして、横やりが入っても一族に気を使ったりすることなく、遠慮せず自信をもって宣言した和喜の強さに二人の愛の強さを感じました。
まだ増えるかもしれない子供が最終的に何人になるかとても楽しみです。

イラストはほのぼのした家族の幸せを感じられる絵だったと思います。
ただ、本文と違うイラストがあったのが気になりました。本文で妖狐の姿だとなっているのに人間の姿で尻尾だけ生えていたり、子供たちはまだ狐姿のはずなのに赤ちゃんの姿で書かれていたり、祖父がひ孫たちを抱っこして連れていくほのぼのしたシーンのはずなのに祖父の顔が張りつめているように見えて、これから何か起こるのかと思うような絵があったりして、頭の中で想像しているのと違
うシーンがあったのは残念でした。
そして、身重の和喜の世話をするため、生まれてからは子供たちの世話をするためにたくさんいる千寿の傀儡がわらわら動いている姿はとてもかわいらしく書かれていてとても楽しく読んだのですが、このシーンのイラストが見たかったです。

1

ほのぼの甘いケモ耳ファンタジー

子育てがメインに据えられているBLはそこそこありますが、妊娠がガッツリ書かれている作品は珍しいんじゃ無いでしょうか。
ケモ耳妊娠子育てファンタジーです。
若干のすれ違いがありつつも、全体的にほのぼの可愛い作品でした。


こちら、天涯孤独でバイトで生計を立てている大学生・和喜と、サークルの面倒見のいい先輩・千寿というカップリングです。
以前、千寿に助けてもらってから、彼に憧れていた和喜。酔った彼を送り届けた夜、勢いで寝てしまいます。
その後体調が悪くなる和喜。実は千寿は妖狐の一族の総領息子で、男でも妊娠させる事が出来・・・と言ったお話です。

とにかく、ひたすら真面目に、また健気に生きている和喜。そんな彼が千寿の子を宿した事により、千寿から下にも置かぬ丁重な扱いをされるのが萌え所。
大学の勉強とバイトに明け暮れ、毎日ギリギリの生活を送っていた和喜が、千寿のゴージャスなマンションで豪華なもてなしをされと、シンデレラストーリーとしても楽しめるのです。
また、お腹の赤ちゃんの為に、和喜は千寿から気の補充を受けなければならないのですが、その方法がキスだったりエッチだったりします。
千寿が自分を大切に扱うのは、次期頭領としてお腹の子供が必要だからー。という若干のすれ違いはありますが、基本的にはほのぼの甘い同居生活。また、三つ子が生まれてからは、更にほのぼの和やかムード。妊娠出産ものが苦手な方で無ければ、とても読みやすくて可愛い作品だと思います。

ただですね、全体的にサラリとしていて、もう一味欲しい印象。
何故かと考えてみたのですが、これは問題がアッサリ解決しすぎてるせいじゃないかと思うのです。
すれ違いがあったり、母体が男であるが為の危機があったり、また千寿の身内から横やりを入れられたりとそれなりに問題は起こるのです。しかし、問題が起こる→解決、また問題が起こる→解決と、それ程ヤキモキするまでもなくストーリーが進んでしまうのです。そのせいでアッサリした印象を受けちゃうのでは無いかと・・・。
ただこれはホントに個人の好みの問題で、あまりハラハラする事無く安心して読みたいという方にはとてもいい作品なのではないかと思ったりします。

あと、出産自体は抵抗感の無いサラリとした描写ですが、妊娠に関しては悪阻から始まり結構しっかり書かれています。個人的には、このあたりがあたたかい気持ちにさせてくれて楽しく読めましたが、苦手な方はご注意下さい。

ちょっと引っかかる部分もありましたが、全体的にはほのぼの可愛くて楽しく読めました!

8

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