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どうして先生なの どうして男なの
高校生の要は数学教師の名取が気になり、遠くから彼を見つめて視線の先を辿っているうちに名取がゲイだと気づいてしまう。ゲイ同士という秘密を共有し距離が縮まる2人。
どんどん名取を好きになるけど、でも生徒は対象外だからと釘を刺されてしまう要。それでも切なくても先生を好きなのは変わらなくて。
タイトルそのものの想いは要だけでなく名取も同じで、2人がお互いを想うピュアで真っ直ぐな気持ちがすごく素敵。
要を守るためちゃんと卒業まで待つ名取ちゃんのカッコ良さよ。誠実で可愛くてほっこりする、めちゃめちゃ応援したくなる2人だった。
卒業後にやっとエチできた時には、お母さん泣きながら拍手だったよ〜。
何だか久々に、ピュアな青春ものを読んだ気がしました。
先生と生徒で、先生の教科準備室に毎日顔を出す生徒。学園祭。先生が教頭から釘をさされ、少し距離をおく。
卒業まで待つ。
この流れって、学生青春ものアルアルなんだけど、やっぱりいいですよね。
卒業まで待つって、何でかときめいてしまう。
これだけでも大好物なのに、主人公がサラッとイケメンで、そのイケメンが悶々としている所がまたいい。好きという気持ちばかりにうつつを抜かすのではなくて、勉強もできる子。
萌要素がかなりあって、Hは描き下ろしだけでしたが、久々にピュアな気持ちになりました。
2018年の作品なんですね。少し前だけあって、ゲイであることをひたすら秘密にする感じがこの作品に切なさをプラスしていると思いました。主人公の男子高校生は明るいキャラクターですけど。先生を好きになってしまい、ずっと見つめる内に、先生もある男子を見つめているのを知ってしまう。そこでもう片想いになってるのがまた切なかったです。
が、実は生徒を見つめる先生の視線は、別に恋からきているわけではなかった、と…ここは笑ってしまいました。あと、お化け怖かった…
その後二人はくっつくハピエンなのですが、自分には先生が主人公を意識しているのがいまいち分からなかったので安直に感じられた結末でした。
表紙のイメージで、なんかもっと軽い作品かな?と思っていたのですが、読み終わったときには、なんて素敵なラブストーリー、ってなってました。
先生と生徒。禁じられているが故によくとりあげられる設定。しかしお話運びが丁寧で自然で、あとキャラがすごく良い。
ユルそうな見た目で、チャラっぽい言動なものの、実はとってもピュアでかわいい高校生、白石くん。
いつも数学の名取先生が、ある男子高校生を見つめているのに気付いてしまう。
でもそれは名取り先生のことをいつも見ているからなのです。。
報われない恋のような始まり方なのですが、先生は教師という立場がありつつも本音で接してくれて、だんだんと距離を縮める二人の関係がよかったです。
教師×生徒はちょっと苦手なシチュエーションなんですが、表紙の白石くんに魅かれて購入しました。読み終えた今、一つだけ後悔している事があります。
電子じゃなく紙で買うべきだった。実物を拝みたい。
上記の通り、心が浄化されていくような素敵な作品になっております。白石くんが本当に可愛らしくていい子で…そんな彼の恋を精一杯応援するしかないでしょ!名取さんもしっかり最後まで良き先生でいてくれて、周りの人もみんないい人で、もう何この幸せな世界⁈ 住みたいんですけど⁈
これを機に文川じみ先生の他作品も読みたいです。ファンになりました (^^)