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ユキシロ一家の異界の獣たち

yukishiroikka no ikai no kemono tachi

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表題作ユキシロ一家の異界の獣たち

幸代真生人
ヤクザの下請け業,35
クロミヤ
真生人の舎弟,20,ドーユ・ショク,異世界から飛ばされてきた双子の人外

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ヤクザの下請け業を営むユキシロマキトと舎弟のクロミヤ。
二人は期せずして異世界から飛ばされてきた双子の獣、ドーユとショクの面倒をみることに…。
傍若無人で自由奔放、欲望に忠実なドーユとショクは、 “強いオス"のマキトがすぐにお気に入りとなってさっそく交尾三昧。
密かにマキトに思いを寄せる純情青年クロミヤまでも強引に仲間に引き入れようとする二匹で…。
そんな折、二匹を奪おうとする組織が動きだしていた…。

作品情報

作品名
ユキシロ一家の異界の獣たち
著者
鳥舟あや 
イラスト
逆月酒乱 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
竜を娶らば
発売日
ISBN
9784879190185
2.9

(11)

(3)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
1
得点
27
評価数
11
平均
2.9 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数1

内容があるような無いような・・・。

こちら、「竜を娶らば」の関連作になります。
知らずに購入してしまいましたが、こちらだけでも大丈夫そうと言えば大丈夫そう。

ただ申し訳ないのですが、びっくりする程萌えませんでした。
この作者さんの別の作品ですが、めちゃくちゃ萌えたんですよね。
今回もその萌えを期待したのですが、なんか色々、ことごとく不発。
この後にきっと萌が!!と最後まで読みましたが、読み終えた後はとてつもない疲労感です。

内容ですが、逆異世界トリップものです。
異世界から飛ばされてきた双子の獣・ドーユとショク。
ヤクザの下請け業を営むユキシロと舎弟のクロミヤは、仕事絡みで双子を保護する事となりー・・・といった内容です。

こちら、要はエロエロな4Pものになります。
ユキシロが攻め、ドーユとショクとクロミヤが受け。で、クロミヤに対してはドーユとショクは攻めにも転じます。

まずですね、内容以前の話になりますが、ちょい文章が酷い。
「ところで」とか「話は戻るが」とかを多用してまして、内容が飛びまくりです。この中途半端な状態で、話を戻されたら困るよ(´・ω・`)
あと、同じ文章が重複してたりもする。今、2回繰り返す必要無いよな~みたいな。
他レーベルの作品を読んだ時には、ちゃんと読みやすい文章だったんですよね・・・。
校正、めっちゃ緩い! めっちゃ緩いよ・・・っ!!

そして、内容があるような無いような・・・。
双子がこちらの世界に飛ばされてきた理由が、ちゃんと語られてるのです。
が、読んでも意味が分からない。
運命を利用してとか、作用を解明してとか。
ツラツラ書かれてはいるのですが、何となく小難しい言葉を並べて強引に結論付けてる印象を受けます。私の理解力が足りないだけかもしれませんが、さっぱり分からん!!

あとですね、作者さんの独自の世界観に対する強いこだわりを感じます。
自分の欲望に忠実で、まさに獣の双子しかり、3匹の竜のキャラクターしかり。

結局の所、双子が異世界から現れて、その双子と4Pに突入して、3匹の竜が現れて、最後は「みんなで仲良く愛し合いましょう」てお話なのです。
愛し合う事がいかに尊いか、みたいな事が語られてますが、ベースにあるのがこれなので、なんだかちっとも心に響かない(´・ω・`)


かなり個性の強い、独自の世界観を持つ作家さんでして、当然「自分の書きたいモノ」に対する強い意志が感じられるのです。
ただ往々にして、作者さんの書きたいモノと、読者の読みたいモノと言うのはズレてたりする。これ程アクの強い作家さんなら尚更。
そこの所を上手く調整するのが、編集さんじゃないかと思うのです。
以前読んだ別レーベルの作品は、そこの所がすごく上手くて。
作者さんの独自色をしっかり残しながらも、読者も楽しめる作品に仕上がってました。
こちらのレーベルは、多分そのあたりが下手なんだと思うのです。
作者さんの「書きたいモノ」を優先しすぎるきらいがあると思う。そのへんの匙加減て、難しいのだろうとは理解出来るのですが・・・。
ただですね、文章くらいはちゃんと読みやすいように修正して貰いたいとも思います。(後半はだいぶ読みやすくなってます)

同じ作家さんで、作品によってここまで評価が違う事て、あまり経験が無いのですが・・・。
「竜を娶らば」の世界観がお好きな方は、気に入る作品なのではないかと思います。

あと、最後になっちゃいましたが、相変わらずエログロです。
そのあたりもお気を付け下さい。

8

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