電子特典付き
大人と子供の恋は、面倒で、遠回りで、愛おしい。
個人的に、夏をテーマとした作品といえば思い出すのがこちら、アマミヤ先生の『ブルー!ブルー!ブルー!』です。
どうしても夏のうちにレビューを書いておきたい!と思い、この度読み返しておりました。
この圧倒的な爽やかさと透明感。きらきらと太陽光が乱反射するかのような眩しさ。
そんな空気感を持ったストーリーに、大型犬属性の年下攻め桔平くん、そして誠実で硬派な色気がある大人な本条さんというキャラクターの取り合わせがもう最高です。
秘密を共有したこと、そして成り行きではあるけれど、自身の弱い場所を見せたことにより心が近づいて、そこから徐々に気持ちが変化していって。
桔平くんの、本条さんへの憧れと欲が見え隠れする様子がたまらなく良いです。爽やか大学生感、無害な良い子感出しておいて好いた相手へは結構攻め攻めなのも良い……。
ゆっくりとお互いがお互いを知り信頼度を高めていく様子もとても好ましく、台詞外のちょっとした間や表情、動作などで語られる心理描写に胸が揺さぶられます。
読み終えたあとの余韻まで美しい。
何度でも読み返したい作品のひとつです。
元々無い語彙力がさらに減らされる、心から愛してやまない神作です。
キャラクター二人共がとても魅力的で、惹き込まれる作品です。タイトルにピッタリな爽やかストーリー!BL初心者にもおすすめです!本作ではキスまでしか描かれていませんが、After Storyではその先も( *´艸)それでも、大好きな二人をもっと見届けたいのでいつか可能でしたら続編を同人誌ではなく本誌として丸々一冊出版していただきたいです...!
アマミヤ先生の世界観に魅入られています。温泉旅館を舞台にした大人の自然なラブが素敵すぎる・・片方学生だけど大人の恋って感じがしました。なんだか全てに無理がない。エッチ満載じゃないのに(ただエッチはエッチですごい迫力)この物語全体を包む色気、一つ一つの表情に漂うこの色気、ほんわかなタッチな絵なのにすごい色気!素敵すぎる。本当にありそうな恋って感じがする。二人の距離の縮まりかたも絶妙。先生の漫画のファンになってしまいました。
久しぶりの読み返しです☆★
恋人の誕生日までにプレゼント代を稼ぐため
旅館の住み込みのバイトをすることになった桔平。
そんな桔平と旅館の後継ぎの本条さんのお話です。
序盤で桔平はノンケ確定したので
ここからどうやって恋愛の話になっていくのかわくわくしました。
…と思いきや!!!!!!!!!
桔平の姉が彼女って言ってたので鵜呑みにして読んでたけど
そうか…桔平は彼女だなんて一言も言ってなかったよな…と思いました。
とあるきっかけから桔平は本条さんにゲイばれするのですが
話の流れで本条さんもそっちの経験があることを知る桔平。
そこからも二人の関係に何かがあるわけでもなく、桔平のバイトの日々は続きー…。
なんて言うかすぐくっつく感じじゃなくて
心の変化の描き方が抜群にお上手なんですよね。
ここで桔平はこういうことを想っているんだろうな…と
想像させるのがうまいって言うんですかね?
(偉そうに感じたらすみません)
少しずつゆっくり進んでいく二人の心の変化が
読んでいてすーっと入ってきて好きだなぁと思いました。
桔平に本条の気持ちを動かせることが出来るのか
最後までドキドキしながら読んだのですが
ちゃんとハッピーエンドでよかったです。
桔平の気持ちも救われたし、本条さんの気持ちも救われたし
ほんとに良かったー!!!!!!!!!!!!!
予想以上によかったので神にしました!!
エロはないです。でも色気があります。受様の大人の男の色気がダダ漏れてます。なんとなく、綾〇剛ってイメージだったんですけどw、なぜなら”影裏”という映画で演じていた役にちょっと似ているなって思ったからです。いっつも何かにもたれてタバコすってて、ハハハって笑わない、フフって笑う、美形というわけじゃないけど、なぜか魅力的で決して暗くないけど影のある人。
さらに、この受様、旅館の若旦那なんですけど、中途半端な和洋折衷な制服がたまらんです。常々、ネクタイしてるのに半纏(?)ってエロくない?って思ってたんですけど、私の脳内妄想がここに結実してました。ありがとうございます。
この若旦那に憧れて恋に落ちる大学生のワンコがまたいいんです。低温なんですが、グイグイいく。じっくりグイグイいく。ローテンションにかわされる会話に恋愛特有の微熱が感じられてドキドキします。ワンコ、一回振られるんですけど、諦めない不敵さもいいんですよ。若くて大胆で自分の気持ちに正直でグイグイくる(3回目w)ワンコに徐々に若旦那も陥落していき、、だんだん2人を包む空気が甘くなっていくけど、とろっとろに蕩けきる手前で終わるのが余韻が残っていいなーと思いました。(エロメインの後日譚掌編も最高でしたが…)
受様が学生時代から気持ちを引きずってる憧れの先輩が出てくるんですけど、本当はこの人もゲイなんだろーなーっ(結婚したけど)という匂わせを余白から嗅ぎ取って萌えました。