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自分たちの気持ちと向き合って、それぞれ本当に大切なモノはなにか?という部分の答えをだした最終巻。
ずっと一緒にいたいけれどそのための第一歩を踏み出すことは恐怖でしかなくて、そのせいで何度となくすれ違ってきたふたり。
でも彼らの周りはものすごくあたたかい人たちばかりなので、動き出す決心が鈍っていくのも仕方なかったのかもしれません。
なので、程よく冷たくて程よく敵な存在の仁科がいたからこそ、ふたりは前に進めたところがあったのかもしれないなと感じました。
学祭での出来事でみんなの前でカミングアウトするようなカタチにはなってしまったけれど。
その後のふたりの晴れやかな顔がすべてを物語っていて、心からの笑顔の美しさにすごく満たされました。
そして。ミカりんがすっぴんで駆け付ける場面はいつ読んでも泣けます…。
一見言葉は軽いのですが深刻な方向にばかり考えていたふたりにとって、「友達と友達が付き合うってよくあること」だとサラリと言ってくれたことにどれだけ救われたのだろうか。
こんな風に寄り添ってくれる友達がいるということもまた、彼らの背中を押したのかなと思いました。
少し視点を変えてみれば世界は全然違って見えて、辿り着く答えも過程さえも変わっていくことを彼らに気付かせてもらえたような気がします。
2巻でえぐられまくって大ダメージを受けていたけれど、読み終えてみれば文句なしのハッピーエンドで、読んで良かった…!と心から思える結末でした。
仁科もなんだかんだ憎めないキャラだったので、いつか彼が幸せになるお話が読めたら良いなと密かに願っています。
いや…もう…圧巻でした…。
一巻からすごかったですが、こうして完結すると圧倒されます。
社会人とは違った苦しさ、楽しさ、青さが絶妙に表現されていてBLが好きで本当に良かったと思いました。
本当におげれつたなか先生は漫画が上手い、上手すぎます。
個人的にはやはりハッピーエンドが素晴らしく良かったです。
しかもストーリーだけではなくエロもちゃんとエロい。
お互いの愛を感じる雰囲気が最高です。
全三巻を通して違和感が一つもありませんでした。
これは自信を持って人にオススメできる作品です。
エスケープジャーニーシリーズ全体の感想になります。
私はこの作品を読む前はエスケープジャーニーに対して、人気BLマンガランキングなどで常に上位に入っているな〜という印象を持っておりました。また、おげれつたなか先生については「ヤリチンビッチ部」や「ハッピークソライフ」などを読んだことがあったため大人気作家さんであることも認知しており、私にとっても大好きな作家さんのうちのひとりでした。読了後はこのマンガがなぜここまで人気作になり、発売となって5年以上の月日が経っても人気でい続けているのかの理由が分かりました。
ある日本屋でこの本を3冊手に取り、家で読みました。その日は泣きじゃくってしまい何も手につかなかったです。blを描く上で目を背けずにはいられない問題に対して紳士に向き合い、2人の人間とその愛を描いた作品です。同性をパートナーに選んだ場合、周りからの偏見、子供を授かれないこと、家族の理解など直面する問題はいくつかあります。それとどう向き合い、生きていくのかをこの作品では丁寧に描いていて、自分が今まで抱えていたモヤモヤを上手く言葉にしてくれたような気持ちになりました。
この作品を読んで、より自分が大好きなblに対して理解が深まった、より好きになったという人がたくさんいるのでは無いでしょうか。少なくとも私はそう思っている人々のうちのひとりです。エスケープジャーニーに出会えて良かったです。ありがとうございました。
今更ですが拝読しました。あまり話題になっている作品とは相性が悪いので悩んでいましたが作家さんを同人時代から存じており何度かそちらを読んでいましたので信頼もあって購入しました。
正直1話目で合わないなと思いましたので3巻まで一気に購入していなければ1巻で読むのを止めていたと思いますし2巻まででしたら「しゅみじゃない」評価になっていたと思います。でも3巻の久美家母の言葉には感動しましたし久美家とお友達の女子の温かさが好きだったので「中立」にさせて頂きました。萌を感じることはできなかったので、すみません…。ただ私には合わなかったというだけで、話題の作品なので合う方には面白いと思います。さすがたなか先生、世界観がリアルで素晴らしい。実際世の中まだまだ奇異の目で見る人が多いのだと思いますし、本人たちの葛藤、家族の反応…一つのドキュメントを読んでいるようでした!
何度も描きますが、「中立」ではありますが作品は素敵なものです!